▶︎ 森田 田村
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キーンコーンカーンコーン
授業開始の合図が鳴って、教室にはやる気のない教師の声と、ノートを取る音が響いている。
私は机に伸ばした腕に顔を乗せ、ただひたすらに保乃ちゃんを見ていた。
ノートを書く長くて綺麗な指も、机に垂れる柔らかい髪も、目が合って、可愛く浮かべた笑窪付きの笑顔も、何もかもが愛しくて、可愛くて、好きで、堪らない。
今すぐにでも、保乃ちゃんに触れたい。
保乃ちゃんの声を聞きたい。
50分も机に縛られてるなんて、耐えられない。
田村「せんせ、森田さんが体調悪そうなので保健室連れてっても良いですか?」
土田「おー、森田大丈夫か?田村よろしくなー。」
思わぬサプライズ、上がる口角を必死に抑えて、保乃ちゃんと腕を絡ませながら教室を出た。
そのまま足は保健室に向かうことなく、使われなくなった図書準備室へと向かっていった。
キキーーッ
田村「失礼しまーす、」
「ふふ、誰も居らんよ。」
そう、私と保乃ちゃんだけの二人の世界。
いつからあるのかも分からない古びた赤色のソファーに倒れ込むように保乃ちゃんの手を引いた。
傍から見れば保乃ちゃんが私を押し倒しているかのような、そんな体制。
「なんで連れ出してくれたと?」
保乃ちゃんの首に腕をかけながらそう問えば、当たり前の顔をして、こう言った。
田村「だって、ひぃちゃんに触れたくなっちゃったんやもん。」
可愛くて、狡い彼女を愛してしまった私はもう抜けることは出来ない。死ぬまでずっと彼女の虜だ。
「違うやろ?私に触れて欲しくなっちゃったんやろ?」
田村「へへ、どうやろ?」
形勢逆転。今度は、私が保乃ちゃんの上になる。
下から見ても、上から見ても、どこから見ても保乃ちゃんは可愛いや。
「保乃ちゃんは、なんでこんなに可愛いん?」
田村「んーー、ひぃちゃんに恋してるからかなぁ。」
きっとこれは、狙ったわけでも、計算された訳でもない、彼女の本心から出た言葉だと思う。
保乃ちゃんは、素でこういうことを言えてしまう子だから。
「ほんと、可愛い。」
「私以外と話さんで。」
田村「ふふ、ええよ?」
「嘘だよ、そんな縛れん、」
田村「ひぃちゃんの願いならなんでも聞くで?」
「保乃、ひぃちゃんしか興味無いもん。」
「っ…、」
田村「ひぃちゃんもそうやろ?」
「当たり前やろ、保乃ちゃんが居てくれれば、それでよか、他には何もいらん、」
田村「ふふ、保乃たち重いな?」
「そうかもね。」
重いくらいがいい。もっともっと重くなればいい。
田村「せや、さっき夏鈴ちゃんから聞いたんやけど、麗奈ちゃんに告白されたん?」
「あーー、告白なんかな、好きっち言われたけど、付き合ってーとかは言われんかったよ。」
そう言えば、私の頬をぎゅっと包んで、"保乃のひぃちゃんやのに"なんて可愛い言葉を残して唇を奪った保乃ちゃん。
「なん、今の、可愛すぎやろ、」
田村「へへ、保乃可愛い?」
「可愛い。可愛すぎ。監禁したいくらい。」
田村「えー、ふふ、監禁してくれたら、ずっーと一緒に居れるな?」
「…反則、もうこれ以上口開かんとって。」
田村「なんでよーー、」
「可愛すぎて、教室帰したくなくなる。」
田村「じゃあ今日はずっとここにいよう?」
「っ…、」
田村「あ、ひぃちゃん我慢してるやろ、そんなに唇噛んでたら、切れちゃうで?」
「だって、」
田村「我慢せんで?保乃、誘ってんねんけど。」
「っ…、」
プチンと何かが切れた音がした。
保乃ちゃんの唇に噛み付いて、シャツのボタンを外して、いつの間にかスカートにまで手を伸ばして、そして、気が付けば事は終わっていた。
田村「へへ、ひぃちゃんの跡が沢山や。」
「私にも保乃ちゃんの跡沢山ついた。」
田村「ひぃは保乃のやから〜。」
「保乃ちゃんもひぃのやからね。」
田村「当たり前やん。」
お互い乱れた制服を着直して、名残惜しみながら部屋を出れば今日の授業はとっくに終わっていたようで、途中で出会ったまりなに"上手く言っといてあげたんだから今度なんか奢ってね"なんて言葉を掛けられた。
「良い友達もったよね。」
田村「ふふ、ほんまやな。」
「普通やったら保乃たち特別指導かもな。」
「まりな様々やねーー、」
何奢ろう、なんて考えながら、左手の中にある保乃ちゃんの温もりを感じていた。
これから先もこの手を握るのは私だけでいい。
私だけがいい。
-fin-
授業開始の合図が鳴って、教室にはやる気のない教師の声と、ノートを取る音が響いている。
私は机に伸ばした腕に顔を乗せ、ただひたすらに保乃ちゃんを見ていた。
ノートを書く長くて綺麗な指も、机に垂れる柔らかい髪も、目が合って、可愛く浮かべた笑窪付きの笑顔も、何もかもが愛しくて、可愛くて、好きで、堪らない。
今すぐにでも、保乃ちゃんに触れたい。
保乃ちゃんの声を聞きたい。
50分も机に縛られてるなんて、耐えられない。
田村「せんせ、森田さんが体調悪そうなので保健室連れてっても良いですか?」
土田「おー、森田大丈夫か?田村よろしくなー。」
思わぬサプライズ、上がる口角を必死に抑えて、保乃ちゃんと腕を絡ませながら教室を出た。
そのまま足は保健室に向かうことなく、使われなくなった図書準備室へと向かっていった。
キキーーッ
田村「失礼しまーす、」
「ふふ、誰も居らんよ。」
そう、私と保乃ちゃんだけの二人の世界。
いつからあるのかも分からない古びた赤色のソファーに倒れ込むように保乃ちゃんの手を引いた。
傍から見れば保乃ちゃんが私を押し倒しているかのような、そんな体制。
「なんで連れ出してくれたと?」
保乃ちゃんの首に腕をかけながらそう問えば、当たり前の顔をして、こう言った。
田村「だって、ひぃちゃんに触れたくなっちゃったんやもん。」
可愛くて、狡い彼女を愛してしまった私はもう抜けることは出来ない。死ぬまでずっと彼女の虜だ。
「違うやろ?私に触れて欲しくなっちゃったんやろ?」
田村「へへ、どうやろ?」
形勢逆転。今度は、私が保乃ちゃんの上になる。
下から見ても、上から見ても、どこから見ても保乃ちゃんは可愛いや。
「保乃ちゃんは、なんでこんなに可愛いん?」
田村「んーー、ひぃちゃんに恋してるからかなぁ。」
きっとこれは、狙ったわけでも、計算された訳でもない、彼女の本心から出た言葉だと思う。
保乃ちゃんは、素でこういうことを言えてしまう子だから。
「ほんと、可愛い。」
「私以外と話さんで。」
田村「ふふ、ええよ?」
「嘘だよ、そんな縛れん、」
田村「ひぃちゃんの願いならなんでも聞くで?」
「保乃、ひぃちゃんしか興味無いもん。」
「っ…、」
田村「ひぃちゃんもそうやろ?」
「当たり前やろ、保乃ちゃんが居てくれれば、それでよか、他には何もいらん、」
田村「ふふ、保乃たち重いな?」
「そうかもね。」
重いくらいがいい。もっともっと重くなればいい。
田村「せや、さっき夏鈴ちゃんから聞いたんやけど、麗奈ちゃんに告白されたん?」
「あーー、告白なんかな、好きっち言われたけど、付き合ってーとかは言われんかったよ。」
そう言えば、私の頬をぎゅっと包んで、"保乃のひぃちゃんやのに"なんて可愛い言葉を残して唇を奪った保乃ちゃん。
「なん、今の、可愛すぎやろ、」
田村「へへ、保乃可愛い?」
「可愛い。可愛すぎ。監禁したいくらい。」
田村「えー、ふふ、監禁してくれたら、ずっーと一緒に居れるな?」
「…反則、もうこれ以上口開かんとって。」
田村「なんでよーー、」
「可愛すぎて、教室帰したくなくなる。」
田村「じゃあ今日はずっとここにいよう?」
「っ…、」
田村「あ、ひぃちゃん我慢してるやろ、そんなに唇噛んでたら、切れちゃうで?」
「だって、」
田村「我慢せんで?保乃、誘ってんねんけど。」
「っ…、」
プチンと何かが切れた音がした。
保乃ちゃんの唇に噛み付いて、シャツのボタンを外して、いつの間にかスカートにまで手を伸ばして、そして、気が付けば事は終わっていた。
田村「へへ、ひぃちゃんの跡が沢山や。」
「私にも保乃ちゃんの跡沢山ついた。」
田村「ひぃは保乃のやから〜。」
「保乃ちゃんもひぃのやからね。」
田村「当たり前やん。」
お互い乱れた制服を着直して、名残惜しみながら部屋を出れば今日の授業はとっくに終わっていたようで、途中で出会ったまりなに"上手く言っといてあげたんだから今度なんか奢ってね"なんて言葉を掛けられた。
「良い友達もったよね。」
田村「ふふ、ほんまやな。」
「普通やったら保乃たち特別指導かもな。」
「まりな様々やねーー、」
何奢ろう、なんて考えながら、左手の中にある保乃ちゃんの温もりを感じていた。
これから先もこの手を握るのは私だけでいい。
私だけがいい。
-fin-