▶︎ 森田 田村
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
田村「ひぃちゃん…、」
「保乃ちゃん、」
先輩の結婚式で、元カノと再会した。
記憶よりも更に綺麗で、可愛くなっていた彼女を見て一瞬であの時の気持ちが甦ってしまう。
私は、振られたんだ。
いつまでも未練に縋るな。思いを断ち切れ。
そう思ってもやっぱり好きなものは好きで、彼女から目が離せないまま。
田村「久しぶりやな。」
「…そうやね。2年ぶりとか?」
気まずさから手に持っていたグラスに視線を落としながら会話を続けた。
田村「ひぃちゃん、大人っぽくなったな。」
「保乃ちゃんこそ、あの時よりもさらに綺麗になっとる。」
そう言って保乃ちゃんを見れば恥ずかしそうに笑って、ありがとうと言いながら、綺麗な髪を耳に掛けた。
薬指に指輪は、ない、か。
まだ結婚してないんや、良かった。
田村「由依さん達綺麗やな。」
「そうやね。幸せになって欲しい。」
田村「ほんまやな。」
会場の真ん中で、幸せそうに笑う理佐さんと由依さんを見ていれば、保乃ちゃんに肩が当たってしまって、少し距離を取ろうとした瞬間、私の右手に保乃ちゃんの左手が遠慮気味に重なってきた。
田村「保乃な、怖かってん。」
「…?」
田村「いつか、ひぃちゃんが保乃の傍から居なくなっちゃうんやないかなぁって、気づいたら、毎日そんなことばっか考えてて、こんなこと考え続けちゃうくらいならひぃちゃんから離れたいって、馬鹿なこと考えちゃった。」
「っ…、」
田村「一瞬の気持ちで、ひぃちゃんを振っちゃった。ほんまに後悔してる。なぁ、ひぃちゃん、」
「じゃあさ、結婚しようよ、保乃ちゃん。」
田村「え、?」
「私は、今までもこれからも保乃ちゃんだけが好きだよ。気持ちとしても、形としても、ずっと保乃ちゃんのそばに居たい。」
田村「っ…、」
「だから、結婚しよう。」
気が付いたらそんなことを口にしていた。
考えていたわけでもないのに、心が口を動かしてた。
一筋の涙が保乃ちゃんの頬から零れて、
私の大好きな笑顔が浮かべられた。
田村「ひぃちゃんと、結婚したい、」
「ふふ、しよう。」
別れてからの2年間、その時の保乃ちゃんの事は知らない。もしかしたらあの時より変わっているかもしれない。
それでも、私が保乃ちゃんを好きなことに変わりは無いし、保乃ちゃんもきっとそうだと思う。
私は保乃ちゃんのこれからを知っていきたい。
これからを、一緒に過ごしていきたい。
「好きだよ、保乃ちゃん。」
田村「保乃も、大好きやで。」
そう眩しく笑った彼女は、やっぱりあの時と変わらない、可愛い笑顔をうかべていた。
田村「ひぃーちゃーーん」
「んんーー、」
田村「朝やでー、お仕事遅刻すんでーー。」
「あともうちょっと、」
田村「もーーー、じゃ保乃先行くからな?」
「やだ、一緒行く、起きる。」
田村「ふふ、偉いやん。」
「おはよう、ひぃちゃん。」
「おはよう、保乃ちゃん。」
朝目が覚めて、好きな人がいる。
そんな幸せが今日の私を作っていく。
「今日仕事から帰ってきたら式場一緒に探そうね。」
田村「うん!!」
「ほな、準備して仕事行くで!」
「はーい!!!」
-fin-
「保乃ちゃん、」
先輩の結婚式で、元カノと再会した。
記憶よりも更に綺麗で、可愛くなっていた彼女を見て一瞬であの時の気持ちが甦ってしまう。
私は、振られたんだ。
いつまでも未練に縋るな。思いを断ち切れ。
そう思ってもやっぱり好きなものは好きで、彼女から目が離せないまま。
田村「久しぶりやな。」
「…そうやね。2年ぶりとか?」
気まずさから手に持っていたグラスに視線を落としながら会話を続けた。
田村「ひぃちゃん、大人っぽくなったな。」
「保乃ちゃんこそ、あの時よりもさらに綺麗になっとる。」
そう言って保乃ちゃんを見れば恥ずかしそうに笑って、ありがとうと言いながら、綺麗な髪を耳に掛けた。
薬指に指輪は、ない、か。
まだ結婚してないんや、良かった。
田村「由依さん達綺麗やな。」
「そうやね。幸せになって欲しい。」
田村「ほんまやな。」
会場の真ん中で、幸せそうに笑う理佐さんと由依さんを見ていれば、保乃ちゃんに肩が当たってしまって、少し距離を取ろうとした瞬間、私の右手に保乃ちゃんの左手が遠慮気味に重なってきた。
田村「保乃な、怖かってん。」
「…?」
田村「いつか、ひぃちゃんが保乃の傍から居なくなっちゃうんやないかなぁって、気づいたら、毎日そんなことばっか考えてて、こんなこと考え続けちゃうくらいならひぃちゃんから離れたいって、馬鹿なこと考えちゃった。」
「っ…、」
田村「一瞬の気持ちで、ひぃちゃんを振っちゃった。ほんまに後悔してる。なぁ、ひぃちゃん、」
「じゃあさ、結婚しようよ、保乃ちゃん。」
田村「え、?」
「私は、今までもこれからも保乃ちゃんだけが好きだよ。気持ちとしても、形としても、ずっと保乃ちゃんのそばに居たい。」
田村「っ…、」
「だから、結婚しよう。」
気が付いたらそんなことを口にしていた。
考えていたわけでもないのに、心が口を動かしてた。
一筋の涙が保乃ちゃんの頬から零れて、
私の大好きな笑顔が浮かべられた。
田村「ひぃちゃんと、結婚したい、」
「ふふ、しよう。」
別れてからの2年間、その時の保乃ちゃんの事は知らない。もしかしたらあの時より変わっているかもしれない。
それでも、私が保乃ちゃんを好きなことに変わりは無いし、保乃ちゃんもきっとそうだと思う。
私は保乃ちゃんのこれからを知っていきたい。
これからを、一緒に過ごしていきたい。
「好きだよ、保乃ちゃん。」
田村「保乃も、大好きやで。」
そう眩しく笑った彼女は、やっぱりあの時と変わらない、可愛い笑顔をうかべていた。
田村「ひぃーちゃーーん」
「んんーー、」
田村「朝やでー、お仕事遅刻すんでーー。」
「あともうちょっと、」
田村「もーーー、じゃ保乃先行くからな?」
「やだ、一緒行く、起きる。」
田村「ふふ、偉いやん。」
「おはよう、ひぃちゃん。」
「おはよう、保乃ちゃん。」
朝目が覚めて、好きな人がいる。
そんな幸せが今日の私を作っていく。
「今日仕事から帰ってきたら式場一緒に探そうね。」
田村「うん!!」
「ほな、準備して仕事行くで!」
「はーい!!!」
-fin-