｢｢｢｢｢｢hkrが居ない！？｣｣｣｣｣｣


マネージャー｢何処探しても居ないの。連絡も付かなくて、｣


天｢ひかるさっきまで一緒に居たやろ？｣


森田｢うん、でも途中で話が終わって、由依さんのとこ行ってくるねーって、｣


小林｢いや、私のとこには来てないよ、｣


藤吉｢御手洗とかじゃないんですか？｣


マネージャー｢一応全部の階のトイレ探したんだけど居なくて、｣


松田｢もうすぐ時間ですよね、｣


森田｢…もしかして、センターに立ちたくないんじゃ、｣


天｢でもhkr、センターに選ばれてから毎日すっごい練習してたで？｣


｢…ほの、分かったかも。｣


小林｢何処？｣


｢すぐ連れ戻してきます。｣


森田｢あ、ちょ、ほのちゃん！｣


hkrは絶対あそこにいる。
ほのがセンターに選ばれて全てがいっぱいいっぱいになってしまった時hkrが連れてってくれた場所、


｢はぁはぁ、hkr！！！｣


『っ…ほのちゃん、』


"もうなんで居なくなってんねん、皆凄い心配してるで？"そう言おうとして息を飲んだ。滅多に泣かないhkrが子供のようにボロボロと泣いていたから。


｢…隣座るな、｣


『…ん、』


｢hkr、｣


"大丈夫"その言葉を口で言うのはなんか違う気がして優しく優しく頭を撫でた。


『…怖い、』


｢ん〜？｣


『センターに立つのが怖い、』


｢…うん、｣


『お前じゃないって言われるのも、私がセンターに立つことで櫻坂が下がっちゃうのも、全部怖い、』


｢うん、｣


『センターに経ちたくない、』


｢…hkrの傍にはほのが居る、それじゃ駄目？｣


『え？』


｢センターって前に誰もおらんくて、凄い怖い気持ちほのも分かる。でも、横にはほのとひぃちゃんが居るやん、hkrは1人じゃないんやで。｣


『っ…、』


｢誰がセンターに立とうと批判してくる人はいーっぱい居る、ほのやって沢山言われたで、それでもセンターに立つことが出来たんはhkrのお陰、｣


『私何もしてないよ、』


｢んーん、ここにほのを連れてきてくれた時言ってくれたやろ、"私がほのを守るから、ほのはほのらしくていいんだよ"って、それにほの勇気貰えてん、センターに立ち続けられる勇気を貰えたの。｣


『っ…、』


｢だからなhkr、ほのも同じこと言う、｣
｢ほのがhkrを守るから、hkrはhkrらしくていいんやで。｣


『ほの、ちゃんっ、』


｢ふふ、泣き虫hkrちゃんやな？おいで、｣


『…ほの、ちゃんっ、ありがと、う、』


｢お互い様やで。｣


腕の中でわんわん泣くhkr、メイクさんに怒られちゃうなぁ、でも大丈夫やで、そこもほのが守ったる！！



















マネージャー｢hkr！！ほのちゃん！！｣


『ごめんなさい。』


｢ごめんなさい。｣


森田｢もう、次勝手に居なくなったらホントに怒るけんね。｣


『ごめん、』


小林｢hkr。｣


『由依、さん、』


あ、これはまずい、本当に怒ってる顔や、どないしよ、


｢由依さん、hkrにも色々あって、だからその、…え？｣


『え、？』


小林｢帰ってきてくれて本当に良かった。｣


松田｢おっと、想像と違う展開、｣


武元｢熱い抱擁を交わしています、｣


小林｢松田たちうるさい。｣


｢｢ひぃ、｣｣


『迷惑かけて、ごめんなさい、』


小林｢ほんとだよ。｣
｢次からは迷惑だけにして｣


『え？』


小林｢心配させるようなことしないで。｣


『…はい、』


小林｢ん、分かればよろしい。｣
｢ほのちゃん、連れ戻してきてくれてありがとう｣


｢あ、いや、ほのは何も…、｣


マネージャー｢とりあえず2人とも衣装に着替えよっか｣


｢『はい！！』｣


結局メイクさんに怒られたhkrとほのの話はまたいつか。


-Fin-