▶︎ 森田ひかる
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ひかるちゃんの連絡先をGETしてやると意気込んだあの日から約半年。毎日のようにコンビニに通っているが再び巡り会えることはなく、私はついにお金を出してひかるちゃんとの時間を買うことにした。
母「はあ!!?あんた、何にこんなお金使ったのよ!?」
『あー、リアルミーグリっていう、ひかるちゃんと会ってお話出来るやつがありましてー…。』
母「…ったく、いつまでもひかるちゃんひかるちゃん言ってないで目の前のことしっかりやりなさいよ!」
『はい…、』
家を出る直前、カードの明細を見てしまった母にお叱りを受けてしまったが、そんなので落ち込むほど今日の私はヤワじゃないのだ!
へっ!なぜなら、ひかるちゃんに会えるのだから!
会場に着き、順番を待つ。
アクリル板越しとはいえ、ライブでは味わえない距離でのひかるちゃん。ああ、どうしよう、緊張しすぎて吐きそう。
【お次の方ーどうぞー。】
前の人が終わって、私の番になる。
森田「!!!」
『ひかるちゃん、』
森田「ねえ!8時!」
『え!?』
森田「8時!!分かった??」
『わ、分かった!!あ、あの、大好きって言ってくだ…、』
【お時間でーす。】
森田「ふふ、言ってあげなーい!!またね!!」
『あ…ちょっ…、』
可愛かった…、一瞬だったけれど、可愛かった。いや、可愛すぎた。心臓が痛い。やばい、運ばれる、救急車……。
って、それよりも8時ってなんだ?
…………8時にコンビニ行ったら会えるってことかな。いや、そんな都合のいい話…、でも、行ってみる価値は、ある。
【いらっしゃーせー、】
いつも通りやる気のない店員さんと、ぼちぼち居るお客さん。その中にひかるちゃんの姿はなくて、やっぱり私の勘違いだったと肩を落とす。
ココアでも買って帰ろう。
暖かいココアを手に持ちレジに運ぶ。その瞬間、もう一本ココアがレジに出されて、驚けば、"間に合った、"なんて可愛く笑うひかるちゃんが横にいた。
『っ…あぅ、え、あ、』
驚きと、ときめきと、その他諸々の感情でぐちゃぐちゃになっている私を横目にサッとお会計を済ませて、私の手を取ったひかるちゃんはそのまま外へ出た。
あ、お金、いやそれよりも、手、繋いでる、どうしよう、嘘、まじ?え???
森田「私の友達の妹やけんね。分かった?」
『え!?』
そう言い放ったひかるちゃんは黒いワゴン車のドアを開け、私を中へ連れて行った。
『だっ!?え!?』
田村「ん〜、おかえり、ひぃちゃん、ってこの子は?」
山﨑「ひかるが女の子誘拐してきたー。」
藤吉「警察やなー。」
森田「違うよ〜、友達の妹ちゃん。たまたま会ったけ、わたしん家連れて帰ることにした。」
田村「ふふ、結局誘拐やん。」
嘘、何この状況。え、全然わかんない。
1番後ろの席に私とひかるちゃんがいて、前に保乃ちゃん、天ちゃん、夏鈴ちゃん?え?ていうか森田村って実在してたんだ。
『え、え…、』
藤吉「そんな緊張せんでも、何回もひかるとは会ってるんやろ?」
何回も…、そりゃライブとかミーグリとか入れたら何回もだけど、これは果たしてなんて答えるべきなんだ。
『あー、っ、はい、お姉ちゃんがひかるちゃんと仲良くて…』
お姉ちゃんなんて、いないけど。
山﨑「名前なんて言うん?」
『mrthkrです、』
山﨑「hkr〜!いい名前やな!」
『っ…ぁぅ…、ありがとうございます、』
田村「ふふ、可愛ええ、」
いえ、貴方の方が100億倍可愛いです。その眼鏡姿すら国宝です。ああ神様、スペイベをありがとう。この人生をありがとう。アーメン。
森田「…ん、着いた。降りるよ。」
『あ、はい、』
山﨑「ん、お疲れ様ー」
森田「お疲れ様〜。」
『お疲れ様でした……、』
田村「ひぃちゃんお疲れ〜。またな〜」
藤吉「お疲れ様〜。」
保乃ちゃん達を背にギュッと握られた手を眺めながらエントランスを通る。これ、ひかるちゃん家ですよね。え、入っていいんですか?1オタクの私が、入っちゃってもいいんですか?
森田「ちょっと散らかっとうけど、気にせんで。」
『っ…はい、いや、あの、私入っても、いいんですか?』
森田「入りたくないん?」
『入りたいです。』
森田「ふふっ、やろ?ほら、早く入って。」
『…お邪魔します。』
うわああ、ひかるちゃんの部屋。玄関…、鳥、いっぱい。いい匂いする、やばい、倒れそう。
森田「適当に座っとって、飲み物持ってくけ。」
『はい!!!』
本当にぬいぐるみいっぱいだ、ホゲータ何匹いるんだろ。なんて思いながら、ソファーの下に腰を下ろす。そんな、ね、ソファーなんかに座れるような人間じゃないし。
森田「…ふふ、借りてきた猫みたい。」
珈琲を手に戻ってきたひかるちゃんは、アイドル!と言うよりは、素のひかるちゃんに近いようで、動悸も更に増してしまう。
森田「今日、来てくれてよかった、もう会えんっち思っとった。」
『私も、です、毎日コンビニ通ってたんですけど、なかなか会えなくて、』
森田「……偶然やなかったけど、また会えたのは事実やけ、連絡先、交換せん?」
『したいです、けど、本当にいいんですか、?』
森田「…私がしたいんよ、hkrちゃんと、電話とか、そーゆうの。」
『っ…うっ、心臓が、』
素で、こんなこと言えちゃうの!?
アイドルって、すっごいや。
森田「ん、読み込めた。暇な時、連絡してもいい?」
『はい、いつでも、待ってます。』
森田「へへっ、やった。」
『……でも、どうしてそこまで、してくれるんですか、単なるオタクなのに、』
森田「……私にとってはhkrちゃんは他の人たちとは違うんよ。」
『違う?』
それは、キモさがとか、そーゆう話でしょうか。それとも、なにか目に付くような行動ばかりしてたっけ。
森田「…研修のSHOWROOMの時から推してくれてたやろ?」
『はい、』
森田「お見立て会も来てくれて、握手会も…、レターも沢山送ってくれとったし、hkrちゃんの想いが、言葉が、頑張る糧になってたって言うか、hkrちゃんに見て欲しいからずっと頑張ってた、みたいな。」
『っ…、え、あー、え?うそ、』
森田「…多分ね、私hkrちゃんのこと好きなんだと思う。推し変されたくないとか、そーいう軽いのじゃなくて、私以外見んでって、思う。」
『あう……っ、』
森田「もっと、触れられたいし、触れたい、もっとhkrちゃんを知りたい。これって、恋なのかな。」
『…恋とか、語られるほどは分からないですけど、私はひかるちゃんに恋してます。ひかるちゃんが居るから頑張れるし、ひかるちゃんだから見ていたい。あわよくば、少しでもひかるちゃんの人生に入り込みたいって、そう思ってます。』
森田「っ…ふふ、両思いやね?」
『ぐっ…、はいっ、え、はい?いや、え?』
森田「付き合ってみよっか、私たち。」
うっっっっそ!?え!?今、なんて?!
これ、現実?夢?どっち?わかんない。え、もう全然わかんない。なにこれ、どんな人生!?
森田「おーい、聞いてる?」
『あ、すみません、キャパオーバーでした、ごめんなさい、もう1回聞いてもいいですか、なんて言いました?』
森田「やけ、付き合ってみよっかって、私たち。」
『え、その、付き合うって言うのは、世間一般で言う、カップルみたいなもので、えっと、だから…んっ、ひか、る、ちゃん、?』
森田「もー、うるさい、そーゆう付き合うであっとるよ。」
嘘、私今、ひかるちゃんとキス、しましたよね?
え、ひかるちゃんの指が私のパーカーグシャッて掴んで、で、気づいたら、目の前に良すぎる顔面があって、唇にも、感触が…、
『ま、まっ、え、うわぁぁっ…、嘘、どうしよう、やばい、死ぬ、』
森田「ちょっ…顔真っ赤、待って待って鼻血!ちょっと、もうっ…あははっ、」
あー、ひかるちゃんが笑ってる、くそ可愛いな。
てか、付き合えたの?私、まじで?
あれ、ひかるちゃんがボヤけてく、あ、私まじで死ぬ?ちょっ、待ってー、まだ早いよ。
バグとか、させてよ……。
推し基好きな人の致死量で倒れたhkrは1時間後に森田の膝枕によって目が覚める。
寝起きの感触と、視覚からの大打撃により第2回の気絶が行われたのはここだけの話。
-Fin-
リクエスト
・現実?夢?どっち?の続き!
▶︎めちゃくちゃ色んな方から言ってもらっていたのでやっと書き終わることが出来たのですが、前回の話が半年以上前に書いたものだった為所々話し方や雰囲気が変わってしまったかもしれないです。また、こんな展開期待してないよ!ってガッカリさせてしまったらすみません。(涙)
母「はあ!!?あんた、何にこんなお金使ったのよ!?」
『あー、リアルミーグリっていう、ひかるちゃんと会ってお話出来るやつがありましてー…。』
母「…ったく、いつまでもひかるちゃんひかるちゃん言ってないで目の前のことしっかりやりなさいよ!」
『はい…、』
家を出る直前、カードの明細を見てしまった母にお叱りを受けてしまったが、そんなので落ち込むほど今日の私はヤワじゃないのだ!
へっ!なぜなら、ひかるちゃんに会えるのだから!
会場に着き、順番を待つ。
アクリル板越しとはいえ、ライブでは味わえない距離でのひかるちゃん。ああ、どうしよう、緊張しすぎて吐きそう。
【お次の方ーどうぞー。】
前の人が終わって、私の番になる。
森田「!!!」
『ひかるちゃん、』
森田「ねえ!8時!」
『え!?』
森田「8時!!分かった??」
『わ、分かった!!あ、あの、大好きって言ってくだ…、』
【お時間でーす。】
森田「ふふ、言ってあげなーい!!またね!!」
『あ…ちょっ…、』
可愛かった…、一瞬だったけれど、可愛かった。いや、可愛すぎた。心臓が痛い。やばい、運ばれる、救急車……。
って、それよりも8時ってなんだ?
…………8時にコンビニ行ったら会えるってことかな。いや、そんな都合のいい話…、でも、行ってみる価値は、ある。
【いらっしゃーせー、】
いつも通りやる気のない店員さんと、ぼちぼち居るお客さん。その中にひかるちゃんの姿はなくて、やっぱり私の勘違いだったと肩を落とす。
ココアでも買って帰ろう。
暖かいココアを手に持ちレジに運ぶ。その瞬間、もう一本ココアがレジに出されて、驚けば、"間に合った、"なんて可愛く笑うひかるちゃんが横にいた。
『っ…あぅ、え、あ、』
驚きと、ときめきと、その他諸々の感情でぐちゃぐちゃになっている私を横目にサッとお会計を済ませて、私の手を取ったひかるちゃんはそのまま外へ出た。
あ、お金、いやそれよりも、手、繋いでる、どうしよう、嘘、まじ?え???
森田「私の友達の妹やけんね。分かった?」
『え!?』
そう言い放ったひかるちゃんは黒いワゴン車のドアを開け、私を中へ連れて行った。
『だっ!?え!?』
田村「ん〜、おかえり、ひぃちゃん、ってこの子は?」
山﨑「ひかるが女の子誘拐してきたー。」
藤吉「警察やなー。」
森田「違うよ〜、友達の妹ちゃん。たまたま会ったけ、わたしん家連れて帰ることにした。」
田村「ふふ、結局誘拐やん。」
嘘、何この状況。え、全然わかんない。
1番後ろの席に私とひかるちゃんがいて、前に保乃ちゃん、天ちゃん、夏鈴ちゃん?え?ていうか森田村って実在してたんだ。
『え、え…、』
藤吉「そんな緊張せんでも、何回もひかるとは会ってるんやろ?」
何回も…、そりゃライブとかミーグリとか入れたら何回もだけど、これは果たしてなんて答えるべきなんだ。
『あー、っ、はい、お姉ちゃんがひかるちゃんと仲良くて…』
お姉ちゃんなんて、いないけど。
山﨑「名前なんて言うん?」
『mrthkrです、』
山﨑「hkr〜!いい名前やな!」
『っ…ぁぅ…、ありがとうございます、』
田村「ふふ、可愛ええ、」
いえ、貴方の方が100億倍可愛いです。その眼鏡姿すら国宝です。ああ神様、スペイベをありがとう。この人生をありがとう。アーメン。
森田「…ん、着いた。降りるよ。」
『あ、はい、』
山﨑「ん、お疲れ様ー」
森田「お疲れ様〜。」
『お疲れ様でした……、』
田村「ひぃちゃんお疲れ〜。またな〜」
藤吉「お疲れ様〜。」
保乃ちゃん達を背にギュッと握られた手を眺めながらエントランスを通る。これ、ひかるちゃん家ですよね。え、入っていいんですか?1オタクの私が、入っちゃってもいいんですか?
森田「ちょっと散らかっとうけど、気にせんで。」
『っ…はい、いや、あの、私入っても、いいんですか?』
森田「入りたくないん?」
『入りたいです。』
森田「ふふっ、やろ?ほら、早く入って。」
『…お邪魔します。』
うわああ、ひかるちゃんの部屋。玄関…、鳥、いっぱい。いい匂いする、やばい、倒れそう。
森田「適当に座っとって、飲み物持ってくけ。」
『はい!!!』
本当にぬいぐるみいっぱいだ、ホゲータ何匹いるんだろ。なんて思いながら、ソファーの下に腰を下ろす。そんな、ね、ソファーなんかに座れるような人間じゃないし。
森田「…ふふ、借りてきた猫みたい。」
珈琲を手に戻ってきたひかるちゃんは、アイドル!と言うよりは、素のひかるちゃんに近いようで、動悸も更に増してしまう。
森田「今日、来てくれてよかった、もう会えんっち思っとった。」
『私も、です、毎日コンビニ通ってたんですけど、なかなか会えなくて、』
森田「……偶然やなかったけど、また会えたのは事実やけ、連絡先、交換せん?」
『したいです、けど、本当にいいんですか、?』
森田「…私がしたいんよ、hkrちゃんと、電話とか、そーゆうの。」
『っ…うっ、心臓が、』
素で、こんなこと言えちゃうの!?
アイドルって、すっごいや。
森田「ん、読み込めた。暇な時、連絡してもいい?」
『はい、いつでも、待ってます。』
森田「へへっ、やった。」
『……でも、どうしてそこまで、してくれるんですか、単なるオタクなのに、』
森田「……私にとってはhkrちゃんは他の人たちとは違うんよ。」
『違う?』
それは、キモさがとか、そーゆう話でしょうか。それとも、なにか目に付くような行動ばかりしてたっけ。
森田「…研修のSHOWROOMの時から推してくれてたやろ?」
『はい、』
森田「お見立て会も来てくれて、握手会も…、レターも沢山送ってくれとったし、hkrちゃんの想いが、言葉が、頑張る糧になってたって言うか、hkrちゃんに見て欲しいからずっと頑張ってた、みたいな。」
『っ…、え、あー、え?うそ、』
森田「…多分ね、私hkrちゃんのこと好きなんだと思う。推し変されたくないとか、そーいう軽いのじゃなくて、私以外見んでって、思う。」
『あう……っ、』
森田「もっと、触れられたいし、触れたい、もっとhkrちゃんを知りたい。これって、恋なのかな。」
『…恋とか、語られるほどは分からないですけど、私はひかるちゃんに恋してます。ひかるちゃんが居るから頑張れるし、ひかるちゃんだから見ていたい。あわよくば、少しでもひかるちゃんの人生に入り込みたいって、そう思ってます。』
森田「っ…ふふ、両思いやね?」
『ぐっ…、はいっ、え、はい?いや、え?』
森田「付き合ってみよっか、私たち。」
うっっっっそ!?え!?今、なんて?!
これ、現実?夢?どっち?わかんない。え、もう全然わかんない。なにこれ、どんな人生!?
森田「おーい、聞いてる?」
『あ、すみません、キャパオーバーでした、ごめんなさい、もう1回聞いてもいいですか、なんて言いました?』
森田「やけ、付き合ってみよっかって、私たち。」
『え、その、付き合うって言うのは、世間一般で言う、カップルみたいなもので、えっと、だから…んっ、ひか、る、ちゃん、?』
森田「もー、うるさい、そーゆう付き合うであっとるよ。」
嘘、私今、ひかるちゃんとキス、しましたよね?
え、ひかるちゃんの指が私のパーカーグシャッて掴んで、で、気づいたら、目の前に良すぎる顔面があって、唇にも、感触が…、
『ま、まっ、え、うわぁぁっ…、嘘、どうしよう、やばい、死ぬ、』
森田「ちょっ…顔真っ赤、待って待って鼻血!ちょっと、もうっ…あははっ、」
あー、ひかるちゃんが笑ってる、くそ可愛いな。
てか、付き合えたの?私、まじで?
あれ、ひかるちゃんがボヤけてく、あ、私まじで死ぬ?ちょっ、待ってー、まだ早いよ。
バグとか、させてよ……。
推し基好きな人の致死量で倒れたhkrは1時間後に森田の膝枕によって目が覚める。
寝起きの感触と、視覚からの大打撃により第2回の気絶が行われたのはここだけの話。
-Fin-
リクエスト
・現実?夢?どっち?の続き!
▶︎めちゃくちゃ色んな方から言ってもらっていたのでやっと書き終わることが出来たのですが、前回の話が半年以上前に書いたものだった為所々話し方や雰囲気が変わってしまったかもしれないです。また、こんな展開期待してないよ!ってガッカリさせてしまったらすみません。(涙)