▶︎ 森田ひかる
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コンコン
『ひかる、入るよ〜、』
「…hkrちゃん、」
『なーにそんな辛気臭い顔しよると〜?』
「…、」
『…よいしょ、』
『学校でなんかあった?』
「…別に、」
『んー、お母さん心配しとったよ?』
「…、」
『私にも話せん?』
「…、」
『私もねー高校生の時1回だけ1週間ちょっとかなぁ、不登校になったんよ。』
「hkrちゃんが、?」
『そう。想像つかんやろ?笑』
「うん、」
私の記憶の中のhkrちゃんは、いつでも笑っていて、明るくて、友達も多くて、悩みなんてないように見えていた。
『ぜーんぶが嫌になったんよ。』
『嫌になって、何もかも捨ててしまおうと思って、部屋に閉じこもった。』
「…、」
『でもね、不登校になって5日目かな、中学生になったばっかのひかるにhkrちゃんと同じ高校に行きたい、hkrちゃんみたいになりたいんよ。って言われてさ、3つ下のひかるはちゃんと前を見て、目標を持ってるのに私はなんでこんなところで立ち止まってるんやろうって、思ったんよ。』
「…、」
『ひかるのおかげで、学校に戻れた。ひかるがいてくれたから、今もこうやって、大学に通って、友達もできてるんやと思う。ありがとね、ひかる。』
「…私は、何も、」
『なぁ、何があったん。』
「…、、」
『虐められてるん?』
「…虐められとらん、」
『んーじゃあ、勉強追いつけんくなった?』
「…んーん、何とか追いついとるよ、」
『…んーーー、』
「…怖くなった、」
『怖くなった、?』
「…、高校デビュー、したんよ、」
『…ほう、』
「中学生の時の目立たない自分を捨てたかった、hkrちゃんみたいになりたかったから、毎日笑顔で、周りの友達に合わせるのに必死で、気付いたら、なりたかった自分と正反対の所にいる気がして、」
『…そっかぁ。』
『ひかるは頑張ったんやね。』
"偉い偉い"
そう言って撫でてくれたhkrちゃんの手は暖かくて、大きかった。
『でもね、ひかる、』
『自分を殺してまで憧れになる必要なんかない。ひかるはひかるのままで良いんよ。』
「っ…、」
『変わりたいと思って、努力出来ることは誇れることだよ。でも、ひかるの芯まで変えてしまったら、それはひかるやないんよ、そんなんやったら変わる必要ない。』
「っ…でも、1人になるのが、怖い、っ、」
『ひかるの友達は、ひかるを1人にさせるような子達なん?』
「っ…、」
『…ひかるが学校に行かんくなってから毎日保乃ちゃんって子と里奈ちゃんって子が来とるよ。』
「…そう、なん?」
『うん、ひかる元気ですか?って、毎日お母さんに聞いてるらしい。』
「っ…そっ、か、」
『そんな子達が、ひかるを一人にする訳ないやろ。』
「っ…ぐすっ、私、学校行く、ちゃんと、行く、」
『ふふ、偉いやん。』
『虐められてるとかやったら行かんくていい。でも、ただ立ち止まっているだけなら私はひかるの背中を押す、ひかるがそうしてくれたみたいに。』
「ありがとう、hkrちゃん、」
『はー、久々に年上っぽいこと言ったわ。』
「ふふ、いつもは子供みたいに騒いどるのにね?」
『うるさいわ!笑笑』
『お母さんも心配しとったけ、顔見せてあげな。』
「ん、ありがとう。」
「hkrちゃんが幼馴染で良かった。」
『ふふ、最強の幼馴染やろ?』
「うんっ。」
最強の幼馴染で、憧れで、私の好きな人。
もう少し大人になったらこの気持ちを伝えよう。
その日までは、まだ幼馴染のままで過ごそう。
-fin-
リクエスト 病んでしまったひかるちゃんとそれを支える夢主
『ひかる、入るよ〜、』
「…hkrちゃん、」
『なーにそんな辛気臭い顔しよると〜?』
「…、」
『…よいしょ、』
『学校でなんかあった?』
「…別に、」
『んー、お母さん心配しとったよ?』
「…、」
『私にも話せん?』
「…、」
『私もねー高校生の時1回だけ1週間ちょっとかなぁ、不登校になったんよ。』
「hkrちゃんが、?」
『そう。想像つかんやろ?笑』
「うん、」
私の記憶の中のhkrちゃんは、いつでも笑っていて、明るくて、友達も多くて、悩みなんてないように見えていた。
『ぜーんぶが嫌になったんよ。』
『嫌になって、何もかも捨ててしまおうと思って、部屋に閉じこもった。』
「…、」
『でもね、不登校になって5日目かな、中学生になったばっかのひかるにhkrちゃんと同じ高校に行きたい、hkrちゃんみたいになりたいんよ。って言われてさ、3つ下のひかるはちゃんと前を見て、目標を持ってるのに私はなんでこんなところで立ち止まってるんやろうって、思ったんよ。』
「…、」
『ひかるのおかげで、学校に戻れた。ひかるがいてくれたから、今もこうやって、大学に通って、友達もできてるんやと思う。ありがとね、ひかる。』
「…私は、何も、」
『なぁ、何があったん。』
「…、、」
『虐められてるん?』
「…虐められとらん、」
『んーじゃあ、勉強追いつけんくなった?』
「…んーん、何とか追いついとるよ、」
『…んーーー、』
「…怖くなった、」
『怖くなった、?』
「…、高校デビュー、したんよ、」
『…ほう、』
「中学生の時の目立たない自分を捨てたかった、hkrちゃんみたいになりたかったから、毎日笑顔で、周りの友達に合わせるのに必死で、気付いたら、なりたかった自分と正反対の所にいる気がして、」
『…そっかぁ。』
『ひかるは頑張ったんやね。』
"偉い偉い"
そう言って撫でてくれたhkrちゃんの手は暖かくて、大きかった。
『でもね、ひかる、』
『自分を殺してまで憧れになる必要なんかない。ひかるはひかるのままで良いんよ。』
「っ…、」
『変わりたいと思って、努力出来ることは誇れることだよ。でも、ひかるの芯まで変えてしまったら、それはひかるやないんよ、そんなんやったら変わる必要ない。』
「っ…でも、1人になるのが、怖い、っ、」
『ひかるの友達は、ひかるを1人にさせるような子達なん?』
「っ…、」
『…ひかるが学校に行かんくなってから毎日保乃ちゃんって子と里奈ちゃんって子が来とるよ。』
「…そう、なん?」
『うん、ひかる元気ですか?って、毎日お母さんに聞いてるらしい。』
「っ…そっ、か、」
『そんな子達が、ひかるを一人にする訳ないやろ。』
「っ…ぐすっ、私、学校行く、ちゃんと、行く、」
『ふふ、偉いやん。』
『虐められてるとかやったら行かんくていい。でも、ただ立ち止まっているだけなら私はひかるの背中を押す、ひかるがそうしてくれたみたいに。』
「ありがとう、hkrちゃん、」
『はー、久々に年上っぽいこと言ったわ。』
「ふふ、いつもは子供みたいに騒いどるのにね?」
『うるさいわ!笑笑』
『お母さんも心配しとったけ、顔見せてあげな。』
「ん、ありがとう。」
「hkrちゃんが幼馴染で良かった。」
『ふふ、最強の幼馴染やろ?』
「うんっ。」
最強の幼馴染で、憧れで、私の好きな人。
もう少し大人になったらこの気持ちを伝えよう。
その日までは、まだ幼馴染のままで過ごそう。
-fin-
リクエスト 病んでしまったひかるちゃんとそれを支える夢主