―今回は発売前のコミックス『朝とミーチャ 2』の表紙のラフ案をご用意して頂きましたが、そちらについてお伺いできますか？

ビリー先生：こちらは7月22日に発売予定の『朝とミーチャ 2』の表紙のラフ画になります。発売前なので全貌をお見せすることが出来ず…今回は表紙が出来るまでのラフ画のお話をしたいと思います。

(C)フロンティワークス

ビリー先生：2巻の表紙の場合は担当編集さんとデザイナーさんに軽い提案ラフをいただくところから始まりました。その後打ち合わせで「1巻とは真逆の雰囲気にしよう」という方向性に決まりました。
この時点でほぼパターン1で決定していたのですが、一応他にも描いておこうよということでパターン2とパターン3を作りました。パターン3がちょっと投げやりに見えるのはそのせいですが、個人的にはパターン3もちょっと描いてみたかったです。

(C)フロンティワークス

ビリー先生：このラフの状態ですとさすがにアタリ程度にしか使えませんので、今回はラフをアタリにしつつPCでさらに下書き→厚塗りの手順を踏んでいます。

―少々尖った印象のある1巻とは真逆のイメージということで、ラフを練る上でポイントとなった点はありますか？

ビリー先生：1巻の表紙と比較して真逆に作るべきポイントはまず『表情』、『顔の向きと距離』、そして1巻でも目立っている『手』でした。恋人繋ぎは今作品のキーとなるイメージだったので、表紙で再現出来て嬉しいです。

―完成形の表紙を目にするのがとても楽しみです。発売が待ち遠しい…！

ビリー先生：ありがとうございます！発売日に皆様にお披露目出来るのを楽しみにしています。

―貴重なラフ画像やお話をありがとうございました。最後に、BL創作者さんへのメッセージをお願いできますか。

ビリー先生：先程セオリーがあって…というお話を少ししましたが、自分さえ捕われなければ物凄く自由に楽しめる場だと思います。色々悩むことも多いですが、やはり情熱的になれてわくわくするお仕事なので、私ものそのそと兎に角描き続けていこうと思います。

―ビリー先生、インタビューありがとうございました！