『ひかるちゃん。』


｢hkr、お疲れ様。｣


『お疲れ様、はい、コンポタ。』


｢ふふ、ありがとう。｣


『寒いね、大丈夫？』


｢んー、寒かったけどhkrがこれくれたから、大丈夫。｣


『良かった。』
『ひかるちゃん』


｢ん？｣


『まだまだ此処に居てね』


｢…、｣


『なんて私らしくないね、ごめん。今のなし。』
『ひかるちゃんはひかるちゃんの選びたい道、やりたい事をやって。』


｢…周りとの差に怖くなる、｣


『差？』


｢外仕事の量とか、技術とか、私にないものばかり皆持ってて、｣


『取り残されるのは怖い。差を感じるのも怖い。でも、ひかるちゃんがいちばん怖いのは、頑張っても報われなかった時の結果じゃない？』


｢っ…、｣
｢なんで、、｣


『分かるよ。ずっと隣に居たんだから。』


｢…、｣


『ひかるちゃん、結果は報われて始めて結果になる。報われなかった結果はまだ結果じゃない、努力の途中なんだよ。』


｢努力の、途中、｣


『そう、報われない結果なんてない、いつか報われるまで頑張り続けて報われた時、それを初めて結果って呼ぶと思うんだ。』


｢…、｣


hkrの言葉は、厳しいようで、暖かい、愛のあるものだった。


『だからさ、ひかるちゃんが何を求めてるかは分からない、でもそれが叶うまで一緒に頑張ろう？今はまだ頑張ってる途中、結果じゃないよ。』


｢…うん。ありがとう、hkr、なんかスッキリした。｣


『良かっった、』


｢hkrはいつも私が悩んでるの察して話聞いてくれるよね。｣


『たまたまだよ。笑』
『でも、ひかるちゃんがここのベンチで空見上げてる時は大抵何かある時なのかなーって思ってるけどね、』


｢なんかここ落ち着くんよね。分からん？｣


『んーー、私はひかるちゃんが居てくれればどこでも落ち着くからなぁ。』


｢ふふ、馬鹿。｣


『天才です。』
『さ、楽屋戻ろう』


｢やね。｣


『ぴょんぴょんひかるちゃん早くみたい。』


｢ふふ、恥ずかしいから言わんとって｣


『えー絶対可愛いよ。』


｢それ言うならhkrのうさぎ姿も絶対かわいい。｣


『いや私はね多分売れ残った兎感出ると思うんだよね。』


｢何それ。笑笑｣


私が笑う。それに釣られてhkrも笑う。
きっとこの人はずっーと先のことを見据えて、生きている。その未来に私がいることを望んでいてくれている気がする。


まだまだ頑張ろう、結果と呼べる未来を迎えるために。


-fin-


リクエスト 悩んで卒業を考えてるひかるちゃんを引き止める夢主。
ひかるちゃんの相談を聞く夢主。