▶︎ 渡邉 小林
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昔から自分の気持ちを伝えるのが苦手で、それとなく行動やニュアンスで伝えて生きてきた。
そんな私だから、恋人を不安にさせいつも振られてしまう。伝えたくても恥ずかしくて、どんな言葉が正解なのか分からなくて、いつもいつも後悔してばかりだった。
小林「理佐、それ取って。」
「ん?これ?」
小林「ん。ありがと。」
2年付き合ってる由依とも沢山のすれ違いがあった。喧嘩だっていっぱいした。そして大抵の原因が私の伝え不足で由依を不安にさせてしまっていたから。このままじゃいつか由依にも愛想つかされて振られてしまう。
それだけは絶対に嫌だ。
「ゆ、由依、」
小林「ん?なに?」
「あの、さ、」
ソファーで隣同士の私たち、由依はキョトンとした顔で私を見ている。
小林「うん。」
"好き"そう言えばいいだけなのに言葉が喉に詰まって音にならない。しっかりしろ渡邉理佐、由依に振られていいの?いい訳ないじゃん。頑張れ、私。
スマホを握っている由依の手を取り、目を見て、口を開く。
「っ…、す、」
小林「す?」
「……き、」
小林「え?なんて?」
「…だ、だから、その、」
「……、好きです、」
小林「っ…、」
あぁ、やばい、思ってたより恥ずかしい。
全然恥ずかしい。無理。顔見れない。
「ごめん、ちょっと、無理。」
小林「わ、私も、」
「おわっ…、」
あれ、私抱き締められてる?ていうか由依の心臓の音凄い聞こえる、ドキドキ、してる。
小林「急に言われると耐性ないから倒れそうになる。」
「…、ちゃんと言葉にしないと由依に愛想尽かされちゃうかなって、」
小林「…ばか、そんなんで愛想尽かしたりしないよ。理佐の好きは行動からちゃんと伝わってるし。」
「っ…、」
今までの恋人はこんなこと言わなかった。
ちゃんと言葉で示せと、耳にタコができるほど言われてきたのに、そんな事言ってくれたら、私は、
「頑張れなくなっちゃう、」
小林「頑張って伝えてくれたのはすごく嬉しいよ。けどね、いつか理佐が好きって思った時に自然に言ってくれたらそれだけで嬉しいから、無理してくれなくていいんだよ。」
「っ…、好き、今凄く思った。」
小林「…ふふ、私も好きだよ。世界中の誰よりも理佐が好き。」
「ほんとに?」
小林「ん、ほんと。」
抱きしめられているから必然的に由依の顔は私の頭の上にあって、上目遣いをして彼女の顔を見れば優しい表情のまま距離を縮められて唇が重なる。
「ん…、」
小林「久々にしたくなっちゃった。」
「私も、由依に愛されたい、」
小林「っ…、ベッド行こ。」
「ん…、」
由依と居れば素直に想いを伝えて行けそうな気がする。気だけかもしれないけど。
-fin-
そんな私だから、恋人を不安にさせいつも振られてしまう。伝えたくても恥ずかしくて、どんな言葉が正解なのか分からなくて、いつもいつも後悔してばかりだった。
小林「理佐、それ取って。」
「ん?これ?」
小林「ん。ありがと。」
2年付き合ってる由依とも沢山のすれ違いがあった。喧嘩だっていっぱいした。そして大抵の原因が私の伝え不足で由依を不安にさせてしまっていたから。このままじゃいつか由依にも愛想つかされて振られてしまう。
それだけは絶対に嫌だ。
「ゆ、由依、」
小林「ん?なに?」
「あの、さ、」
ソファーで隣同士の私たち、由依はキョトンとした顔で私を見ている。
小林「うん。」
"好き"そう言えばいいだけなのに言葉が喉に詰まって音にならない。しっかりしろ渡邉理佐、由依に振られていいの?いい訳ないじゃん。頑張れ、私。
スマホを握っている由依の手を取り、目を見て、口を開く。
「っ…、す、」
小林「す?」
「……き、」
小林「え?なんて?」
「…だ、だから、その、」
「……、好きです、」
小林「っ…、」
あぁ、やばい、思ってたより恥ずかしい。
全然恥ずかしい。無理。顔見れない。
「ごめん、ちょっと、無理。」
小林「わ、私も、」
「おわっ…、」
あれ、私抱き締められてる?ていうか由依の心臓の音凄い聞こえる、ドキドキ、してる。
小林「急に言われると耐性ないから倒れそうになる。」
「…、ちゃんと言葉にしないと由依に愛想尽かされちゃうかなって、」
小林「…ばか、そんなんで愛想尽かしたりしないよ。理佐の好きは行動からちゃんと伝わってるし。」
「っ…、」
今までの恋人はこんなこと言わなかった。
ちゃんと言葉で示せと、耳にタコができるほど言われてきたのに、そんな事言ってくれたら、私は、
「頑張れなくなっちゃう、」
小林「頑張って伝えてくれたのはすごく嬉しいよ。けどね、いつか理佐が好きって思った時に自然に言ってくれたらそれだけで嬉しいから、無理してくれなくていいんだよ。」
「っ…、好き、今凄く思った。」
小林「…ふふ、私も好きだよ。世界中の誰よりも理佐が好き。」
「ほんとに?」
小林「ん、ほんと。」
抱きしめられているから必然的に由依の顔は私の頭の上にあって、上目遣いをして彼女の顔を見れば優しい表情のまま距離を縮められて唇が重なる。
「ん…、」
小林「久々にしたくなっちゃった。」
「私も、由依に愛されたい、」
小林「っ…、ベッド行こ。」
「ん…、」
由依と居れば素直に想いを伝えて行けそうな気がする。気だけかもしれないけど。
-fin-