▶︎ 森田 田村
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色白な肌、直ぐにでも折れてしまいそうな華奢な体、以前よりも大分伸びた綺麗な黒髪、笑うと涙袋が更に大きくなって、凄く凄く可愛い人。
それが、保乃の好きな人。
初期の頃からずっと好きやった。そしてそれはひぃちゃんもそうだと思っていた。"彼女にしたいメンバー"なんて項目があれば毎回保乃を書いてくれたし、保乃の時にしか見せない格好いいひぃちゃんが居たのも事実。
なのに、なのに最近のひぃちゃんはその顔を麗奈ちゃんにも見せるようになった。5thの制作期間が始まってからひぃちゃんは麗奈ちゃんに魅了されたかのように常に一緒にいるようになって、ブログやトークの写真も麗奈ちゃんばっかりになった。
こんなに嫉妬してしまうなら、好きにならなきゃ良かった。好きと気づかなければ良かった。
藤吉「保乃?」
「…ん?」
藤吉「ふふ、ぼーっとしてんで、」
「あ、ごめん、考え事しててん〜笑」
森田「保乃ちゃんは考え事しとらんくてもぼーっとしてるけ、これが通常運転よね?笑」
「あー、ひどーい。普段はぼーっとしてへんもん!」
森田「ふふ、どうかな〜。」
「あ、麗奈ちゃん、おはよう。」
守屋「おはよう〜!」
「ひかるちゃん、聞いてよ〜、」
森田「ふふ、どうしたと?」
行かんで、保乃の元から離れないで、
そんなこと言えたら楽になるんやろうか。
保乃の隣から立ち上がって、麗奈ちゃんの元へ行くひぃちゃんの腕を掴めたらこの気持ちは伝わるんかな。
そんなこと、出来るわけないのに。
「ちょっと、自販機行ってくるな。」
藤吉「ん、迷子にならないようにな。」
「保乃のこと何歳やと思ってんねん。笑」
藤吉「2歳?」
「24!!!全然ちゃうわ!」
藤吉「ふふ、行ってらっしゃい。」
「ん、行ってくる〜。」
笑いあう二人から逃げるように楽屋を出た。
ずっと胸が苦しい。頭の中にはひぃちゃんばっかり。ほんま、なんでこんな好きになっちゃったかな。
ひぃちゃんと2人でよく来ていた青空の見える非常階段に腰をかけこれからどうしようなんて考える。
カンッ カンッ
「…?」
下の方から誰かの足音がする、その足音は2つあって、そして誰か分かったのは2人の声が響いてからやった。
守屋「うわ〜、ほんとに綺麗!」
森田「ふふ、やろ〜?ここ好きなんよね〜。」
守屋「こんなとこあるなんて知らなかった。」
保乃とひぃちゃんしか知らない場所やった。
大切で、2人だけの秘密の場所。そう思っていたのは保乃だけだったみたい。もうなんか全部どうでもいいや。
森田「…おぉ、びっくりした、保乃ちゃん来とったん?」
「あ、うん。もう戻るけど。」
守屋「ここ、綺麗なとこだね。」
「やんな、じゃあ2人で楽しんで〜!」
再び2人から逃げるように走り出した。
悔しいから?悲しいから?嫌やったから?分からへん、分からんけど涙が止まらない。涙ってどうやって止めるんやっけ。
森田「はぁはぁ、保乃、ちゃん!!」
「っ…、ひぃちゃん、」
突然右手にかかった圧力にびっくりすればそのまま手を引かれ、小さな身体に抱き締められた。
森田「どうしたと、なんで、泣いとるん、」
「泣いてへん、」
森田「泣いとるよ。何があったん?」
全部、全部、ひぃちゃんのせいやん!!
保乃を好きにさせるだけさせて、期待させて、結局他の子のところ行って、、、。
「…もう、離して、」
森田「嫌だ、話してくれるまで離さんけ、」
「もう嫌!離してって!」
森田「っ…私の事、嫌い、なん?」
「…、もう分からへん、ひぃちゃんの事が分からないねん、」
森田「…?」
「ひぃちゃんは誰が好きなん?保乃のこと好きやったんやないん?麗奈ちゃんに心変わりしたん?何で?なぁ、なんでなん、」
森田「ちょ、待って、麗奈ちゃんに心変わり?」
「今更シラ切るつもりなん?」
森田「違う、違うよ!それ言うんやったら私は保乃ちゃんのことが分からん、私の事好きって言っとったのに、土生さんとばっか居るし、写真の距離も凄い近いし、」
「それは、なんていうかノリっていうか、」
森田「ノリであんな可愛い顔近くで見せんでよ、私やってずっと苦しかったんよ。」
「っ…、」
森田「保乃ちゃんのことが分からなくなって、だから、1回距離置けば冷静に見えるかなと思って、麗奈ちゃんと一緒にいるようになったっていうか。」
「…あの場所教えてたくせに、」
森田「2人きりで話したいことがあったけ、あそこ以外おもいつかんかった。」
「2人きりで話したいことってなんなん?」
森田「保乃ちゃんの事だよ、私が保乃ちゃんを好きなこと。それを相談してたんよ、ずっと。」
「…、」
森田「私は、保乃ちゃんがずっと好きだよ。保乃ちゃんが誰かと一緒に居るとそれだけで嫉妬するくらい大好きなんよ。」
「っ…待って、まだ心の準備出来てへん、」
森田「もう待てない、私のものになってよ、私の保乃ちゃんになって。」
あぁ、格好良い、保乃の好きなひぃちゃんや。
保乃だけを見てくれる、ひぃちゃんや。
「もう余所見せんで?」
森田「しない。いや、ずっとしとらんかったけど。」
「ふふ、ひぃちゃんの保乃にして。」
森田「っ…うん。よろしくね、保乃ちゃん。」
「うんっ。」
紛らわしいお互いの言動のせいで遠ざかっていたと思っていた恋心は常に傍にあった。
この恋心を守るように愛を増やして行こう。
保乃がひぃちゃんを幸せにする、誰にも渡さへん。
-fin-
リクエスト 不器用な森田村の話。
それが、保乃の好きな人。
初期の頃からずっと好きやった。そしてそれはひぃちゃんもそうだと思っていた。"彼女にしたいメンバー"なんて項目があれば毎回保乃を書いてくれたし、保乃の時にしか見せない格好いいひぃちゃんが居たのも事実。
なのに、なのに最近のひぃちゃんはその顔を麗奈ちゃんにも見せるようになった。5thの制作期間が始まってからひぃちゃんは麗奈ちゃんに魅了されたかのように常に一緒にいるようになって、ブログやトークの写真も麗奈ちゃんばっかりになった。
こんなに嫉妬してしまうなら、好きにならなきゃ良かった。好きと気づかなければ良かった。
藤吉「保乃?」
「…ん?」
藤吉「ふふ、ぼーっとしてんで、」
「あ、ごめん、考え事しててん〜笑」
森田「保乃ちゃんは考え事しとらんくてもぼーっとしてるけ、これが通常運転よね?笑」
「あー、ひどーい。普段はぼーっとしてへんもん!」
森田「ふふ、どうかな〜。」
「あ、麗奈ちゃん、おはよう。」
守屋「おはよう〜!」
「ひかるちゃん、聞いてよ〜、」
森田「ふふ、どうしたと?」
行かんで、保乃の元から離れないで、
そんなこと言えたら楽になるんやろうか。
保乃の隣から立ち上がって、麗奈ちゃんの元へ行くひぃちゃんの腕を掴めたらこの気持ちは伝わるんかな。
そんなこと、出来るわけないのに。
「ちょっと、自販機行ってくるな。」
藤吉「ん、迷子にならないようにな。」
「保乃のこと何歳やと思ってんねん。笑」
藤吉「2歳?」
「24!!!全然ちゃうわ!」
藤吉「ふふ、行ってらっしゃい。」
「ん、行ってくる〜。」
笑いあう二人から逃げるように楽屋を出た。
ずっと胸が苦しい。頭の中にはひぃちゃんばっかり。ほんま、なんでこんな好きになっちゃったかな。
ひぃちゃんと2人でよく来ていた青空の見える非常階段に腰をかけこれからどうしようなんて考える。
カンッ カンッ
「…?」
下の方から誰かの足音がする、その足音は2つあって、そして誰か分かったのは2人の声が響いてからやった。
守屋「うわ〜、ほんとに綺麗!」
森田「ふふ、やろ〜?ここ好きなんよね〜。」
守屋「こんなとこあるなんて知らなかった。」
保乃とひぃちゃんしか知らない場所やった。
大切で、2人だけの秘密の場所。そう思っていたのは保乃だけだったみたい。もうなんか全部どうでもいいや。
森田「…おぉ、びっくりした、保乃ちゃん来とったん?」
「あ、うん。もう戻るけど。」
守屋「ここ、綺麗なとこだね。」
「やんな、じゃあ2人で楽しんで〜!」
再び2人から逃げるように走り出した。
悔しいから?悲しいから?嫌やったから?分からへん、分からんけど涙が止まらない。涙ってどうやって止めるんやっけ。
森田「はぁはぁ、保乃、ちゃん!!」
「っ…、ひぃちゃん、」
突然右手にかかった圧力にびっくりすればそのまま手を引かれ、小さな身体に抱き締められた。
森田「どうしたと、なんで、泣いとるん、」
「泣いてへん、」
森田「泣いとるよ。何があったん?」
全部、全部、ひぃちゃんのせいやん!!
保乃を好きにさせるだけさせて、期待させて、結局他の子のところ行って、、、。
「…もう、離して、」
森田「嫌だ、話してくれるまで離さんけ、」
「もう嫌!離してって!」
森田「っ…私の事、嫌い、なん?」
「…、もう分からへん、ひぃちゃんの事が分からないねん、」
森田「…?」
「ひぃちゃんは誰が好きなん?保乃のこと好きやったんやないん?麗奈ちゃんに心変わりしたん?何で?なぁ、なんでなん、」
森田「ちょ、待って、麗奈ちゃんに心変わり?」
「今更シラ切るつもりなん?」
森田「違う、違うよ!それ言うんやったら私は保乃ちゃんのことが分からん、私の事好きって言っとったのに、土生さんとばっか居るし、写真の距離も凄い近いし、」
「それは、なんていうかノリっていうか、」
森田「ノリであんな可愛い顔近くで見せんでよ、私やってずっと苦しかったんよ。」
「っ…、」
森田「保乃ちゃんのことが分からなくなって、だから、1回距離置けば冷静に見えるかなと思って、麗奈ちゃんと一緒にいるようになったっていうか。」
「…あの場所教えてたくせに、」
森田「2人きりで話したいことがあったけ、あそこ以外おもいつかんかった。」
「2人きりで話したいことってなんなん?」
森田「保乃ちゃんの事だよ、私が保乃ちゃんを好きなこと。それを相談してたんよ、ずっと。」
「…、」
森田「私は、保乃ちゃんがずっと好きだよ。保乃ちゃんが誰かと一緒に居るとそれだけで嫉妬するくらい大好きなんよ。」
「っ…待って、まだ心の準備出来てへん、」
森田「もう待てない、私のものになってよ、私の保乃ちゃんになって。」
あぁ、格好良い、保乃の好きなひぃちゃんや。
保乃だけを見てくれる、ひぃちゃんや。
「もう余所見せんで?」
森田「しない。いや、ずっとしとらんかったけど。」
「ふふ、ひぃちゃんの保乃にして。」
森田「っ…うん。よろしくね、保乃ちゃん。」
「うんっ。」
紛らわしいお互いの言動のせいで遠ざかっていたと思っていた恋心は常に傍にあった。
この恋心を守るように愛を増やして行こう。
保乃がひぃちゃんを幸せにする、誰にも渡さへん。
-fin-
リクエスト 不器用な森田村の話。