▶︎ 渡邉 小林
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彼女の、最後のライブが終わった。
こばらしいドレスと、こばらしい言葉たち。
最後まで笑顔を浮かべたまま、舞台を去った彼女は誰よりも1番綺麗で、輝いていた。
「こば〜〜、お疲れ様〜!!」
1期生が集まる待機部屋に、ドレス姿のまま現れたこばはステージの時と何ら変わらない笑顔で、私の腕の中へ飛び込んで来た。
小林「理佐〜〜〜、会いたかったよ〜。」
ここにいる誰よりも先にこばに触れ合えたことが、会いたかったと言われたことが、嬉しくて、友香たちにドヤ顔を向ける。
菅井「ちょっと〜、独り占めしないでよ〜。」
平手「そうだそうだ〜!」
「ふふ、やーだねー、こばは私のでーす。」
グループに居た頃は、恥ずかしくて、こうやって触れ合うことも、笑い合うことも少なかったけれど、今はもう何も気にならない。
ただ純粋にこばで心が満たされていた。
小林「…帰りさ、ちょっと残れる?」
「…?うん、残れるよ。」
小林「じゃあ、待ってて。一緒に帰ろ。」
「ふふ、うんっ。」
周りのメンバーには聞こえないように、耳元でコソッと呟いたこばは本当に楽しそうで、そんな形で卒業を迎えられたことを心の底から嬉しく思った。
同期で盛り上がった後、2期、3期ちゃんと一緒に打ち上げをして、初めましての子と写真を撮ったり、夏鈴ちゃんを愛でたりしていればお開きの時間になって、ふーちゃんの"1期会しちゃう?"なんて言葉に1期全員が頷いて何故か私の家での1期会が決定した。
「なんで私ん家なんだよ〜。」
小林「ふふ、いいじゃん。理佐ん家、初めて行くかも。」
「そうだっけ?あ、確かに引越してからこば来てないかも。」
小林「理佐呼んでくれなかったからな〜〜。」
「だって口実見つからなかったし。」
小林「ふふ、ね、ちょっと来て。」
1期の輪から外れて、みんなからの死角に入り込む。
「どうしたの、こば。」
小林「あのさ、卒業したらずっと言おうと思ってたことがあって。」
「うん。」
小林「初期の頃から、ずっと理佐の事が好きです。」
「え!?」
小林「私と付き合ってください。」
「待って、待って待って、え、こばって私の事好きなの?」
小林「好きだけど。」
「それって、その、恋愛的な意味で?」
小林「まあ、普通そうだよね。」
「嘘…、どうしよう、超嬉しい、待って、」
小林「ふふ、何、期待していいの?」
「っ…うん、私もずっと由依が好き。」
小林「…久々に聞いた、理佐の由依呼び。」
「あんま呼ばないようにしてたから、」
小林「今日からは沢山呼んで。私だけを見て。」
「うん、やば、超可愛い。」
小林「へへっ、由依のこと好き?」
「好き。超好き。」
小林「由依も理佐のこと好き。」
「…うっ、心臓が…、」
平手「こばーー?理佐ーー???どこー?」
小林「今戻るよー。」
「ん、戻ろ、理佐。」
「うん、あ、待って、」
小林「ん…?」
「1回だけハグしたい、かも。」
小林「ふふ、何それ、かわいい。しよ。」
「…、」
私の腕の中に由依がいる。
嬉しくて、幸せで、ちょっと恥ずかしい。
小林「好きだよ、理佐。」
「私も、好きだよ。由依。」
そのまま指を絡めて、皆の元へ戻る。
ニヤニヤした顔のふーちゃんや、茜に質問攻めをされたけど答えてなんかあげない。
平手「ふふ、おめでとう、理佐。」
「ありがとう、平手。」
平手だけは、真っ直ぐに祝福を送ってくれる。
ああ、ほんとうちの末っ子はいい子なんだから。
「さ、1期会すんでしょ〜?帰るよ〜?」
齋藤「いぇーい、帰ろう〜!」
山﨑「いいなーーー、いいなーーー。」
森田「私達も今度混ぜてくださいねー?」
「ふふ、勿論。いつでもおいで。」
山﨑「やった〜!」
櫻坂も、この子達がいれば大丈夫。
もう、何も心配することはないんだな。
小林「凄いでしょ、櫻坂って。」
「ふふ、うん。最強だね。」
そう笑いあって、今日から始まる、由依との日々に胸を躍らせた。
-fin-
こばらしいドレスと、こばらしい言葉たち。
最後まで笑顔を浮かべたまま、舞台を去った彼女は誰よりも1番綺麗で、輝いていた。
「こば〜〜、お疲れ様〜!!」
1期生が集まる待機部屋に、ドレス姿のまま現れたこばはステージの時と何ら変わらない笑顔で、私の腕の中へ飛び込んで来た。
小林「理佐〜〜〜、会いたかったよ〜。」
ここにいる誰よりも先にこばに触れ合えたことが、会いたかったと言われたことが、嬉しくて、友香たちにドヤ顔を向ける。
菅井「ちょっと〜、独り占めしないでよ〜。」
平手「そうだそうだ〜!」
「ふふ、やーだねー、こばは私のでーす。」
グループに居た頃は、恥ずかしくて、こうやって触れ合うことも、笑い合うことも少なかったけれど、今はもう何も気にならない。
ただ純粋にこばで心が満たされていた。
小林「…帰りさ、ちょっと残れる?」
「…?うん、残れるよ。」
小林「じゃあ、待ってて。一緒に帰ろ。」
「ふふ、うんっ。」
周りのメンバーには聞こえないように、耳元でコソッと呟いたこばは本当に楽しそうで、そんな形で卒業を迎えられたことを心の底から嬉しく思った。
同期で盛り上がった後、2期、3期ちゃんと一緒に打ち上げをして、初めましての子と写真を撮ったり、夏鈴ちゃんを愛でたりしていればお開きの時間になって、ふーちゃんの"1期会しちゃう?"なんて言葉に1期全員が頷いて何故か私の家での1期会が決定した。
「なんで私ん家なんだよ〜。」
小林「ふふ、いいじゃん。理佐ん家、初めて行くかも。」
「そうだっけ?あ、確かに引越してからこば来てないかも。」
小林「理佐呼んでくれなかったからな〜〜。」
「だって口実見つからなかったし。」
小林「ふふ、ね、ちょっと来て。」
1期の輪から外れて、みんなからの死角に入り込む。
「どうしたの、こば。」
小林「あのさ、卒業したらずっと言おうと思ってたことがあって。」
「うん。」
小林「初期の頃から、ずっと理佐の事が好きです。」
「え!?」
小林「私と付き合ってください。」
「待って、待って待って、え、こばって私の事好きなの?」
小林「好きだけど。」
「それって、その、恋愛的な意味で?」
小林「まあ、普通そうだよね。」
「嘘…、どうしよう、超嬉しい、待って、」
小林「ふふ、何、期待していいの?」
「っ…うん、私もずっと由依が好き。」
小林「…久々に聞いた、理佐の由依呼び。」
「あんま呼ばないようにしてたから、」
小林「今日からは沢山呼んで。私だけを見て。」
「うん、やば、超可愛い。」
小林「へへっ、由依のこと好き?」
「好き。超好き。」
小林「由依も理佐のこと好き。」
「…うっ、心臓が…、」
平手「こばーー?理佐ーー???どこー?」
小林「今戻るよー。」
「ん、戻ろ、理佐。」
「うん、あ、待って、」
小林「ん…?」
「1回だけハグしたい、かも。」
小林「ふふ、何それ、かわいい。しよ。」
「…、」
私の腕の中に由依がいる。
嬉しくて、幸せで、ちょっと恥ずかしい。
小林「好きだよ、理佐。」
「私も、好きだよ。由依。」
そのまま指を絡めて、皆の元へ戻る。
ニヤニヤした顔のふーちゃんや、茜に質問攻めをされたけど答えてなんかあげない。
平手「ふふ、おめでとう、理佐。」
「ありがとう、平手。」
平手だけは、真っ直ぐに祝福を送ってくれる。
ああ、ほんとうちの末っ子はいい子なんだから。
「さ、1期会すんでしょ〜?帰るよ〜?」
齋藤「いぇーい、帰ろう〜!」
山﨑「いいなーーー、いいなーーー。」
森田「私達も今度混ぜてくださいねー?」
「ふふ、勿論。いつでもおいで。」
山﨑「やった〜!」
櫻坂も、この子達がいれば大丈夫。
もう、何も心配することはないんだな。
小林「凄いでしょ、櫻坂って。」
「ふふ、うん。最強だね。」
そう笑いあって、今日から始まる、由依との日々に胸を躍らせた。
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