▶︎ 田村保乃
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真っ白な肌、いつもは浮かび上がる笑窪も今は姿を隠していて、すやすやと気持ちよさそうに眠る保乃の横顔を眺めていた。
スマホが鳴って、ついでに時間を見れば17時をすぎていて、名残惜しいけれど、そろそろ保乃を起こさなければならない。
『保乃…、保乃、』
田村「ん、んん、hkr、?」
『委員会、終わったよ。』
田村「ん、お疲れ様……え!?17時!?」
「随分かかったな〜、」
『ふふ、委員会は30分くらいで終わった。』
田村「え…、じゃあなんで起こしてくれなかったん!」
『だって、保乃凄い可愛い寝顔で寝てるんだもん。眺めてたら1時間半経ってた。』
田村「…もう、恥ずいやん、やめてや、」
『可愛かったよ。ほんとに。』
そんな会話をしながら、階段をおり、正門を出る。
田村「分かったから、もう言わんといて。」
「…にしても、寒いなぁ、」
『マフラーしてこないから。』
田村「まだ行けるかなって思ったんやもん。」
鼻を赤くして、白い息を吐く保乃は冬が凄く似合う。いや、春夏秋冬全部似合ってしまうんだけど。
『…ん、どう?暖かい?』
田村「ん、暖かい、良いん?」
『保乃に風邪ひかれるくらいなら、マフラーの一つや二つ安いもんですよ。』
田村「へへ、ありがとう。」
私よりも数センチ身長が低い保乃は、マフラーを巻かれてる時も、巻かれ終わったあとも、可愛い上目遣いで私を見つめてくる。
マフラーに口元隠して、超冬限定版彼女じゃん。
本当、なんでこんな可愛い子が私と付き合ってくれたんだろうなぁ。
田村「なぁ、hkr、」
『ん?』
田村「手、寒い。」
『ふふ、だから?』
田村「…手繋いで、?」
『っ…あー、かわいい。』
『ん、冷た、末端冷え性?』
田村「そうやねん、冬はいっつも冷たい。」
『これからは私がずっーと温めるね。』
田村「ん、約束な?」
『うん。』
可愛い彼女と手を繋いで、帰路に着く。
今日は金曜日だから、保乃が私の家に泊まりに来る日で、これから数日一緒にいれる事実に胸が弾む。
田村「何ニヤニヤしてんの〜?」
『ん〜?ふふ、保乃と今日も明日も明後日も一緒にいれるの嬉しいなぁーって。』
田村「ふふ、保乃も嬉しい。」
「hkrが一人暮らしやなかったらこんな頻繁にお泊まり出来ひんかったもんなぁ、」
『ん、初めてお母さんたちが海外に転勤してくれてて嬉しいって思ったよ笑笑』
田村「ふふ、でもお母さんたち、ほんまに良い人達やんな。」
『んー、まぁ、保乃のこと大好きだし、お泊まりも認めてくれてるから、そこら辺は凄く助かってるかな〜。』
田村「また帰ってくる時挨拶させてな?」
『もちろん。』
『さ、電車乗りますよ。』
田村「はーい。」
繋いだ手を離すことも無く、帰宅ラッシュにしてはあまりにも人が少ない電車に乗り込み、私の家へと向かう。
暖房の効いた車両は暖かくて、隣にいる保乃はほんの少し暑そう。
『ふふ、暑い?』
田村「ん〜、ちょっと、」
『マフラー取ろっか、』
田村「んーん!取らへん!」
『なんで、笑』
田村「だってhkrの匂いするんやもん、取りたくない。」
『それはそれでなんか、あれなんだけど、大丈夫?臭くない?』
田村「全然、柔軟剤のいい匂い。」
『そりゃ良かった。』
ガタンゴトンと電車に揺られながら、尽きることもない話をしていればいつの間にか最寄り駅に着いていて、慌てて電車を降りる。
田村「んふふ、危なかったぁ、」
『先週もギリギリだったよね。笑笑』
田村「しっかりして〜?」
『保乃こそー。』
田村「ふふっ…、」
『ふふっ…、あははっ、』
あぁ、なんか幸せだなぁ。
田村「なぁ、hkr?」
『ん?』
田村「好き。」
『っ…、私も好き。』
田村「んっ…、ここ、外、」
『だって誰も居ないじゃん。』
『あ…、雪、』
田村「ほんまや…、綺麗、」
『うん、綺麗、』
空を仰いで、掌を伸ばす保乃の横顔があまりにも綺麗で、言葉を失う。
田村「ふふ、そんな見んといて。」
『ごめん、あまりにも保乃が綺麗で、』
田村「もー、恥ずいって!ほら、帰んで。」
『ん。帰ろう。』
どんな表情でも私の心を掴んでしまう保乃に、抗うことなんか出来ずに、今日もまた恋に落ちていく。
-Fin-
スマホが鳴って、ついでに時間を見れば17時をすぎていて、名残惜しいけれど、そろそろ保乃を起こさなければならない。
『保乃…、保乃、』
田村「ん、んん、hkr、?」
『委員会、終わったよ。』
田村「ん、お疲れ様……え!?17時!?」
「随分かかったな〜、」
『ふふ、委員会は30分くらいで終わった。』
田村「え…、じゃあなんで起こしてくれなかったん!」
『だって、保乃凄い可愛い寝顔で寝てるんだもん。眺めてたら1時間半経ってた。』
田村「…もう、恥ずいやん、やめてや、」
『可愛かったよ。ほんとに。』
そんな会話をしながら、階段をおり、正門を出る。
田村「分かったから、もう言わんといて。」
「…にしても、寒いなぁ、」
『マフラーしてこないから。』
田村「まだ行けるかなって思ったんやもん。」
鼻を赤くして、白い息を吐く保乃は冬が凄く似合う。いや、春夏秋冬全部似合ってしまうんだけど。
『…ん、どう?暖かい?』
田村「ん、暖かい、良いん?」
『保乃に風邪ひかれるくらいなら、マフラーの一つや二つ安いもんですよ。』
田村「へへ、ありがとう。」
私よりも数センチ身長が低い保乃は、マフラーを巻かれてる時も、巻かれ終わったあとも、可愛い上目遣いで私を見つめてくる。
マフラーに口元隠して、超冬限定版彼女じゃん。
本当、なんでこんな可愛い子が私と付き合ってくれたんだろうなぁ。
田村「なぁ、hkr、」
『ん?』
田村「手、寒い。」
『ふふ、だから?』
田村「…手繋いで、?」
『っ…あー、かわいい。』
『ん、冷た、末端冷え性?』
田村「そうやねん、冬はいっつも冷たい。」
『これからは私がずっーと温めるね。』
田村「ん、約束な?」
『うん。』
可愛い彼女と手を繋いで、帰路に着く。
今日は金曜日だから、保乃が私の家に泊まりに来る日で、これから数日一緒にいれる事実に胸が弾む。
田村「何ニヤニヤしてんの〜?」
『ん〜?ふふ、保乃と今日も明日も明後日も一緒にいれるの嬉しいなぁーって。』
田村「ふふ、保乃も嬉しい。」
「hkrが一人暮らしやなかったらこんな頻繁にお泊まり出来ひんかったもんなぁ、」
『ん、初めてお母さんたちが海外に転勤してくれてて嬉しいって思ったよ笑笑』
田村「ふふ、でもお母さんたち、ほんまに良い人達やんな。」
『んー、まぁ、保乃のこと大好きだし、お泊まりも認めてくれてるから、そこら辺は凄く助かってるかな〜。』
田村「また帰ってくる時挨拶させてな?」
『もちろん。』
『さ、電車乗りますよ。』
田村「はーい。」
繋いだ手を離すことも無く、帰宅ラッシュにしてはあまりにも人が少ない電車に乗り込み、私の家へと向かう。
暖房の効いた車両は暖かくて、隣にいる保乃はほんの少し暑そう。
『ふふ、暑い?』
田村「ん〜、ちょっと、」
『マフラー取ろっか、』
田村「んーん!取らへん!」
『なんで、笑』
田村「だってhkrの匂いするんやもん、取りたくない。」
『それはそれでなんか、あれなんだけど、大丈夫?臭くない?』
田村「全然、柔軟剤のいい匂い。」
『そりゃ良かった。』
ガタンゴトンと電車に揺られながら、尽きることもない話をしていればいつの間にか最寄り駅に着いていて、慌てて電車を降りる。
田村「んふふ、危なかったぁ、」
『先週もギリギリだったよね。笑笑』
田村「しっかりして〜?」
『保乃こそー。』
田村「ふふっ…、」
『ふふっ…、あははっ、』
あぁ、なんか幸せだなぁ。
田村「なぁ、hkr?」
『ん?』
田村「好き。」
『っ…、私も好き。』
田村「んっ…、ここ、外、」
『だって誰も居ないじゃん。』
『あ…、雪、』
田村「ほんまや…、綺麗、」
『うん、綺麗、』
空を仰いで、掌を伸ばす保乃の横顔があまりにも綺麗で、言葉を失う。
田村「ふふ、そんな見んといて。」
『ごめん、あまりにも保乃が綺麗で、』
田村「もー、恥ずいって!ほら、帰んで。」
『ん。帰ろう。』
どんな表情でも私の心を掴んでしまう保乃に、抗うことなんか出来ずに、今日もまた恋に落ちていく。
-Fin-