▶︎ 田村保乃
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『…、』
「んー?どうしたん?」
『…。』
振り合わせが終わった途端、保乃の背中にピタリとくっつきだしたhkr。何かあったのか、それともただの思い付きか、どちらにせよ、メンバーの前でこんなにも甘えてきたのは初めてでほんの少し動揺してしまう。
話を聞こうとくっつかれたまま床に座ってお腹に回されている手に保乃の手を重ねてみるも、一向に口が開かれる気配はない。この後はお互いオフやし、話してくれるまで、気長に待とう。
森田「ふふ、hkrがくっついてるなんて珍しいね。」
「やろ?保乃もビックリしてんねん。」
森田「…ていうか、くっつきながら寝とるよ。」
「え!?」
森田「最近会えてないっち言いよったし、寂しかったんかもね。」
「んん〜、そうなんかなぁ。」
森田「ま、沢山充電させてあげて。」
「ふふ、お疲れ様。」
「ん、ありがとう〜。ひぃちゃんもお疲れ様〜。」
ひぃちゃんがレッスン場を出て行き、室内には三期ちゃんの練習音と、大沼ちゃんたちの笑い声が響いていた。
「hkr〜、寝るならちゃんとベッドで寝よう〜?」
『…んん、』
「おはよう、ふふ、顔見えへんけど、起きてるよな?」
『ん、起きた。』
「おはよう、ちゃんとベッドで寝ないと体痛くなんで。」
『…だね。』
人に比べて言葉数は少ない方のhkrやけど、今日はやけに無口やない?やっぱりなんかあったんかな。
「なぁ、なんかあったん?」
保乃の肩に置かれているhkrの顔に頭を傾けながらそう聞けば、お腹に回っていた手に更にぎゅっと力が入って、"引かないで、"なんて小さな声で言われた。
「引かんよ、どうしたん?」
『…最近、全然会えてなくて今日久々に会えたのに、話しかける間もなく三期ちゃん達に囲まれちゃってて、それで、』
「うん。」
『私の保乃なのに、って、嫉妬しちゃって、でもメンバーに嫉妬するとか重いし、なんか色々考えてたら、分かんなくなっちゃって、誰かに取られちゃう前に保乃を捕まえに来た、』
「ふふ、それでくっついて離れなかったん?」
『…うん、ごめん、その、寂しかった。』
「っ…、なんも謝ることないよ、嬉しかったで。」
「保乃を捕まえに来てくれたことも、嫉妬してくれたことも。」
『っ…、』
「手、離して、hkrの顔見たい。」
緩められた腕の中で向きを変えて、hkrの頬を手で包み込む。
「保乃も寂しかった。」
『ほんとに?』
「うん。ほんまに。」
「ふふ、初めて皆の前で独占欲出してくれたな?」
『…我慢できなかった。』
「嬉しいで、これからも我慢せえへんで?」
『良いの?』
「うん。保乃重い人が好きやねん。」
『じゃあたくさん独り占めしていい?』
「勿論。保乃もしていい?」
『うん。して欲しい。』
「ふふ、沢山する。」
「ほな、帰ろ?」
『…もうばいばい?』
「んーん、保乃ん家!帰ろ?」
『帰る。』
そう言って嬉しそうな顔をしたhkrを見て、家に帰ったら合鍵を渡そうと思った。
付き合って二年、保乃は今日もhkrが好きです。
-fin-
「んー?どうしたん?」
『…。』
振り合わせが終わった途端、保乃の背中にピタリとくっつきだしたhkr。何かあったのか、それともただの思い付きか、どちらにせよ、メンバーの前でこんなにも甘えてきたのは初めてでほんの少し動揺してしまう。
話を聞こうとくっつかれたまま床に座ってお腹に回されている手に保乃の手を重ねてみるも、一向に口が開かれる気配はない。この後はお互いオフやし、話してくれるまで、気長に待とう。
森田「ふふ、hkrがくっついてるなんて珍しいね。」
「やろ?保乃もビックリしてんねん。」
森田「…ていうか、くっつきながら寝とるよ。」
「え!?」
森田「最近会えてないっち言いよったし、寂しかったんかもね。」
「んん〜、そうなんかなぁ。」
森田「ま、沢山充電させてあげて。」
「ふふ、お疲れ様。」
「ん、ありがとう〜。ひぃちゃんもお疲れ様〜。」
ひぃちゃんがレッスン場を出て行き、室内には三期ちゃんの練習音と、大沼ちゃんたちの笑い声が響いていた。
「hkr〜、寝るならちゃんとベッドで寝よう〜?」
『…んん、』
「おはよう、ふふ、顔見えへんけど、起きてるよな?」
『ん、起きた。』
「おはよう、ちゃんとベッドで寝ないと体痛くなんで。」
『…だね。』
人に比べて言葉数は少ない方のhkrやけど、今日はやけに無口やない?やっぱりなんかあったんかな。
「なぁ、なんかあったん?」
保乃の肩に置かれているhkrの顔に頭を傾けながらそう聞けば、お腹に回っていた手に更にぎゅっと力が入って、"引かないで、"なんて小さな声で言われた。
「引かんよ、どうしたん?」
『…最近、全然会えてなくて今日久々に会えたのに、話しかける間もなく三期ちゃん達に囲まれちゃってて、それで、』
「うん。」
『私の保乃なのに、って、嫉妬しちゃって、でもメンバーに嫉妬するとか重いし、なんか色々考えてたら、分かんなくなっちゃって、誰かに取られちゃう前に保乃を捕まえに来た、』
「ふふ、それでくっついて離れなかったん?」
『…うん、ごめん、その、寂しかった。』
「っ…、なんも謝ることないよ、嬉しかったで。」
「保乃を捕まえに来てくれたことも、嫉妬してくれたことも。」
『っ…、』
「手、離して、hkrの顔見たい。」
緩められた腕の中で向きを変えて、hkrの頬を手で包み込む。
「保乃も寂しかった。」
『ほんとに?』
「うん。ほんまに。」
「ふふ、初めて皆の前で独占欲出してくれたな?」
『…我慢できなかった。』
「嬉しいで、これからも我慢せえへんで?」
『良いの?』
「うん。保乃重い人が好きやねん。」
『じゃあたくさん独り占めしていい?』
「勿論。保乃もしていい?」
『うん。して欲しい。』
「ふふ、沢山する。」
「ほな、帰ろ?」
『…もうばいばい?』
「んーん、保乃ん家!帰ろ?」
『帰る。』
そう言って嬉しそうな顔をしたhkrを見て、家に帰ったら合鍵を渡そうと思った。
付き合って二年、保乃は今日もhkrが好きです。
-fin-