▶︎ 田村保乃
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楽屋の隅の席で、大学の課題に取り組んでいる彼女の横顔があまりにも綺麗で、愛おしくて、ついスマホのシャッターを切ってしまった。
森田「ふふ、盗撮やん。」
「うわぁぁあ!!びっくりした、急に出てくるやん。」
森田「保乃ちゃんがhkrに夢中で気付かなかっただけやろ。私はずっと前から隣にいました〜。」
「……ほんまに?」
森田「ほんまに。」
「恋は盲目ってこーゆうことなんかな。」
森田「ふふ、さあ、どうなんやろうね?」
アイドルになって6年が経った。それはつまり、hkrと出会って6年が経っているということでもあって、これまでに知ったhkrの1つ1つに心動かされ、それでも尚進展が無いのは、保乃の意気地無しと、彼女の有り得ないくらいポーカーフェイスなその内を知ることが出来ていないから。
森田「保乃ちゃん今年26やろ?hkrも22やし、そろそろタイミングなんやない?」
「…分かってんねん、分かってんねんけど、hkrが保乃のこと好きでいてくれてるなんて確証ないし、好きが迷惑になることもあるやん。」
森田「私からしたら、hkrにとって保乃ちゃんはただのメンバーじゃないような気するけど。」
「…そんなん分からんやん。」
森田「ま、なんでもいいけ、アタックせんと始まらんよ。」
そう言ったひぃちゃんは、行け行け、とでも言うように保乃の背中を押してくれた。流石相棒なだけあるなぁ。
「…hkr、」
『ん、保乃ちゃん、どうしたの。』
PCから視線を保乃へ向けたhkrの瞳は先程までとは違い柔らかく優しいもの。ああ、ほんまに好き、この目。
「なんもないねんけど、話したくなって、迷惑やった?」
『んーん、全然迷惑じゃない。寧ろ来てくれて嬉しいよ。なんのお話しよっか。』
そう言いながら隣の席を開けてくれたhkrに緩む頬を隠すこともせず、有難く座らせてもらう。
「ん〜、なんやろ、恋バナ、とか?」
『恋バナか、保乃ちゃんは好きな人いるの。』
「…お、おるよ?」
想像以上にストレートに聞いてくるhkrにドギマギしながらも、もしかしたら進むかもしれない保乃の恋バナを始めた。
『どんな人?』
「…真面目で、誰よりも優しくて、知れば知るほど魅力的な人。」
『そっか、年上の人?』
「…んーん、年下。」
『そうなんだ、』
相変わらずポーカーフェイスが上手い。
顔色は何一つ変わらないくせに、ほんの少し指先にでる落ち着かなさが保乃を期待させる。
「…hkrは?居らんの?」
『居る、けど、脈はないと思う。』
「…、メンバーやんな?」
『うん。』
「どんな所が好きなん?」
『太陽みたいに笑うところ。何回もその笑顔に救われてきたから。』
「…そう、なんや。」
期待が、確信に変わる。
hkrは覚えていないかもしれないけれど、何年か前の雑誌で保乃の事を聞かれた時に"太陽みたいに笑うところが素敵だなって思います"なんて答えていた。
「…アタックしやんの?」
『私臆病だから、関係壊したくない。』
「別の子に取られちゃうかもしれへんで?」
『…、保乃ちゃんは、』
「ん?」
『保乃ちゃんは、メンバーから急に好きって言われたら、どうする?』
「hkrに好きって言われたら、嬉しい、かな。」
『っ…、恋愛として、なんだよ?』
「うん、分かってるよ、それくらい。」
『……、』
「なぁ、言ってくれへんの?」
『っ…、急にお姉さんになるじゃん。』
耳まで真っ赤に染め上げたhkrの熱の篭った瞳が保乃を捕まえる。
「…hkr、」
『保乃ちゃんの事が好きだよ。』
「っ…、うん、」
『だから、付き合って欲しい。』
「へへ、うんっ。保乃も好き。」
『…あー、え?ほんとに?』
「ほんまに、保乃結構アタックしてるつもりやったんやけど。」
『…そっか、自惚れじゃなかったんだ。』
「hkrが好き、大好きやで?」
そう言えば、嬉しそうに笑って、私も好きだよ、なんて返してくれるhkr。
ひぃちゃん、背中押してくれてありがとう。
保乃の恋、叶いました。
藤吉「上手くいったみたいやな。」
森田「そうやね。」
藤吉「好きな人の背中押すなんてひかるも報われへんなぁ。」
森田「保乃ちゃんが幸せならそれでいいけ、」
藤吉「…ま、今度ご飯でも行こうな。」
森田「夏鈴の奢り〜??」
藤吉「ふふ、奢ったるわ。」
森田「やった〜〜。」
-Fin-
森田「ふふ、盗撮やん。」
「うわぁぁあ!!びっくりした、急に出てくるやん。」
森田「保乃ちゃんがhkrに夢中で気付かなかっただけやろ。私はずっと前から隣にいました〜。」
「……ほんまに?」
森田「ほんまに。」
「恋は盲目ってこーゆうことなんかな。」
森田「ふふ、さあ、どうなんやろうね?」
アイドルになって6年が経った。それはつまり、hkrと出会って6年が経っているということでもあって、これまでに知ったhkrの1つ1つに心動かされ、それでも尚進展が無いのは、保乃の意気地無しと、彼女の有り得ないくらいポーカーフェイスなその内を知ることが出来ていないから。
森田「保乃ちゃん今年26やろ?hkrも22やし、そろそろタイミングなんやない?」
「…分かってんねん、分かってんねんけど、hkrが保乃のこと好きでいてくれてるなんて確証ないし、好きが迷惑になることもあるやん。」
森田「私からしたら、hkrにとって保乃ちゃんはただのメンバーじゃないような気するけど。」
「…そんなん分からんやん。」
森田「ま、なんでもいいけ、アタックせんと始まらんよ。」
そう言ったひぃちゃんは、行け行け、とでも言うように保乃の背中を押してくれた。流石相棒なだけあるなぁ。
「…hkr、」
『ん、保乃ちゃん、どうしたの。』
PCから視線を保乃へ向けたhkrの瞳は先程までとは違い柔らかく優しいもの。ああ、ほんまに好き、この目。
「なんもないねんけど、話したくなって、迷惑やった?」
『んーん、全然迷惑じゃない。寧ろ来てくれて嬉しいよ。なんのお話しよっか。』
そう言いながら隣の席を開けてくれたhkrに緩む頬を隠すこともせず、有難く座らせてもらう。
「ん〜、なんやろ、恋バナ、とか?」
『恋バナか、保乃ちゃんは好きな人いるの。』
「…お、おるよ?」
想像以上にストレートに聞いてくるhkrにドギマギしながらも、もしかしたら進むかもしれない保乃の恋バナを始めた。
『どんな人?』
「…真面目で、誰よりも優しくて、知れば知るほど魅力的な人。」
『そっか、年上の人?』
「…んーん、年下。」
『そうなんだ、』
相変わらずポーカーフェイスが上手い。
顔色は何一つ変わらないくせに、ほんの少し指先にでる落ち着かなさが保乃を期待させる。
「…hkrは?居らんの?」
『居る、けど、脈はないと思う。』
「…、メンバーやんな?」
『うん。』
「どんな所が好きなん?」
『太陽みたいに笑うところ。何回もその笑顔に救われてきたから。』
「…そう、なんや。」
期待が、確信に変わる。
hkrは覚えていないかもしれないけれど、何年か前の雑誌で保乃の事を聞かれた時に"太陽みたいに笑うところが素敵だなって思います"なんて答えていた。
「…アタックしやんの?」
『私臆病だから、関係壊したくない。』
「別の子に取られちゃうかもしれへんで?」
『…、保乃ちゃんは、』
「ん?」
『保乃ちゃんは、メンバーから急に好きって言われたら、どうする?』
「hkrに好きって言われたら、嬉しい、かな。」
『っ…、恋愛として、なんだよ?』
「うん、分かってるよ、それくらい。」
『……、』
「なぁ、言ってくれへんの?」
『っ…、急にお姉さんになるじゃん。』
耳まで真っ赤に染め上げたhkrの熱の篭った瞳が保乃を捕まえる。
「…hkr、」
『保乃ちゃんの事が好きだよ。』
「っ…、うん、」
『だから、付き合って欲しい。』
「へへ、うんっ。保乃も好き。」
『…あー、え?ほんとに?』
「ほんまに、保乃結構アタックしてるつもりやったんやけど。」
『…そっか、自惚れじゃなかったんだ。』
「hkrが好き、大好きやで?」
そう言えば、嬉しそうに笑って、私も好きだよ、なんて返してくれるhkr。
ひぃちゃん、背中押してくれてありがとう。
保乃の恋、叶いました。
藤吉「上手くいったみたいやな。」
森田「そうやね。」
藤吉「好きな人の背中押すなんてひかるも報われへんなぁ。」
森田「保乃ちゃんが幸せならそれでいいけ、」
藤吉「…ま、今度ご飯でも行こうな。」
森田「夏鈴の奢り〜??」
藤吉「ふふ、奢ったるわ。」
森田「やった〜〜。」
-Fin-