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生意気な年下にうっかり惚れられまして。2年目!

目が覚めると、辺りは暗くなっていることに気づく。
ルームライトを付けて、カーテンを締めると、ぼんやりと寝る前に起きた出来事が蘇ってきた。

「はあ……」

椋太は大きなため息をつく。

まだ冷静に慣れてるとは言いがたかったが、さっきよりはマシになっていると自覚しつつ、改めて整理する。

(何が嫌だったんだろう)

仕事でこんがらがった時にやるのと同じように、スマホのメモ帳に箇条書きでアウトプットすることに決める。
薄暗いベッドの上で寝転がってスマホを高速でタップしていった。

【起きたこと】
・小原がうちに泊まった
・寝ぼけて小原の寝てたソファに寝てしまった
・それを澤村に見られた
・見られたけど何も言われなかった

【気になる点】
・何も言われなかったこと
 →自分のことをどうでもいいと思っているように見えた?
 →嫉妬してほしかった?
  ・愛を試していたのか?
   →そうでもないが、無意識はわからない。でもそれは澤村に失礼ではないか

いくつかポイントを打ち、また一つため息をつく。

(こういうのって、今までの恋人に大して思ったことはあまりなかった)

そう考えてみると、疑心暗鬼になって自分を責める行為をした昔の恋人の気持も理解でき、もっとちゃんと話しを聞いてあげればよかった、と今更ながらに後悔する。

「うーん、そう考えると俺、理不尽なことを言ったことになるぞ……?クソだな、俺」

(ただ、どうして何も言わなかったのかは、気になる)

少しだけ怖い。
昔の自分みたいに、思ったよりはそこまで本気で自分のことを好きでいなかったとしたら。

考えるとゾワッとしてくる。
そんな恐怖感と彼女たちは戦っていたのか――。

(どうすればいい?どうすれば解決する?)

ぐるぐると頭を巡らせる。
そうしていると、ぐう、とお腹がなった。

「……とりあえず、もう1段階冷静になったほうが、いいかもしれない」

ひとまず休憩として、寝て起きたばかりだったが腹が減っては戦はできぬということで夕食を取ることにした。
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