▶︎ 小林 山﨑
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彼女が出来た。
二つ下の後輩で、笑顔が凄く可愛い子。
入学式の日に一目惚れをして、気が付けば着々と物語は進んでいた。
時は経ち、今日で付き合って4ヶ月。
手は繋いだし、ハグもした。
きっと今日、キスをすると思う。
「天ちゃーん。迎え来たよー。」
山﨑「あ!由依先輩!!」
森田「うわ〜、恋人のお迎えとか羨ましい〜」
「ふふ、ひかるは保乃ちゃんが居るでしょ。」
森田「保乃ちゃんはそーゆんやないですもん。」
山﨑「はいはい、あんた達もさっさと進展しなよ。じゃ、また明日ね!」
森田「ん、またあした!」
1年生の棟に3年生がいるのは異質で、各方面から好奇の視線を送られる。正直もう慣れっ子だ。
「今日はどうだった?」
山﨑「今日も楽しかったですよ、あ、でも授業中にゆっかー先生が馬の良さについて話し出して、そしたら30分ずーっと語りっぱなし!」
「えー、何それ、でもこの前初めて馬刺し食べたらしいよ。笑」
山﨑「馬愛好家なのに!!?」
「そう、美味しかった〜って言ってた。笑」
山﨑「ゆっかー先生たまに怖いですよねえ。」
「たまにねー。」
至って普通の会話をしたままいつもの様に帰路に着き、人が少なくなった場所でどちらともなく手を繋ぐ。
天ちゃんの手いつも暖かいな。
山﨑「ねえ、由依先輩。」
「ん?」
山﨑「ちゅー、してもいいですか?」
「っ…、ん、いいよ。」
まさか天ちゃんから言ってくるとは思わなかった。ここは先輩である私が余裕を出して、なんて考えていたけれどこの子と同様私の耳も今頃真っ赤なんだろうな。
少し肩の上がった天ちゃんが近付いてきて、唇が重なった。
「ん…、」
山﨑「あかん…、可愛すぎや、」
たった1回のキスで顔を真っ赤にして、私を強く抱き締めた天ちゃん。あぁ、こーゆうの悪くないな。
「ね、もっかいしよ、」
山﨑「っ…、んっ、由依、せんぱ、い、」
可愛くて、愛しくて、それをぶつけるように啄んで、キスをした。
一瞬蕩けた天ちゃんの表情に私の理性がぶれてしまう。
山﨑「はぁっ…、先輩キス上手い、」
「私がしたいようにしてるだけだよ。」
山﨑「…誰に教わったん?」
そんな心配の目を向けられ、素直に一個上で綺麗好きだった元カノだよ、なんて言える訳もなくて、
「脳内トレーニング。」
山﨑「ふふ、なんやそれ、」
「まあいいや、由依先輩は私のですもんね?」
「そうだよ、天ちゃんだけの由依だよ。」
山﨑「ふふ、ならいいです。」
この子は純粋で、真っ直ぐで穢れを知らない。
どこまでも守っていきたいと思ってしまう。
「好きだよ、天ちゃん。」
山﨑「っ…、私も好きです。」
「ふふ、帰ろっか。」
山﨑「はいっ。」
いつもより少し長めに、一駅分歩いてから分岐点に立った。
バイバイしたくないと思うのも、もっとああすればよかったと後々後悔してしまうのも全部恋心とかいうやつが原因なんだろうな。
いつか来る、進展で、天ちゃんは私に穢される、1つ大人になってしまう。そう思うと、まだ手を出すのは勿体ない気がして、躊躇する。
彼女を愛す時間を1秒も欠かさず大切に持っていきたい。そんな願いを抱きながら今日も手を離して電車に乗り込んだ。
-fin-
二つ下の後輩で、笑顔が凄く可愛い子。
入学式の日に一目惚れをして、気が付けば着々と物語は進んでいた。
時は経ち、今日で付き合って4ヶ月。
手は繋いだし、ハグもした。
きっと今日、キスをすると思う。
「天ちゃーん。迎え来たよー。」
山﨑「あ!由依先輩!!」
森田「うわ〜、恋人のお迎えとか羨ましい〜」
「ふふ、ひかるは保乃ちゃんが居るでしょ。」
森田「保乃ちゃんはそーゆんやないですもん。」
山﨑「はいはい、あんた達もさっさと進展しなよ。じゃ、また明日ね!」
森田「ん、またあした!」
1年生の棟に3年生がいるのは異質で、各方面から好奇の視線を送られる。正直もう慣れっ子だ。
「今日はどうだった?」
山﨑「今日も楽しかったですよ、あ、でも授業中にゆっかー先生が馬の良さについて話し出して、そしたら30分ずーっと語りっぱなし!」
「えー、何それ、でもこの前初めて馬刺し食べたらしいよ。笑」
山﨑「馬愛好家なのに!!?」
「そう、美味しかった〜って言ってた。笑」
山﨑「ゆっかー先生たまに怖いですよねえ。」
「たまにねー。」
至って普通の会話をしたままいつもの様に帰路に着き、人が少なくなった場所でどちらともなく手を繋ぐ。
天ちゃんの手いつも暖かいな。
山﨑「ねえ、由依先輩。」
「ん?」
山﨑「ちゅー、してもいいですか?」
「っ…、ん、いいよ。」
まさか天ちゃんから言ってくるとは思わなかった。ここは先輩である私が余裕を出して、なんて考えていたけれどこの子と同様私の耳も今頃真っ赤なんだろうな。
少し肩の上がった天ちゃんが近付いてきて、唇が重なった。
「ん…、」
山﨑「あかん…、可愛すぎや、」
たった1回のキスで顔を真っ赤にして、私を強く抱き締めた天ちゃん。あぁ、こーゆうの悪くないな。
「ね、もっかいしよ、」
山﨑「っ…、んっ、由依、せんぱ、い、」
可愛くて、愛しくて、それをぶつけるように啄んで、キスをした。
一瞬蕩けた天ちゃんの表情に私の理性がぶれてしまう。
山﨑「はぁっ…、先輩キス上手い、」
「私がしたいようにしてるだけだよ。」
山﨑「…誰に教わったん?」
そんな心配の目を向けられ、素直に一個上で綺麗好きだった元カノだよ、なんて言える訳もなくて、
「脳内トレーニング。」
山﨑「ふふ、なんやそれ、」
「まあいいや、由依先輩は私のですもんね?」
「そうだよ、天ちゃんだけの由依だよ。」
山﨑「ふふ、ならいいです。」
この子は純粋で、真っ直ぐで穢れを知らない。
どこまでも守っていきたいと思ってしまう。
「好きだよ、天ちゃん。」
山﨑「っ…、私も好きです。」
「ふふ、帰ろっか。」
山﨑「はいっ。」
いつもより少し長めに、一駅分歩いてから分岐点に立った。
バイバイしたくないと思うのも、もっとああすればよかったと後々後悔してしまうのも全部恋心とかいうやつが原因なんだろうな。
いつか来る、進展で、天ちゃんは私に穢される、1つ大人になってしまう。そう思うと、まだ手を出すのは勿体ない気がして、躊躇する。
彼女を愛す時間を1秒も欠かさず大切に持っていきたい。そんな願いを抱きながら今日も手を離して電車に乗り込んだ。
-fin-