▶︎ 森田 田村
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夏鈴ちゃんと付き合ってもうすぐで1年。
それなりに恋人らしいこともしてきた。
保乃は夏鈴ちゃんが大好きやし、きっとこれからもそれは変わらないと思う。
でも、"幸せ"と言いきれないのは、夏鈴ちゃんがほんまに保乃の事を好きでいてくれてるのか分からなくなってしまったから。
「なぁ、今日一緒に帰らへん?」
藤吉「ええけど。あ、待って、ごめん、今日は無理やわ。由依さんとご飯行く約束しててん、」
「…そっか、楽しんできてな!」
藤吉「ん、終わったら連絡する。」
「待ってるわ〜〜。」
久々に帰り時間が重なって、一緒に帰れるかもなんて抱いていた期待も一瞬で崩れ落ちた。
付き合ってから夏鈴ちゃんに好きと言われたことはあっただろうか、半年記念の時に言われたのが最後やったかな。これまでは行動や表情で愛を感じていたけど、最近は一緒に過ごす時間さえも取れなくなって、あぁ、これが倦怠期とか言うやつなんやろうか。
森田「保乃ちゃん?」
「ん…?」
森田「ぼーっとしよるけど大丈夫?」
「あ、うん、大丈夫やで。」
森田「…ほんとに?」
「…、」
マネージャー「ひかるちゃん、来月の調整会するよ。」
森田「あ、はい、ちょっとだけ待ってください!」
「…大丈夫やから、行ってきな!」
森田「…、なんかあったんやろ?」
「なんもないって、」
森田「夏鈴、保乃ちゃんなんか元気ないけ、ちゃんとお話聞いてあげてね。」
藤吉「…?保乃、元気ないん?」
「…あるよ、元気やから。」
藤吉「…元気そう、やけど、?」
森田「あぁ、そーゆうこと、」
「マネージャーさん、ほんっっっとにごめんなさい。来月ばしばし働くんでもういつでも入れちゃってOKなので今日は保乃ちゃんと帰ってもいいですか?」
マネージャー「…はぁ、仕方ないなぁ笑」
「いいよ、その代わり明日ちゃんと決めるからね?」
森田「ふふ、はい。ありがとうございますっ!」
「保乃ちゃん、一緒に帰ろう。」
「…ほんまにいいん?」
森田「うんっ。今は仕事より保乃ちゃんの方が大事やけ、気にせんで。てことで夏鈴保乃ちゃん借りてくよー?」
藤吉「ん、保乃もひかると楽しんで。」
「あぁ、うん、ありがとう!」
こうして、由依さんと夏鈴ちゃん、保乃とひぃちゃんはお互いの時間を過ごすことになった。
森田「お邪魔しまーす、」
「どうぞーー、」
森田「ふふ、相変わらず女の子部屋だ〜。」
「それ褒めてるん〜?笑」
森田「褒めてるよ!笑」
「洗面所お借りしまーす。」
「はい、どうぞ〜」
夏鈴ちゃんと付き合ってから保乃の部屋に夏鈴ちゃん以外来ることはなかった。やから、少しだけ緊張しているのか胸がドキドキと騒がしい。
森田「ありがとう〜。」
「ん、ソファー座っててー、」
森田「失礼しまーす。」
「紅茶か珈琲どっちがええ?」
森田「んー、あ、保乃ちゃんが入れてくれた珈琲凄い美味しかったから珈琲がいい!」
「え、保乃がひぃちゃんに珈琲入れたのってずっと前やんな?」
森田「ん?そうだね、2年前とか?」
「よく覚えてたなぁ、」
森田「ふふ、保乃ちゃんとのことは何でも覚えてるよ。」
「えー、じゃあ初めて話した会話は?」
森田「同姓同名の友達がおる!って、笑笑」
「わ、そうや!」
「えー、じゃあ初めてお泊まりした時に食べた夜ご飯は!」
森田「保乃ちゃんが作ってくれたハンバーグと私が作った、なんやっけなぁ、多分なめこのお味噌汁!」
「そうやそうや!!!ひぃちゃんお味噌汁作ってくれた!!」
森田「ふふ、ちゃんと覚えてるやろ?」
「うん、なんか嬉しい。」
森田「ふふ、」
「ん、珈琲出来たで。」
森田「あ、ありがとう〜。」
「保乃ちゃんソファー座らんの?」
「ん〜、なんかこっちの方が落ち着くわ〜。」
森田「可愛かね〜〜。」
ソファーに座るひぃちゃんの足の間にお邪魔して背を預ける。
森田「ねぇ、ほのち。」
「ん?」
森田「夏鈴と何があったん?」
「…うーん、別になんかあった訳やないねん、喧嘩したとか、そーゆうのじゃなくて、」
森田「うん。」
「ただ、ここ半年くらい、夏鈴ちゃんがほんまに保乃のこと好きなんか分からんくて、」
森田「…、そっか。」
Hikaru side
好きか分からない、そう言った保乃ちゃんに私の中の悪魔が囁いた。
なら、私が奪ってしまえばいいじゃないか、と。
そして理性という名の天使がこう囁く。でも、私にとって夏鈴は大切なメンバーやし、保乃ちゃんを幸せに出来るのは夏鈴だから、、、
田村「好き?って聞いてもな、言わんでもわかるやろー。って、全然言ってくれへんくて、今日やって由依さんとご飯食べに行っちゃったし、久々に帰り時間重なったのに、」
「…保乃ちゃんはさ今幸せなん?」
ここで保乃ちゃんが"幸せ"と言い切ったなら私には勝ち目がない。静かに身を引こう。
でも、もし、もし言い切らなかったとしたら、
田村「…、幸せ、なんかな、」
「っ…、」
言い切らなかったとしたら、その時は、
「私は、保乃ちゃんが好きだよ。」
田村「…え?」
「初期の頃からずっと、保乃ちゃんが好き。」
田村「ちょっ、と、待って、」
「でも、保乃ちゃんが夏鈴と付き合ってて幸せそうやったから伝えんかった。」
田村「っ…、」
「けど、今幸せって保乃ちゃんが思えてないなら、私が保乃ちゃんを幸せにする。」
田村「ちょっと、待ってよ、」
「ずっと待っとたんよ。保乃ちゃんが意識してくれる日を。」
私の方を向き立ち膝で返答してくる少し目線の低い保乃ちゃんの頬を片手でそっと包み親指で優しく撫でる。
「無理にとは言わん、夏鈴のことが好きなのも分かっとる。でも、私は保乃ちゃんが好き。それだけ覚えといて?」
田村「っ…うん、」
「ごめん、結局悩みの解消するどころか増やしてしまった。笑」
田村「…それは、全然、やけど、」
「まぁ今日から、またアタックするからよろしくね、保乃ちゃん。」
田村「…ほ、程々にしてや!?」
「ふふ、何で?私に惚れちゃうかもしれないから?」
田村「…、それは、その、」
「ごめんね、保乃ちゃん。私は夏鈴から保乃ちゃんを奪うつもりなんよ。私なら保乃ちゃんに悲しい思いはさせん。辛い思いも不安も感じさせんよ。」
田村「…もうそれ以上、何も言わんで、?」
「ん、分かった。」
「保乃ちゃん、私は保乃ちゃんが好きだよ。これだけは何回でも何十回でも伝えていくから。」
田村「…馬鹿、」
いつか保乃ちゃんの隣に立てるよう私は毎日愛を伝えよう。
例えそれで誰かを傷つけてしまうことになっても、好きな人を守れれば、好きな人を幸せに出来ればそれでいい。
好き、大好きだよ、保乃ちゃん。
-fin-
それなりに恋人らしいこともしてきた。
保乃は夏鈴ちゃんが大好きやし、きっとこれからもそれは変わらないと思う。
でも、"幸せ"と言いきれないのは、夏鈴ちゃんがほんまに保乃の事を好きでいてくれてるのか分からなくなってしまったから。
「なぁ、今日一緒に帰らへん?」
藤吉「ええけど。あ、待って、ごめん、今日は無理やわ。由依さんとご飯行く約束しててん、」
「…そっか、楽しんできてな!」
藤吉「ん、終わったら連絡する。」
「待ってるわ〜〜。」
久々に帰り時間が重なって、一緒に帰れるかもなんて抱いていた期待も一瞬で崩れ落ちた。
付き合ってから夏鈴ちゃんに好きと言われたことはあっただろうか、半年記念の時に言われたのが最後やったかな。これまでは行動や表情で愛を感じていたけど、最近は一緒に過ごす時間さえも取れなくなって、あぁ、これが倦怠期とか言うやつなんやろうか。
森田「保乃ちゃん?」
「ん…?」
森田「ぼーっとしよるけど大丈夫?」
「あ、うん、大丈夫やで。」
森田「…ほんとに?」
「…、」
マネージャー「ひかるちゃん、来月の調整会するよ。」
森田「あ、はい、ちょっとだけ待ってください!」
「…大丈夫やから、行ってきな!」
森田「…、なんかあったんやろ?」
「なんもないって、」
森田「夏鈴、保乃ちゃんなんか元気ないけ、ちゃんとお話聞いてあげてね。」
藤吉「…?保乃、元気ないん?」
「…あるよ、元気やから。」
藤吉「…元気そう、やけど、?」
森田「あぁ、そーゆうこと、」
「マネージャーさん、ほんっっっとにごめんなさい。来月ばしばし働くんでもういつでも入れちゃってOKなので今日は保乃ちゃんと帰ってもいいですか?」
マネージャー「…はぁ、仕方ないなぁ笑」
「いいよ、その代わり明日ちゃんと決めるからね?」
森田「ふふ、はい。ありがとうございますっ!」
「保乃ちゃん、一緒に帰ろう。」
「…ほんまにいいん?」
森田「うんっ。今は仕事より保乃ちゃんの方が大事やけ、気にせんで。てことで夏鈴保乃ちゃん借りてくよー?」
藤吉「ん、保乃もひかると楽しんで。」
「あぁ、うん、ありがとう!」
こうして、由依さんと夏鈴ちゃん、保乃とひぃちゃんはお互いの時間を過ごすことになった。
森田「お邪魔しまーす、」
「どうぞーー、」
森田「ふふ、相変わらず女の子部屋だ〜。」
「それ褒めてるん〜?笑」
森田「褒めてるよ!笑」
「洗面所お借りしまーす。」
「はい、どうぞ〜」
夏鈴ちゃんと付き合ってから保乃の部屋に夏鈴ちゃん以外来ることはなかった。やから、少しだけ緊張しているのか胸がドキドキと騒がしい。
森田「ありがとう〜。」
「ん、ソファー座っててー、」
森田「失礼しまーす。」
「紅茶か珈琲どっちがええ?」
森田「んー、あ、保乃ちゃんが入れてくれた珈琲凄い美味しかったから珈琲がいい!」
「え、保乃がひぃちゃんに珈琲入れたのってずっと前やんな?」
森田「ん?そうだね、2年前とか?」
「よく覚えてたなぁ、」
森田「ふふ、保乃ちゃんとのことは何でも覚えてるよ。」
「えー、じゃあ初めて話した会話は?」
森田「同姓同名の友達がおる!って、笑笑」
「わ、そうや!」
「えー、じゃあ初めてお泊まりした時に食べた夜ご飯は!」
森田「保乃ちゃんが作ってくれたハンバーグと私が作った、なんやっけなぁ、多分なめこのお味噌汁!」
「そうやそうや!!!ひぃちゃんお味噌汁作ってくれた!!」
森田「ふふ、ちゃんと覚えてるやろ?」
「うん、なんか嬉しい。」
森田「ふふ、」
「ん、珈琲出来たで。」
森田「あ、ありがとう〜。」
「保乃ちゃんソファー座らんの?」
「ん〜、なんかこっちの方が落ち着くわ〜。」
森田「可愛かね〜〜。」
ソファーに座るひぃちゃんの足の間にお邪魔して背を預ける。
森田「ねぇ、ほのち。」
「ん?」
森田「夏鈴と何があったん?」
「…うーん、別になんかあった訳やないねん、喧嘩したとか、そーゆうのじゃなくて、」
森田「うん。」
「ただ、ここ半年くらい、夏鈴ちゃんがほんまに保乃のこと好きなんか分からんくて、」
森田「…、そっか。」
Hikaru side
好きか分からない、そう言った保乃ちゃんに私の中の悪魔が囁いた。
なら、私が奪ってしまえばいいじゃないか、と。
そして理性という名の天使がこう囁く。でも、私にとって夏鈴は大切なメンバーやし、保乃ちゃんを幸せに出来るのは夏鈴だから、、、
田村「好き?って聞いてもな、言わんでもわかるやろー。って、全然言ってくれへんくて、今日やって由依さんとご飯食べに行っちゃったし、久々に帰り時間重なったのに、」
「…保乃ちゃんはさ今幸せなん?」
ここで保乃ちゃんが"幸せ"と言い切ったなら私には勝ち目がない。静かに身を引こう。
でも、もし、もし言い切らなかったとしたら、
田村「…、幸せ、なんかな、」
「っ…、」
言い切らなかったとしたら、その時は、
「私は、保乃ちゃんが好きだよ。」
田村「…え?」
「初期の頃からずっと、保乃ちゃんが好き。」
田村「ちょっ、と、待って、」
「でも、保乃ちゃんが夏鈴と付き合ってて幸せそうやったから伝えんかった。」
田村「っ…、」
「けど、今幸せって保乃ちゃんが思えてないなら、私が保乃ちゃんを幸せにする。」
田村「ちょっと、待ってよ、」
「ずっと待っとたんよ。保乃ちゃんが意識してくれる日を。」
私の方を向き立ち膝で返答してくる少し目線の低い保乃ちゃんの頬を片手でそっと包み親指で優しく撫でる。
「無理にとは言わん、夏鈴のことが好きなのも分かっとる。でも、私は保乃ちゃんが好き。それだけ覚えといて?」
田村「っ…うん、」
「ごめん、結局悩みの解消するどころか増やしてしまった。笑」
田村「…それは、全然、やけど、」
「まぁ今日から、またアタックするからよろしくね、保乃ちゃん。」
田村「…ほ、程々にしてや!?」
「ふふ、何で?私に惚れちゃうかもしれないから?」
田村「…、それは、その、」
「ごめんね、保乃ちゃん。私は夏鈴から保乃ちゃんを奪うつもりなんよ。私なら保乃ちゃんに悲しい思いはさせん。辛い思いも不安も感じさせんよ。」
田村「…もうそれ以上、何も言わんで、?」
「ん、分かった。」
「保乃ちゃん、私は保乃ちゃんが好きだよ。これだけは何回でも何十回でも伝えていくから。」
田村「…馬鹿、」
いつか保乃ちゃんの隣に立てるよう私は毎日愛を伝えよう。
例えそれで誰かを傷つけてしまうことになっても、好きな人を守れれば、好きな人を幸せに出来ればそれでいい。
好き、大好きだよ、保乃ちゃん。
-fin-