▶︎ 渡邉 小林
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"いらっしゃいませ"
「予約してる渡邉です」
"渡邉様ですね、お連れ様到着しました"
"こちらです"
しっかりとした雰囲気のお店
黒と白の制服を身にまとった店員さんに通された場所は個室のようで一息ついてからドアを開けた。
理佐「ん、お疲れ様、こば。」
「お疲れ、予約ありがとね。」
理佐「全然〜、ふふ、座って。笑」
「失礼しまーす」
友香卒業ライブ以来の理佐、1ヶ月経たないくらいかな。2人きりで話すことも、ご飯に行くことも久しぶりすぎて少し緊張してしまう。
理佐「コース頼んじゃったけど大丈夫?」
「うん、ありがとう。」
理佐「どーいたしまして。じゃ、飲み物決めちゃお。」
"え〜、どうしよ〜、お酒飲んじゃおっかな"
なんていつもと変わらない理佐を見てたら段々緊張している自分が馬鹿らしく思えてきた。
「ふふ、いいね、私も飲もうかな。」
理佐「こば飲むなら飲むしかないでしょー。」
「なにその飲みサーみたいなノリ。笑」
理佐「あははっ、どれにする?笑」
「じゃ、このカクテルで。」
理佐「じゃあ、私はこっちにしよ。」
店員さんを呼んで私の分まで頼んでくれる理佐。理佐ってこんなに頼もしかったっけ。なんて思い返せば浮かんでくる記憶は2年前のもの。2年前の理佐は、うん、今よりは頼もしくなかったかも。笑
理佐「何笑ってるの笑」
「んーん、なんでもない。笑」
理佐「ふふ、そっか。」
"お待たせ致しました"
理佐「ありがとうございます〜」
「ありがとうございます。」
理佐「じゃあ、とりあえず、乾杯しますか」
「うん。」
理佐「んーっ、こばと久々のご飯に乾杯!」
「ふふ、乾杯!!!」
理佐「ん、美味しい。」
「ん、美味しいね、」
理佐「こっち飲む?」
「いいの?ありがと、はい、交換。」
理佐「…ん、美味しいね。」
「うん、理佐のも美味しい、なんか大人の味って感じ。笑」
理佐「ふふ、子供のこばにはまだ早かった?笑」
「ねぇ、1個しか変わんないから笑」
理佐「あははっ、ごめんごめん。」
"お待たせ致しました〜"
「「ありがとうございまーす。」」
うわ、美味しそう。
"これで以上になります"
「「ありがとうございます!」」
理佐「じゃあ食べますか」
「ん、いただきます。」
理佐「頂きます。」
「「んん!!美味しい!!」」
理佐「ふふ、美味しいね笑笑」
「うん、美味しいっ、」
理佐「最近どう?」
「んー、あ、そう、私さジレンマセンターやるんだ。」
理佐「そうなの!?」
「ふふ、そっか由依がセンターやってくれるんだ。嬉しい。」
「嬉しいの?笑」
理佐「うん。センター継ぐ人は由依がいいなぁって思ってた。」
「ふふ、そっか、ありがとう。」
酔っているからなのか、久々に由依呼びに変わった理佐に胸がキュッとする。きっと私も酔っている。
理佐「…無理してない?」
「ん?」
理佐「大丈夫?」
「…んー、どうだろ、」
理佐「私さ卒業して唯一後悔してることがあって。」
「え?」
理佐「由依の事、ちゃんと見れなくなった。」
「え、それが後悔?」
理佐「うん。卒業しても由依の事ちゃんと分かると思ってた。でも、全然違った。由依の事がわかんない。」
「…」
理佐「由依の事が、心配。」
こんなにストレートに気持ちを伝えてくれる理佐に私の心も強がることを忘れてしまう。
「辛い、かも、」
理佐「うん。」
「5thが決まってフォーメーション見た時に理佐も、友香も居なくて、なんかほんとに居ないんだって思っちゃって、」
理佐「うん。」
「土生ちゃんとか、みいとか凄い気にしてくれてるのも分かるし凄い嬉しいんだけど、なんか違くて、」
理佐「なんか違う?」
「うん、私理佐が好きだったんだなぁって、」
理佐「え、?」
「なんか、ふとした時にね理佐の事探しちゃうんだ。困った時、理佐を求めちゃってて、それで探して、あ、居ないんだ、って改めて思い知らされて、なんか、ね、ごめん、なんか面倒臭いね私、笑」
理佐「面倒くさくなんかないよ。むしろすごい嬉しい。」
「っ…」
理佐「私はもう卒業しちゃったし、櫻坂にはなれないけど、でも由依の事支えたい。」
「理佐、」
理佐「ねぇ私たち付き合わない?」
「え?」
理佐「そしたらさ、理由なんてなくても会いに行けるし、それに私ずっと由依のことが好き。」
「っ…」
薄々分かっていた自分の気持ち。
理佐の言葉でそれに滑車がかかった。
「私も、理佐が好き。ずっと好きだった。」
理佐「ふふ、じゃあ付き合おう、由依。」
「うんっ、よろしくお願いします、」
理佐「ふふ、よろしくね。」
顔の赤い理佐、酔ってるから、なんて言葉じゃきっと片付けられない。
「酔った勢いで、とか、やめてよ?」
理佐「ふふ、私全然酔ってないよ。」
「ん、ならいい。」
理佐「とりあえず、由依、」
「ん?」
理佐「今日までよく頑張りました。」
「っ…」
机をに少し身を乗り出したかと思えば、優しい手つきで私の頭を撫でた理佐。
「ありがとうっ、」
理佐「ふふ、顔真っ赤。」
「理佐だって!」
理佐「ふふ、可愛い、可愛いよ、由依。」
プルルルルルル
理佐「はーい?」
「ライブあと1時間ちょっとで始まりますけど。」
理佐「ふふ、うん。」
「…会いにこないの?」
理佐「ふふ、」
ピロンッ
え、電話切られた。え、なに、喧嘩売ってるの?
ぎゅっ
「!!!!」
理佐「会いに来たよ、由依。」
「…ばか、来てるなら早く言って。」
理佐「ふふ、ごめんごめん。」
「うん、可愛いね、由依。」
「うるさい。」
森田「あー!!!理佐さん!!!!!!!」
理佐「お、ひかるちゃーん。どう?うちの由依は頑張ってる?」
森田「え、もう、やばいですよ。」
理佐「ふふ、そっか、あ!夏鈴ちゃ〜ん!!可愛いよ〜〜!!!」
藤吉「ふふ、うるさいです。」
菅井「あ!!!理佐たちー!!!」
「友香!!!」
理佐「お、友香、久しぶり!」
菅井「理佐は昨日会ったじゃん笑」
理佐「あ、そうだった。」
尾関「みんなーー!!」
葵「来たよ!!!」
「おぜ!葵!!!!」
土生「あ!!1期が増えた増えた!!!」
「ふふ、騒がし。」
懐かしいな、この感じ。たった1年で4人も1期生が卒業しちゃったんだな。
理佐「由依?」
「ん?」
理佐「懐かしいね。」
「うん、」
理佐「大丈夫、皆由依のそばに居るよ。」
「うんっ、ありがとう。」
理佐「うんっ、」
わしゃわしゃって優しいんだか雑なんだか分からない強さで頭を撫でられれば、感じていた寂しさや不安が半減して笑顔を浮かべられる。
理佐、いつか私が卒業する時も、側にいてね
-fin-
「予約してる渡邉です」
"渡邉様ですね、お連れ様到着しました"
"こちらです"
しっかりとした雰囲気のお店
黒と白の制服を身にまとった店員さんに通された場所は個室のようで一息ついてからドアを開けた。
理佐「ん、お疲れ様、こば。」
「お疲れ、予約ありがとね。」
理佐「全然〜、ふふ、座って。笑」
「失礼しまーす」
友香卒業ライブ以来の理佐、1ヶ月経たないくらいかな。2人きりで話すことも、ご飯に行くことも久しぶりすぎて少し緊張してしまう。
理佐「コース頼んじゃったけど大丈夫?」
「うん、ありがとう。」
理佐「どーいたしまして。じゃ、飲み物決めちゃお。」
"え〜、どうしよ〜、お酒飲んじゃおっかな"
なんていつもと変わらない理佐を見てたら段々緊張している自分が馬鹿らしく思えてきた。
「ふふ、いいね、私も飲もうかな。」
理佐「こば飲むなら飲むしかないでしょー。」
「なにその飲みサーみたいなノリ。笑」
理佐「あははっ、どれにする?笑」
「じゃ、このカクテルで。」
理佐「じゃあ、私はこっちにしよ。」
店員さんを呼んで私の分まで頼んでくれる理佐。理佐ってこんなに頼もしかったっけ。なんて思い返せば浮かんでくる記憶は2年前のもの。2年前の理佐は、うん、今よりは頼もしくなかったかも。笑
理佐「何笑ってるの笑」
「んーん、なんでもない。笑」
理佐「ふふ、そっか。」
"お待たせ致しました"
理佐「ありがとうございます〜」
「ありがとうございます。」
理佐「じゃあ、とりあえず、乾杯しますか」
「うん。」
理佐「んーっ、こばと久々のご飯に乾杯!」
「ふふ、乾杯!!!」
理佐「ん、美味しい。」
「ん、美味しいね、」
理佐「こっち飲む?」
「いいの?ありがと、はい、交換。」
理佐「…ん、美味しいね。」
「うん、理佐のも美味しい、なんか大人の味って感じ。笑」
理佐「ふふ、子供のこばにはまだ早かった?笑」
「ねぇ、1個しか変わんないから笑」
理佐「あははっ、ごめんごめん。」
"お待たせ致しました〜"
「「ありがとうございまーす。」」
うわ、美味しそう。
"これで以上になります"
「「ありがとうございます!」」
理佐「じゃあ食べますか」
「ん、いただきます。」
理佐「頂きます。」
「「んん!!美味しい!!」」
理佐「ふふ、美味しいね笑笑」
「うん、美味しいっ、」
理佐「最近どう?」
「んー、あ、そう、私さジレンマセンターやるんだ。」
理佐「そうなの!?」
「ふふ、そっか由依がセンターやってくれるんだ。嬉しい。」
「嬉しいの?笑」
理佐「うん。センター継ぐ人は由依がいいなぁって思ってた。」
「ふふ、そっか、ありがとう。」
酔っているからなのか、久々に由依呼びに変わった理佐に胸がキュッとする。きっと私も酔っている。
理佐「…無理してない?」
「ん?」
理佐「大丈夫?」
「…んー、どうだろ、」
理佐「私さ卒業して唯一後悔してることがあって。」
「え?」
理佐「由依の事、ちゃんと見れなくなった。」
「え、それが後悔?」
理佐「うん。卒業しても由依の事ちゃんと分かると思ってた。でも、全然違った。由依の事がわかんない。」
「…」
理佐「由依の事が、心配。」
こんなにストレートに気持ちを伝えてくれる理佐に私の心も強がることを忘れてしまう。
「辛い、かも、」
理佐「うん。」
「5thが決まってフォーメーション見た時に理佐も、友香も居なくて、なんかほんとに居ないんだって思っちゃって、」
理佐「うん。」
「土生ちゃんとか、みいとか凄い気にしてくれてるのも分かるし凄い嬉しいんだけど、なんか違くて、」
理佐「なんか違う?」
「うん、私理佐が好きだったんだなぁって、」
理佐「え、?」
「なんか、ふとした時にね理佐の事探しちゃうんだ。困った時、理佐を求めちゃってて、それで探して、あ、居ないんだ、って改めて思い知らされて、なんか、ね、ごめん、なんか面倒臭いね私、笑」
理佐「面倒くさくなんかないよ。むしろすごい嬉しい。」
「っ…」
理佐「私はもう卒業しちゃったし、櫻坂にはなれないけど、でも由依の事支えたい。」
「理佐、」
理佐「ねぇ私たち付き合わない?」
「え?」
理佐「そしたらさ、理由なんてなくても会いに行けるし、それに私ずっと由依のことが好き。」
「っ…」
薄々分かっていた自分の気持ち。
理佐の言葉でそれに滑車がかかった。
「私も、理佐が好き。ずっと好きだった。」
理佐「ふふ、じゃあ付き合おう、由依。」
「うんっ、よろしくお願いします、」
理佐「ふふ、よろしくね。」
顔の赤い理佐、酔ってるから、なんて言葉じゃきっと片付けられない。
「酔った勢いで、とか、やめてよ?」
理佐「ふふ、私全然酔ってないよ。」
「ん、ならいい。」
理佐「とりあえず、由依、」
「ん?」
理佐「今日までよく頑張りました。」
「っ…」
机をに少し身を乗り出したかと思えば、優しい手つきで私の頭を撫でた理佐。
「ありがとうっ、」
理佐「ふふ、顔真っ赤。」
「理佐だって!」
理佐「ふふ、可愛い、可愛いよ、由依。」
プルルルルルル
理佐「はーい?」
「ライブあと1時間ちょっとで始まりますけど。」
理佐「ふふ、うん。」
「…会いにこないの?」
理佐「ふふ、」
ピロンッ
え、電話切られた。え、なに、喧嘩売ってるの?
ぎゅっ
「!!!!」
理佐「会いに来たよ、由依。」
「…ばか、来てるなら早く言って。」
理佐「ふふ、ごめんごめん。」
「うん、可愛いね、由依。」
「うるさい。」
森田「あー!!!理佐さん!!!!!!!」
理佐「お、ひかるちゃーん。どう?うちの由依は頑張ってる?」
森田「え、もう、やばいですよ。」
理佐「ふふ、そっか、あ!夏鈴ちゃ〜ん!!可愛いよ〜〜!!!」
藤吉「ふふ、うるさいです。」
菅井「あ!!!理佐たちー!!!」
「友香!!!」
理佐「お、友香、久しぶり!」
菅井「理佐は昨日会ったじゃん笑」
理佐「あ、そうだった。」
尾関「みんなーー!!」
葵「来たよ!!!」
「おぜ!葵!!!!」
土生「あ!!1期が増えた増えた!!!」
「ふふ、騒がし。」
懐かしいな、この感じ。たった1年で4人も1期生が卒業しちゃったんだな。
理佐「由依?」
「ん?」
理佐「懐かしいね。」
「うん、」
理佐「大丈夫、皆由依のそばに居るよ。」
「うんっ、ありがとう。」
理佐「うんっ、」
わしゃわしゃって優しいんだか雑なんだか分からない強さで頭を撫でられれば、感じていた寂しさや不安が半減して笑顔を浮かべられる。
理佐、いつか私が卒業する時も、側にいてね
-fin-