▶︎ 藤吉夏鈴
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
静かな静かな部屋。
ただ後ろから夏鈴を抱き締めるように座って、夏鈴の存在を、温もりを感じていた。
藤吉「hkr、ご飯何がいい?」
『んー、夏鈴の作るご飯ならなんでも好きだけど、強いて言うならパスタがいい。』
藤吉「ふふ、ならパスタ作ろっか。」
「ほら、ご飯作るから離れて〜?」
『んーーー。』
藤吉「hkrー、」
夏鈴の薄いお腹に回る私の手に夏鈴の手が重なって、離して、なんて言うようにポンポンとされる。
今日はきっと夏鈴から離れたくない日だ。
『もう少しだけ。』
藤吉「なんかあったん?」
『んーん、なんもない。』
藤吉「ほんまに?」
『…ん。』
藤吉「…夏鈴で良いなら話して欲しいな」
『…んーー、今日外番組行ってきたじゃん、』
藤吉「うん、」
『知らないスタッフさんに、今年の紅白なんで選ばれなかったんですか?楽しみにしてたのに。残念ですよ。って言われちゃって、勿論応援してくれてたのかなって思って来年は出れるように頑張りますね、って返したんだけど、なんかやけにそう言われた瞬間が頭から離れなくて、』
藤吉「…そっ、か。」
『"残念"って言った時のスタッフさんの顔が、"期待外れ"って言ってるみたいで、なんか、なんか、、ごめん、こんな弱気になって、』
藤吉「んーん、夏鈴もきっと同じ気持ちになったから、」
『…悔しかった、のかな。』
藤吉「夏鈴やったら悔しいって思うで。スタッフさんはそんなつもりで言ったんやないのかもしれないけど、hkrが受け取った感じだと、今まで頑張ってきたものを全部否定されちゃった気がすると思う、から、」
夏鈴の口から放たれる一つ一つの単語が繋がって言葉になる、その言葉は全て私の気持ちを代弁してくれているようだった。
"悔しい"そんな気持ちが今になってぐわっと湧き出てきて、堪らなくなって夏鈴の肩に顔を埋める。
藤吉「大丈夫、hkrはずっと頑張ってるで、それは絶対に報われるから。大丈夫やで。」
夏鈴の細い指が私の髪を優しく通る。何度も何度も。
『ありがとう、夏鈴。』
藤吉「なんもしてないよ。」
「ね、そろそろhkrの顔見たいんやけど。」
『っ…、なんか改まって言われると恥ずかしい。』
藤吉「なんでやねん、笑」
「後ろからやなくて、前からがいい、」
そう言って私の方へ向き直した夏鈴、優しい表情で私の頬を撫でる。
藤吉「可愛い。」
『夏鈴がかわいい。』
藤吉「本当に思うねん、なんでこんな可愛いんやろうって、」
『なに急に、』
藤吉「急やないで、ずっと思ってた。」
「なぁ、なんでそんなに可愛いん?」
『ふふ、知らないよ笑笑』
『強いて言うなら、夏鈴に愛されてるからじゃない?』
藤吉「っ…、」
「もうあかん、hkr良い?」
優しい目からギラギラと熱の篭った目に変わった夏鈴、あれ、どこがスイッチだったんだろ。
まぁいいか、夏鈴の首に腕を回し私からキスをした。
『んっ…、ふふ、沢山愛して、夏鈴、』
藤吉「…沢山愛してんで、hkr、」
『…、お腹空いた、』
藤吉「お腹すいたなぁ、パスタ作ろっか」
『うんっ、』
夏鈴に沢山愛され、身体の見えない所にはそれを示すように愛の印が着いていた。
気怠い身体を起こして、洋服を身に纏う、
『パスタ、パスタ、』
藤吉「ふふ、分かったから、」
キッチンに向かう夏鈴、左手の指先は私の右の指を捕まえたまま。浅い絡みなのに離れないように力強く絡まっている。
藤吉「さ、作りますかぁ。」
キッチンについて離された手、少しの寂しさと空腹が入り交じった私は大人しく近くにある椅子に座ってその様子を眺めていた。
短い髪を束ねる夏鈴、何分茹でるんやっけ、なんてパスタの外装をじーっと眺める姿も、何もかも全部様になっていて、格好良くて、可愛くて、たまらなく好きだった。
『ね、夏鈴、』
藤吉「ん〜?もうちょっと待ってな、もう少しやから」
『好き。』
藤吉「っ…急に言わんとってや、心の準備出来てないやん。」
『だって好きなんだもん。』
藤吉「はぁ…、ふふ、夏鈴も好きやで。」
『知ってるで〜〜?』
藤吉「あーー、エセや。」
『ふふ、小池さんに怒られちゃう。』
藤吉「そしたら夏鈴が守ってあげる。」
『やったぁ。』
美味しそうなトマトの匂いが広がるキッチン。
"あちち"なんて言いながら茹で終わったパスタを移す夏鈴、この空間ごと全部好きだ。
夏鈴が沢山愛してくれたように、私も夏鈴のこと沢山愛してるんだよ。
そう伝わるようにもう一度キスをした。
『…ふふ、パスタ、食べよ。』
藤吉「っ…ん、やなっ、」
可愛らしく笑った夏鈴にまた胸が高鳴る。
あぁ、私はもう夏鈴から離れられない。
夏鈴もそうだったらいいな。
-fin-
ただ後ろから夏鈴を抱き締めるように座って、夏鈴の存在を、温もりを感じていた。
藤吉「hkr、ご飯何がいい?」
『んー、夏鈴の作るご飯ならなんでも好きだけど、強いて言うならパスタがいい。』
藤吉「ふふ、ならパスタ作ろっか。」
「ほら、ご飯作るから離れて〜?」
『んーーー。』
藤吉「hkrー、」
夏鈴の薄いお腹に回る私の手に夏鈴の手が重なって、離して、なんて言うようにポンポンとされる。
今日はきっと夏鈴から離れたくない日だ。
『もう少しだけ。』
藤吉「なんかあったん?」
『んーん、なんもない。』
藤吉「ほんまに?」
『…ん。』
藤吉「…夏鈴で良いなら話して欲しいな」
『…んーー、今日外番組行ってきたじゃん、』
藤吉「うん、」
『知らないスタッフさんに、今年の紅白なんで選ばれなかったんですか?楽しみにしてたのに。残念ですよ。って言われちゃって、勿論応援してくれてたのかなって思って来年は出れるように頑張りますね、って返したんだけど、なんかやけにそう言われた瞬間が頭から離れなくて、』
藤吉「…そっ、か。」
『"残念"って言った時のスタッフさんの顔が、"期待外れ"って言ってるみたいで、なんか、なんか、、ごめん、こんな弱気になって、』
藤吉「んーん、夏鈴もきっと同じ気持ちになったから、」
『…悔しかった、のかな。』
藤吉「夏鈴やったら悔しいって思うで。スタッフさんはそんなつもりで言ったんやないのかもしれないけど、hkrが受け取った感じだと、今まで頑張ってきたものを全部否定されちゃった気がすると思う、から、」
夏鈴の口から放たれる一つ一つの単語が繋がって言葉になる、その言葉は全て私の気持ちを代弁してくれているようだった。
"悔しい"そんな気持ちが今になってぐわっと湧き出てきて、堪らなくなって夏鈴の肩に顔を埋める。
藤吉「大丈夫、hkrはずっと頑張ってるで、それは絶対に報われるから。大丈夫やで。」
夏鈴の細い指が私の髪を優しく通る。何度も何度も。
『ありがとう、夏鈴。』
藤吉「なんもしてないよ。」
「ね、そろそろhkrの顔見たいんやけど。」
『っ…、なんか改まって言われると恥ずかしい。』
藤吉「なんでやねん、笑」
「後ろからやなくて、前からがいい、」
そう言って私の方へ向き直した夏鈴、優しい表情で私の頬を撫でる。
藤吉「可愛い。」
『夏鈴がかわいい。』
藤吉「本当に思うねん、なんでこんな可愛いんやろうって、」
『なに急に、』
藤吉「急やないで、ずっと思ってた。」
「なぁ、なんでそんなに可愛いん?」
『ふふ、知らないよ笑笑』
『強いて言うなら、夏鈴に愛されてるからじゃない?』
藤吉「っ…、」
「もうあかん、hkr良い?」
優しい目からギラギラと熱の篭った目に変わった夏鈴、あれ、どこがスイッチだったんだろ。
まぁいいか、夏鈴の首に腕を回し私からキスをした。
『んっ…、ふふ、沢山愛して、夏鈴、』
藤吉「…沢山愛してんで、hkr、」
『…、お腹空いた、』
藤吉「お腹すいたなぁ、パスタ作ろっか」
『うんっ、』
夏鈴に沢山愛され、身体の見えない所にはそれを示すように愛の印が着いていた。
気怠い身体を起こして、洋服を身に纏う、
『パスタ、パスタ、』
藤吉「ふふ、分かったから、」
キッチンに向かう夏鈴、左手の指先は私の右の指を捕まえたまま。浅い絡みなのに離れないように力強く絡まっている。
藤吉「さ、作りますかぁ。」
キッチンについて離された手、少しの寂しさと空腹が入り交じった私は大人しく近くにある椅子に座ってその様子を眺めていた。
短い髪を束ねる夏鈴、何分茹でるんやっけ、なんてパスタの外装をじーっと眺める姿も、何もかも全部様になっていて、格好良くて、可愛くて、たまらなく好きだった。
『ね、夏鈴、』
藤吉「ん〜?もうちょっと待ってな、もう少しやから」
『好き。』
藤吉「っ…急に言わんとってや、心の準備出来てないやん。」
『だって好きなんだもん。』
藤吉「はぁ…、ふふ、夏鈴も好きやで。」
『知ってるで〜〜?』
藤吉「あーー、エセや。」
『ふふ、小池さんに怒られちゃう。』
藤吉「そしたら夏鈴が守ってあげる。」
『やったぁ。』
美味しそうなトマトの匂いが広がるキッチン。
"あちち"なんて言いながら茹で終わったパスタを移す夏鈴、この空間ごと全部好きだ。
夏鈴が沢山愛してくれたように、私も夏鈴のこと沢山愛してるんだよ。
そう伝わるようにもう一度キスをした。
『…ふふ、パスタ、食べよ。』
藤吉「っ…ん、やなっ、」
可愛らしく笑った夏鈴にまた胸が高鳴る。
あぁ、私はもう夏鈴から離れられない。
夏鈴もそうだったらいいな。
-fin-