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Vol.4 茶渡ロメ男先生

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茶渡ロメ男先生インタビュー


―商業BL作家としてデビューするまでの経緯やきっかけをお伺いできますか?

茶渡先生:まだ作家と名乗っていいのかな…という感じなのですが、漫画自体は物心ついた時から描いていました。若い頃は同人誌を出したり青年誌などに持ち込みや投稿をしていたのですが鳴かず飛ばずで…。

その後就職したり独立したりしてしばらくは漫画から遠ざかっていましたが、数年前から二次創作で初めてBLを書き始め細々と同人誌を出し続けておりましたところ、イベント会場にて担当さんが声をかけてくださったのが商業BLを描くことになったきっかけです。

―そもそも「BL」というジャンルに初めて触れたきっかけは何だったのでしょうか?

茶渡先生:BLと意識していたわけではないのですがファーストコンタクトは『パタリロ!』ですね…。魔夜峰央先生がすごく好きで愛読してたのですが、当時は特にBL的な面にはピンとは来ていなかったみたいです。

その後は間違えて好きだったミュージシャンのBLの同人誌を買ってしまって、世の中にはこういうものがあるのだなーと知りました。

―BLデビューのきっかけが「普通の本だと思って買った本がBLだった」というパターン、結構多いですよね。

茶渡先生:よく聞きますよね(笑)
私はBLというものの存在は知っていても、自分でBLを描き出したのはとあるゲームにハマってからだったので、描き手としての腐女子歴はかなり浅い方なんです。
特に創作BLという括りでは初心者なので未だに手探りで描いている感じです。

―BL作家になって良かったと感じることは何ですか?

茶渡先生:毎日一日中漫画を描いていても良いということと、私の考えたキャラクターやお話を読者の方に「好き」と言っていただけることです。

―反対に、商業BL作家として活動する上で難しいなと感じることは何ですか?

茶渡先生:お仕事としてのBLのセオリーやタブーをほとんど知らないままこの世界に飛び込んでしまったので、日々是勉強といった感じです…。
その都度表現のさじ加減等、編集さんと相談して調整していただいています。

―ご自身の作品で注目してもらいたいポイントはありますか?

茶渡先生:ポイントってほどではないんですけれど…今の所、商業で発表した4作品は全て同じ世界で繋がっているつもりで描いていて、ちょっとした小ネタを仕込んだり、モブとして他作品のキャラが出てたりするので気づいてもらえたら嬉しいです。

まるで彼らがこの世界に存在していて、身近に思っていただけるように、地名や風景や施設など出来る限り実在しているものに寄せています。
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