▶︎ 守屋 藤吉
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やらかしてしまった。
メンバーに麗奈ちゃんの可愛い顔を見られるのが嫌で、つい意地を張ってしまった。
その結果がこれだ。
「麗奈ちゃん、」
守屋「…。」
「なぁ、聞こえてる?」
守屋「…。」
目に見えるほどの不機嫌さ。
これにはひかるも、保乃も"夏鈴が悪い"という表情を浮かべていて、助け舟なんかありはしない。
素直に気持ちを伝えてくれる麗奈ちゃんが好きやけど、時々素直すぎて苦しくなってしまう。
さっきだって、夏鈴にだけ見せて欲しい顔だったんやもん。
「…チョコ、あるけどいる?」
守屋「…っ、」
あ、ちょっと反応した。
けど、まだまだやな。
どうしたらいいんやろ。
森田「ほーのーちゃん、」
田村「…。」
森田「はぁ、拗ね拗ねやん。」
「ね、こっち向いて?」
田村「っ…、」
森田「私は、保乃ちゃんしか見とらんよ。」
田村「…ふふ、へへ、」
森田「ふふ、」
パチッとひかると目が合う。
あ、お手本やってくれてたんや。
よし、夏鈴もやってやる。
「麗奈ちゃん。」
柔らかい頬に手を添えて、目線を合わせる。
「さっきはごめんな、可愛い顔他のメンバーに見せて欲しくなくて意地張っちゃってん。ほんまにごめん。」
守屋「っ…、」
「夏鈴は、麗奈ちゃんが好きやから、独占したいねん。」
守屋「…、本当に麗奈のこと好き?」
「好き。麗奈ちゃんしか好きやない。」
守屋「…ばーか、」
ボフッ
守屋「麗奈だって、不安だったんだから。」
「ごめんな。」
夏鈴の腕の中に納まった麗奈ちゃんは、顔を赤らめて可愛く笑った。
守屋「仲直り。」
「ふふ、うん、仲直り。」
守屋「次無視したら、分かってるよね?」
「…もう絶対せえへん。約束する。」
守屋「ふふ、ならよろしい〜」
"なんのチョコ食べようかな〜"
"苺かな?ホワイトもいいなぁ〜"
さっきとは打って変わって上機嫌になった麗奈ちゃん。相変わらず独り言は多いけれど、それも愛おしい。
もう二度と不安にさせへんように、一度離れてしまった身体をもう一度引き寄せて、夏鈴の中に閉じ込めた。
守屋「夏鈴、ちゃん?」
「ん?」
守屋「チョコ、取れないんだけど、」
「今は夏鈴の時間。」
守屋「っ…、急にデレるの良くない、」
「デレへんと不安なんやろ?」
守屋「…そう、だけど、」
「不安にさせへんように頑張ってるつもりやねんけど、離して欲しい?」
守屋「…離さないで、ずっと捕まえてて?」
夏鈴の袖をぎゅっと掴んで、可愛い上目遣いで言った麗奈ちゃんに敵う訳もなく、無事頭の中は爆発した。
「もう絶対離さへん。」
そしてこの日から、ことある事に麗奈ちゃんとくっ付いていれば由依さんに胃もたれがするからせめて3日に1度にしてくれ、なんて言われてしまった。
夏鈴が甘々になってしまったのは、甘いチョコレートのせいでも、可愛いケーキのせいでもなく、今目の前で笑っているこの人のせい。
今日も今日とて、夏鈴の恋人が世界一。
-fin-
メンバーに麗奈ちゃんの可愛い顔を見られるのが嫌で、つい意地を張ってしまった。
その結果がこれだ。
「麗奈ちゃん、」
守屋「…。」
「なぁ、聞こえてる?」
守屋「…。」
目に見えるほどの不機嫌さ。
これにはひかるも、保乃も"夏鈴が悪い"という表情を浮かべていて、助け舟なんかありはしない。
素直に気持ちを伝えてくれる麗奈ちゃんが好きやけど、時々素直すぎて苦しくなってしまう。
さっきだって、夏鈴にだけ見せて欲しい顔だったんやもん。
「…チョコ、あるけどいる?」
守屋「…っ、」
あ、ちょっと反応した。
けど、まだまだやな。
どうしたらいいんやろ。
森田「ほーのーちゃん、」
田村「…。」
森田「はぁ、拗ね拗ねやん。」
「ね、こっち向いて?」
田村「っ…、」
森田「私は、保乃ちゃんしか見とらんよ。」
田村「…ふふ、へへ、」
森田「ふふ、」
パチッとひかると目が合う。
あ、お手本やってくれてたんや。
よし、夏鈴もやってやる。
「麗奈ちゃん。」
柔らかい頬に手を添えて、目線を合わせる。
「さっきはごめんな、可愛い顔他のメンバーに見せて欲しくなくて意地張っちゃってん。ほんまにごめん。」
守屋「っ…、」
「夏鈴は、麗奈ちゃんが好きやから、独占したいねん。」
守屋「…、本当に麗奈のこと好き?」
「好き。麗奈ちゃんしか好きやない。」
守屋「…ばーか、」
ボフッ
守屋「麗奈だって、不安だったんだから。」
「ごめんな。」
夏鈴の腕の中に納まった麗奈ちゃんは、顔を赤らめて可愛く笑った。
守屋「仲直り。」
「ふふ、うん、仲直り。」
守屋「次無視したら、分かってるよね?」
「…もう絶対せえへん。約束する。」
守屋「ふふ、ならよろしい〜」
"なんのチョコ食べようかな〜"
"苺かな?ホワイトもいいなぁ〜"
さっきとは打って変わって上機嫌になった麗奈ちゃん。相変わらず独り言は多いけれど、それも愛おしい。
もう二度と不安にさせへんように、一度離れてしまった身体をもう一度引き寄せて、夏鈴の中に閉じ込めた。
守屋「夏鈴、ちゃん?」
「ん?」
守屋「チョコ、取れないんだけど、」
「今は夏鈴の時間。」
守屋「っ…、急にデレるの良くない、」
「デレへんと不安なんやろ?」
守屋「…そう、だけど、」
「不安にさせへんように頑張ってるつもりやねんけど、離して欲しい?」
守屋「…離さないで、ずっと捕まえてて?」
夏鈴の袖をぎゅっと掴んで、可愛い上目遣いで言った麗奈ちゃんに敵う訳もなく、無事頭の中は爆発した。
「もう絶対離さへん。」
そしてこの日から、ことある事に麗奈ちゃんとくっ付いていれば由依さんに胃もたれがするからせめて3日に1度にしてくれ、なんて言われてしまった。
夏鈴が甘々になってしまったのは、甘いチョコレートのせいでも、可愛いケーキのせいでもなく、今目の前で笑っているこの人のせい。
今日も今日とて、夏鈴の恋人が世界一。
-fin-