▶︎ 田村保乃
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アニラが終わり、打ち上げをする為に1度ホテルへ戻った私達。1時間後には会場へ集合とのこと。
田村「hkr〜、打ち上げ楽しみやな〜。」
『ん、楽しみだね。』
隣で楽しそうにはしゃぐ保乃と手を繋ぎながら、エレベーターに乗って部屋までの長い廊下を歩いていく。
田村「…んー、」
『んー?』
田村「なぁ、体調良くないやろ。」
『え?…ふふ、別に大丈夫だよ。』
ライブの途中から感じていた違和感。
動いて汗をかくほど暑いはずなのに、体の芯はずっと寒くて、身体だって何処か重たい。
でもそんな事を口にしてしまえば、皆に気を使わせてしまうし、このメンバーで迎えられる打ち上げは今日が最後かもしれない、なんて思うと無理をしてでも一緒に居たいと考えてしまった。
田村「保乃には嘘つかんで?」
保乃の暖かい手が私の頬を包んで、保乃の優しい瞳が私を逃がしはしない。
『…ちょっとだけ、だるいなって気はしてるけど、』
田村「うん。」
『でも、保乃と一緒に打ち上げ出たい、』
田村「そっか。」
「じゃあさ、部屋戻って熱計って、そうやなぁ、38度以上あったら保乃と一緒に居よう?微熱やったら、ちょっとだけ打ち上げに出よう?それでええ?」
『うん、ありがとう、保乃。』
田村「ん、部屋戻ろっか。」
私の頭をクシャッと撫でてから、再び歩き出した保乃に着いて私も歩き出す。私よりもほんの少し小さな保乃は、私なんかよりも大人で、偶に手を伸ばしても届かないなぁ、なんて実感する。
ピピッ ガチャ
田村「入って〜。」
『ん、お邪魔しま〜す、』
田村「ふふ、保乃のお家みたいやん。笑」
「ベッド座っとき、今体温計持ってくから。」
『ごめんね、ありがとう。』
私が腰を掛ければそれと同時にキシッと音を立てたベッド。本来なら、今日の夜は何週間ぶりの保乃ちゃんを堪能してるはずだったんだけどなぁ。
田村「ん、持ってきたで、測れる?」
『ふふ、熱くらい測れるよ。』
保乃から体温計を受け取り、脇に挟む。
しばらくして機械的な音が鳴って、取り出せば…。
田村「38.5……、hkr、」
『はい、分かってます、』
田村「…残念やけど、今日は保乃とお部屋でお留守番やな。」
『…保乃は、打ち上げ参加してきて、私は1人で待ってられるから。』
田村「何言ってんねん、保乃はhkrとやから打ち上げ行きたかったの!hkrが行かないんやったら保乃も行かへん。」
『っ…ふふ、いい彼女持ったな〜、』
田村「今更〜〜??」
「ふふ、今日はずっと一緒やから、安心してな。」
『うん、ありがとう。』
田村「ふふ、あ!やば、お水ないや、下のコンビニで買ってくるから、ちょっと待ってられる?」
『…ん、大丈夫、』
田村「ふふ、すぐ帰ってくるから。」
私の頭を一撫でしてから部屋を出ていった保乃。
1人きりになった部屋で考える。
後どれくらい保乃と一緒に居られるんだろう。
いつかは保乃が卒業をして、時間が合わなくなる日が続いたりするんだろうか。誰かに頼りたい時、私は誰を頼ればいいんだろう。
きっと熱特有の情緒不安定。
体温計さえ見なければ、こんなにも一気に熱がある人、なんて自覚生まれなかったのにな。しくったな。このままじゃ、本当に泣きそう。
私にとって保乃は、本当に、なくてはならない存在なんだな、
ガチャ
田村「ただいま!!」
「ん〜、hkr〜、どうしたの、泣きそうな顔して、」
『保乃、』
ベッドに座ったままの私を、流れのまま抱きしめる保乃は本当に急いでくれたようで息が上がっていた。
田村「ふふ、寂しかったん?」
『…ちょっとだけ。』
田村「可愛ええなぁ、泣き虫ベイビーちゃんや。」
『…22歳だし、』
田村「そうやなぁ、ひぃちゃん達と同い年やな〜。」
そう言いながら、離れようとするから思わず保乃の腰を引いて、私の上に座らせた。
田村「何この体制、めっちゃ恥ずいねんけど。」
『私は保乃の顔見れるし、結構すきだよ。』
向かい合わせで、私の腕は保乃の腰に、保乃の腕は私の首に回ったまま。保乃の腕は伸ばされているから密着はしていなくて、その分保乃の顔が良く見えて、うん、結構好きな体勢。
田村「ふふ、顔赤〜、ほんまに熱出てんねや。」
『さっき物的証拠見たでしょ。』
田村「んふふ、確かに、」
「辛くない?大丈夫?」
『うん、怠いけど、嫌な感じじゃない。』
『保乃が居てくれてるからかな。』
田村「なに急に!可愛いこと言わんで!」
『ちょっ…、膝の上で暴れないで。』
田村「ふふ、ごめんやん。」
「hkrが元気やったら、このままちゅー出来たのになぁ、」
『っ…、すぐそーゆうこと言う、』
田村「だって、最近全然してなかったやん。」
『まぁ…確かに、』
田村「やろ?」
「元気になったら、沢山!たーーくさん!ちゅーしような?」
『ふふ、ちゅーだけ?』
田村「ん〜〜、後は、hkr次第かなぁ。」
『それはもう誘ってるでしょ。』
田村「ふふ、さ、病人は寝るよ!治るもんも治らんくなるから!」
『…はーい。』
田村「保乃も隣で寝てあげるから。な?」
『ん、寝る。』
田村「偉い偉い。」
「hkrの体調が治ったら、2人だけで打ち上げしような。」
『ふふ、うん。』
『ありがとう、保乃。おやすみ。』
田村「おやすみ、hkr。」
-Fin-
田村「hkr〜、打ち上げ楽しみやな〜。」
『ん、楽しみだね。』
隣で楽しそうにはしゃぐ保乃と手を繋ぎながら、エレベーターに乗って部屋までの長い廊下を歩いていく。
田村「…んー、」
『んー?』
田村「なぁ、体調良くないやろ。」
『え?…ふふ、別に大丈夫だよ。』
ライブの途中から感じていた違和感。
動いて汗をかくほど暑いはずなのに、体の芯はずっと寒くて、身体だって何処か重たい。
でもそんな事を口にしてしまえば、皆に気を使わせてしまうし、このメンバーで迎えられる打ち上げは今日が最後かもしれない、なんて思うと無理をしてでも一緒に居たいと考えてしまった。
田村「保乃には嘘つかんで?」
保乃の暖かい手が私の頬を包んで、保乃の優しい瞳が私を逃がしはしない。
『…ちょっとだけ、だるいなって気はしてるけど、』
田村「うん。」
『でも、保乃と一緒に打ち上げ出たい、』
田村「そっか。」
「じゃあさ、部屋戻って熱計って、そうやなぁ、38度以上あったら保乃と一緒に居よう?微熱やったら、ちょっとだけ打ち上げに出よう?それでええ?」
『うん、ありがとう、保乃。』
田村「ん、部屋戻ろっか。」
私の頭をクシャッと撫でてから、再び歩き出した保乃に着いて私も歩き出す。私よりもほんの少し小さな保乃は、私なんかよりも大人で、偶に手を伸ばしても届かないなぁ、なんて実感する。
ピピッ ガチャ
田村「入って〜。」
『ん、お邪魔しま〜す、』
田村「ふふ、保乃のお家みたいやん。笑」
「ベッド座っとき、今体温計持ってくから。」
『ごめんね、ありがとう。』
私が腰を掛ければそれと同時にキシッと音を立てたベッド。本来なら、今日の夜は何週間ぶりの保乃ちゃんを堪能してるはずだったんだけどなぁ。
田村「ん、持ってきたで、測れる?」
『ふふ、熱くらい測れるよ。』
保乃から体温計を受け取り、脇に挟む。
しばらくして機械的な音が鳴って、取り出せば…。
田村「38.5……、hkr、」
『はい、分かってます、』
田村「…残念やけど、今日は保乃とお部屋でお留守番やな。」
『…保乃は、打ち上げ参加してきて、私は1人で待ってられるから。』
田村「何言ってんねん、保乃はhkrとやから打ち上げ行きたかったの!hkrが行かないんやったら保乃も行かへん。」
『っ…ふふ、いい彼女持ったな〜、』
田村「今更〜〜??」
「ふふ、今日はずっと一緒やから、安心してな。」
『うん、ありがとう。』
田村「ふふ、あ!やば、お水ないや、下のコンビニで買ってくるから、ちょっと待ってられる?」
『…ん、大丈夫、』
田村「ふふ、すぐ帰ってくるから。」
私の頭を一撫でしてから部屋を出ていった保乃。
1人きりになった部屋で考える。
後どれくらい保乃と一緒に居られるんだろう。
いつかは保乃が卒業をして、時間が合わなくなる日が続いたりするんだろうか。誰かに頼りたい時、私は誰を頼ればいいんだろう。
きっと熱特有の情緒不安定。
体温計さえ見なければ、こんなにも一気に熱がある人、なんて自覚生まれなかったのにな。しくったな。このままじゃ、本当に泣きそう。
私にとって保乃は、本当に、なくてはならない存在なんだな、
ガチャ
田村「ただいま!!」
「ん〜、hkr〜、どうしたの、泣きそうな顔して、」
『保乃、』
ベッドに座ったままの私を、流れのまま抱きしめる保乃は本当に急いでくれたようで息が上がっていた。
田村「ふふ、寂しかったん?」
『…ちょっとだけ。』
田村「可愛ええなぁ、泣き虫ベイビーちゃんや。」
『…22歳だし、』
田村「そうやなぁ、ひぃちゃん達と同い年やな〜。」
そう言いながら、離れようとするから思わず保乃の腰を引いて、私の上に座らせた。
田村「何この体制、めっちゃ恥ずいねんけど。」
『私は保乃の顔見れるし、結構すきだよ。』
向かい合わせで、私の腕は保乃の腰に、保乃の腕は私の首に回ったまま。保乃の腕は伸ばされているから密着はしていなくて、その分保乃の顔が良く見えて、うん、結構好きな体勢。
田村「ふふ、顔赤〜、ほんまに熱出てんねや。」
『さっき物的証拠見たでしょ。』
田村「んふふ、確かに、」
「辛くない?大丈夫?」
『うん、怠いけど、嫌な感じじゃない。』
『保乃が居てくれてるからかな。』
田村「なに急に!可愛いこと言わんで!」
『ちょっ…、膝の上で暴れないで。』
田村「ふふ、ごめんやん。」
「hkrが元気やったら、このままちゅー出来たのになぁ、」
『っ…、すぐそーゆうこと言う、』
田村「だって、最近全然してなかったやん。」
『まぁ…確かに、』
田村「やろ?」
「元気になったら、沢山!たーーくさん!ちゅーしような?」
『ふふ、ちゅーだけ?』
田村「ん〜〜、後は、hkr次第かなぁ。」
『それはもう誘ってるでしょ。』
田村「ふふ、さ、病人は寝るよ!治るもんも治らんくなるから!」
『…はーい。』
田村「保乃も隣で寝てあげるから。な?」
『ん、寝る。』
田村「偉い偉い。」
「hkrの体調が治ったら、2人だけで打ち上げしような。」
『ふふ、うん。』
『ありがとう、保乃。おやすみ。』
田村「おやすみ、hkr。」
-Fin-