▶︎ 田村保乃
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『…これ、』
田村「ん〜?お手紙?くれるん?」
『…貰ってくれたら、嬉しいです。』
田村「ふふ、貰うよ〜、ありがとう〜。」
『…失礼、します。』
スマホ1つで意思疎通が出来てしまうこの時代に、渡されたのは1枚の封筒だった。
そんな売れない小説に出てきそうな詩的な言葉が浮かんだ所で、ひぃちゃんから声を掛けられて現実世界に戻ってきた。
森田「手紙貰ったん?」
「ん、そう、hkrちゃんと話した事無かったからびっくり。」
森田「確かに、話してるとこ見たことないかも。」
「やろ?」
「でもええよなぁ、お手紙とか、保乃結構キュンってするかも。」
森田「ふふ、hkrちゃんは無意識タラシやね?」
「かもなぁ。」
真っ白な封筒の真ん中に書かれた"田村さんへ"の文字だけで、彼女がどんな人なのか分かるような気がした。達筆というほどでもないが、形は整っていて、誰が見ても綺麗と零してしまうような字体。裏には"mrthkr"とこれまた綺麗な字で書かれていた。
お家帰ったら、すぐに読もう。
そんなことを思い浮かべながら、収録へと向かっていった。
「ただいま〜。」
「って、誰もおらんねんけど。」
なんて零す独り言も、部屋に響くだけで返事はない。いやまぁ、あっても怖いんやけど。
「…あ、手紙、」
最近、思ったことがすぐ口に出てしまうようになった。ひぃちゃんの癖がうつったかな〜〜。
田村さんへ
お仕事お疲れ様です。
今度、一緒に写真撮ってください。
mrthkr。
「ええ…??ふふ、なんやこれ、短すぎやろ。」
思いもよらぬ短さに笑いが溢れてしまったけれど、あまりのストレートさと、文面で伝えてくる焦れったさに、保乃の心は彼女への愛おしさが増すばかりやった。
「おはよう〜。」
「「「「おはようー(ございます!)」」」」
収録日の楽屋。
それなりにメンバーも集まっていて、いつも通り賑やかな雰囲気が流れている。
その中にお目当ての人物を見つけた。
「hkrちゃん。」
『っ…、田村さん、おはようございます。』
「ふふ、おはよう。」
「これ、この前のお返し。」
『返事、書いてくれたんですか。』
「そりゃ書くよ〜〜。」
「保乃が席に着いてから読んでな?」
『っ…はい。』
「ふふ、じゃあまた後で、」
そう言い残し、いつも通り、ひぃちゃんの隣に座って、彼女の姿を盗み見た。
保乃が座ったのを確認して、封筒を開いたhkrちゃん。中身を確認して、困ったように、でも嬉しそうに笑ったあと、保乃の元へやってきた。
『田村さん、』
「…、」
『……保乃、さん。』
「ん、ふふ、どうしたん?」
『…私と写真撮ってください。』
「ええよ、撮ったる!」
ほっぺとほっぺがくっつくくらい近づいて、撮った1枚。
hkrちゃんが加入して1年、初めてのツーショット。
『ありがとう、ございます。』
田村「いいえ〜。」
『…これからも、話し掛けに行っても良いですか?』
田村「勿論やで、それと、」
『…?』
田村「保乃は、直接言われるのが1番好き。」
『っ…、』
田村「ふふ、お手紙大事にしてや〜?」
「はい、大事にします。絶対。」
昨日の夜、短すぎる手紙を読み終え、折りたたみ封筒に戻そうとした時、ふと裏目になにか文字が書いてあることを発見した。
"田村さんが好きです"
この好きにはどんな意味が込められているのかなんて分からないけれど、保乃の心臓は大きく脈を打って、何かの始まりを告げたようだった。
hkrちゃんへ
お仕事、おつかれさま☺︎︎︎︎
突然のお手紙嬉しかったです。ありがとう〜。
写真、いつでも待ってるで〜!!
でも、一つだけルールがあります、
それは、保乃に直接声を掛けること!
(この場合、田村さん✕、保乃さん〇)
やっぱり、お手紙もええけど、保乃はhkrちゃんと顔を見て話したいです(照)
次の現場で待ってるよ〜〜!!
田村保乃
"保乃もhkrちゃんが好きです"
-fin-
田村「ん〜?お手紙?くれるん?」
『…貰ってくれたら、嬉しいです。』
田村「ふふ、貰うよ〜、ありがとう〜。」
『…失礼、します。』
スマホ1つで意思疎通が出来てしまうこの時代に、渡されたのは1枚の封筒だった。
そんな売れない小説に出てきそうな詩的な言葉が浮かんだ所で、ひぃちゃんから声を掛けられて現実世界に戻ってきた。
森田「手紙貰ったん?」
「ん、そう、hkrちゃんと話した事無かったからびっくり。」
森田「確かに、話してるとこ見たことないかも。」
「やろ?」
「でもええよなぁ、お手紙とか、保乃結構キュンってするかも。」
森田「ふふ、hkrちゃんは無意識タラシやね?」
「かもなぁ。」
真っ白な封筒の真ん中に書かれた"田村さんへ"の文字だけで、彼女がどんな人なのか分かるような気がした。達筆というほどでもないが、形は整っていて、誰が見ても綺麗と零してしまうような字体。裏には"mrthkr"とこれまた綺麗な字で書かれていた。
お家帰ったら、すぐに読もう。
そんなことを思い浮かべながら、収録へと向かっていった。
「ただいま〜。」
「って、誰もおらんねんけど。」
なんて零す独り言も、部屋に響くだけで返事はない。いやまぁ、あっても怖いんやけど。
「…あ、手紙、」
最近、思ったことがすぐ口に出てしまうようになった。ひぃちゃんの癖がうつったかな〜〜。
田村さんへ
お仕事お疲れ様です。
今度、一緒に写真撮ってください。
mrthkr。
「ええ…??ふふ、なんやこれ、短すぎやろ。」
思いもよらぬ短さに笑いが溢れてしまったけれど、あまりのストレートさと、文面で伝えてくる焦れったさに、保乃の心は彼女への愛おしさが増すばかりやった。
「おはよう〜。」
「「「「おはようー(ございます!)」」」」
収録日の楽屋。
それなりにメンバーも集まっていて、いつも通り賑やかな雰囲気が流れている。
その中にお目当ての人物を見つけた。
「hkrちゃん。」
『っ…、田村さん、おはようございます。』
「ふふ、おはよう。」
「これ、この前のお返し。」
『返事、書いてくれたんですか。』
「そりゃ書くよ〜〜。」
「保乃が席に着いてから読んでな?」
『っ…はい。』
「ふふ、じゃあまた後で、」
そう言い残し、いつも通り、ひぃちゃんの隣に座って、彼女の姿を盗み見た。
保乃が座ったのを確認して、封筒を開いたhkrちゃん。中身を確認して、困ったように、でも嬉しそうに笑ったあと、保乃の元へやってきた。
『田村さん、』
「…、」
『……保乃、さん。』
「ん、ふふ、どうしたん?」
『…私と写真撮ってください。』
「ええよ、撮ったる!」
ほっぺとほっぺがくっつくくらい近づいて、撮った1枚。
hkrちゃんが加入して1年、初めてのツーショット。
『ありがとう、ございます。』
田村「いいえ〜。」
『…これからも、話し掛けに行っても良いですか?』
田村「勿論やで、それと、」
『…?』
田村「保乃は、直接言われるのが1番好き。」
『っ…、』
田村「ふふ、お手紙大事にしてや〜?」
「はい、大事にします。絶対。」
昨日の夜、短すぎる手紙を読み終え、折りたたみ封筒に戻そうとした時、ふと裏目になにか文字が書いてあることを発見した。
"田村さんが好きです"
この好きにはどんな意味が込められているのかなんて分からないけれど、保乃の心臓は大きく脈を打って、何かの始まりを告げたようだった。
hkrちゃんへ
お仕事、おつかれさま☺︎︎︎︎
突然のお手紙嬉しかったです。ありがとう〜。
写真、いつでも待ってるで〜!!
でも、一つだけルールがあります、
それは、保乃に直接声を掛けること!
(この場合、田村さん✕、保乃さん〇)
やっぱり、お手紙もええけど、保乃はhkrちゃんと顔を見て話したいです(照)
次の現場で待ってるよ〜〜!!
田村保乃
"保乃もhkrちゃんが好きです"
-fin-