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Vol.1 成瀬一草先生

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―ご自身の作品で注目してもらいたいポイントはどんな部分でしょうか?

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(C)竹書房・シュークリーム2017


成瀬先生:先日発売になった新刊の『セックス・アンド・ワールズエンド』では1冊まるごと1つのカプで、自分的にも思い入れがあったせいかキャラがけっこう自由に動いてくれて、がっつりハピエンまで余すところ無く描けたと思っているので、ぜひ読んでいただきたいです!

―小説に比べると漫画の方が1冊の情報量が少なくなるので、その限られた尺の中で恋愛要素やキャラの背景などを表現するのって、なかなか難しいですよね。

成瀬先生:趣味の域とはいえ小説も書いていたので、どちらの苦労も分かるつもりなんですが、漫画が有利な表現、小説のほうが有利な表現があるので、逆に漫画側から見ると、小説はやっぱり1冊の情報量(時間経過など)が圧倒的に多いので、ふろしきを畳むの大変だなあと思いますよ!(笑)

―なるほど!(笑) 成瀬先生にとって、BLというジャンルでの漫画の強みってどのようなところでしょうか?

成瀬先生:BLに限らずですが、漫画の強みはやっぱり例えば「悲しい顔をした」って文字で説明しなくても読者さんに伝わるとか、そういう直感的なところじゃないですかね~。
あとキャラが立ってればそれで成立するところ(これは小説もそうですが)。
あとは、言葉でこれはイケメンな攻めだーって説明しなくても絵だけで伝わるところとか?いやイケメンに描けなかったらダメなので日々精進ですが…(笑)

―BLでは大事なベッドシーンも、漫画と文章では全然表現が違いますよね。

成瀬先生:ですね~~~!Hシーンも、漫画は効果音の威力大きいですね!あれがあるとエロい感じ出しやすいですが、小説家さんは語彙力を試されるところだなあと思います。

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―商業BL作家として活動する上で、どういった点を難しいなと感じますか?

成瀬先生:限られたページ数の中で、描きたい内容の取捨選択をしないといけないことが一番でしょうか~。
エピソードを全部詰め込めばいいというものでもないですし、何を入れるのか担当さんと意見が食い違うこともあったり、自分の判断が絶対正しいと言い切れない場合もあったり、難しいなと思います。
もっと一般的な話なら単純に、先延ばしに出来ない締切が次々迫ってくるのがしんどい点ですかね(笑)

―趣味で自分の好きなように描くのとプロとして描くのとでは、やはり勝手が違う部分も多いですよね。

成瀬先生:ですね~。趣味だと、もう自分の気分の赴くままにずっと恋愛が出てこなくても誰にも咎められないわけですが、やっぱり商業はまず恋愛してもらわないといけませんし。
ただ、個人的には、商業で恋愛重視というのもお題創作みたいな感じで楽しんでます。

―反対に、BL作家になって良かったと感じることは?

成瀬先生:やっぱり、なんといっても沢山の方に作品を読んでもらえることです!

―読者の方に作品を読んで頂いているという実感が湧くのはどんな時ですか?

成瀬先生:定番ですが、お手紙やレビューサイトへ感想いただいたり、twitterなどで直接リアクションいただいたりする時ですね~。

―最後に、読者の方やBLを創作している方へのメッセージなどお願いします。

成瀬先生:いつも作品を読んで下さってありがとうございます。大好きなBLを描いて、さらにそれを読んで楽しんでもらえるなんて本当に幸せなことだなあといつも思ってます。
創作はとにかく描き(書き)続けることが大事だなと思いますのでこれからも頑張ります!

―成瀬一草先生、インタビューありがとうございました!
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