▶︎ 山下瞳月
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暗闇に落っこちていく。
そんな感覚に飲まれて、目が覚めた。
「はぁはぁ…、」
スウェットは汗で濡れていて、心臓もドキドキと脈立てている。
嫌な感覚。
息が、苦しい。
プルルルルル
「…もしもし?」
『もしもし、ごめん、起こした?』
「んーん、丁度起きた、っていうか、電話掛けようとしてた所。」
『おお、運命だね。』
『なんかさ、急に瞳月の声聞きたくなっちゃって。』
「ふふ、なにそれ、私たち恋人だっけ…?」
『恋人かもね笑笑』
hkrはいつも私が独りになりそうな時、必ずこうやって電話をかけてきてくれる。
まるで私の心の中を覗いたみたいに、欲しいタイミングで、欲しい温かさをくれるんだ。
「今日レッスン参加する?」
『うん、するよ。』
最近ドラマ撮影が始まったhkrは、時々レッスンを休んでいた。それでも遅れることなく、ポジションに入って踊れるのはそれほどhkrが努力家で一生懸命だからなのだと思う。
3日ぶりのhkr。早く会いたいな。
『…朝の4時なのに、外まだ真っ暗だね。』
「そうだね、夏は、もう日が登り始めてたのにね?」
『ふふ、瞳月、やばい!太陽!昇ってる!ってテンション上がってたよね。笑』
「だって初めて日の出見たのhkrと電話してる時やったから。笑」
『ふふ、可愛かったなぁ。』
『…なんか、会いたくなってきた。』
「瞳月も思ってた。」
『会いに行ってもいい?』
「来てくれるの?」
『私が行きたいんだよ。』
「うん、待ってる。」
『ん、タクシー呼んですぐ行く。』
「分かった。」
電話をすることはあっても、こーやって会いに来てくれることは今まで無かった。
人の気持ちを汲み取ることが上手いhkrだから、隠していた不安や、恐怖を察してくれたのかもしれない。
もう、ただのメンバーなんて肩書きじゃ寂しいよ。
ピンポーン
「はーい。」
ガチャ
『こんばんは。山下さん。』
「ふふ、こんばんは、mrtさん。」
『お邪魔します。』
「どうぞ。」
玄関に入り、靴を脱いだhkrはリビングに入るなり優しい顔をしたまま私を抱き締めた。
「…hkr、?」
『瞳月、なんかあった?』
「っ…、」
『今日、ずっーと声震えてた。元気もなかった。心配になっちゃった。』
「…、暗闇にね、落っこちちゃう夢?みたいなの見て、怖くなって、苦しくなって、どうしたらいいか、わかんなくなってた。」
『そっか。』
『沢山沢山、頑張ったんだね。』
hkrの暖かい手が私の頭を行き来する。
その優しさにどんどん涙が溢れてきて、hkrのパーカーにシミを作っていってしまう。
「ごめん、hkrも疲れてるのに、私ばっか、」
『そんなの考えなくていいよ。』
『私は瞳月に会えるだけで、元気になれるから。』
「っ…ばか、そんな事ばっか言われたら好きになっちゃうよ、笑」
『好きになってよ。』
「え、?」
緩められた腕、私たちの間にほんの少しだけ隙間ができて、真剣なhkrの瞳に捕まえられる。
『瞳月の傍に居たい。1番近くで瞳月を見ていたい。メンバーとして、恋人として、瞳月の瞳に映りたい。』
「っ…、」
ドッドッと暴れ出す心臓。
hkrの言葉を待っていたかのように嬉しくなる頭。
『ごめん、言うつもりなかったのに、ごめん、迷惑だよね、』
「…迷惑なんかじゃない。」
「私も、メンバーだけじゃ寂しいなって思ってた。」
『っ…、』
「瞳月の恋人になって、hkr。」
『良いの、?』
「hkrがいいの。」
『…うん、なる、瞳月の恋人。』
「ふふ、やった〜。」
「…でも、私嫉妬めっちゃするよ。重いよ。それでもいいの?」
『ふふ、瞳月が嫉妬魔で重い事くらい知ってるよ。全部含めて瞳月が愛しいんだよ。』
「…、好き。」
『ふふ、私も。』
『レッスン10時からだし、もっかい寝る?』
「うん、hkrと寝る。」
『ん、ベッド行こ。』
「はーい。」
hkrの手を握りながら、ベッドに沈む。
先程までの嫌な感じは全くなくて、寧ろ温もりに包まれた、暖かい空間。
hkrが傍に居てくれるだけで、強くなれる気がした。
そんな夜だった。
-おまけ-
谷口「え!?2人付き合ったの!?」
村山「それって、事務所には内緒で?」
『まあ、うん、言えないよね。』
「別れろ、とか言われちゃうかもしれないし。」
田村「ふふ、大丈夫やで〜。保乃とひぃちゃん公認やもんな〜。」
森田「ふふ、やね。」
「「『「「「え!?森田村って実現してたの!?」」」』」
-Fin-
そんな感覚に飲まれて、目が覚めた。
「はぁはぁ…、」
スウェットは汗で濡れていて、心臓もドキドキと脈立てている。
嫌な感覚。
息が、苦しい。
プルルルルル
「…もしもし?」
『もしもし、ごめん、起こした?』
「んーん、丁度起きた、っていうか、電話掛けようとしてた所。」
『おお、運命だね。』
『なんかさ、急に瞳月の声聞きたくなっちゃって。』
「ふふ、なにそれ、私たち恋人だっけ…?」
『恋人かもね笑笑』
hkrはいつも私が独りになりそうな時、必ずこうやって電話をかけてきてくれる。
まるで私の心の中を覗いたみたいに、欲しいタイミングで、欲しい温かさをくれるんだ。
「今日レッスン参加する?」
『うん、するよ。』
最近ドラマ撮影が始まったhkrは、時々レッスンを休んでいた。それでも遅れることなく、ポジションに入って踊れるのはそれほどhkrが努力家で一生懸命だからなのだと思う。
3日ぶりのhkr。早く会いたいな。
『…朝の4時なのに、外まだ真っ暗だね。』
「そうだね、夏は、もう日が登り始めてたのにね?」
『ふふ、瞳月、やばい!太陽!昇ってる!ってテンション上がってたよね。笑』
「だって初めて日の出見たのhkrと電話してる時やったから。笑」
『ふふ、可愛かったなぁ。』
『…なんか、会いたくなってきた。』
「瞳月も思ってた。」
『会いに行ってもいい?』
「来てくれるの?」
『私が行きたいんだよ。』
「うん、待ってる。」
『ん、タクシー呼んですぐ行く。』
「分かった。」
電話をすることはあっても、こーやって会いに来てくれることは今まで無かった。
人の気持ちを汲み取ることが上手いhkrだから、隠していた不安や、恐怖を察してくれたのかもしれない。
もう、ただのメンバーなんて肩書きじゃ寂しいよ。
ピンポーン
「はーい。」
ガチャ
『こんばんは。山下さん。』
「ふふ、こんばんは、mrtさん。」
『お邪魔します。』
「どうぞ。」
玄関に入り、靴を脱いだhkrはリビングに入るなり優しい顔をしたまま私を抱き締めた。
「…hkr、?」
『瞳月、なんかあった?』
「っ…、」
『今日、ずっーと声震えてた。元気もなかった。心配になっちゃった。』
「…、暗闇にね、落っこちちゃう夢?みたいなの見て、怖くなって、苦しくなって、どうしたらいいか、わかんなくなってた。」
『そっか。』
『沢山沢山、頑張ったんだね。』
hkrの暖かい手が私の頭を行き来する。
その優しさにどんどん涙が溢れてきて、hkrのパーカーにシミを作っていってしまう。
「ごめん、hkrも疲れてるのに、私ばっか、」
『そんなの考えなくていいよ。』
『私は瞳月に会えるだけで、元気になれるから。』
「っ…ばか、そんな事ばっか言われたら好きになっちゃうよ、笑」
『好きになってよ。』
「え、?」
緩められた腕、私たちの間にほんの少しだけ隙間ができて、真剣なhkrの瞳に捕まえられる。
『瞳月の傍に居たい。1番近くで瞳月を見ていたい。メンバーとして、恋人として、瞳月の瞳に映りたい。』
「っ…、」
ドッドッと暴れ出す心臓。
hkrの言葉を待っていたかのように嬉しくなる頭。
『ごめん、言うつもりなかったのに、ごめん、迷惑だよね、』
「…迷惑なんかじゃない。」
「私も、メンバーだけじゃ寂しいなって思ってた。」
『っ…、』
「瞳月の恋人になって、hkr。」
『良いの、?』
「hkrがいいの。」
『…うん、なる、瞳月の恋人。』
「ふふ、やった〜。」
「…でも、私嫉妬めっちゃするよ。重いよ。それでもいいの?」
『ふふ、瞳月が嫉妬魔で重い事くらい知ってるよ。全部含めて瞳月が愛しいんだよ。』
「…、好き。」
『ふふ、私も。』
『レッスン10時からだし、もっかい寝る?』
「うん、hkrと寝る。」
『ん、ベッド行こ。』
「はーい。」
hkrの手を握りながら、ベッドに沈む。
先程までの嫌な感じは全くなくて、寧ろ温もりに包まれた、暖かい空間。
hkrが傍に居てくれるだけで、強くなれる気がした。
そんな夜だった。
-おまけ-
谷口「え!?2人付き合ったの!?」
村山「それって、事務所には内緒で?」
『まあ、うん、言えないよね。』
「別れろ、とか言われちゃうかもしれないし。」
田村「ふふ、大丈夫やで〜。保乃とひぃちゃん公認やもんな〜。」
森田「ふふ、やね。」
「「『「「「え!?森田村って実現してたの!?」」」』」
-Fin-