私の決めた道
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10番道路に行くと男の子は野生のポケモンたちと何やら話をしていた
近づくと私たちに気がついたポケモンたちは一目散に逃げていった
「おねーさん!あ、大丈夫だよ、おねーさんは悪い人じゃないよ!」
野生のデルビルやブルーが草むらからひょこっと顔を出す
まだ子供のポケモンみたいだ
……かわいい
「じゃあボクは行ってくるから、留守番宜しくねー」
すると野生のポケモンたちは彼の足に引っ付く
まるで親に仕事に行くなとすがり付く駄々っ子のようだ
「あ、ちょ、離してよー」
『クスッ人気者だねぇ』
「ボクはこの子達にとってお兄ちゃんみたいな存在だからね!って、笑ってないで助けてよ~」
伊「すまないが、君たちのお兄さんをちょっとだけ借りてもいいか?」
するとやはり男の子が行ってしまうのが嫌なのかブーイングをされた
『うーん、あ!じゃあ、お菓子あげる!』
そう言っていくつかポフレを出す
するとポケモンたちはポフレにがっついた
これはおっけーってことかな?
「えー、それってボクより食べ物ってことー?なんかショック~」
『ふふっ、じゃー行きましょうか!…って何してんの亜嵐』
亜嵐を見ると擬人化した子供ポケモンたちに肩車をせがまれていた
180㎝以上ある亜嵐からの眺めは絶景なのだろう(亜嵐からの眺めとは)
『いいなぁー』
亜「いいなぁってお前なぁ、って、いでぇよ、髪引っ張んなって、ちょ、降りろ」
『私も私もー』
「じゃあボクもー」
伊「じゃあ俺も」
亜「ハナは兎も角、何が悲しくて男を
肩車しなきゃなんねぇんだよ
あと伊吹、お前に関しては身長ほぼ同じだからな」
伊「まぁ確かに亜嵐に肩車されると考えると微妙な気持ちになるな」
「うん、ボクもなった」
亜「なんか俺最近とても可哀想」
『亜嵐、肩車、早く(おめめキラキラ)』
亜「……はぁ」
『わーい、うわぁ、やばぁ、すげー!世界が違う!!うわぁ、えー、やばw、わー(圧倒的語彙力の低下)』
「じゃ、そろそろ行こうか」
『うん!よーし亜嵐出発進行!」
亜嵐に肩車されながらしばらく歩く
いやー、地上180㎝ってこんな眺めなんだね!
『そーいえばさー君ってどのポケモンなの?』
「当ててみて!」
『うーん、髪の毛の色からして青っぽくて白いポケモンだよね』
「まあ、そーだね」
亜「ケロマツ」
「ぶっぶー、あんな気持ち悪い蛙と一緒にしないでよー」
『えーケロマツかわいいと思うけどなー、特に目元が!』
「えー、でもボクはもーっと可愛いポケモンだよ!老若男女みんなに人気なんだから!」
伊「ユキオノー」
「…ねぇ、今の聞いてた?」
『ユキオノーも可愛いよね!あの口元!!ひげ生やしたお爺ちゃんみたいで見てるとほっこりする!!』
伊「ほら」
「とにかく!ボクはスッゴく可愛くてみんなボクの姿を見る度に捕まえようとするんだから!」
『えー、ヒント!』
「ヒントぉ?んー、あ!この前、ピカチュウと一緒にレッツゴーした!」
伊「ピカチュウと一緒に…?」
『れ、レッツゴー…?』
亜「なんだそれ」
「まあ、移動しながら考えようよ!シャラシティまで結構あるでしょ?」
『そだね!君…えっと、名前聞いてもいい?君って呼ぶの他人ぽくてやだなぁって思って』
「うーん、じゃあ、おねーさんが付けてみて!」
『え、私?う、うーん、、じゃあ、遥希!遥かな希望で遥希!』
遥「かっこいい!素敵な名前ありがと」
亜「そろそろ着くぞー、ハナ降りろ」
『はーい、ハナちゃん着陸しまーす』
亜嵐に地面に降ろしてもらう
やっぱこの目線が落ち着くねぇ
『よし!明日は朝早いからすぐ食べてすぐお風呂はいってすぐ寝よう!!』
こうして明日の出発に備えて体を休めるのだった
食事中、遥希が大量の料理がハナの胃袋に入っていくのを見てしばらく固まるのはまた違うお話