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Vol.6 吉田ゆうこ先生

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―ありがとうございます!
少しお話が前後してしまうのですが、ご用意頂いたプロットのこの辺りの二人の会話がとても印象的で。文学的と言いますか…。


『1DKえっち』3話プロットより

えっちシーン。(はじめての挿入)
「緊張してる?」
「…うん。佐伯さんは?」
「してるよ。そう見えない?」
「ふふ、見える。やるぞ~って顔してる」
「我ながら恥ずかしいな」
「あは。人間、性欲なんて持つべきじゃないですね」
「でも持ってなきゃ君とできない」
「あ、ほんとだ」

「毎日、きょうが最後でもいいって思って抱かれてたから、だからきょうもうんと、気持ちよくして?」

「本当はずっと前から君のこと知ってたんだ。この街をうろうろしてる君のこと気づいてた。顔が、好みだなって」
「いま、言うな~…」
「はは」


吉田先生:うれしいお言葉ありがとうございます!漫画では使っていないセリフもあるのですが…。
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該当部分のネーム

―漫画家さんでここまでしっかり文字に起こしている方って多くないのかなというイメージだったので、目から鱗でした。

吉田先生:たしかに周囲の漫画家さんとはすこし違うかもしれません。自分ではト書きかな、と思っております…。

―何かキャラクター同士の会話を考える際に気を遣っていることなどありますか?

吉田先生:丁寧な…日本語…でしょうか…。美しい言葉がすきで、けれどわたしが美しいと感じる言葉は、あまり口語っぽくないんです。そこは最近の悩みです…。

―吉田先生の作品のキャラクター達は皆それぞれ透明感があって魅力的なのですが、今のお話を聞いて、それは言葉遣いからきているのかな、と。

吉田先生:うれしいです…ありがとうございます…。日本語はたくさんあるので、なるべくすきな言葉を選んで並べていけたらしあわせですね…。それがキャラクターの魅力に繋がっているのだとしたら、それはとてもうれしいな、と思います。

―最後に、BL創作者さんや読者さんへのメッセージなど頂けますか?

吉田先生:ここまで読んでくださりありがとうございました。
読者さんのみなさま、いつも読んでくださってありがとうございます。目に留めていただけること、とてもしあわせに思っております。
まんがを描いていらっしゃるみなさま、こちらの記事を通して、ほんの少しでもお役に立てたことががあれば、うれしいです。
貴重なお時間を、ありがとうございました!

―吉田ゆうこ先生、インタビューありがとうございました!
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