▶︎ 小林由依
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『今何してる?』
「一般人としての幸せ噛み締めてる。」
『暇ってことだよね?』
「まあ、世間はこれを暇って言うね。」
『一杯付き合ってよ。』
「仕方ないなー。勿論私より稼いでるhkrの奢りだよね?」
『ふふっ、由依は変わんないねー。』
『私の奢りで、ご飯いこう。』
「仕方ないね。」
「迎え来てくれんの?」
『んー、もう着いてる。』
「は?まじじゃん、早く言ってよ、路駐で切符切られても知らないからね。」
『あー、ふふ、それ困るから早く来て。』
「はいはい、今行くね。」
hkrから来る急な連絡なんて慣れてるし、嫌いじゃないけど、今日は流石に急すぎ、私が暇じゃなかったらどうすんの、ほんと。
まぁ、そんなとこも好きだけどね。
「…よっ、芸能人。」
『よぅ、一般人。』
「ふふっ、で、どこ行くの?」
『私ん家。』
「宅飲みね。いいじゃん。」
『近くのスーパー寄って、買い物して帰ろ。』
「ん。」
「お酒は?どれにする?」
『んー、これとかは?由依好きそうじゃん。』
「流石じゃん。じゃあこれと、hkrはこれ?」
『おー、ふふ、いいね。それにしよう。』
車から出て分かったけど、hkr前にあった時より明らかに痩せてる。写真集の話は聞いてないし、減量しなきゃ行けない撮影があるとかも別に聞いてない。ってなったら、シンプルに食べてない、いや、食べれてない、が正解かな。
ほんと、生きずらい世界を貴方はまだ生き続けてるんだね。
『じゃあ、帰ろっか。』
「ん。」
車内は別に賑やかじゃない。
話が盛り上がってるわけでも、静まってる訳でもない。グループの曲が気休め程度に流れて、たまに思い出したようにお互いが話をする。
別にそれでいい。それが良かった。
「…スーパーでの買い出しだるい時はhkr呼ぶね。」
『人気アイドルを足にするなんて、良い身分だね?』
「ふっ、なってくれるでしょ?」
『まあね、由依の為ならどこへだって行くよ。』
「おっも。」
『あははっ。』
『さ、お姫様着きましたよ。』
「ん、荷物全部持ってね。」
『はいはい。』
ほっそい腕。心配かけんな、馬鹿。
『かんぱーい!』
「乾杯。」
『くぁーー、久々のアルコール、体に染みるねえ。』
「ほら、つまみも食べて。」
『んぐっ…、ん、ん、おいひ、』
「…で?何があったの?」
『もっとさあ、流れとかあるじゃん?』
「私たちにそんなの必要ないでしょ。」
『ふふ、そうか、そうかもね。』
『…疲れちゃったんだよねぇ。頑張るの。』
「…ん。」
『走って、走って、走り抜けた先は、何もないのかもなぁーって、私が望んでた世界は過去だったのかなぁって。そこにはさ、もう戻りたくても戻れないから。』
「それ、疲れてんじゃないよ。」
『…?』
「あんたは、やりきったんじゃない?」
「やりきって、走り抜けた先に広がってたのが過去に見てきた景色たち。それを見れたのは、あんたが走り抜いてきたからじゃん。」
『…そっかぁ、私、やりきったんだ。』
『そうだねぇ、なんかストンって、荷が降りたよ。』
「まぁ、これで間違ってたら申し訳ないけどね。」
『んーん、由依はいつだって正解を教えてくれるよ。きっと今も、これが正解なんだよ。』
「…どーすんの?これから。」
『んー、一般人、やってみようかなぁ。』
「一般人ねぇ、ふっ、hkrには似合わないんじゃない?」
『えぇ〜。』
「嘘。一般人、一緒にやろうよ。」
『…もうすぐ復帰する人が何か言ってら〜。』
『…復帰、あ、ねぇ、』
「ん?」
「…んっ、は、???」
待って、は?今、私、キスされた?hkrに?
『復帰しちゃう前にさ、私の彼女になってよ。』
「…はぁ??」
『復帰して、色んな人に言い寄られると思うから、ほら、よく言うでしょ、先手必勝って。』
「先手必勝って、」
『で?返事は?』
「…なんて返して欲しいの?」
『ふふ、ん〜、そうだなぁ。』
『…んっ、あー、やば、可愛い。』
「…うるさ。」
『もう1回しよ。由依。』
「ちょっ…、んっ、hkr、」
『好きだよ、由依。好き。』
「私も、好きだよ。」
『これからは隣に居てね。』
「ん、hkrもね。」
『ふふ、勿論。』
「私と付き合ったからにはあと5キロ太らせるから。」
『幸せ太りかーー。悪くないねぇ?』
「記念日、毎月祝ってね。」
『あら、意外とマメなタイプなんだ。可愛いね。』
「ふふっ、うるさい。」
生きずらい世界で今も尚生きてる貴方を、私の世界で、私と貴方だけの世界で生かせることが出来たらどれだけ幸せなことなんだろう。
ねぇ、hkr、一般人になったらさ堂々と街中歩いて、角でキスとかしちゃってさ、たくさん私乗って見せびらかさせてね。
意外と私、重いから。
-Fin-
「一般人としての幸せ噛み締めてる。」
『暇ってことだよね?』
「まあ、世間はこれを暇って言うね。」
『一杯付き合ってよ。』
「仕方ないなー。勿論私より稼いでるhkrの奢りだよね?」
『ふふっ、由依は変わんないねー。』
『私の奢りで、ご飯いこう。』
「仕方ないね。」
「迎え来てくれんの?」
『んー、もう着いてる。』
「は?まじじゃん、早く言ってよ、路駐で切符切られても知らないからね。」
『あー、ふふ、それ困るから早く来て。』
「はいはい、今行くね。」
hkrから来る急な連絡なんて慣れてるし、嫌いじゃないけど、今日は流石に急すぎ、私が暇じゃなかったらどうすんの、ほんと。
まぁ、そんなとこも好きだけどね。
「…よっ、芸能人。」
『よぅ、一般人。』
「ふふっ、で、どこ行くの?」
『私ん家。』
「宅飲みね。いいじゃん。」
『近くのスーパー寄って、買い物して帰ろ。』
「ん。」
「お酒は?どれにする?」
『んー、これとかは?由依好きそうじゃん。』
「流石じゃん。じゃあこれと、hkrはこれ?」
『おー、ふふ、いいね。それにしよう。』
車から出て分かったけど、hkr前にあった時より明らかに痩せてる。写真集の話は聞いてないし、減量しなきゃ行けない撮影があるとかも別に聞いてない。ってなったら、シンプルに食べてない、いや、食べれてない、が正解かな。
ほんと、生きずらい世界を貴方はまだ生き続けてるんだね。
『じゃあ、帰ろっか。』
「ん。」
車内は別に賑やかじゃない。
話が盛り上がってるわけでも、静まってる訳でもない。グループの曲が気休め程度に流れて、たまに思い出したようにお互いが話をする。
別にそれでいい。それが良かった。
「…スーパーでの買い出しだるい時はhkr呼ぶね。」
『人気アイドルを足にするなんて、良い身分だね?』
「ふっ、なってくれるでしょ?」
『まあね、由依の為ならどこへだって行くよ。』
「おっも。」
『あははっ。』
『さ、お姫様着きましたよ。』
「ん、荷物全部持ってね。」
『はいはい。』
ほっそい腕。心配かけんな、馬鹿。
『かんぱーい!』
「乾杯。」
『くぁーー、久々のアルコール、体に染みるねえ。』
「ほら、つまみも食べて。」
『んぐっ…、ん、ん、おいひ、』
「…で?何があったの?」
『もっとさあ、流れとかあるじゃん?』
「私たちにそんなの必要ないでしょ。」
『ふふ、そうか、そうかもね。』
『…疲れちゃったんだよねぇ。頑張るの。』
「…ん。」
『走って、走って、走り抜けた先は、何もないのかもなぁーって、私が望んでた世界は過去だったのかなぁって。そこにはさ、もう戻りたくても戻れないから。』
「それ、疲れてんじゃないよ。」
『…?』
「あんたは、やりきったんじゃない?」
「やりきって、走り抜けた先に広がってたのが過去に見てきた景色たち。それを見れたのは、あんたが走り抜いてきたからじゃん。」
『…そっかぁ、私、やりきったんだ。』
『そうだねぇ、なんかストンって、荷が降りたよ。』
「まぁ、これで間違ってたら申し訳ないけどね。」
『んーん、由依はいつだって正解を教えてくれるよ。きっと今も、これが正解なんだよ。』
「…どーすんの?これから。」
『んー、一般人、やってみようかなぁ。』
「一般人ねぇ、ふっ、hkrには似合わないんじゃない?」
『えぇ〜。』
「嘘。一般人、一緒にやろうよ。」
『…もうすぐ復帰する人が何か言ってら〜。』
『…復帰、あ、ねぇ、』
「ん?」
「…んっ、は、???」
待って、は?今、私、キスされた?hkrに?
『復帰しちゃう前にさ、私の彼女になってよ。』
「…はぁ??」
『復帰して、色んな人に言い寄られると思うから、ほら、よく言うでしょ、先手必勝って。』
「先手必勝って、」
『で?返事は?』
「…なんて返して欲しいの?」
『ふふ、ん〜、そうだなぁ。』
『…んっ、あー、やば、可愛い。』
「…うるさ。」
『もう1回しよ。由依。』
「ちょっ…、んっ、hkr、」
『好きだよ、由依。好き。』
「私も、好きだよ。」
『これからは隣に居てね。』
「ん、hkrもね。」
『ふふ、勿論。』
「私と付き合ったからにはあと5キロ太らせるから。」
『幸せ太りかーー。悪くないねぇ?』
「記念日、毎月祝ってね。」
『あら、意外とマメなタイプなんだ。可愛いね。』
「ふふっ、うるさい。」
生きずらい世界で今も尚生きてる貴方を、私の世界で、私と貴方だけの世界で生かせることが出来たらどれだけ幸せなことなんだろう。
ねぇ、hkr、一般人になったらさ堂々と街中歩いて、角でキスとかしちゃってさ、たくさん私乗って見せびらかさせてね。
意外と私、重いから。
-Fin-