▶︎ 藤吉 田村
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最近、保乃ちゃんと夏鈴の様子がおかしい。
今までは、保乃ちゃんから"好き"や"大好き"なんて愛の言葉が沢山伝えられていたのに、今は夏鈴と一緒にいるとこすら見なくなった。
「…夏鈴、」
藤吉「……」
「夏鈴?」
藤吉「…あ、ひかる、お疲れ。」
「お疲れ様。」
「なぁ、保乃ちゃんとなんかあったと?」
藤吉「…なんにもないねん。」
「何にもないから、どうしたらええか、分からんくて。」
いつもは話し出すまで渋る夏鈴が、今日はスラスラと悩みの種を明かした。それくらい夏鈴にとって深刻でまずい状況なのだろう。
「そっか…、保乃ちゃんは?なんか言っとらんの?」
藤吉「1か月前かな、お泊まりした時にちょっと喧嘩みたいなんしちゃって、」
「喧嘩?」
藤吉「夏鈴ちゃんが保乃より3期生のことを大事にしてるのが保乃は嫌やってん、って言われて、夏鈴は保乃が1番やったから、そんなことないって返したんやけど、」
「うんうん、」
藤吉「それが伝わらんって、もう、夏鈴ちゃんが分からへんって言われちゃって、」
「あ〜…、なるほどねぇ、」
「それで?夏鈴はなんて言ったん?」
藤吉「…なんも言えへんかった。」
「……は、?」
「ちょ…、待って待って、だって保乃ちゃんのこと大切に思いよるんやろ?なんでそれを伝えんと?」
藤吉「夏鈴の気持ちを言葉にしようって思って色々考えたら、当てはまる言葉がなかってん、全部薄っぺらく感じちゃうって言うか、それで保乃に伝えても伝わらへんかなって、」
「はぁ…、」
ほんと変なとこ理佐さんに似たなぁ。
ていうか、由依さんと理佐さんの喧嘩みたい。
「よか?保乃ちゃんは、夏鈴が保乃ちゃんをどれくらい好きでいるか、どれくらい大切なのか、不安なんよ。それでお泊まりの日もそう言ったんやと思う。」
藤吉「っ…、言葉にできない、とか言ってる場合ちゃうってことやんな。」
「うん。」
「私が保乃ちゃん呼び出すけ、ちゃんと話し合いしな?」
藤吉「ありがとう、ひかる。」
「ふふ、よかよか〜。」
Karin side
ひかるが保乃を呼び出してくれたらしい。
一足先に部屋で待機している夏鈴の心臓は、保乃に告白した時以上にバクバクと動いていた。
コンコン
田村「ひぃちゃ〜ん?入んで?」
「…夏鈴、ちゃん。」
「保乃、」
田村「ごめん、部屋間違えたな、」
「違う、合ってる、夏鈴がひかるに頼んだ、」
田村「…、座ってもええ?」
「うん、」
久しぶりの保乃。久しぶりの、なんて肩書き付けてしまったのは夏鈴自身なのに、久しぶりの保乃に胸が張り裂けそう。
「あんな…、」
田村「うん。」
「夏鈴は、保乃の事が好き。」
「んー、好きじゃ足りひんねん、かといって簡単に愛してるとか、そーゆうん言いたい訳でもなくて、」
田村「うん。」
「ただ、離したくない。ずっと夏鈴の中に閉じ込めていたいくらい、保乃が好きで、傷1つ付かないように夏鈴が守りたいくらい、大切やねん、」
保乃の目を見ながら、そう言えば、ポロポロと保乃の目から涙が溢れて、そんな姿すら愛おしいと思ってしまうのだから、夏鈴は保乃じゃなきゃ駄目なんだ。
田村「っ…、避けてごめんっ、ずっと、寂しかった。」
ぎゅっと抱き着かれた、その瞬間香る保乃の匂い。そうだ、この人は何処までも寂しがり屋で、暖かい人やった。
「謝らなきゃ行けないのは夏鈴や、ほんまにごめん。これからはちゃんと思ってる事伝えるから。」
田村「っ…、夏鈴ちゃんのペースでええから、」
「…、ありがとう。」
「好きやで、保乃。」
田村「っ…保乃も好き。」
「ふふ、ひぃちゃんのお手柄やな、」
「そうやな、今度お菓子でもあげるかな、」
田村「ええやん、保乃もあげよ〜。」
Rena side
夏鈴ちゃんと保乃ちゃんが仲直りしたらしい。
それも、ひかるちゃんが間に入って。
「ひかるちゃんもお馬鹿さんだね〜、」
「あの時の保乃ちゃんに気持ち伝えてればひかるちゃんのモノになってたかもしれないのに。」
森田「……そんな事しても、保乃ちゃんは幸せになれんやろ。」
「ふーーん、麗奈よくわかんないや。」
「そんな顔するなら、さっさと気持ち諦めなよ。」
森田「…保乃ちゃん以上に好きになれる人、居ないんよ、」
「居るじゃん、ここに。」
森田「え?」
「今が1番のアタック時でしょ?」
「麗奈、ひかるちゃんの事ずっーと好きだよ?」
森田「っ…麗奈、ちゃん、」
「保乃ちゃんの事なんか忘れて、私の事好きになりなよ。」
新しい恋が生まれたとか、生まれなかったとか。
-Fin-
今までは、保乃ちゃんから"好き"や"大好き"なんて愛の言葉が沢山伝えられていたのに、今は夏鈴と一緒にいるとこすら見なくなった。
「…夏鈴、」
藤吉「……」
「夏鈴?」
藤吉「…あ、ひかる、お疲れ。」
「お疲れ様。」
「なぁ、保乃ちゃんとなんかあったと?」
藤吉「…なんにもないねん。」
「何にもないから、どうしたらええか、分からんくて。」
いつもは話し出すまで渋る夏鈴が、今日はスラスラと悩みの種を明かした。それくらい夏鈴にとって深刻でまずい状況なのだろう。
「そっか…、保乃ちゃんは?なんか言っとらんの?」
藤吉「1か月前かな、お泊まりした時にちょっと喧嘩みたいなんしちゃって、」
「喧嘩?」
藤吉「夏鈴ちゃんが保乃より3期生のことを大事にしてるのが保乃は嫌やってん、って言われて、夏鈴は保乃が1番やったから、そんなことないって返したんやけど、」
「うんうん、」
藤吉「それが伝わらんって、もう、夏鈴ちゃんが分からへんって言われちゃって、」
「あ〜…、なるほどねぇ、」
「それで?夏鈴はなんて言ったん?」
藤吉「…なんも言えへんかった。」
「……は、?」
「ちょ…、待って待って、だって保乃ちゃんのこと大切に思いよるんやろ?なんでそれを伝えんと?」
藤吉「夏鈴の気持ちを言葉にしようって思って色々考えたら、当てはまる言葉がなかってん、全部薄っぺらく感じちゃうって言うか、それで保乃に伝えても伝わらへんかなって、」
「はぁ…、」
ほんと変なとこ理佐さんに似たなぁ。
ていうか、由依さんと理佐さんの喧嘩みたい。
「よか?保乃ちゃんは、夏鈴が保乃ちゃんをどれくらい好きでいるか、どれくらい大切なのか、不安なんよ。それでお泊まりの日もそう言ったんやと思う。」
藤吉「っ…、言葉にできない、とか言ってる場合ちゃうってことやんな。」
「うん。」
「私が保乃ちゃん呼び出すけ、ちゃんと話し合いしな?」
藤吉「ありがとう、ひかる。」
「ふふ、よかよか〜。」
Karin side
ひかるが保乃を呼び出してくれたらしい。
一足先に部屋で待機している夏鈴の心臓は、保乃に告白した時以上にバクバクと動いていた。
コンコン
田村「ひぃちゃ〜ん?入んで?」
「…夏鈴、ちゃん。」
「保乃、」
田村「ごめん、部屋間違えたな、」
「違う、合ってる、夏鈴がひかるに頼んだ、」
田村「…、座ってもええ?」
「うん、」
久しぶりの保乃。久しぶりの、なんて肩書き付けてしまったのは夏鈴自身なのに、久しぶりの保乃に胸が張り裂けそう。
「あんな…、」
田村「うん。」
「夏鈴は、保乃の事が好き。」
「んー、好きじゃ足りひんねん、かといって簡単に愛してるとか、そーゆうん言いたい訳でもなくて、」
田村「うん。」
「ただ、離したくない。ずっと夏鈴の中に閉じ込めていたいくらい、保乃が好きで、傷1つ付かないように夏鈴が守りたいくらい、大切やねん、」
保乃の目を見ながら、そう言えば、ポロポロと保乃の目から涙が溢れて、そんな姿すら愛おしいと思ってしまうのだから、夏鈴は保乃じゃなきゃ駄目なんだ。
田村「っ…、避けてごめんっ、ずっと、寂しかった。」
ぎゅっと抱き着かれた、その瞬間香る保乃の匂い。そうだ、この人は何処までも寂しがり屋で、暖かい人やった。
「謝らなきゃ行けないのは夏鈴や、ほんまにごめん。これからはちゃんと思ってる事伝えるから。」
田村「っ…、夏鈴ちゃんのペースでええから、」
「…、ありがとう。」
「好きやで、保乃。」
田村「っ…保乃も好き。」
「ふふ、ひぃちゃんのお手柄やな、」
「そうやな、今度お菓子でもあげるかな、」
田村「ええやん、保乃もあげよ〜。」
Rena side
夏鈴ちゃんと保乃ちゃんが仲直りしたらしい。
それも、ひかるちゃんが間に入って。
「ひかるちゃんもお馬鹿さんだね〜、」
「あの時の保乃ちゃんに気持ち伝えてればひかるちゃんのモノになってたかもしれないのに。」
森田「……そんな事しても、保乃ちゃんは幸せになれんやろ。」
「ふーーん、麗奈よくわかんないや。」
「そんな顔するなら、さっさと気持ち諦めなよ。」
森田「…保乃ちゃん以上に好きになれる人、居ないんよ、」
「居るじゃん、ここに。」
森田「え?」
「今が1番のアタック時でしょ?」
「麗奈、ひかるちゃんの事ずっーと好きだよ?」
森田「っ…麗奈、ちゃん、」
「保乃ちゃんの事なんか忘れて、私の事好きになりなよ。」
新しい恋が生まれたとか、生まれなかったとか。
-Fin-