▶︎ 櫻坂46
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『……なに、してるの?』
今思えば疑うポイントは沢山あった。
友香と飲んでくるね〜、と言ってからいつもならある理佐からの連絡がなかったこと、私からの電話に理佐が出なかったこと、そして、今さっき玄関を開けた時に感じた違和感、いつもなら綺麗に揃えられてる靴が乱れていて、そして身に覚えのある洋服が廊下に落ちていたこと。
理佐「っ…違う、これは、違う、待って、ごめん、違うの、」
菅井「んんっ…、、hkr、ごめん、違う、違うの、」
嫌な予感ほど的中するというのは本当だったようだ。理佐寝てるかなー、なんて寝室のドアを開ければ何も身にまとっていない二人の姿が目に入った。友香は私と理佐の空気を感じたのか気だるそうに目を覚ました。
『…そーゆう感じね、』
自分の口から出た言葉は酷く冷めていた。
理佐「待って、ごめん、hkr違うの、」
『んーん、いい、もういいよ、』
理佐「待って、ほんとに、お願い、違うの。」
いつにないほど焦っている理佐も、今にも泣き出しそうな顔をしてる友香も、もうどうでも良かった。ただ本当にどうでも良くなった。
『いいから、鍵ここに置いとく。私の荷物は、、適当に捨てといて。』
理佐「っ…嫌だ、待って、ほんとにごめん、話そう、話させて、」
『…触んないで。』
理佐「っ…、」
静かに理佐の部屋を出る。
あれ、外こんなに寒かったっけ。
あ、ここのお店閉店しちゃったんだ、奇遇だね、私達も今約3年半という長いような短いような二人の時間が終わってしまったよ。
これからどうしようかな。
とりあえず、マネージャーさんとメンバーには言わなきゃなぁ、1人のお家帰りたくないなぁ。
hkr:今からお家行ってもいい? 既読
小林「迎えに来たみたいになっちゃった。」
『っ…なんで、』
小林「たまたま、朝の散歩に来てた。」
「hkr、おいで。」
『っ…由依、』
動きやすそうな上下スウェットに深く帽子をかぶった由依は本当にたまたま来ていたよう。由依の温もりに包まれた途端決壊したダムのように涙が溢れ出した。
小林「…」
由依は何も言わない、ただ優しく抱きしめながら頭を撫でてくれている。その優しさの形が理佐に似ていて、更に涙が溢れ出ていく。
『っ、ごめん、』
小林「んーん。とりあえず寒いし人増えてきたし、家来る?」
『お邪魔してもいい、?』
小林「もちろん。」
「タクシー呼んどいたから。」
『ごめん、ありがとう。』
小林「ん。」
大きな道へ歩いていけば黄色いタクシーが止まっていた。車内に乗り込み、数分車に揺られる。
気づけば由依のお家に居て、また由依にくっついて大人気なく声を上げて泣いていた。
『ごめんね、』
小林「謝んなくていいから。」
「ふぅ…、hkrは何も悪くないよ。どんな理由があろうともhkrを悲しませた時点で理佐は最低だから。」
由依が怒っている。何故か私の事になると他の人より過剰に反応する由依、今回も勿論例外では無かった。
『由依は私の事になるといつも自分のこと以上に思ってくれるよね、』
小林「…まぁね。」
「で、hkrはどうするの?理佐と別れるの?」
『私は別れたつもり。合鍵も置いてきたし、これから理佐と会うつもりもない。』
小林「…そっか。本当にそれでいいの?」
『…分かんない、』
小林「…、私でいいじゃん。」
『え?』
小林「私にしなよ。7年間、ずっとhkrの事だけを見てきた。これから先もhkr以外見ないし、見えない。私じゃ、理佐の代わりにはなれない?」
『…理佐の代わりとしてなんて見たくないよ、』
小林「じゃあ、私として見てよ、小林由依としてhkrの恋愛対象にして。」
『っ…』
小林「弱いところに漬け込むみたいで凄い嫌だけど、でも、それでhkrが私を意識してくれるなら、私は狡くてもなんでもいい。」
"ね、好きだよ"なんて私の頬に手を添えて言わないで、今の私はきっと正常な判断なんて出来ない。メンバーとして4年、恋人として過ごした3年半の理佐を忘れることなんてきっと出来ない。でもはっきり答えを出せないのは由依に惹かれてる私がいるから。理佐がグループを卒業してから何かある度1番に頼るのはいつも由依だった。グループのことはもちろん個人のことも気づけば由依に1番に話していた。
『私は、』
小林「うん。」
『理佐の事が今も好き、だと思う。』
小林「うん、」
『でも、由依に惹かれてる私が居るのもほんとで、』
小林「…」
『狡いのは私の方だね、ごめん。』
『でも、1人になりたくない、』
小林「1人にさせないよ。」
「hkrのそばに居たい。理佐を私で上書きしたい。」
『っ…』
『こんな私でも、由依は好きでいてくれるの、?』
小林「どんなhkrでも好きだよ。」
『っ…、』
小林「絶対に私の事好きにさせるから、だから、」
『由依、』
小林「っ…hkr?」
ソファーに座っている由依の上に座って首に腕をかけたのも、『由依で上書きして、』なんて言ったのも全部頭に張り付いて離れないあの景色を消したかったから。由依の言う通り全てを由依で上書きして欲しかったから。
スイッチが入った由依にベッドに組み敷かれて、理佐とは違う、理佐以上に慣れた手つきで攻められる私、由依が上手いのか、それとも相性が良いのか分からないがいつもの何倍も早く果てた私。
小林「はぁはぁ、hkr、すきだよ。」
『はぁっ、ん、ありがと、』
小林「どこも痛くない?大丈夫?」
『うん、大丈夫、由依こそ手痛くない?大丈夫?』
小林「大丈夫だよ。」
「ほんとにすきだよ、hkr、」
『うん、ありがとう、由依、』
小林「…、とりあえず寝よっか、」
『ん、一緒に、』
小林「うん、一緒に寝よう。」
「おやすみ、hkr、」
『おやすみ、由依。』
慣れない由依のベッドで、由依に包まれながら目を閉じる。起きたらマネージャーさんに連絡しよう。それまではもう、何も考えたくないや。
「どうしよう、」
菅井「、理佐、昨日のこと覚えてる?」
「覚えてない、あ、でも途中でこばにばったりあって、それで、一緒にお酒を飲んだよね?」
菅井「そうだ!!ゆいぽんに会って、それで、一緒にお酒飲んで、」
「私の家に3人で帰ってきた、?」
菅井「だめだ、そこから記憶があやふや、」
「…っ、違う、友香私達は何もしてない、何もしてないよ。」
菅井「でも、服着てなかったよ、」
「こばに脱がされたんだ。」
「酔った私と友香、2人の服を由依は脱がせてた。」
菅井「なんで、、」
「hkrが欲しかったんだ、だから、、」
なら、もうhkrに接触しているかもしれない。昨日、今日の朝hkrが家に来ることを伝えなければ、私が調子に乗ってお酒を沢山飲まなければ、タラレバがどんどん出てきてしまう。
今はそんなのどうだっていい。
hkrを取り戻さなきゃ、まずはそこが最優先だ。
「友香、こばの所に行ってくる。」
菅井「っ…うん、分かった。」
「準備出来たらそこの合鍵使って。使い終わったらポストに入れといて。」
菅井「うん。hkrのこと絶対諦めちゃダメだよ。」
「うん、絶対諦めない。こばには、渡さない。」
やっと手に入れた。
私の腕の中ですやすやと眠るhkrの頬を優しく撫でてやれば少し嬉しそうに口角を上げた。
そろそろ理佐と友香、記憶を取り戻す頃かな。
でも大丈夫。私はもう二度とhkrを離したりしない。
「hkrは私のモノだよ。」
-続く、?-
今思えば疑うポイントは沢山あった。
友香と飲んでくるね〜、と言ってからいつもならある理佐からの連絡がなかったこと、私からの電話に理佐が出なかったこと、そして、今さっき玄関を開けた時に感じた違和感、いつもなら綺麗に揃えられてる靴が乱れていて、そして身に覚えのある洋服が廊下に落ちていたこと。
理佐「っ…違う、これは、違う、待って、ごめん、違うの、」
菅井「んんっ…、、hkr、ごめん、違う、違うの、」
嫌な予感ほど的中するというのは本当だったようだ。理佐寝てるかなー、なんて寝室のドアを開ければ何も身にまとっていない二人の姿が目に入った。友香は私と理佐の空気を感じたのか気だるそうに目を覚ました。
『…そーゆう感じね、』
自分の口から出た言葉は酷く冷めていた。
理佐「待って、ごめん、hkr違うの、」
『んーん、いい、もういいよ、』
理佐「待って、ほんとに、お願い、違うの。」
いつにないほど焦っている理佐も、今にも泣き出しそうな顔をしてる友香も、もうどうでも良かった。ただ本当にどうでも良くなった。
『いいから、鍵ここに置いとく。私の荷物は、、適当に捨てといて。』
理佐「っ…嫌だ、待って、ほんとにごめん、話そう、話させて、」
『…触んないで。』
理佐「っ…、」
静かに理佐の部屋を出る。
あれ、外こんなに寒かったっけ。
あ、ここのお店閉店しちゃったんだ、奇遇だね、私達も今約3年半という長いような短いような二人の時間が終わってしまったよ。
これからどうしようかな。
とりあえず、マネージャーさんとメンバーには言わなきゃなぁ、1人のお家帰りたくないなぁ。
hkr:今からお家行ってもいい? 既読
小林「迎えに来たみたいになっちゃった。」
『っ…なんで、』
小林「たまたま、朝の散歩に来てた。」
「hkr、おいで。」
『っ…由依、』
動きやすそうな上下スウェットに深く帽子をかぶった由依は本当にたまたま来ていたよう。由依の温もりに包まれた途端決壊したダムのように涙が溢れ出した。
小林「…」
由依は何も言わない、ただ優しく抱きしめながら頭を撫でてくれている。その優しさの形が理佐に似ていて、更に涙が溢れ出ていく。
『っ、ごめん、』
小林「んーん。とりあえず寒いし人増えてきたし、家来る?」
『お邪魔してもいい、?』
小林「もちろん。」
「タクシー呼んどいたから。」
『ごめん、ありがとう。』
小林「ん。」
大きな道へ歩いていけば黄色いタクシーが止まっていた。車内に乗り込み、数分車に揺られる。
気づけば由依のお家に居て、また由依にくっついて大人気なく声を上げて泣いていた。
『ごめんね、』
小林「謝んなくていいから。」
「ふぅ…、hkrは何も悪くないよ。どんな理由があろうともhkrを悲しませた時点で理佐は最低だから。」
由依が怒っている。何故か私の事になると他の人より過剰に反応する由依、今回も勿論例外では無かった。
『由依は私の事になるといつも自分のこと以上に思ってくれるよね、』
小林「…まぁね。」
「で、hkrはどうするの?理佐と別れるの?」
『私は別れたつもり。合鍵も置いてきたし、これから理佐と会うつもりもない。』
小林「…そっか。本当にそれでいいの?」
『…分かんない、』
小林「…、私でいいじゃん。」
『え?』
小林「私にしなよ。7年間、ずっとhkrの事だけを見てきた。これから先もhkr以外見ないし、見えない。私じゃ、理佐の代わりにはなれない?」
『…理佐の代わりとしてなんて見たくないよ、』
小林「じゃあ、私として見てよ、小林由依としてhkrの恋愛対象にして。」
『っ…』
小林「弱いところに漬け込むみたいで凄い嫌だけど、でも、それでhkrが私を意識してくれるなら、私は狡くてもなんでもいい。」
"ね、好きだよ"なんて私の頬に手を添えて言わないで、今の私はきっと正常な判断なんて出来ない。メンバーとして4年、恋人として過ごした3年半の理佐を忘れることなんてきっと出来ない。でもはっきり答えを出せないのは由依に惹かれてる私がいるから。理佐がグループを卒業してから何かある度1番に頼るのはいつも由依だった。グループのことはもちろん個人のことも気づけば由依に1番に話していた。
『私は、』
小林「うん。」
『理佐の事が今も好き、だと思う。』
小林「うん、」
『でも、由依に惹かれてる私が居るのもほんとで、』
小林「…」
『狡いのは私の方だね、ごめん。』
『でも、1人になりたくない、』
小林「1人にさせないよ。」
「hkrのそばに居たい。理佐を私で上書きしたい。」
『っ…』
『こんな私でも、由依は好きでいてくれるの、?』
小林「どんなhkrでも好きだよ。」
『っ…、』
小林「絶対に私の事好きにさせるから、だから、」
『由依、』
小林「っ…hkr?」
ソファーに座っている由依の上に座って首に腕をかけたのも、『由依で上書きして、』なんて言ったのも全部頭に張り付いて離れないあの景色を消したかったから。由依の言う通り全てを由依で上書きして欲しかったから。
スイッチが入った由依にベッドに組み敷かれて、理佐とは違う、理佐以上に慣れた手つきで攻められる私、由依が上手いのか、それとも相性が良いのか分からないがいつもの何倍も早く果てた私。
小林「はぁはぁ、hkr、すきだよ。」
『はぁっ、ん、ありがと、』
小林「どこも痛くない?大丈夫?」
『うん、大丈夫、由依こそ手痛くない?大丈夫?』
小林「大丈夫だよ。」
「ほんとにすきだよ、hkr、」
『うん、ありがとう、由依、』
小林「…、とりあえず寝よっか、」
『ん、一緒に、』
小林「うん、一緒に寝よう。」
「おやすみ、hkr、」
『おやすみ、由依。』
慣れない由依のベッドで、由依に包まれながら目を閉じる。起きたらマネージャーさんに連絡しよう。それまではもう、何も考えたくないや。
「どうしよう、」
菅井「、理佐、昨日のこと覚えてる?」
「覚えてない、あ、でも途中でこばにばったりあって、それで、一緒にお酒を飲んだよね?」
菅井「そうだ!!ゆいぽんに会って、それで、一緒にお酒飲んで、」
「私の家に3人で帰ってきた、?」
菅井「だめだ、そこから記憶があやふや、」
「…っ、違う、友香私達は何もしてない、何もしてないよ。」
菅井「でも、服着てなかったよ、」
「こばに脱がされたんだ。」
「酔った私と友香、2人の服を由依は脱がせてた。」
菅井「なんで、、」
「hkrが欲しかったんだ、だから、、」
なら、もうhkrに接触しているかもしれない。昨日、今日の朝hkrが家に来ることを伝えなければ、私が調子に乗ってお酒を沢山飲まなければ、タラレバがどんどん出てきてしまう。
今はそんなのどうだっていい。
hkrを取り戻さなきゃ、まずはそこが最優先だ。
「友香、こばの所に行ってくる。」
菅井「っ…うん、分かった。」
「準備出来たらそこの合鍵使って。使い終わったらポストに入れといて。」
菅井「うん。hkrのこと絶対諦めちゃダメだよ。」
「うん、絶対諦めない。こばには、渡さない。」
やっと手に入れた。
私の腕の中ですやすやと眠るhkrの頬を優しく撫でてやれば少し嬉しそうに口角を上げた。
そろそろ理佐と友香、記憶を取り戻す頃かな。
でも大丈夫。私はもう二度とhkrを離したりしない。
「hkrは私のモノだよ。」
-続く、?-