▶︎ 森田 田村
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昔から、いつか白馬に乗った王子様が迎えに来てくれるんやって信じて疑わなかった。
だから小さな頃から保乃のタイプは、格好良くて、背が高くて、王子様みたいな男の子やった。
それなのに、それなのに保乃が恋をした子は、保乃よりもずーっと背の低い、お姫様みたいに可愛い女の子やった。
森田「…保乃ちゃん?」
「あぁ、ごめん、なんやっけ?」
森田「だから、好きなタイプとか、居ないんって。」
松田「まぁー、保乃は王子様みたいな人でしょ?」
森田「…ふふ、やね。」
「え?あ、まぁそんなところかな〜〜。」
保乃がひぃちゃんに恋したきっかけって、なんやったっけ。あぁ、可愛いひぃちゃんの格好良い部分を見たあの日、だったなぁ。
━━━━━━━━━━━━━━━
「すみません、ほんまに時間なくて、」
"いいじゃん!ちょっとだけだから!ね!お茶でも!"
あれは初期の頃、まだ電車でレッスン場へ通っていた時のこと。最寄りまで降りるところには成功したのに、レッスン場への行き方が分からなくて困ってる保乃に追い打ちをかけるようにやってきたナンパ。
時間もギリギリで、正直泣きそうやった。
そんな時、ひぃちゃんが来てくれた。
森田「…何しよると?保乃ちゃんに触らんで。」
"っ…、"
「っ…!!」
いっつも、保乃ちゃん〜って可愛く抱きついてくるようなそんなひぃちゃんじゃなくて、まるで、威嚇するライオンのように鋭い目付きで、声もいつもより低くて、その姿がとても、格好良かった。
"す、すみません!!"
森田「はぁ…、保乃ちゃん!大丈夫??」
「あ…、うん、大丈夫、ありがとう、ひぃちゃん、」
あの日に保乃の片想いは始まったんや。
━━━━━━━━━━━━━━━
松田「おい!おーい!!」
「え?な、なに!?」
森田「ふふ、今日は一段とどっか行っちゃうね?笑」
「あぁ…ごめん、ちょっと色々思い出してた。」
松田「何思い出してたの。」
「ん〜?ふふ、ひぃちゃんが保乃を助けてくれた時のこと。」
松田「ひかるが?何それ、聞きたい!」
森田「…あぁー!初期の頃やろ?レッスン場の最寄り駅!」
「ん!!そう!!」
松田「なになに、教えてよ!」
森田「別に大した話やないよ。ね?」
「んーん、保乃にとってはすっごく大事やで?」
森田「っ…、ふふ、そっか。」
松田「なんだよー!教えてくれよー!」
田村「ん〜、ふふ、いつかなぁ〜?」
松田「うわ!ケチ!!」
「でもまぁ、保乃の表情見る限り、ひかる相当格好いいことしたみたいじゃん。」
森田「いや、ほんとしとらんよ、笑笑」
松田「…てか思ったんだけど、」
「ん?」
松田「ひかるってさ、保乃にだけなんか対応違くない?」
森田「え!?」
松田「なんていうか…んー、あ!王子様みたいな!」
「っ…!!」
森田「え、いや、え〜??」
松田「保乃にだけ優しいし、保乃といる時のひかる格好いいし、どう?保乃もそう思わない?」
「え〜、どうやろうな?」
森田「…まぁ、保乃ちゃんはお姫様やけ、無意識にそうなっとるんかもね。」
「お姫、様、」
松田「ふふ、たしかに。櫻坂のプリンセスだもんね〜。」
「まりなちゃんは馬鹿にしてるやん!!」
松田「あはは、あ、撮影行かなきゃ、じゃあ2人ともまた後でねー。」
森田「あーい。」
「ん、頑張ってな〜、」
森田「…、王子様かぁ、」
「ん、ふふ、引っかかってたん?」
森田「あー、いや、」
「保乃ちゃんの王子様、なりたいなぁって、」
「へ…、」
真っ白な机に体を委ねながら、そう呟いたひぃちゃんの頬は桜のように綺麗に染まっていた。
森田「っ…ごめん、変なこと言って、」
「ひぃちゃんは!」
森田「え?」
「ひぃちゃんは、あの時からずっと、保乃の王子様、やで、」
森田「っ…、」
「な、んてな、あはは、」
森田「っ…ふふ、王子様、なれてたんやね?笑」
「うん、保乃の王子様!」
森田「やった〜〜、ほのちの王子様なれちゃった。」
あー、なにやってんの保乃。
折角気持ち伝えるチャンスやったのに、冗談みたいにしちゃって、ほんま意気地無し。
森田「…私の意気地無し。」
「…?なんか言った?」
森田「んーん、あ、ケータリング行こうよ、お腹減っちゃった。」
「ん、ええな、行こっか。」
森田「うんっ。」
((告白は、また次の機会にしよう))
進展しそうでなかなか進展しない森田村が居たとか、居なかったとか。
-fin-
リクエスト 森田村のお話!
どっちもヘタレな森田村!!
だから小さな頃から保乃のタイプは、格好良くて、背が高くて、王子様みたいな男の子やった。
それなのに、それなのに保乃が恋をした子は、保乃よりもずーっと背の低い、お姫様みたいに可愛い女の子やった。
森田「…保乃ちゃん?」
「あぁ、ごめん、なんやっけ?」
森田「だから、好きなタイプとか、居ないんって。」
松田「まぁー、保乃は王子様みたいな人でしょ?」
森田「…ふふ、やね。」
「え?あ、まぁそんなところかな〜〜。」
保乃がひぃちゃんに恋したきっかけって、なんやったっけ。あぁ、可愛いひぃちゃんの格好良い部分を見たあの日、だったなぁ。
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「すみません、ほんまに時間なくて、」
"いいじゃん!ちょっとだけだから!ね!お茶でも!"
あれは初期の頃、まだ電車でレッスン場へ通っていた時のこと。最寄りまで降りるところには成功したのに、レッスン場への行き方が分からなくて困ってる保乃に追い打ちをかけるようにやってきたナンパ。
時間もギリギリで、正直泣きそうやった。
そんな時、ひぃちゃんが来てくれた。
森田「…何しよると?保乃ちゃんに触らんで。」
"っ…、"
「っ…!!」
いっつも、保乃ちゃん〜って可愛く抱きついてくるようなそんなひぃちゃんじゃなくて、まるで、威嚇するライオンのように鋭い目付きで、声もいつもより低くて、その姿がとても、格好良かった。
"す、すみません!!"
森田「はぁ…、保乃ちゃん!大丈夫??」
「あ…、うん、大丈夫、ありがとう、ひぃちゃん、」
あの日に保乃の片想いは始まったんや。
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松田「おい!おーい!!」
「え?な、なに!?」
森田「ふふ、今日は一段とどっか行っちゃうね?笑」
「あぁ…ごめん、ちょっと色々思い出してた。」
松田「何思い出してたの。」
「ん〜?ふふ、ひぃちゃんが保乃を助けてくれた時のこと。」
松田「ひかるが?何それ、聞きたい!」
森田「…あぁー!初期の頃やろ?レッスン場の最寄り駅!」
「ん!!そう!!」
松田「なになに、教えてよ!」
森田「別に大した話やないよ。ね?」
「んーん、保乃にとってはすっごく大事やで?」
森田「っ…、ふふ、そっか。」
松田「なんだよー!教えてくれよー!」
田村「ん〜、ふふ、いつかなぁ〜?」
松田「うわ!ケチ!!」
「でもまぁ、保乃の表情見る限り、ひかる相当格好いいことしたみたいじゃん。」
森田「いや、ほんとしとらんよ、笑笑」
松田「…てか思ったんだけど、」
「ん?」
松田「ひかるってさ、保乃にだけなんか対応違くない?」
森田「え!?」
松田「なんていうか…んー、あ!王子様みたいな!」
「っ…!!」
森田「え、いや、え〜??」
松田「保乃にだけ優しいし、保乃といる時のひかる格好いいし、どう?保乃もそう思わない?」
「え〜、どうやろうな?」
森田「…まぁ、保乃ちゃんはお姫様やけ、無意識にそうなっとるんかもね。」
「お姫、様、」
松田「ふふ、たしかに。櫻坂のプリンセスだもんね〜。」
「まりなちゃんは馬鹿にしてるやん!!」
松田「あはは、あ、撮影行かなきゃ、じゃあ2人ともまた後でねー。」
森田「あーい。」
「ん、頑張ってな〜、」
森田「…、王子様かぁ、」
「ん、ふふ、引っかかってたん?」
森田「あー、いや、」
「保乃ちゃんの王子様、なりたいなぁって、」
「へ…、」
真っ白な机に体を委ねながら、そう呟いたひぃちゃんの頬は桜のように綺麗に染まっていた。
森田「っ…ごめん、変なこと言って、」
「ひぃちゃんは!」
森田「え?」
「ひぃちゃんは、あの時からずっと、保乃の王子様、やで、」
森田「っ…、」
「な、んてな、あはは、」
森田「っ…ふふ、王子様、なれてたんやね?笑」
「うん、保乃の王子様!」
森田「やった〜〜、ほのちの王子様なれちゃった。」
あー、なにやってんの保乃。
折角気持ち伝えるチャンスやったのに、冗談みたいにしちゃって、ほんま意気地無し。
森田「…私の意気地無し。」
「…?なんか言った?」
森田「んーん、あ、ケータリング行こうよ、お腹減っちゃった。」
「ん、ええな、行こっか。」
森田「うんっ。」
((告白は、また次の機会にしよう))
進展しそうでなかなか進展しない森田村が居たとか、居なかったとか。
-fin-
リクエスト 森田村のお話!
どっちもヘタレな森田村!!