▶︎ 的野美青
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hkrさんに誘われて…、誘っていただいて…、いや、こうもっと特別感ある言い方……、まあいいか。
今、私、的野美青は、mrthkrさんとご飯に来ています。
『本当はラーメンの方がいいかなぁって思ったんだけど、ゆっくり話せそうになくて、ごめんね。』
「ああ…、いや、全然、お肉、大好きです。」
『ふふ、沢山食べな〜。』
「っ…ぅぁ、はい、」
推しである由依さんや、土生さんとは違って、リアコ枠要素のあるhkrさんとサシだなんて、許されるのでしょうか??
悶々としている私と違って、大人の余裕とやらが溢れ出ているhkrさんの手には、お洒落な色をしたお酒のグラスが握られている。
熱々のお肉と、高級感溢れる店内。
ここ、絶対、高い。
「いただきます…、」
『ふふ、どうぞ。』
「……んっっっま、え、美味しい、」
『美味しいでしょ。ここ、入ってすぐの頃、由依さんに連れてきてもらったんだ。』
「っ…そうなんですね。」
"由依さん"そう言ったhkrさんの表情は酷く寂しそうで、それくらい大きい存在だということを改めて感じる。由依さん…、私にとっても大きすぎる存在だな。
『ん、美味しい。』
アルコールが回っているのか、移動中の時より随分と赤く染った顔…、ああ、本当に顔が良い。
『…私はさ、他の子達みたいに上手く支えられないんだ。私が由依さんの代わりになるとか、そんなこと言えないし、』
「…、」
『私にはさ、寂しい、嫌だ、受け入れたくない、ってそう思う気持ちに頷くことしか出来ない。もしかしたら美青ちゃんはもう前を向けているのかもしれないけど、私はまだ、立ち止まったままだから。』
普段から、3期生と深く関わってくれるような人じゃない。でも、欲しい時に欲しい言葉を温かさを、必ずくれる人。きっと不器用で仕方ないんだと思う。私じゃなかったらきっとこの言葉の意図も分からなかったかもしれない。
でも、この空気が、hkrさんの優しさが好きだ。甘えるのが苦手で、寄り添われるとどうしたらいいか分からなくなってしまう私にとってhkrさんは凄く当てはまる人だった。
「私なりに、前を向こうって決めてたんですけど、やっぱり無理でした。まだ、受け入れることなんて出来ないです。」
『うん、私もそうだよ。』
『不安とか、心配がないわけじゃない、でもそれ以上にただ寂しいんだよね。』
「…hkrさんはもっと、割り切るタイプの人かと思ってました。」
『ふふ、全然だよ。』
『でも、カメラが回っている間だけは前を向いてるつもり。』
「…どうしてですか?」
『いつまでも下を向いて、縋るのは櫻坂46のmrthkrらしくないから。』
「っ…、」
『まぁ、カメラが回ってない時は縋りまくってるよ。笑』
過去のライブ映像を見ても、裏側を見ても、hkrさんがアイドルじゃなかった時は無い。ただずっと前だけを見ていて、いつも皆の先頭にいるような人。
それはきっと、私の目の前にいる人となんも変わりなくて、hkrさんは、結局アイドルで、私が知っているhkrさんのまんまなんだと思う。
「格好いい、です。」
『え〜、ふふ、照れるなぁ。』
それから、グループの話、個人の話、高校時代の話や、今の話、本当に沢山の話をして、解散となった。
"美青ちゃんと話せてよかった"
"今日の服も、髪型も、凄く可愛かったよ"
私の家の前で止まったタクシー。
降りた私にそう言ったhkrさんの表情が頭から離れない。
あれ、これって、もしかして、恋しちゃった感じ?
森田「え!?hkrがお酒飲んだと!?」
田村「それ、ほんまなん?!」
「え、あ、はい、飲んでらっしゃいました、」
森田「ふふ、ほんと不器用やね。」
「よっぽど、美青ちゃんの事が心配やったんやろうなぁ。」
田村「ほんまやなぁ、hkrって2期生で飲み会しても全然飲まんのよ〜、レアやでレア〜。」
「そうなんですか…、ふふ、えー、へへ、なんか嬉しいですね、」
『ひかるー、撮影だってー。』
森田「はーい!!!じゃあまた後でね〜。」
「はい…!!」
田村「お酒飲むと、なんでも話しちゃうから普段は絶対飲まないんやって。」
「え?」
田村「でも、保乃が落ち込んでた時にな、保乃が中々話せずに居たらhkrがお酒飲んで自分から色んなこと沢山話してくれてん。ふふ、そのお陰で保乃も話せたんよ。美青ちゃんも同じやない?」
「…はい、全く同じです、」
田村「あはは、ほんま不器用やんな。」
「でもそーゆう所も、格好良い。」
そう呟く田村さんの横顔は今までに見た事ないくらい優しい顔をしていて、hkrさんのことを特別に思っているんだろうなぁ、なんて勝手に気持ちを汲み取ってしまった。
………ライバルが田村さんとか100無理じゃん。
無理ゲーじゃん。やっぱ諦めるしかないかな。
『…美青。』
「え…?あ、え?はい、え?」
『…って呼んでもいいかな。』
田村「ふふ、おどおどしすぎやろ。」
『いや、嫌だったらあれじゃん、』
「嫌じゃないです!寧ろ、呼んで欲しいです。」
『ふふ、良かった。』
『美青、飲み物いる?』
「っ…はい!!!!」
やっぱ諦めるとか無理ゲーだろ。
私の恋、頑張れよ!!!!!!!
-Fin-
今、私、的野美青は、mrthkrさんとご飯に来ています。
『本当はラーメンの方がいいかなぁって思ったんだけど、ゆっくり話せそうになくて、ごめんね。』
「ああ…、いや、全然、お肉、大好きです。」
『ふふ、沢山食べな〜。』
「っ…ぅぁ、はい、」
推しである由依さんや、土生さんとは違って、リアコ枠要素のあるhkrさんとサシだなんて、許されるのでしょうか??
悶々としている私と違って、大人の余裕とやらが溢れ出ているhkrさんの手には、お洒落な色をしたお酒のグラスが握られている。
熱々のお肉と、高級感溢れる店内。
ここ、絶対、高い。
「いただきます…、」
『ふふ、どうぞ。』
「……んっっっま、え、美味しい、」
『美味しいでしょ。ここ、入ってすぐの頃、由依さんに連れてきてもらったんだ。』
「っ…そうなんですね。」
"由依さん"そう言ったhkrさんの表情は酷く寂しそうで、それくらい大きい存在だということを改めて感じる。由依さん…、私にとっても大きすぎる存在だな。
『ん、美味しい。』
アルコールが回っているのか、移動中の時より随分と赤く染った顔…、ああ、本当に顔が良い。
『…私はさ、他の子達みたいに上手く支えられないんだ。私が由依さんの代わりになるとか、そんなこと言えないし、』
「…、」
『私にはさ、寂しい、嫌だ、受け入れたくない、ってそう思う気持ちに頷くことしか出来ない。もしかしたら美青ちゃんはもう前を向けているのかもしれないけど、私はまだ、立ち止まったままだから。』
普段から、3期生と深く関わってくれるような人じゃない。でも、欲しい時に欲しい言葉を温かさを、必ずくれる人。きっと不器用で仕方ないんだと思う。私じゃなかったらきっとこの言葉の意図も分からなかったかもしれない。
でも、この空気が、hkrさんの優しさが好きだ。甘えるのが苦手で、寄り添われるとどうしたらいいか分からなくなってしまう私にとってhkrさんは凄く当てはまる人だった。
「私なりに、前を向こうって決めてたんですけど、やっぱり無理でした。まだ、受け入れることなんて出来ないです。」
『うん、私もそうだよ。』
『不安とか、心配がないわけじゃない、でもそれ以上にただ寂しいんだよね。』
「…hkrさんはもっと、割り切るタイプの人かと思ってました。」
『ふふ、全然だよ。』
『でも、カメラが回っている間だけは前を向いてるつもり。』
「…どうしてですか?」
『いつまでも下を向いて、縋るのは櫻坂46のmrthkrらしくないから。』
「っ…、」
『まぁ、カメラが回ってない時は縋りまくってるよ。笑』
過去のライブ映像を見ても、裏側を見ても、hkrさんがアイドルじゃなかった時は無い。ただずっと前だけを見ていて、いつも皆の先頭にいるような人。
それはきっと、私の目の前にいる人となんも変わりなくて、hkrさんは、結局アイドルで、私が知っているhkrさんのまんまなんだと思う。
「格好いい、です。」
『え〜、ふふ、照れるなぁ。』
それから、グループの話、個人の話、高校時代の話や、今の話、本当に沢山の話をして、解散となった。
"美青ちゃんと話せてよかった"
"今日の服も、髪型も、凄く可愛かったよ"
私の家の前で止まったタクシー。
降りた私にそう言ったhkrさんの表情が頭から離れない。
あれ、これって、もしかして、恋しちゃった感じ?
森田「え!?hkrがお酒飲んだと!?」
田村「それ、ほんまなん?!」
「え、あ、はい、飲んでらっしゃいました、」
森田「ふふ、ほんと不器用やね。」
「よっぽど、美青ちゃんの事が心配やったんやろうなぁ。」
田村「ほんまやなぁ、hkrって2期生で飲み会しても全然飲まんのよ〜、レアやでレア〜。」
「そうなんですか…、ふふ、えー、へへ、なんか嬉しいですね、」
『ひかるー、撮影だってー。』
森田「はーい!!!じゃあまた後でね〜。」
「はい…!!」
田村「お酒飲むと、なんでも話しちゃうから普段は絶対飲まないんやって。」
「え?」
田村「でも、保乃が落ち込んでた時にな、保乃が中々話せずに居たらhkrがお酒飲んで自分から色んなこと沢山話してくれてん。ふふ、そのお陰で保乃も話せたんよ。美青ちゃんも同じやない?」
「…はい、全く同じです、」
田村「あはは、ほんま不器用やんな。」
「でもそーゆう所も、格好良い。」
そう呟く田村さんの横顔は今までに見た事ないくらい優しい顔をしていて、hkrさんのことを特別に思っているんだろうなぁ、なんて勝手に気持ちを汲み取ってしまった。
………ライバルが田村さんとか100無理じゃん。
無理ゲーじゃん。やっぱ諦めるしかないかな。
『…美青。』
「え…?あ、え?はい、え?」
『…って呼んでもいいかな。』
田村「ふふ、おどおどしすぎやろ。」
『いや、嫌だったらあれじゃん、』
「嫌じゃないです!寧ろ、呼んで欲しいです。」
『ふふ、良かった。』
『美青、飲み物いる?』
「っ…はい!!!!」
やっぱ諦めるとか無理ゲーだろ。
私の恋、頑張れよ!!!!!!!
-Fin-