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Vol.8 綾ちはる先生

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―先生なりの言葉選びのポイントなどはありますか?

綾ちはる先生:出来るだけ平易なものを選んでいます。難しい表現や言葉に引っ掛かかって読むテンポを崩してしまう、ということを避けるためです。

表現力あるいは文章力に優れた作家さんであれば、多少難解な書き方をしても読者さんを引っ張っていってしまえると思うのですが、私はまだまだ未熟でそんな力は持っていないので……。

できるだけ読者さんの邪魔にならないように、というと少し語弊がありますが、物語のみに集中してもらえるように努力しています。

―自分の文章を客観的に見るって、すごく難しいですよね。

綾ちはる先生:それは本当に難しいですよね。客観的に見ているつもりで、全然そうでなかったりしますし。

担当さんに「どういうことですか?」と聞いてもらって初めて「あ、本当だ。すごく分かりにくくなってた!」と気付くことは、本当によくあります。

―第三者に自身の作品を読んで貰う前に、「これは面白くないのかもしれないな」と書くことを諦めてしまう創作者さんも少なくないように思います。

綾ちはる先生:そうですね。それはすごく勿体ないことなので、創作された方はぜひネットにアップするなり身近な人に読んでもらうなりした方がいいと思います。

かくいう私も、友人に褒めてもらわなければ新人賞に応募する勇気なんてありませんでしたし……。

―インターネットで不特定多数の方に読んでもらうことができるという意味では、すごく便利な時代ですよね。

綾ちはる先生:いくらでも自分で発信することができますもんね。自分で一からサイトを作るのは手間だという方も、BaLoonさんのようなサイトで存在をアピールすることも可能ですし!

―小説を書く上での先生なりのこだわりを教えていただけますか?

綾ちはる先生:気分が乗っている時は他にしなければならないことがあっても原稿を優先します。
その代わり、調子が悪い時は気分転換や他の事を優先します。締切が迫っている時は例外ですが……。

無理せずに細く長く創作できればいいなと思っているので、自分の精神になるべく負担を掛けないように心掛けています。

―ひとつの物語を最後まで書き続けるって、それ自体がすごく難しいことですよね。

綾ちはる先生:確かに、物語をひとつ完成させるというのは大変な作業だと思います。
書いている途中で設定や細かい個所を変えたくなったり、そもそも別の話を書きたくなったりしてしまうことは、往々にしてあることですよね。

―モチベーションを保つために心がけていることはありますか?

綾ちはる先生:自分のキャラクターに愛情を持つことです。意地でもこの子を幸せにせねば!という気合で書いています(笑)。

―BL作家になって良かったと感じることは何ですか?

綾ちはる先生:自分の頭の中にしかなかった世界を出版社さんやイラストレーターさんに補強していただだき、読者さんと共有できることです。
これに尽きます。本当に幸せだと思います。

―作家でないと味わえない喜びですよね。

綾ちはる先生:そうですね。なんて贅沢なことなんだろうと思います。
感想を頂いた時に「そう、それが言いたかったんです!」となることが多々あって、言葉にできないほどの喜びを感じます。本当にありがたいです。

―反対に、BL作家として活動する上で難しいなと感じることはありますか?

綾ちはる先生:ツイッターです!!(笑)
私は内弁慶なので、不特定多数の方に発言することにいつもとても躊躇いを感じてしまいます。

なにか呟こうと思っても、自分のなんでもない呟きで皆さんのタイムラインを流してしまうのもなぁ、と考えてしまったり……。
ブログやツイッターなどもっと色々更新したいと思うのに、いつも放置気味になってしまいます。更新する時は常に緊張してしまいます。

―本日は、貴重なお話をありがとうございます!

綾ちはる先生:こちらこそありがとうございます。とても楽しんで答えさせていただきました。
創作の工程に関して話すことは初めてだったので、こんな答えで大丈夫だろうか、という不安はありますが、やはり楽しかったという感情の方が大きいです。

―最後に、読者さんやBL小説を書かれている方へのメッセージをお願いします。

綾ちはる先生:BaLoonさんには、小説を書いている方が多く登録されているとお聞きしました。
BL界の片隅でひっそり生きている私などの話ではありますが、少しでも参考になることがあれば幸いです。

一人でパソコンに向かって創作していると、ついつい「これは面白んだろうか?」と考えて手を止めてしまうことがあると思います。でも、大丈夫です。面白いです!というか、面白いと思ってくれる方が必ずどこかにいてくれます!……と、信じて私は日々己を奮い立たせています。

BLに限らず書籍はなかなか売れにくくなっているようですが、そんな中でも小説を手にされる方々、また文章という媒体を選んで創作をされている方々に、勝手ながら一方的に仲間意識を感じています。
皆さんがいてくださってよかった!本当によかった!一緒に頑張れたら、嬉しいです!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

―綾ちはる先生、インタビューありがとうございました!
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