▶︎ 田村保乃
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"保乃もhkrちゃんが好きです"
と、そう書かれていることに気づいたのは写真を撮ったあとの事だった。
これは一体、どういう意味で…、いや、私も同じような事を書いてしまったから問い詰めることなんて出来ないけれど、私は、恋愛的な意味での話で、これは一般的に考えたらメンバーとして、だよね。
『…、』
山下「ふっ…、ふふっ、眉間にシワよりすぎやろ。」
『あぁ、瞳月、』
山下「なんかあった?さっき写真撮って貰えてたやん。」
『うん、写真撮って貰えたし、何かあったというか、自分が撒いた種というか。』
山下「よく分かんないけど、力になれることがあったら言ってね。」
『ん、ありがとう。』
こんなこと、同期に言えないしなぁ。
ていうかまず、入って1年のやつが告白とか、舐めてるよね。恋愛に溺れてるとか、有り得ない。うわ、有り得ない、
やっぱり田村さんの好きはメンバーという関係に対してのもので、私とは違う。
私と同じなはずないんだ。
Hono side
hkrちゃんと写真を撮ってから約2ヶ月、これといった進展は全くと言っていいほどない。
話し掛けたり、たまに話し掛けられたりするくらいで、キャーとか、キュンとかなるような事はなくて、仕草とか笑顔には勝手にきゅんってしてんねんけど。
「んんーー。」
『…びっくり、した、おはようございます、保乃さん。』
「あ、おはよう、朝早いなぁ、保乃が一番乗りかと思ってた。」
変な声出しながら入っちゃった。最悪。
『集合時間間違えちゃって、笑』
そう笑うhkrちゃんの手には小説が握られていて、それは保乃が前におすすめしたものやった。
「ん、その小説、」
『あ、最近やっと手に入れられたので読んでます。保乃さんのオススメ。』
「どう?面白い?」
『ちょっと難しいところもありますけど、色んなところに伏線があって、面白いです。』
「やんな!流石hkrちゃん、わかってるわぁ。」
『ふふ、ありがとうございます、』
『あ、椅子、』
「ん、隣座ってもええ?」
『っ…はい、』
小説の話題とは打って変わって緊張したような面持ちを浮かべるhkrちゃん、何や、保乃が隣きちゃまずいことでもあるんか!
「ふふ、なんでそんな緊張してるん〜。」
「手紙では保乃に告白してくれるくらい勇敢やったのに〜、」
『告白…!?』
「え!?なに!?違うん!?」
『あ、いや、違くはないんですけど、いや、え、嘘、告白、そっか、』
驚いた顔から、嬉しそうに口角を上げたhkrちゃんは、保乃の目を見て、今度はしっかりとhkrちゃんの言葉で、"保乃さんが好きです"と、そう伝えてくれた。
「っ…、待って、急に来るんは聞いてない、」
思わぬストレートな告白に保乃のキャパは超えてしまって、倒れ込むようにhkrちゃんの鎖骨に額を預けた。
『っ…、』
ドクドクと脈打つ音が聞こえる。保乃から、そしてhkrちゃんから。
「保乃今年で25やで、」
『はい。』
「hkrちゃんと6個も違う。」
『はい。』
「それに嫉妬沢山するし、何かと忘れちゃうことも多いし、」
『はい。』
「hkrちゃんよりも先に、アイドル辞めちゃう、んやで、」
『…はい、』
「それでも、保乃の事好きでいてくれる?」
『はい。ずっと好きです。』
「っ…ほんまに?」
『はい。絶対。』
『加入する前からリアコ拗らせてるんですよ。好きじゃなくなることなんか絶対にないです。』
「っ…、保乃も好きです、hkrちゃんのこと、」
『…っ、今のやばい、やばいです、』
保乃と同じように、保乃の肩に顔を埋めたhkrちゃんは服越しでも分かるほど体温が高くなっている。
「ふふ、なに〜、」
『これ、夢ですか、』
「ほっぺ抓ったろか?うり〜、うりうり〜」
『っ…、痛い、ちゃんと痛いです、夢じゃない、』
「夢やないで。保乃、ほんとにhkrちゃんの事が好き。」
『…付き合ってくれますか、』
「幸せにしてな。」
『はい、』
一通の手紙から始まった恋は、しっかりと成就された。
文面だけでは知ることの出来ない彼女を知る度に好きが募って、恋をした。
それをきっと、彼女はまだ分かりきっていない。
保乃の思いを軽く見ているような気がした。
「ふふ、そんな不安そうな顔せんでも、保乃1回好きになったら諦め悪いって言われるくらいずっーと好きやで。」
『ずっと諦め悪い保乃さんでいてくださいね。』
そう笑ったhkrちゃんにキュンとして、襟をぎゅっと握ったまま、キスをした。
『んっ…、』
「保乃のこと離さんといてね。」
アイドルの先輩として培ってきたありったけのあざといを込めて言葉を発した。
-Fin-
と、そう書かれていることに気づいたのは写真を撮ったあとの事だった。
これは一体、どういう意味で…、いや、私も同じような事を書いてしまったから問い詰めることなんて出来ないけれど、私は、恋愛的な意味での話で、これは一般的に考えたらメンバーとして、だよね。
『…、』
山下「ふっ…、ふふっ、眉間にシワよりすぎやろ。」
『あぁ、瞳月、』
山下「なんかあった?さっき写真撮って貰えてたやん。」
『うん、写真撮って貰えたし、何かあったというか、自分が撒いた種というか。』
山下「よく分かんないけど、力になれることがあったら言ってね。」
『ん、ありがとう。』
こんなこと、同期に言えないしなぁ。
ていうかまず、入って1年のやつが告白とか、舐めてるよね。恋愛に溺れてるとか、有り得ない。うわ、有り得ない、
やっぱり田村さんの好きはメンバーという関係に対してのもので、私とは違う。
私と同じなはずないんだ。
Hono side
hkrちゃんと写真を撮ってから約2ヶ月、これといった進展は全くと言っていいほどない。
話し掛けたり、たまに話し掛けられたりするくらいで、キャーとか、キュンとかなるような事はなくて、仕草とか笑顔には勝手にきゅんってしてんねんけど。
「んんーー。」
『…びっくり、した、おはようございます、保乃さん。』
「あ、おはよう、朝早いなぁ、保乃が一番乗りかと思ってた。」
変な声出しながら入っちゃった。最悪。
『集合時間間違えちゃって、笑』
そう笑うhkrちゃんの手には小説が握られていて、それは保乃が前におすすめしたものやった。
「ん、その小説、」
『あ、最近やっと手に入れられたので読んでます。保乃さんのオススメ。』
「どう?面白い?」
『ちょっと難しいところもありますけど、色んなところに伏線があって、面白いです。』
「やんな!流石hkrちゃん、わかってるわぁ。」
『ふふ、ありがとうございます、』
『あ、椅子、』
「ん、隣座ってもええ?」
『っ…はい、』
小説の話題とは打って変わって緊張したような面持ちを浮かべるhkrちゃん、何や、保乃が隣きちゃまずいことでもあるんか!
「ふふ、なんでそんな緊張してるん〜。」
「手紙では保乃に告白してくれるくらい勇敢やったのに〜、」
『告白…!?』
「え!?なに!?違うん!?」
『あ、いや、違くはないんですけど、いや、え、嘘、告白、そっか、』
驚いた顔から、嬉しそうに口角を上げたhkrちゃんは、保乃の目を見て、今度はしっかりとhkrちゃんの言葉で、"保乃さんが好きです"と、そう伝えてくれた。
「っ…、待って、急に来るんは聞いてない、」
思わぬストレートな告白に保乃のキャパは超えてしまって、倒れ込むようにhkrちゃんの鎖骨に額を預けた。
『っ…、』
ドクドクと脈打つ音が聞こえる。保乃から、そしてhkrちゃんから。
「保乃今年で25やで、」
『はい。』
「hkrちゃんと6個も違う。」
『はい。』
「それに嫉妬沢山するし、何かと忘れちゃうことも多いし、」
『はい。』
「hkrちゃんよりも先に、アイドル辞めちゃう、んやで、」
『…はい、』
「それでも、保乃の事好きでいてくれる?」
『はい。ずっと好きです。』
「っ…ほんまに?」
『はい。絶対。』
『加入する前からリアコ拗らせてるんですよ。好きじゃなくなることなんか絶対にないです。』
「っ…、保乃も好きです、hkrちゃんのこと、」
『…っ、今のやばい、やばいです、』
保乃と同じように、保乃の肩に顔を埋めたhkrちゃんは服越しでも分かるほど体温が高くなっている。
「ふふ、なに〜、」
『これ、夢ですか、』
「ほっぺ抓ったろか?うり〜、うりうり〜」
『っ…、痛い、ちゃんと痛いです、夢じゃない、』
「夢やないで。保乃、ほんとにhkrちゃんの事が好き。」
『…付き合ってくれますか、』
「幸せにしてな。」
『はい、』
一通の手紙から始まった恋は、しっかりと成就された。
文面だけでは知ることの出来ない彼女を知る度に好きが募って、恋をした。
それをきっと、彼女はまだ分かりきっていない。
保乃の思いを軽く見ているような気がした。
「ふふ、そんな不安そうな顔せんでも、保乃1回好きになったら諦め悪いって言われるくらいずっーと好きやで。」
『ずっと諦め悪い保乃さんでいてくださいね。』
そう笑ったhkrちゃんにキュンとして、襟をぎゅっと握ったまま、キスをした。
『んっ…、』
「保乃のこと離さんといてね。」
アイドルの先輩として培ってきたありったけのあざといを込めて言葉を発した。
-Fin-