私、旅に出る!
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『こんなのどうでしょう?』
亜「んー、いまいちグッとこねーな」
『じゃあ、これは?』
亜「ピンとこねぇな」
『じゃあ、これ?』
亜「パッとしねぇな」
『じゃあ、あれは?→女物』
亜「丸焦げにされる準備はいいか?」
『やめれ、お嫁に行けなくなる』
…一体何をしているのかって?
ミアレシティのブティックでショッピングでございます!!(めっちゃカタカナだぁ)
かれこれ小一時間やってるんですけど、どうも亜嵐の気に入るものが無いようです
『グッとこないとかピンとこないとか言われてもわからんわ』
亜「あ?グッとこねーんだよグッと」
伊「説明になってないぞ」
『うーん、「今からタイムセールでーす!!」戦じゃぁぁああああああ』
きた!タイムセール!!
あちこちからたくさん女性が集まってくる
できるだけ節約しなくちゃだから丁度いい!
『よし!伊吹、亜嵐いくよ!!』
亜「まじか、あれに飛び込む気かよ…w」
伊「タイムセールは戦場だ…うかうかしていると体ごと持っていかれる
生半可な気持ちで参戦するものではない」
亜「え、これから飛び込むってのにそんな怖がらせんなよw」
伊「行くぞ」
『ぎゃゃゃゃゃあああああ』
伊 亜「「!?」」
一足先に人だかりに入っていったハナが吹っ飛んできた
『うっ…もう私はダメみたい…レッド、ブルー、私のことは気にせず早く先に…うっ』
伊「ピンクぅぅぅぅぅぅぅうううう」
亜「なにしてんだよw」
伊「レッド、ピンクの仇をとるぞ!」
亜「おうw」
亜嵐side
いや、これは戦とかいうレベルじゃなくね?……
例えるならそう……
大○闘ス○ッシュブラザーズ!!
あ、ちょま、もげる!腕もげる!!
え、まじ、女ってのは日頃からこんなんしてんのかよ…
俺らは背が高い分、目的地の位置がわかりやすい
だけど動けねぇんだよ!!!
伊「…作戦変更だ
ガンガンいこうぜではなく命を大切に、だ!」
亜「お、おう」
伊吹はよく分からないやつだ
クールなやつかと思えば案外ノリがいい
いや、ハナだからなのだろうか
旅の途中二人がじゃれている所をよく見る
…羨ましいと思う自分がいる
それは一匹のポケモンとして
一緒に笑ってくれるトレーナーが欲しかったのかもしれない
俺は
寂しかっただけなのか
『おーい?亜嵐?』
亜「…あ?」
『おお、生きてた』
伊「全く、どうしたんだ?」
亜「すまん、少しボーッとしてた」
『いや、タイムセール終わってから15分ぐらい応答無かったんだけどもw』
亜「まじか」
予想以上に時間がたっていたな…
『大丈夫?』
亜「あぁ、そんで服は?」
『えーっとね、ジャジャーン!!伊吹が命懸けで取ってきてくれました!』
ハナは紙袋から2着の服を取り出した
赤と青のジャケットだった
亜「おお、いいんじゃないか?」
俺がそういうと伊吹はエヘンと胸を張った
『似合ってる!かっこいいじゃん!』
亜「俺が着てるんだから当たり前だ」
伊「ありがとな」
『いえいえ!』
『よし、じゃあ二人とも、ショウヨウシティにレッツゴーだよ!!』
伊亜「「あぁ」」
俺は
居場所を見つけられたみたいだ