▶︎ 山﨑天
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電車の窓に反射する私たちの姿が好き。
電車に乗って、トンネルに入る度映し出される私たちの姿を毎回スマホに収めて、音楽と共にストーリーにあげる。Musicと書かれたハイライトにはそんな2人の姿ばかりが残されていた。
それを見返す時間も好きやった。
『天、帰ろ。』
「ん、また明日ね〜。」
森田「またあした〜!」
田村「相変わらずラブラブやな〜!また明日な〜!」
隣のクラスのhkrは、少しでも一緒に居る時間を増やそうと毎日私のクラスまで迎えきてくれる。プリンセスが大好きな保乃はそれが羨ましいみたいで、hkrちゃんは天ちゃんの王子様やな〜!なんて口癖のように言う。
まあ、王子様なのは、そうなんやけど。
『今日は何処の駅で降りよっか。』
「この前言ってたところでいいんやない?」
『ん、いいね。じゃあそうしよ。』
放課後に時間がある日は必ずと言っていいほど、降りたことの無い駅で降りて1駅歩くのがルーティンとなっていた。
今日も電車に乗りこんで、吊革を掴む私の腰を寄せながらくっついてくるhkrの姿を窓越しに写真に残す。
「今日はなんの歌にしよっかな。」
『ん〜、あれは!最近よく聞いてるやつ。』
「あれまだサブスク解禁されてないねん、」
『うわ、まじか、』
「あ、昨日hkrが歌ってたやつにしよ。」
『なんか歌ってたっけ?』
「今度は君を追いかけて〜、ってやつ、」
『あぁ、大好きなんだよね、あの歌。』
「ふふ、よく歌ってるイメージ。」
『なんか恥ずかしいな、笑』
別に大して甘くもない会話。でも、お互いから好きは溢れていて、意図せずとも甘い空気が溢れてしまう。
もう付き合って一年半なんだけどな。
【〜〜駅、〜〜駅、お出口は右側です。】
『ん、降りよっか。』
「やな。」
一度も降りたことのない駅を降りて、hkrと手を繋ぐ。そのまま、気の向くままに足を進めていれば川が見えてきた。
『ん、川だ!行こ!天!』
「ちょっ…!急に走り出さんといて!」
小学生のように屈託のない笑顔を浮かべたhkrは、私の手を引きながら走り出す。その姿が可愛くて、愛しくて、思わず頬が緩んでしまう。
『ふふ、ほら、おいで!』
河川敷を駆け下りて、水のすぐ側までやってきたhkrは手を引いて、私を腕の中へ閉じ込めた。
「っ…、もう、なに、ほんまに、」
『青春っぽいじゃん?動画撮ろっか!』
鞄を置いてその前にスマホを立てたhkr、こーゆうのが好きな私の為に進んでやってくれるhkrが大好きで仕方ない。
『ふふ、天〜。』
女の子のくせに176cmもあるhkrは、ことあるごとに私の頭を撫でてくる。まあ別に嫌やないけど、なんか、恥ずかしいやん。
『かわいい。』
「ほんまに?」
『うん、天が1番可愛いよ。』
「ふふ、それは嘘やん。」
『ほんとだって。』
「はいはーい。」
『あー、信じてないなぁ。』
嬉しくて、恥ずかしくて、hkrに背を向ければそのまま後ろから抱きしめられて、胸が苦しいくらい好きで埋め尽くされる。
『好きだよ、天。』
「私も好き。大好き。」
『っ…かわいい、』
「ねぇ、hkr、」
『ん?……んっ、天、?』
「これからも、ずっーと、私を1番にしてね。」
『ふふ、はいっ、勿論です。』
「んっ…、ふふっ、」
キスの部分は後で切り取ろう。こんなのストーリーに上げられやしないし、誰にも見せたくない。
『好き。』
「私も好きだよ。」
森田「ん、天ちゃんストーリー上がっとる。」
田村「どれどれ〜?」
「うわ!川やん!きゃ〜、バックハグやで、ラブラブやなぁ。」
森田「ふふ、ほんと長続きしてるよね。お互い入学式で一目惚れして、1年ちょい両片思いからの今やろ?高校の3年間ずっとお互いのことしか見てないやん。」
田村「ふふ、やな。なんかええなぁ。」
森田「ね。」
田村「保乃は、ずーっと片想いのままやなぁ。」
森田「っ…、私なら両想いをあげられるよ。」
田村「なら、保乃たちもずっと両片思いやったな?」
森田「っ…、」
田村「ふふ、好きやで、ひぃちゃん。」
森田「私も好きです。」
-Fin-
電車に乗って、トンネルに入る度映し出される私たちの姿を毎回スマホに収めて、音楽と共にストーリーにあげる。Musicと書かれたハイライトにはそんな2人の姿ばかりが残されていた。
それを見返す時間も好きやった。
『天、帰ろ。』
「ん、また明日ね〜。」
森田「またあした〜!」
田村「相変わらずラブラブやな〜!また明日な〜!」
隣のクラスのhkrは、少しでも一緒に居る時間を増やそうと毎日私のクラスまで迎えきてくれる。プリンセスが大好きな保乃はそれが羨ましいみたいで、hkrちゃんは天ちゃんの王子様やな〜!なんて口癖のように言う。
まあ、王子様なのは、そうなんやけど。
『今日は何処の駅で降りよっか。』
「この前言ってたところでいいんやない?」
『ん、いいね。じゃあそうしよ。』
放課後に時間がある日は必ずと言っていいほど、降りたことの無い駅で降りて1駅歩くのがルーティンとなっていた。
今日も電車に乗りこんで、吊革を掴む私の腰を寄せながらくっついてくるhkrの姿を窓越しに写真に残す。
「今日はなんの歌にしよっかな。」
『ん〜、あれは!最近よく聞いてるやつ。』
「あれまだサブスク解禁されてないねん、」
『うわ、まじか、』
「あ、昨日hkrが歌ってたやつにしよ。」
『なんか歌ってたっけ?』
「今度は君を追いかけて〜、ってやつ、」
『あぁ、大好きなんだよね、あの歌。』
「ふふ、よく歌ってるイメージ。」
『なんか恥ずかしいな、笑』
別に大して甘くもない会話。でも、お互いから好きは溢れていて、意図せずとも甘い空気が溢れてしまう。
もう付き合って一年半なんだけどな。
【〜〜駅、〜〜駅、お出口は右側です。】
『ん、降りよっか。』
「やな。」
一度も降りたことのない駅を降りて、hkrと手を繋ぐ。そのまま、気の向くままに足を進めていれば川が見えてきた。
『ん、川だ!行こ!天!』
「ちょっ…!急に走り出さんといて!」
小学生のように屈託のない笑顔を浮かべたhkrは、私の手を引きながら走り出す。その姿が可愛くて、愛しくて、思わず頬が緩んでしまう。
『ふふ、ほら、おいで!』
河川敷を駆け下りて、水のすぐ側までやってきたhkrは手を引いて、私を腕の中へ閉じ込めた。
「っ…、もう、なに、ほんまに、」
『青春っぽいじゃん?動画撮ろっか!』
鞄を置いてその前にスマホを立てたhkr、こーゆうのが好きな私の為に進んでやってくれるhkrが大好きで仕方ない。
『ふふ、天〜。』
女の子のくせに176cmもあるhkrは、ことあるごとに私の頭を撫でてくる。まあ別に嫌やないけど、なんか、恥ずかしいやん。
『かわいい。』
「ほんまに?」
『うん、天が1番可愛いよ。』
「ふふ、それは嘘やん。」
『ほんとだって。』
「はいはーい。」
『あー、信じてないなぁ。』
嬉しくて、恥ずかしくて、hkrに背を向ければそのまま後ろから抱きしめられて、胸が苦しいくらい好きで埋め尽くされる。
『好きだよ、天。』
「私も好き。大好き。」
『っ…かわいい、』
「ねぇ、hkr、」
『ん?……んっ、天、?』
「これからも、ずっーと、私を1番にしてね。」
『ふふ、はいっ、勿論です。』
「んっ…、ふふっ、」
キスの部分は後で切り取ろう。こんなのストーリーに上げられやしないし、誰にも見せたくない。
『好き。』
「私も好きだよ。」
森田「ん、天ちゃんストーリー上がっとる。」
田村「どれどれ〜?」
「うわ!川やん!きゃ〜、バックハグやで、ラブラブやなぁ。」
森田「ふふ、ほんと長続きしてるよね。お互い入学式で一目惚れして、1年ちょい両片思いからの今やろ?高校の3年間ずっとお互いのことしか見てないやん。」
田村「ふふ、やな。なんかええなぁ。」
森田「ね。」
田村「保乃は、ずーっと片想いのままやなぁ。」
森田「っ…、私なら両想いをあげられるよ。」
田村「なら、保乃たちもずっと両片思いやったな?」
森田「っ…、」
田村「ふふ、好きやで、ひぃちゃん。」
森田「私も好きです。」
-Fin-