▶︎ 渡邉 小林
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理佐「今日はバレンタインだね〜、みんな作ってきたの〜?」
森田「作ってきましたーー!」
田村「保乃もー!理佐先生には本命やで〜!」
森田「ふふ、私も〜。」
理佐「え〜、ありがとう〜笑笑」
教卓で生徒に囲まれてる笑顔の可愛い先生は私の担任で、好きな人。
優しくて、可愛くて、意外と面白いことが好きで、子供っぽい先生は私だけじゃない、皆から好かれていた。
今日だって本命チョコ沢山貰ってるんだろうな。
「はぁ…、」
小池「由依ちゃん、どないしたん〜。」
「んー、今日も先生は人気だなーと思って。」
小池「ふふ、それ毎日言ってんで?」
「だって毎日思うもん。」
小池「そんないじいじしてないで渡してきたらええやん、本命チョコ!」
「渡せないよ、どうせ要らないだろうし。」
小池「もーー、そんな事ないって!」
いつも通り背中を押してくれる美波と高校生らしくきゃっきゃっしていれば視界が少し暗くなって、そして、頭上から私の大好きな声が聞こえた。
理佐「こばは、誰にあげるの?」
「…理佐先生、」
理佐「ふふ、本命チョコあげるんだってー?」
「あー、まぁ、」
チラッと美波を盗み見れば行っちゃえ!なんて顔をして顎をクイッとしたかと思えばちょっと御手洗〜なんて教室を出ていった。
理佐「何組の子?」
「1組、?」
理佐「ここのクラスじゃん。あ、分かった、ひかるちゃんだ?」
「ひかるにはさっきあげましたよ、」
理佐「んー、誰だろ。」
謎解きゲームのように楽しそうに私の答えを待っている先生だけど、もしこれで理佐先生だと口にしてしまったらそれこそ今みたいに普通に話せなくなってしまうかもしれない。
それは、嫌だ。
理佐「あ!保乃ちゃん?」
「保乃にもあげましたー。」
理佐「えーー、武元?」
「んーん、」
理佐「わっかんなー笑笑」
「でも嫉妬しちゃうな〜、こばからの本命貰えるなんて。」
「何言ってるんですか笑」
「本命たくさん貰ってるくせに。」
理佐「欲しい子から貰えなきゃね〜…、」
「欲しい子居るんですか?」
理佐「うん、こば。」
「え?」
理佐「ふふ、さっきも言ったじゃん、羨ましいって、」
「いや、いつもの軽い発言かと思って、」
理佐「えー、酷いー。本当に思ってるのにー。」
分からない、分からないよ、先生。
どの問題より、どの教科より、貴方が難しくて、どれを選べば答えなのか、分からない。
理佐「…脈アリだと、思ってたんだけどなー、」
「え、?」
理佐「ふふ、私の事好きそうだなって思ってた。」
好きですよ、理佐先生のことが。
ずっーと好きでした。
「…これ、あげます、」
理佐「え、くれるの?」
「欲しいんでしょ?私の本命、」
理佐「うん、欲しい、え、ほんとに?」
「ふふ、はい。理佐先生の為だけに作った本命です。」
理佐「やっっったね、ありがとう、由依。」
「え、」
理佐「…?本命貰ったんだから付き合ってるってことでいいんだよね?」
「え、あ、え??先生的にありなの?」
理佐「うん、全然。」
「この学校緩いしね〜。」
「まじか…。」
理佐「ふふ、チョコ美味しく頂くね。」
「あ、はい、」
理佐「じゃあ帰り駐車場で待ってるから〜。」
「え!!?」
衝撃的発言を言い残り教室を出た先生。
え??まじ?これ現実??
小池「たっだいま…ってその顔は成就した顔やな?」
「…なんか、付き合えちゃった、」
小池「ふふ、よかったやん。」
「あっさりしすぎて、自分でもびっくりしてる。」
小池「ふふ、案外そんなもんなんやない?」
「なのかなぁ…、」
想像以上簡潔的な始まりを迎えたこの恋物語。
この先に起きる数々の試練が…!とかもなさそうな展開にびっくりしているけど、まあそれはそれでいい。
先生の彼女になれたんだし。
-fin-
森田「作ってきましたーー!」
田村「保乃もー!理佐先生には本命やで〜!」
森田「ふふ、私も〜。」
理佐「え〜、ありがとう〜笑笑」
教卓で生徒に囲まれてる笑顔の可愛い先生は私の担任で、好きな人。
優しくて、可愛くて、意外と面白いことが好きで、子供っぽい先生は私だけじゃない、皆から好かれていた。
今日だって本命チョコ沢山貰ってるんだろうな。
「はぁ…、」
小池「由依ちゃん、どないしたん〜。」
「んー、今日も先生は人気だなーと思って。」
小池「ふふ、それ毎日言ってんで?」
「だって毎日思うもん。」
小池「そんないじいじしてないで渡してきたらええやん、本命チョコ!」
「渡せないよ、どうせ要らないだろうし。」
小池「もーー、そんな事ないって!」
いつも通り背中を押してくれる美波と高校生らしくきゃっきゃっしていれば視界が少し暗くなって、そして、頭上から私の大好きな声が聞こえた。
理佐「こばは、誰にあげるの?」
「…理佐先生、」
理佐「ふふ、本命チョコあげるんだってー?」
「あー、まぁ、」
チラッと美波を盗み見れば行っちゃえ!なんて顔をして顎をクイッとしたかと思えばちょっと御手洗〜なんて教室を出ていった。
理佐「何組の子?」
「1組、?」
理佐「ここのクラスじゃん。あ、分かった、ひかるちゃんだ?」
「ひかるにはさっきあげましたよ、」
理佐「んー、誰だろ。」
謎解きゲームのように楽しそうに私の答えを待っている先生だけど、もしこれで理佐先生だと口にしてしまったらそれこそ今みたいに普通に話せなくなってしまうかもしれない。
それは、嫌だ。
理佐「あ!保乃ちゃん?」
「保乃にもあげましたー。」
理佐「えーー、武元?」
「んーん、」
理佐「わっかんなー笑笑」
「でも嫉妬しちゃうな〜、こばからの本命貰えるなんて。」
「何言ってるんですか笑」
「本命たくさん貰ってるくせに。」
理佐「欲しい子から貰えなきゃね〜…、」
「欲しい子居るんですか?」
理佐「うん、こば。」
「え?」
理佐「ふふ、さっきも言ったじゃん、羨ましいって、」
「いや、いつもの軽い発言かと思って、」
理佐「えー、酷いー。本当に思ってるのにー。」
分からない、分からないよ、先生。
どの問題より、どの教科より、貴方が難しくて、どれを選べば答えなのか、分からない。
理佐「…脈アリだと、思ってたんだけどなー、」
「え、?」
理佐「ふふ、私の事好きそうだなって思ってた。」
好きですよ、理佐先生のことが。
ずっーと好きでした。
「…これ、あげます、」
理佐「え、くれるの?」
「欲しいんでしょ?私の本命、」
理佐「うん、欲しい、え、ほんとに?」
「ふふ、はい。理佐先生の為だけに作った本命です。」
理佐「やっっったね、ありがとう、由依。」
「え、」
理佐「…?本命貰ったんだから付き合ってるってことでいいんだよね?」
「え、あ、え??先生的にありなの?」
理佐「うん、全然。」
「この学校緩いしね〜。」
「まじか…。」
理佐「ふふ、チョコ美味しく頂くね。」
「あ、はい、」
理佐「じゃあ帰り駐車場で待ってるから〜。」
「え!!?」
衝撃的発言を言い残り教室を出た先生。
え??まじ?これ現実??
小池「たっだいま…ってその顔は成就した顔やな?」
「…なんか、付き合えちゃった、」
小池「ふふ、よかったやん。」
「あっさりしすぎて、自分でもびっくりしてる。」
小池「ふふ、案外そんなもんなんやない?」
「なのかなぁ…、」
想像以上簡潔的な始まりを迎えたこの恋物語。
この先に起きる数々の試練が…!とかもなさそうな展開にびっくりしているけど、まあそれはそれでいい。
先生の彼女になれたんだし。
-fin-