▶︎ 森田 田村
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「ただいまーー」
田村「おかえりー!ひぃちゃーーん!」
ドアを開ければ聞こえてくるのは隣に住んでる幼馴染の保乃ちゃんの声。3つ上の保乃ちゃんは高校生の私なんかと比べ物にならないほど大人で、余裕があった。
「…来とったん。」
田村「あ、見るからに嫌な顔した〜、いつから保乃はひぃちゃんに嫌われたんやろか〜〜、」
私は、保乃ちゃんが嫌いなんじゃない、"幼馴染"の保乃ちゃんが嫌いなんだ。
保乃ちゃんの特別になれない、この関係が大っ嫌い。
「…お母さんは?」
田村「今日保乃のお母さんと旅行やって〜!聞いてなかったん?」
あぁ、そういえばそんなこと言ってたかもしれない、だから保乃ちゃん家にいるんや。シングル家系の私達、お母さん同士仲良くなるのに時間はかからなかった。今じゃこうして旅行に行ってしまうほどの仲だ。
「…、」
田村「2人きりは嫌?」
「別に。」
欲を言うならずっと一緒に居たい。でも居れば居るほど幼馴染が邪魔をして苦しくなる。
「私部屋いるけ、先お風呂入っとって。」
田村「…保乃もひぃちゃんの部屋行く。」
「…勝手にすればよか、」
私の後ろを静かに着いてくる保乃ちゃん。
部屋に入って、制服から部屋着に着替えようとすれば制止してきたり、いつもなら気にせず隣に座ってくるのに今日はやけに距離が遠い。
なんだ、今日の保乃ちゃん変じゃないか。
「…………なんかあったと?」
田村「、、、なんかあったんはひぃちゃんやろ」
「いや、なにもないけど、」
田村「ならなんで保乃のこと嫌うん、保乃なんかした?保乃は、ひぃちゃんが好きなのに、こんなの、辛い、」
「っ…、」
私は、自分の苦しさから逃げるように保乃ちゃんを苦しめていた、ここに来てまで保乃ちゃんに甘えていたんだ。
「ごめん、」
田村「なんのごめんなん?」
「傷つけて、ごめん、」
田村「…保乃のこと嫌いなん?」
「……、」
素直に好きと言えないのは、音となって出る好きが"幼馴染"として出てくれるのか不安だから。
田村「なぁ、嫌いなん?どっち?」
「言葉で伝えてくれなきゃなんも分からへん、」
どんどん近づいてくる保乃ちゃん、真っ直ぐな瞳が私を捕まえて逃がしてくれない。
「……好き、」
田村「…良かった、ひぃちゃんは保乃にとって大切な、」
「大切な、?」
田村「…幼馴染やから、」
「…、」
やっぱり保乃ちゃんにとって私は幼馴染でしかないんだ。それ以上にはもうなれんの?
"言葉で伝えてくれなきゃなんも分からへん"
私は逃げてばっかだ、想いを言葉にすることをして居ないのに逃げて、逃げて、保乃ちゃんを傷つけていた。もう、逃げたくない。
「幼馴染、辞めたい。」
田村「え?…なんで、なん、保乃のこと好きなんやろ?じゃあ、なんで、」
「好きだから。保乃ちゃんのこと、好きだから幼馴染じゃ物足りないんよ。」
田村「っ…、」
「こんな、高校生からの告白迷惑なだけかもしれんけど、私は保乃ちゃんが好き。保乃ちゃんの恋人になりたい。」
真っ直ぐ目を見て伝えられた。
保乃ちゃんは驚いて、そして、黙り込んでしまった。
「……ごめん、迷惑やね、」
居てもたっても居られなくなってコップを片手にリビングへ戻ろうとすれば保乃ちゃんから"待って"なんて切羽詰まった声が聞こえる。
田村「ちがう、違うねん、」
「…?」
田村「嬉しくて、どうしたらいいか分からへん、」
「それ、って、」
田村「保乃もひぃちゃんが好き。ずっーーと好きやった。」
「嘘…、」
田村「ほんま、やから冷たくされてずっと寂しかった。」
「っ…ごめん、ごめん、保乃ちゃん。」
久しぶりに抱きしめた保乃ちゃんの身体はあの頃より痩せていて、私より大きいはずなのに何故か小さく感じた。
田村「もう幼馴染なんて嫌や、」
「うん、」
田村「保乃もひぃちゃんの恋人になりたい。ひぃちゃんの、特別になりたい。」
「っ…私と付き合って、」
田村「お願いします、」
静かな部屋、保乃ちゃんの温もりと香りだけが広がっていく。
「もう、我慢せんから、」
田村「っ…ひぃちゃ…んっ、はっ、」
我慢していたものを全部ぶつけるように保乃ちゃんにキスをした。
幼馴染はもう卒業やけ、これからは恋人としてよろしくね、保乃ちゃん。
-fin-
リクエスト:𝖢𝖯で幼馴染の森田村が見たいです!
田村「おかえりー!ひぃちゃーーん!」
ドアを開ければ聞こえてくるのは隣に住んでる幼馴染の保乃ちゃんの声。3つ上の保乃ちゃんは高校生の私なんかと比べ物にならないほど大人で、余裕があった。
「…来とったん。」
田村「あ、見るからに嫌な顔した〜、いつから保乃はひぃちゃんに嫌われたんやろか〜〜、」
私は、保乃ちゃんが嫌いなんじゃない、"幼馴染"の保乃ちゃんが嫌いなんだ。
保乃ちゃんの特別になれない、この関係が大っ嫌い。
「…お母さんは?」
田村「今日保乃のお母さんと旅行やって〜!聞いてなかったん?」
あぁ、そういえばそんなこと言ってたかもしれない、だから保乃ちゃん家にいるんや。シングル家系の私達、お母さん同士仲良くなるのに時間はかからなかった。今じゃこうして旅行に行ってしまうほどの仲だ。
「…、」
田村「2人きりは嫌?」
「別に。」
欲を言うならずっと一緒に居たい。でも居れば居るほど幼馴染が邪魔をして苦しくなる。
「私部屋いるけ、先お風呂入っとって。」
田村「…保乃もひぃちゃんの部屋行く。」
「…勝手にすればよか、」
私の後ろを静かに着いてくる保乃ちゃん。
部屋に入って、制服から部屋着に着替えようとすれば制止してきたり、いつもなら気にせず隣に座ってくるのに今日はやけに距離が遠い。
なんだ、今日の保乃ちゃん変じゃないか。
「…………なんかあったと?」
田村「、、、なんかあったんはひぃちゃんやろ」
「いや、なにもないけど、」
田村「ならなんで保乃のこと嫌うん、保乃なんかした?保乃は、ひぃちゃんが好きなのに、こんなの、辛い、」
「っ…、」
私は、自分の苦しさから逃げるように保乃ちゃんを苦しめていた、ここに来てまで保乃ちゃんに甘えていたんだ。
「ごめん、」
田村「なんのごめんなん?」
「傷つけて、ごめん、」
田村「…保乃のこと嫌いなん?」
「……、」
素直に好きと言えないのは、音となって出る好きが"幼馴染"として出てくれるのか不安だから。
田村「なぁ、嫌いなん?どっち?」
「言葉で伝えてくれなきゃなんも分からへん、」
どんどん近づいてくる保乃ちゃん、真っ直ぐな瞳が私を捕まえて逃がしてくれない。
「……好き、」
田村「…良かった、ひぃちゃんは保乃にとって大切な、」
「大切な、?」
田村「…幼馴染やから、」
「…、」
やっぱり保乃ちゃんにとって私は幼馴染でしかないんだ。それ以上にはもうなれんの?
"言葉で伝えてくれなきゃなんも分からへん"
私は逃げてばっかだ、想いを言葉にすることをして居ないのに逃げて、逃げて、保乃ちゃんを傷つけていた。もう、逃げたくない。
「幼馴染、辞めたい。」
田村「え?…なんで、なん、保乃のこと好きなんやろ?じゃあ、なんで、」
「好きだから。保乃ちゃんのこと、好きだから幼馴染じゃ物足りないんよ。」
田村「っ…、」
「こんな、高校生からの告白迷惑なだけかもしれんけど、私は保乃ちゃんが好き。保乃ちゃんの恋人になりたい。」
真っ直ぐ目を見て伝えられた。
保乃ちゃんは驚いて、そして、黙り込んでしまった。
「……ごめん、迷惑やね、」
居てもたっても居られなくなってコップを片手にリビングへ戻ろうとすれば保乃ちゃんから"待って"なんて切羽詰まった声が聞こえる。
田村「ちがう、違うねん、」
「…?」
田村「嬉しくて、どうしたらいいか分からへん、」
「それ、って、」
田村「保乃もひぃちゃんが好き。ずっーーと好きやった。」
「嘘…、」
田村「ほんま、やから冷たくされてずっと寂しかった。」
「っ…ごめん、ごめん、保乃ちゃん。」
久しぶりに抱きしめた保乃ちゃんの身体はあの頃より痩せていて、私より大きいはずなのに何故か小さく感じた。
田村「もう幼馴染なんて嫌や、」
「うん、」
田村「保乃もひぃちゃんの恋人になりたい。ひぃちゃんの、特別になりたい。」
「っ…私と付き合って、」
田村「お願いします、」
静かな部屋、保乃ちゃんの温もりと香りだけが広がっていく。
「もう、我慢せんから、」
田村「っ…ひぃちゃ…んっ、はっ、」
我慢していたものを全部ぶつけるように保乃ちゃんにキスをした。
幼馴染はもう卒業やけ、これからは恋人としてよろしくね、保乃ちゃん。
-fin-
リクエスト:𝖢𝖯で幼馴染の森田村が見たいです!