▶︎ 森田 田村
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「お疲れ様です〜」
前にあった仕事が巻で終わり、早めに顔を出したそこさくの楽屋。マネージャーさんの言っていた通り1番目だったようで、誰も居ない楽屋を満喫した。ソファーに寝っ転がってみたり、皆より一足先にお菓子を貰ってみたり、今日はやけにチョコ系が多いと思ったらそうか、今日はバレンタイン。
3期ちゃん達張り切ってたなぁ。
田村「おはようございます〜…、ん、ひぃちゃんや、おはよう。」
「ん、ほのち、おはよう。」
田村「ひぃちゃんしか居らんの?」
「うん、まだ皆来とらんよ。」
田村「そっかそっか。」
いくつも空いてる席の中当たり前のように私の隣に荷物を置いて、腰をかける保乃ちゃんはやっぱり可愛くて、今でも彼女にしたいっち思うことが多々ある。
まあそんなこと本人に言えるわけないんやけど。
田村「さて、ひぃちゃん、問題です!」
「ふふ、はいっ!」
田村「今日は何の日でしょうか!」
「ん〜、バレンタイン〜!」
田村「正解〜!」
「……?」
田村「…?」
「あれ、チョコくれるんやないの?」
田村「ふふ、欲しいん?」
「うん、欲しい。」
友チョコでも、なんでもいい。
保乃ちゃんから貰えるチョコだったらなんでも嬉しいんだから。
田村「じゃあ、あげる!」
「ん!!ありがとう!」
「今年はなにかな〜。」
毎年のようにピンクの箱に包まれて、私の元へやってくるのはお店に並んでいてもおかしくないほど上手く作られたものたち。去年はマカロン、その前はカップケーキやったかな。今年はなんやろ。
「今年は〜、え、なんも入っとらん。」
田村「へへ、びっくりした?」
「びっ、くりだよ。ええ〜、今年は貰えないん?」
田村「なぁ、ひぃちゃん。」
「ん?」
田村「保乃が毎年ひぃちゃんに上げてるお菓子の意味調べたことある?」
「意味?」
「お菓子に意味とかあるん?」
田村「あるよ〜、もう、やっぱ全然伝わってへん、鈍感!」
「ちょ、ちょっと待ってね、すぐ調べるけ、」
スマホを開いて、マカロンの意味を調べてみる。
1番上にでてきた回答には、
「特別な存在、?」
田村「…、保乃、他のメンバーにはみんなクッキーやねん。けど、ひぃちゃんにだけは別のものあげてんねん、なんでか分かる?」
「っ…まって、期待してもいいん?」
田村「期待、してや。」
ずっと好きやった人。彼女にしたいっち一目見て思った人が、いま、私を見て微笑んでいる。
こんなに幸せなこと、あっていいんかな。
「…保乃ちゃんのことが好きです。」
田村「うん。」
「私と、付き合ってください。」
田村「へへ、はいっ。お願いします。」
「っ…、あ、でも、なんで今年は空なん?」
田村「今年のバレンタインは保乃の手作りごはん、食べて欲しいなぁって。」
「…!!」
「ご飯、作ってくれるん?」
田村「うんっ、今日お仕事終わったら保乃ん家来て?」
「はいっ!!!!!」
保乃ちゃんの作るお菓子は絶品だし、毎年の楽しみにしていた。けれど、それを超えるほどの破壊力を持つ手料理という言葉。
やっと、保乃ちゃんの手料理食べれるんや。
田村「その後一緒にケーキ作ろっか。」
「っ…うん!!!」
手料理を食べれるだけでなく、一緒にケーキまで作れてしまうん?好きな人と一緒にキッチンに立てちゃうってことやろ?そんなん、最高やん。
田村「へへ、楽しみやな。」
「凄く、楽しみです。」
田村「ふふ、」
山﨑「おっはーー!」
松田「おはようー!」
「おはよう!」
田村「おはよう〜!」
山﨑「なんか、ひかるやけに元気やな、いい事あったん?あ、これチョコでーす。」
「ふふ、なんもなかよ、あ、ありがとうございまーす。」
山﨑「はい、保乃にも〜。」
松田「はい、私からも3人に〜。」
「ありがとう〜。」
田村「ん〜!ありがとう!」
チョコを貰い合う、この空間と、先程の流れが私を甘くする。表情だって作れたもんじゃない。
でもそれでいい、今日はバレンタインだもん。
ホワイトデーにするお返しは、合鍵かなっち考えちゃったりして。
「へへっ…、」
山﨑「なに、ひかる、怖いんやけど。」
-Fin-
前にあった仕事が巻で終わり、早めに顔を出したそこさくの楽屋。マネージャーさんの言っていた通り1番目だったようで、誰も居ない楽屋を満喫した。ソファーに寝っ転がってみたり、皆より一足先にお菓子を貰ってみたり、今日はやけにチョコ系が多いと思ったらそうか、今日はバレンタイン。
3期ちゃん達張り切ってたなぁ。
田村「おはようございます〜…、ん、ひぃちゃんや、おはよう。」
「ん、ほのち、おはよう。」
田村「ひぃちゃんしか居らんの?」
「うん、まだ皆来とらんよ。」
田村「そっかそっか。」
いくつも空いてる席の中当たり前のように私の隣に荷物を置いて、腰をかける保乃ちゃんはやっぱり可愛くて、今でも彼女にしたいっち思うことが多々ある。
まあそんなこと本人に言えるわけないんやけど。
田村「さて、ひぃちゃん、問題です!」
「ふふ、はいっ!」
田村「今日は何の日でしょうか!」
「ん〜、バレンタイン〜!」
田村「正解〜!」
「……?」
田村「…?」
「あれ、チョコくれるんやないの?」
田村「ふふ、欲しいん?」
「うん、欲しい。」
友チョコでも、なんでもいい。
保乃ちゃんから貰えるチョコだったらなんでも嬉しいんだから。
田村「じゃあ、あげる!」
「ん!!ありがとう!」
「今年はなにかな〜。」
毎年のようにピンクの箱に包まれて、私の元へやってくるのはお店に並んでいてもおかしくないほど上手く作られたものたち。去年はマカロン、その前はカップケーキやったかな。今年はなんやろ。
「今年は〜、え、なんも入っとらん。」
田村「へへ、びっくりした?」
「びっ、くりだよ。ええ〜、今年は貰えないん?」
田村「なぁ、ひぃちゃん。」
「ん?」
田村「保乃が毎年ひぃちゃんに上げてるお菓子の意味調べたことある?」
「意味?」
「お菓子に意味とかあるん?」
田村「あるよ〜、もう、やっぱ全然伝わってへん、鈍感!」
「ちょ、ちょっと待ってね、すぐ調べるけ、」
スマホを開いて、マカロンの意味を調べてみる。
1番上にでてきた回答には、
「特別な存在、?」
田村「…、保乃、他のメンバーにはみんなクッキーやねん。けど、ひぃちゃんにだけは別のものあげてんねん、なんでか分かる?」
「っ…まって、期待してもいいん?」
田村「期待、してや。」
ずっと好きやった人。彼女にしたいっち一目見て思った人が、いま、私を見て微笑んでいる。
こんなに幸せなこと、あっていいんかな。
「…保乃ちゃんのことが好きです。」
田村「うん。」
「私と、付き合ってください。」
田村「へへ、はいっ。お願いします。」
「っ…、あ、でも、なんで今年は空なん?」
田村「今年のバレンタインは保乃の手作りごはん、食べて欲しいなぁって。」
「…!!」
「ご飯、作ってくれるん?」
田村「うんっ、今日お仕事終わったら保乃ん家来て?」
「はいっ!!!!!」
保乃ちゃんの作るお菓子は絶品だし、毎年の楽しみにしていた。けれど、それを超えるほどの破壊力を持つ手料理という言葉。
やっと、保乃ちゃんの手料理食べれるんや。
田村「その後一緒にケーキ作ろっか。」
「っ…うん!!!」
手料理を食べれるだけでなく、一緒にケーキまで作れてしまうん?好きな人と一緒にキッチンに立てちゃうってことやろ?そんなん、最高やん。
田村「へへ、楽しみやな。」
「凄く、楽しみです。」
田村「ふふ、」
山﨑「おっはーー!」
松田「おはようー!」
「おはよう!」
田村「おはよう〜!」
山﨑「なんか、ひかるやけに元気やな、いい事あったん?あ、これチョコでーす。」
「ふふ、なんもなかよ、あ、ありがとうございまーす。」
山﨑「はい、保乃にも〜。」
松田「はい、私からも3人に〜。」
「ありがとう〜。」
田村「ん〜!ありがとう!」
チョコを貰い合う、この空間と、先程の流れが私を甘くする。表情だって作れたもんじゃない。
でもそれでいい、今日はバレンタインだもん。
ホワイトデーにするお返しは、合鍵かなっち考えちゃったりして。
「へへっ…、」
山﨑「なに、ひかる、怖いんやけど。」
-Fin-