▶︎ 森田 田村
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「ねぇ保乃ちゃん。」
田村「ん〜?」
「お腹すいた。」
田村「ふふ、お腹すいたなぁ、ご飯作ろっか。」
「ん、作って。」
田村「ええよ〜、オムライスでええ?」
「うんっ、保乃ちゃんの作るオムライスがいい。」
柔軟剤の香りがする保乃ちゃんに抱き着いたままキッチンへ向かう。
"危ないで〜?"
なんてお姉さんらしく私の頭を撫でながらもささっと料理を作ってしまう保乃ちゃんは家庭的で、可愛くて、自慢の彼女やった。
フライパンに火をつけ温まるのを待っている保乃ちゃんに背伸びをして首に軽く噛み付いた。
田村「んー、噛まんでー??」
前の方から回ってきた保乃ちゃんの綺麗な手は私のおでこを優しく押して反抗してくる。
それでも噛み続けていれば"こら"なんて可愛い声と共にコツンと優しくグーで頭を突かれた。
仕方なく諦めてまた腰にぎゅーっと抱き着いたままオムライスが完成していくのを見届ける。
ケチャップでハートが作られ、机に運ばれる。
写真を撮ってから、スプーンで口に運べばそれはそれは美味しくて直ぐに食べ終わってしまった。
保乃ちゃんの分と私の分を流しに持っていき、今度は私がキッチンに立つ番やった。
スポンジを手に持って、洗剤をつける。
暇そうにしてた保乃ちゃんがやってきて、私と同じように後ろから抱き締めてきた。
「ふふ、お風呂先入ってても良かよ。」
田村「んーん、ひぃと入る。」
「じゃあひぃは早く洗い物を終わらせます。」
田村「へへ、ちゃんと洗ってな?」
「はーい。」
私よりも随分と身長の高い保乃ちゃんは、頭に顎を乗せたり、私の頬を後ろから挟んできたり、好き放題している。こんな時間が好きやった。
「よーし、終わったよ。」
田村「お風呂まだ沸いてないな、」
「もう少しかな、あっちで待ってよ。」
田村「ん!」
お風呂がたけるまでの間ソファーに座り、テレビを見る。だらんと置かれた保乃ちゃんの手に触りたくなって、指で捕まえたり、ぷにぷにしてみたりしていれば"もうなに〜??"なんて擽ったそうに笑う保乃ちゃん。
「保乃ちゃんの手好き。」
田村「それ初期の頃から言ってくれてるやんな。」
「ん、初期の頃からずっと好き。」
田村「ふふ、ありがとうやん。」
笑った時にできる笑窪も、本当に嬉しそうな笑顔も、言葉に出来ないくらい優しい所も、負けず嫌いで努力家なとこも、言い出したらきりがないくらい好きな所がありすぎて、時々怖くなってしまう。
いつか来るかもしれない別れを想像して泣いたことだってある。それくらい、保乃ちゃんが好きで、愛おしくて、仕方がない。
田村「ひぃちゃん?」
「ん?」
田村「どうしたん?」
暖かい声も、"大丈夫?"じゃなくて、"どうしたん?"って聞いてくれる優しさも、大好きだ。
「好きやなぁって、」
田村「っ…、そんな真剣な顔で言わんでよ、照れるやん、」
「隠さんで、保乃ちゃんの顔見たい、」
照れた顔を隠す保乃ちゃんの手を退ければ、そのまま重ねた手を引かれて、腕の中へ閉じ込められた。
田村「ひぃちゃんのこと好きすぎて、苦しい。」
「っ…、」
田村「どうしたら良いん?どうしようもないくらい、ひぃちゃんが好き、」
保乃ちゃんも私と同じ気持ちやったんや。
嬉しくて、嬉しくて、仕方ない。
腕を引かれた際になったこの体制、私が保乃ちゃんを押し倒しているかのようなこの体制は、今の私にとってスイッチを押す材料にしかならなくて、"好き"と言葉を零してから、唇を重ねた。
保乃ちゃんもスイッチが入ったようで、私の首に腕を回して、自分から絡んだキスをしてくれる。
そんな保乃ちゃんに嬉しくなって、勢いのまま首に噛み付いて、真っ赤な跡を付けた。
田村「んっ…、跡、付けたやろ、」
「ごめん、我慢出来んかった、」
田村「…保乃も付けたい、」
「っ…ん、付けて、何処でも、」
Tシャツの首元をずらし、私の首に噛み付いた保乃ちゃんは不器用に跡を残した。その姿が愛しくて、再び唇を奪う。
付き合って3年の私たちは、あと何年一緒にいることが出来るのだろう。
そんな寂しくて、でも、楽しみな気持ちを抱いたまま保乃ちゃんを愛した。
いつか来るかもしれない別れを胸に、今を抱き締めた。
-fin-
田村「ん〜?」
「お腹すいた。」
田村「ふふ、お腹すいたなぁ、ご飯作ろっか。」
「ん、作って。」
田村「ええよ〜、オムライスでええ?」
「うんっ、保乃ちゃんの作るオムライスがいい。」
柔軟剤の香りがする保乃ちゃんに抱き着いたままキッチンへ向かう。
"危ないで〜?"
なんてお姉さんらしく私の頭を撫でながらもささっと料理を作ってしまう保乃ちゃんは家庭的で、可愛くて、自慢の彼女やった。
フライパンに火をつけ温まるのを待っている保乃ちゃんに背伸びをして首に軽く噛み付いた。
田村「んー、噛まんでー??」
前の方から回ってきた保乃ちゃんの綺麗な手は私のおでこを優しく押して反抗してくる。
それでも噛み続けていれば"こら"なんて可愛い声と共にコツンと優しくグーで頭を突かれた。
仕方なく諦めてまた腰にぎゅーっと抱き着いたままオムライスが完成していくのを見届ける。
ケチャップでハートが作られ、机に運ばれる。
写真を撮ってから、スプーンで口に運べばそれはそれは美味しくて直ぐに食べ終わってしまった。
保乃ちゃんの分と私の分を流しに持っていき、今度は私がキッチンに立つ番やった。
スポンジを手に持って、洗剤をつける。
暇そうにしてた保乃ちゃんがやってきて、私と同じように後ろから抱き締めてきた。
「ふふ、お風呂先入ってても良かよ。」
田村「んーん、ひぃと入る。」
「じゃあひぃは早く洗い物を終わらせます。」
田村「へへ、ちゃんと洗ってな?」
「はーい。」
私よりも随分と身長の高い保乃ちゃんは、頭に顎を乗せたり、私の頬を後ろから挟んできたり、好き放題している。こんな時間が好きやった。
「よーし、終わったよ。」
田村「お風呂まだ沸いてないな、」
「もう少しかな、あっちで待ってよ。」
田村「ん!」
お風呂がたけるまでの間ソファーに座り、テレビを見る。だらんと置かれた保乃ちゃんの手に触りたくなって、指で捕まえたり、ぷにぷにしてみたりしていれば"もうなに〜??"なんて擽ったそうに笑う保乃ちゃん。
「保乃ちゃんの手好き。」
田村「それ初期の頃から言ってくれてるやんな。」
「ん、初期の頃からずっと好き。」
田村「ふふ、ありがとうやん。」
笑った時にできる笑窪も、本当に嬉しそうな笑顔も、言葉に出来ないくらい優しい所も、負けず嫌いで努力家なとこも、言い出したらきりがないくらい好きな所がありすぎて、時々怖くなってしまう。
いつか来るかもしれない別れを想像して泣いたことだってある。それくらい、保乃ちゃんが好きで、愛おしくて、仕方がない。
田村「ひぃちゃん?」
「ん?」
田村「どうしたん?」
暖かい声も、"大丈夫?"じゃなくて、"どうしたん?"って聞いてくれる優しさも、大好きだ。
「好きやなぁって、」
田村「っ…、そんな真剣な顔で言わんでよ、照れるやん、」
「隠さんで、保乃ちゃんの顔見たい、」
照れた顔を隠す保乃ちゃんの手を退ければ、そのまま重ねた手を引かれて、腕の中へ閉じ込められた。
田村「ひぃちゃんのこと好きすぎて、苦しい。」
「っ…、」
田村「どうしたら良いん?どうしようもないくらい、ひぃちゃんが好き、」
保乃ちゃんも私と同じ気持ちやったんや。
嬉しくて、嬉しくて、仕方ない。
腕を引かれた際になったこの体制、私が保乃ちゃんを押し倒しているかのようなこの体制は、今の私にとってスイッチを押す材料にしかならなくて、"好き"と言葉を零してから、唇を重ねた。
保乃ちゃんもスイッチが入ったようで、私の首に腕を回して、自分から絡んだキスをしてくれる。
そんな保乃ちゃんに嬉しくなって、勢いのまま首に噛み付いて、真っ赤な跡を付けた。
田村「んっ…、跡、付けたやろ、」
「ごめん、我慢出来んかった、」
田村「…保乃も付けたい、」
「っ…ん、付けて、何処でも、」
Tシャツの首元をずらし、私の首に噛み付いた保乃ちゃんは不器用に跡を残した。その姿が愛しくて、再び唇を奪う。
付き合って3年の私たちは、あと何年一緒にいることが出来るのだろう。
そんな寂しくて、でも、楽しみな気持ちを抱いたまま保乃ちゃんを愛した。
いつか来るかもしれない別れを胸に、今を抱き締めた。
-fin-