▶︎ 小林由依
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『結婚、おめでとう。』
小林「ありがとう。hkr。」
由依はいつも突然だった。
友達になろうと現れた時も、"hkrが好き"なんて伝えてくれた時も、別れも、再会も、そして、結婚も全部全部突然だった。
そんな由依が好きだった。今も好きで好きで仕方なかった。本当は結婚式なんて来るつもりもなかった。それでも、また突然現れた由依に必ず来て、来なかったらもう一生会わないから。なんて言われて止むを得ず結婚式に参加した。
もちろん後悔した。でも、それと同じくらいまた心が奪われた。
今まで見てきた由依の中で今日という日が1番綺麗で、可愛くて、どうしようもなく愛しかった。
小林「ふふ、どう?似合ってる?」
『うん、似合ってるよ。』
小林「ふふ、ありがとう。」
「hkrは二次会参加する?」
『二次会は…、迷ってるかな。』
小林「えーー、hkr居ないとつまんないんだけど。」
『旦那さん居るじゃん、理佐とか、ふーちゃんとかもいるし。』
小林「…hkrじゃなきゃ駄目なの。」
『……私達は、ただの同級生じゃない。少なくとも私は由依が好きだから、そんなこと軽々しか言わないで。』
小林「まだ好きなの?」
『…、さあね。』
小林「答えて。」
『答えてあげる義理はない。』
理佐「hkrーー、こばーー、写真撮ろっーってふーちゃんが!」
『ん、今行く。』
『行こう、由依。』
小林「待って。答えてくれるまで行かない。」
別の人と永遠の愛を誓ったこの場所で、この人に私の気持ちを伝えていいわけが無い。私はそこまで、子供じゃない。
『今日で会うのやめにしよう。もう、由依とは関わりたくない。』
小林「っ…、」
『お待たせ!!!』
理佐「遅いー。」
「……hkr、私二次会参加しないからさ、一緒に抜けない?」
『…うん、2人でどっか行こ。』
理佐「決まり。」
「こばーー?」
小林「ごめん、今行く、」
これでいい。終わりを決めなければ、私はこのまま、ずっと、この人を好きでいてしまう。
もう手の届くことの無いこの人を好きでいるのは辛い。
齋藤「はい、チーズ!!!」
カシャ
これが由依と映る最後の写真。
これが由依と過ごす最後の時間。
守屋「さーてと!!そろそろ二次会行っちゃうー??」
齋藤「ふふ、行っちゃお行っちゃお!」
「あ、ゆいぽんは着替えがあるか。」
小林「あ、うん、ちょっと時間かかるから、まだみんな食べたり飲んだりしてて?」
「「「「はーい。」」」」
小林「…hkr、着替え手伝って。」
『いや、係の人いるでしょ。』
小林「いーから。」
『ちょっ…、』
『…どーゆうつもり?』
小林「それはこっちのセリフ。」
「勝手に関わらないとか決めて、私の気持ちは無視?なんなの?」
『なんで由依が怒ってんの。』
『取り敢えず早く着替えなよ。みんな待ってるよ。』
小林「待ってる皆の中にhkrは居ないんでしょ?」
『…?』
小林「二次会参加しないで理佐と抜けるって、、私はhkrとまだ一緒にいたいのに。」
『…さっきも言ったけど、私達はただの同級生じゃない。そんなこと軽々しく……、』
小林「分かってるよ!!!」
「分かってて、言ってんの。」
『…自分が何言ってるか分かってる?』
小林「……、分かってる、」
「ねぇ、さっきの質問答えて、私の事まだ好きなの?」
『…、』
小林「hkr、」
『言わせないで、言いたくない、言ったらもう本当に戻れなくなる、』
小林「っ…、」
『由依には幸せになって欲しい、その幸せに、私は入れないから。』
小林「本当に、もう会えないの、?今日が最後なの?」
『いつか、、いや、なんでもない。今日で終わりにしよう、』
小林「っ…、」
"いつか、由依を好きじゃなくなったらまた会いに来る"
そう言おうと思ったけど、きっとまた会ってしまったら、簡単に恋心は戻ってしまうから。
私たちはもう永遠に会えない。
永遠の愛を誓ったこの場所で、永遠の別れを告げたのは、私の最後の悪足掻き。
由依にとって、人生の大きな1ページの片隅に残れるように。
『ドレス、本当に似合ってる。綺麗だよ。』
小林「hkrだったら、結婚する相手がhkrだったら、もっと綺麗になってたよ、」
そう涙を流しながら告げた由依は、胸が苦しくなるほど綺麗だった。
『由依と、結婚したかった。ずっと一緒に居たかった。』
小林「っ…、」
『好き、だったよ。由依。』
控え室に由依を残して外に出る。
これでいい。きっと、間違ってない。
理佐「そんな薄着、寒いでしょ。」
『理佐、』
理佐「今日はたーくさんのも。飲んで飲んで飲みまくろう。」
『ん、ありがとう。』
理佐「さ、行くぞー!」
『おーー。』
私は私の人生を、由依は由依の人生を歩んでいく
これから起こるどんな出来事にも、もう私達は出てこない。
バイバイ、由依。
-fin-
小林「ありがとう。hkr。」
由依はいつも突然だった。
友達になろうと現れた時も、"hkrが好き"なんて伝えてくれた時も、別れも、再会も、そして、結婚も全部全部突然だった。
そんな由依が好きだった。今も好きで好きで仕方なかった。本当は結婚式なんて来るつもりもなかった。それでも、また突然現れた由依に必ず来て、来なかったらもう一生会わないから。なんて言われて止むを得ず結婚式に参加した。
もちろん後悔した。でも、それと同じくらいまた心が奪われた。
今まで見てきた由依の中で今日という日が1番綺麗で、可愛くて、どうしようもなく愛しかった。
小林「ふふ、どう?似合ってる?」
『うん、似合ってるよ。』
小林「ふふ、ありがとう。」
「hkrは二次会参加する?」
『二次会は…、迷ってるかな。』
小林「えーー、hkr居ないとつまんないんだけど。」
『旦那さん居るじゃん、理佐とか、ふーちゃんとかもいるし。』
小林「…hkrじゃなきゃ駄目なの。」
『……私達は、ただの同級生じゃない。少なくとも私は由依が好きだから、そんなこと軽々しか言わないで。』
小林「まだ好きなの?」
『…、さあね。』
小林「答えて。」
『答えてあげる義理はない。』
理佐「hkrーー、こばーー、写真撮ろっーってふーちゃんが!」
『ん、今行く。』
『行こう、由依。』
小林「待って。答えてくれるまで行かない。」
別の人と永遠の愛を誓ったこの場所で、この人に私の気持ちを伝えていいわけが無い。私はそこまで、子供じゃない。
『今日で会うのやめにしよう。もう、由依とは関わりたくない。』
小林「っ…、」
『お待たせ!!!』
理佐「遅いー。」
「……hkr、私二次会参加しないからさ、一緒に抜けない?」
『…うん、2人でどっか行こ。』
理佐「決まり。」
「こばーー?」
小林「ごめん、今行く、」
これでいい。終わりを決めなければ、私はこのまま、ずっと、この人を好きでいてしまう。
もう手の届くことの無いこの人を好きでいるのは辛い。
齋藤「はい、チーズ!!!」
カシャ
これが由依と映る最後の写真。
これが由依と過ごす最後の時間。
守屋「さーてと!!そろそろ二次会行っちゃうー??」
齋藤「ふふ、行っちゃお行っちゃお!」
「あ、ゆいぽんは着替えがあるか。」
小林「あ、うん、ちょっと時間かかるから、まだみんな食べたり飲んだりしてて?」
「「「「はーい。」」」」
小林「…hkr、着替え手伝って。」
『いや、係の人いるでしょ。』
小林「いーから。」
『ちょっ…、』
『…どーゆうつもり?』
小林「それはこっちのセリフ。」
「勝手に関わらないとか決めて、私の気持ちは無視?なんなの?」
『なんで由依が怒ってんの。』
『取り敢えず早く着替えなよ。みんな待ってるよ。』
小林「待ってる皆の中にhkrは居ないんでしょ?」
『…?』
小林「二次会参加しないで理佐と抜けるって、、私はhkrとまだ一緒にいたいのに。」
『…さっきも言ったけど、私達はただの同級生じゃない。そんなこと軽々しく……、』
小林「分かってるよ!!!」
「分かってて、言ってんの。」
『…自分が何言ってるか分かってる?』
小林「……、分かってる、」
「ねぇ、さっきの質問答えて、私の事まだ好きなの?」
『…、』
小林「hkr、」
『言わせないで、言いたくない、言ったらもう本当に戻れなくなる、』
小林「っ…、」
『由依には幸せになって欲しい、その幸せに、私は入れないから。』
小林「本当に、もう会えないの、?今日が最後なの?」
『いつか、、いや、なんでもない。今日で終わりにしよう、』
小林「っ…、」
"いつか、由依を好きじゃなくなったらまた会いに来る"
そう言おうと思ったけど、きっとまた会ってしまったら、簡単に恋心は戻ってしまうから。
私たちはもう永遠に会えない。
永遠の愛を誓ったこの場所で、永遠の別れを告げたのは、私の最後の悪足掻き。
由依にとって、人生の大きな1ページの片隅に残れるように。
『ドレス、本当に似合ってる。綺麗だよ。』
小林「hkrだったら、結婚する相手がhkrだったら、もっと綺麗になってたよ、」
そう涙を流しながら告げた由依は、胸が苦しくなるほど綺麗だった。
『由依と、結婚したかった。ずっと一緒に居たかった。』
小林「っ…、」
『好き、だったよ。由依。』
控え室に由依を残して外に出る。
これでいい。きっと、間違ってない。
理佐「そんな薄着、寒いでしょ。」
『理佐、』
理佐「今日はたーくさんのも。飲んで飲んで飲みまくろう。」
『ん、ありがとう。』
理佐「さ、行くぞー!」
『おーー。』
私は私の人生を、由依は由依の人生を歩んでいく
これから起こるどんな出来事にも、もう私達は出てこない。
バイバイ、由依。
-fin-