▶︎ 森田 田村
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もうすぐ今年が終わる。
世間はすっかり年越しムードで非日常が溢れ返っていた。
「あ、保乃ちゃんの好きなシュークリームだ。」
営業時間が変更されたケーキ屋さん。
お店のショーケースには残り少ないシュークリームが並んでいた。
家で待っているだろう保乃ちゃんの喜んでる顔が見たくて、結局4つ全部買い占めて家へ帰る。
田村:もうすぐお家つく?
そんな連絡に、もう着くよ、なんて返して緩んだ頬を自覚しながら、エントランスを通った。
実家に帰っていたから、3日ぶりとなる保乃ちゃん。毎日連絡はしよったけど、顔を見て話はせんかったけ、早く早くと心が急ぐ。
エレベーターのドアが開いて、駆け出した瞬間、暖かい温もりに包まれて、そこで初めて保乃ちゃんの腕の中に飛び込んだことを実感した。
「びっ…くりした、」
田村「保乃もびっくりしたわ。」
「ふふ、おかえり、ひぃちゃん。」
「ただいま、保乃ちゃん。」
3日ぶりの保乃ちゃん。可愛い、暖かい、柔らかい、もっと触れたい。
田村「ん、早くお家入ろう。」
ぎゅっと組まれた腕は強引に私を連れて、部屋の中へと歩いてく。玄関を通って、そのままソファーへ腕を引かれた、これは、その、まるで私が押し倒しているようで、なんと言うか、その、夜の光景と重なってしまう。
田村「ひぃちゃん。」
「保乃、ちゃん。」
田村「寂しかった。」
そう言われ、首に掛けられた腕を引かれ、唇が重なった。何度も、何度も、啄むように保乃ちゃんの唇を感じていれば想いが溢れて、止まれなくなってしまう。
田村「んっ…はぁっ、ひぃ、ちゃん、」
「保乃ちゃんっ、」
田村「ん…まっ、て、まだ、はやい、」
「…、誘ったんは保乃ちゃんやろ、」
拗ねたようにそう言えば、"そうやけど、大晦日やん、疲れて寝ちゃったりしたら嫌やもん"なんて返されて、要するに年を越すまではお預けと遠回しに告げられる。
「生殺し。」
田村「人聞きが悪い!」
「ふふ、じゃあもう一回だけちゅーしよ。そしたら我慢するけ、」
田村「ん…、んーっ、んっ、ふふ、1回やないやん。」
「これは1回のカウントに入りますー。」
「あ、これ福岡土産!まあいつも通りラーメンやけど。」
田村「やった〜〜、保乃ここのラーメンほんまに好き!」
「ふふ、良かった。」
外の世界は時間が急いで進んでいるように感じてほんの少し寂しかったけれど、保乃ちゃんと二人のこの部屋はそんなの1つもなくて、幸せと愛に溢れていた。
田村「んん〜、ひぃちゃん〜〜〜!!」
「ちょっ…、擽ったいけ、やめて、笑」
私の鎖骨に額をグリグリと押し付ける保乃ちゃんの勢いに負けて、今度は私がソファーに倒れ込んむ。下から見ても保乃ちゃんは綺麗やなぁ。
田村「…んっ、ねえ、変な触り方してるやろ!」
「別に〜、保乃ちゃんの背中スベスベやな〜って思っとるだけですけども〜。」
田村「んんっ、ひぃ、」
「そうゆう雰囲気にしてるんは保乃ちゃんやろ?」
嫌なら、本当に止めたいのなら、私の上から退けばいいだけなのに、それをしない保乃ちゃんは本当に素直じゃない。
田村「っ…、」
「ふふ、それともする前のこの雰囲気が好きやったりする?」
あぁ、図星みたい。
いつだったか保乃ちゃん、する前のこの甘い雰囲気に弱いっち言っとったもんね。
「いいよ、せんからもっと甘い甘い時間にしよ。」
上半身だけを起こして、私の足の上に座る保乃ちゃんの腰をグイッと引く。
上から降ってくるキスに応えて、見つめ合って、耳を触りながら、もう一度唇を重ねて、空いた隙間から舌を入れれば蕩けきった顔をする保乃ちゃん。
「かわいい、」
田村「んっ…はぁっ、」
「保乃ちゃんがOKするまで私はせんから、」
田村「っ…、いじわる、」
「そっちの方が好きやろ?」
唇、首、鎖骨、どんどんキスを落としていく。
その度にギュッと締め付ける保乃ちゃんの腕はそろそろ限界を迎えている。
田村「ん…はぁっ、ひぃちゃん、」
「ん?」
田村「もう、ええから、」
「ふふ、なにが?」
田村「っ…、したい、ひぃちゃんとしたいの、」
「かわいい、年越しベッドの上でいいん?ちゃんと迎えたいんやろ?」
田村「意地悪、ひぃちゃんと一緒ならどこでもええっ…、」
そう言ってキスをした保乃ちゃんを抱き上げて、ベッドへ運ぶ。
そのまま夜に沈んで、気がつけば除夜の鐘が鳴り響いていた。
田村「好きっ…、ひぃちゃん、すきっ、」
2024年は、愛を呟きながら私に溺れる保乃ちゃんを眺めながら迎えた。
今年もよろしくね、保乃ちゃん。
「愛しとうよ。」
-Fin-
世間はすっかり年越しムードで非日常が溢れ返っていた。
「あ、保乃ちゃんの好きなシュークリームだ。」
営業時間が変更されたケーキ屋さん。
お店のショーケースには残り少ないシュークリームが並んでいた。
家で待っているだろう保乃ちゃんの喜んでる顔が見たくて、結局4つ全部買い占めて家へ帰る。
田村:もうすぐお家つく?
そんな連絡に、もう着くよ、なんて返して緩んだ頬を自覚しながら、エントランスを通った。
実家に帰っていたから、3日ぶりとなる保乃ちゃん。毎日連絡はしよったけど、顔を見て話はせんかったけ、早く早くと心が急ぐ。
エレベーターのドアが開いて、駆け出した瞬間、暖かい温もりに包まれて、そこで初めて保乃ちゃんの腕の中に飛び込んだことを実感した。
「びっ…くりした、」
田村「保乃もびっくりしたわ。」
「ふふ、おかえり、ひぃちゃん。」
「ただいま、保乃ちゃん。」
3日ぶりの保乃ちゃん。可愛い、暖かい、柔らかい、もっと触れたい。
田村「ん、早くお家入ろう。」
ぎゅっと組まれた腕は強引に私を連れて、部屋の中へと歩いてく。玄関を通って、そのままソファーへ腕を引かれた、これは、その、まるで私が押し倒しているようで、なんと言うか、その、夜の光景と重なってしまう。
田村「ひぃちゃん。」
「保乃、ちゃん。」
田村「寂しかった。」
そう言われ、首に掛けられた腕を引かれ、唇が重なった。何度も、何度も、啄むように保乃ちゃんの唇を感じていれば想いが溢れて、止まれなくなってしまう。
田村「んっ…はぁっ、ひぃ、ちゃん、」
「保乃ちゃんっ、」
田村「ん…まっ、て、まだ、はやい、」
「…、誘ったんは保乃ちゃんやろ、」
拗ねたようにそう言えば、"そうやけど、大晦日やん、疲れて寝ちゃったりしたら嫌やもん"なんて返されて、要するに年を越すまではお預けと遠回しに告げられる。
「生殺し。」
田村「人聞きが悪い!」
「ふふ、じゃあもう一回だけちゅーしよ。そしたら我慢するけ、」
田村「ん…、んーっ、んっ、ふふ、1回やないやん。」
「これは1回のカウントに入りますー。」
「あ、これ福岡土産!まあいつも通りラーメンやけど。」
田村「やった〜〜、保乃ここのラーメンほんまに好き!」
「ふふ、良かった。」
外の世界は時間が急いで進んでいるように感じてほんの少し寂しかったけれど、保乃ちゃんと二人のこの部屋はそんなの1つもなくて、幸せと愛に溢れていた。
田村「んん〜、ひぃちゃん〜〜〜!!」
「ちょっ…、擽ったいけ、やめて、笑」
私の鎖骨に額をグリグリと押し付ける保乃ちゃんの勢いに負けて、今度は私がソファーに倒れ込んむ。下から見ても保乃ちゃんは綺麗やなぁ。
田村「…んっ、ねえ、変な触り方してるやろ!」
「別に〜、保乃ちゃんの背中スベスベやな〜って思っとるだけですけども〜。」
田村「んんっ、ひぃ、」
「そうゆう雰囲気にしてるんは保乃ちゃんやろ?」
嫌なら、本当に止めたいのなら、私の上から退けばいいだけなのに、それをしない保乃ちゃんは本当に素直じゃない。
田村「っ…、」
「ふふ、それともする前のこの雰囲気が好きやったりする?」
あぁ、図星みたい。
いつだったか保乃ちゃん、する前のこの甘い雰囲気に弱いっち言っとったもんね。
「いいよ、せんからもっと甘い甘い時間にしよ。」
上半身だけを起こして、私の足の上に座る保乃ちゃんの腰をグイッと引く。
上から降ってくるキスに応えて、見つめ合って、耳を触りながら、もう一度唇を重ねて、空いた隙間から舌を入れれば蕩けきった顔をする保乃ちゃん。
「かわいい、」
田村「んっ…はぁっ、」
「保乃ちゃんがOKするまで私はせんから、」
田村「っ…、いじわる、」
「そっちの方が好きやろ?」
唇、首、鎖骨、どんどんキスを落としていく。
その度にギュッと締め付ける保乃ちゃんの腕はそろそろ限界を迎えている。
田村「ん…はぁっ、ひぃちゃん、」
「ん?」
田村「もう、ええから、」
「ふふ、なにが?」
田村「っ…、したい、ひぃちゃんとしたいの、」
「かわいい、年越しベッドの上でいいん?ちゃんと迎えたいんやろ?」
田村「意地悪、ひぃちゃんと一緒ならどこでもええっ…、」
そう言ってキスをした保乃ちゃんを抱き上げて、ベッドへ運ぶ。
そのまま夜に沈んで、気がつけば除夜の鐘が鳴り響いていた。
田村「好きっ…、ひぃちゃん、すきっ、」
2024年は、愛を呟きながら私に溺れる保乃ちゃんを眺めながら迎えた。
今年もよろしくね、保乃ちゃん。
「愛しとうよ。」
-Fin-