▶︎ 森田 田村
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3月31日、保乃ちゃんがひぃちゃんに話したいことがある、なんて言って急遽お泊まりが決まった。
「ごめんね、お待たせ、」
長風呂を終え、髪を乾かしてリビングへ戻れば時刻は12時手前。珈琲を入れ、話を聞く準備を整えれば12時をすぎてしまった。
「それで、話って、」
田村「…、ひぃちゃん、」
「ん?」
珈琲を両手で包みながら、目線を合わせることも無く、たった一言、"卒業しようかなって思ってて"なんて呟いた保乃ちゃん。
「…え?」
田村「年齢も重ねちゃったし、このツアーが終わったら、卒業しようかなって、」
「ちょっと、待ってよ、」
「歳重ねたから卒業する?保乃ちゃんはそんな理由で卒業するような人じゃないやろ、何があったと?」
田村「っ…、」
「ねぇ、何を抱えてるん?保乃ちゃん、」
田村「…ふふ、エイプリルフール、どう、びっくりした?」
「っ…、」
「そんな嘘つかんでよ!!!!なんで、なんでそんな嘘ついたと?保乃ちゃんは私を苦しめたかったん?ねぇ!」
田村「違…っ、」
「…違うんやろ?嘘に逃げただけ。本当は卒業考えてるんやないの、?」
田村「っ…、」
「保乃ちゃんの考えてることくらい、分かるよ。」
「私は全部を受け止める、保乃ちゃんを受け止められる。やけ、話してよ。1人で決めようとせんで。」
きっと、エイプリルフールを使って、私にジャブを打とうとしたのかもしれない。保乃ちゃんの卒業を1番受け入れられないのは私だと、保乃ちゃんも分かっているから。
そしてそれと同時に、保乃ちゃん自身の答えを出そうとしているようにも見えた。
ーまだ間に合う。
まだ保乃ちゃんを引き止められる。
田村「っ…、もう分からへんねん、保乃の立ち位置とか、いつまでここに居って良いんかなとか、そーゆうの考え出したら、今卒業するのが1番いいんやないかなって、」
「…、そんなの認めん。妥協で卒業するなんて、認められんよ。」
田村「っ…、」
「何年やってここに居たらいい。年齢とか、妥協とかそんなんやなくて、保乃ちゃんが夢を叶えたり、新しい夢を見つけた時に卒業を考えて欲しい。」
田村「っ…ごめん、ごめんな、ひぃちゃん、保乃自分のことしか考えてへんかった、」
「んーん、それでいい、それでいいんよ、もっと自分のこと考えて欲しい、やりたい事を見つけて欲しい。それが見つかるまでは私の隣にいて、笑ってて欲しい。卒業なんか、せんで?」
田村「うんっ…、妥協で卒業なんかせえへん。」
「ひぃちゃんに話してよかった。ほんまに、よかった。」
ホッとしたように笑った保乃ちゃん。
本当は卒業を止めて欲しくて口に出したのかもしれない。なんとなくやけど、そう思った。
ぎゅぅっ
「これからもよろしくね、保乃ちゃん。」
田村「うんっ。よろしくな、ひぃちゃん。」
保乃ちゃんや、他の子がいつ卒業するかなんて分からない。いつまで一緒に活動できるかなんて分からないけれど、この一分一秒を大切にしていきたいなって思った夜やった。
-fin-
リクエスト エイプリルフールの森田村。
卒業を考えてる田村さんを止めるひかるちゃん。
「ごめんね、お待たせ、」
長風呂を終え、髪を乾かしてリビングへ戻れば時刻は12時手前。珈琲を入れ、話を聞く準備を整えれば12時をすぎてしまった。
「それで、話って、」
田村「…、ひぃちゃん、」
「ん?」
珈琲を両手で包みながら、目線を合わせることも無く、たった一言、"卒業しようかなって思ってて"なんて呟いた保乃ちゃん。
「…え?」
田村「年齢も重ねちゃったし、このツアーが終わったら、卒業しようかなって、」
「ちょっと、待ってよ、」
「歳重ねたから卒業する?保乃ちゃんはそんな理由で卒業するような人じゃないやろ、何があったと?」
田村「っ…、」
「ねぇ、何を抱えてるん?保乃ちゃん、」
田村「…ふふ、エイプリルフール、どう、びっくりした?」
「っ…、」
「そんな嘘つかんでよ!!!!なんで、なんでそんな嘘ついたと?保乃ちゃんは私を苦しめたかったん?ねぇ!」
田村「違…っ、」
「…違うんやろ?嘘に逃げただけ。本当は卒業考えてるんやないの、?」
田村「っ…、」
「保乃ちゃんの考えてることくらい、分かるよ。」
「私は全部を受け止める、保乃ちゃんを受け止められる。やけ、話してよ。1人で決めようとせんで。」
きっと、エイプリルフールを使って、私にジャブを打とうとしたのかもしれない。保乃ちゃんの卒業を1番受け入れられないのは私だと、保乃ちゃんも分かっているから。
そしてそれと同時に、保乃ちゃん自身の答えを出そうとしているようにも見えた。
ーまだ間に合う。
まだ保乃ちゃんを引き止められる。
田村「っ…、もう分からへんねん、保乃の立ち位置とか、いつまでここに居って良いんかなとか、そーゆうの考え出したら、今卒業するのが1番いいんやないかなって、」
「…、そんなの認めん。妥協で卒業するなんて、認められんよ。」
田村「っ…、」
「何年やってここに居たらいい。年齢とか、妥協とかそんなんやなくて、保乃ちゃんが夢を叶えたり、新しい夢を見つけた時に卒業を考えて欲しい。」
田村「っ…ごめん、ごめんな、ひぃちゃん、保乃自分のことしか考えてへんかった、」
「んーん、それでいい、それでいいんよ、もっと自分のこと考えて欲しい、やりたい事を見つけて欲しい。それが見つかるまでは私の隣にいて、笑ってて欲しい。卒業なんか、せんで?」
田村「うんっ…、妥協で卒業なんかせえへん。」
「ひぃちゃんに話してよかった。ほんまに、よかった。」
ホッとしたように笑った保乃ちゃん。
本当は卒業を止めて欲しくて口に出したのかもしれない。なんとなくやけど、そう思った。
ぎゅぅっ
「これからもよろしくね、保乃ちゃん。」
田村「うんっ。よろしくな、ひぃちゃん。」
保乃ちゃんや、他の子がいつ卒業するかなんて分からない。いつまで一緒に活動できるかなんて分からないけれど、この一分一秒を大切にしていきたいなって思った夜やった。
-fin-
リクエスト エイプリルフールの森田村。
卒業を考えてる田村さんを止めるひかるちゃん。