―今回は、雑誌「ダリア」(フロンティアワークス)にて現在連載中の『レッドベリルにさよなら』から原稿の過程画像を頂きましたが……ネームと線画の差が！(笑)



アタミ先生：ネームは大体わかればいいかと思ってざざっと描いてしまうので、線画の時にとても苦労します……これってどういうシーンなんだろうと……。

―ご自身で描かれたにもかかわらず……(笑)

アタミ先生：そうなのです、自業自得としか……(笑)



アタミ先生：漫画原稿もカラー原稿も下書きすっ飛ばしてラフから線画を書き起こすので、線画の段階でよく変更したりします……！



―『レッドベリルにさよなら』はメインキャラが吸血鬼という設定ですが、今まであまりファンタジー要素のある作品を描かれている印象はないですよね。

アタミ先生：そうですね、ファンタジー物は今回が初めての執筆となります！

―初のファンタジー作品ということで、こちらのストーリーはどのようにして出来上がっていったのですか？

アタミ先生：元々吸血鬼モノが好きなのですがガッチガチのファンタジーは苦手だということと、日常に潜む非日常が好きなので、人間的な生活をする吸血鬼が苦悩しながら自分の生き方を考えていくお話が描きたいと思い、現在の形のような昭和時代の人間くさい吸血鬼が生まれました！

―今後挑戦したいジャンルのBLなどはありますか？

アタミ先生：できるなら全てのジャンルを網羅したいと思っています！
直近なら何でも屋なキャラで事件を交えたものか、手乗りサイズになってしまう受けちゃんのお話が描きたいなあ、と……(笑)

―ゆくゆくはハードなサスペンスやホラーBLなんかも……！？(笑)

アタミ先生：いいですね！！ ホラーなんかは大好きなのでぜひ描いてみたいです！ 乞うご期待ください！！(笑)

―最後に、読者さんや創作者さんへのメッセージをお願いします。

アタミ先生：己の欲望を吐き散らしている漫画ばかり描いておりますが、いつもご覧頂き誠にありがとうございます。
これからもアタミ性癖一直線♂で描きつつ、皆様に萌えや幸せをお届けできるよう精進して参ります。

そして自分もたくさんたくさん男前受けや萌えたぎるBLを読みたいのでどうか！ その筋の皆様よろしくお願いします！

―みちのくアタミ先生、ありがとうございました！