Vol.6 吉田ゆうこ先生
吉田ゆうこ先生インタビュー
―はじめに、カラーイラスト制作の手順をお伺いできますか?
カラーラフ
吉田先生:こちらはラフです。そのままこちらをトレースして線画を描き起こし、色もラフからスポイトでとって作成するので、前準備といいますか…そのような理由でラフは細かく作業しています。あと、全体の色味のバランスが間違いないか見るためもあります。
レイヤー詳細
吉田先生:人物はお洋服ごとにレイヤーを分けています。背景に関してもそうですが、色がはみ出ないための措置なので、その心配のない部分は基本的に一枚レイヤーです。
ビル群はあとで思いついた要素でしたので、急遽感がありますね…。
完成イラスト (c)新書館
―カラー制作の際に気を付けていることを教えてください。
吉田先生:気をつけていることは、ぱきっとした色はあまり使わないことでしょうか…。使えない、が正しいのですが…。
―色をつけていく際に、「この部分を塗るのが好き」といったような部分などありますか?
吉田先生:肌はすきです。淡いピンクがすきなので…。
目に差し色をいれるのもすきなのですが、上手にできたと思ったことはないんです…今後要練習です…!
―カラーモノクロ問わず、吉田先生の描かれる男の子ってまつげとか瞳がとても綺麗ですよね。
吉田先生:ありがとうございます…!
瞳は黒目がちな感じがすきなので、光は極力抑えています。それで目力をだすには…と、苦悩です…。