▶︎ 田村保乃
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『…、』
「あ、hkr、おはよう。」
『おはよ。保乃は?』
「保乃ちゃんはまだ来とらんよ。」
『ん、ありがと。』
緩々のネクタイに猫背でくせっ毛の短い髪、切れ長の綺麗な目に光はなく、目当ての人が居ないと分かれば直ぐにヘッドフォンをつけ直して自分の世界に入ってしまった。
"あ、いたいた!"
"朝から顔面まじ最強"
あー、話しかけん方が良かよ、皆が見てるのは保乃ちゃんといる時のhkrやろ?保乃ちゃんが居ない時のhkrは……。
"あ、あの!!"
『…、』
"あの!!"
『…。』
机にだらんと伸びた腕に顔を乗せ、いかにも迷惑です。って表情を浮かべたままのhkr。ほら、もう諦めて帰った方が自分のためだよ。。。
"え、っと、その、"
『はぁ…、何?』
あ、ヘッドフォン取った。てかまずい。めちゃくちゃ不機嫌だ。いや、いつもの感じといえばそうなんやけど、なんだかいつもより目が死んでる。
"っ…あ、あの、連絡先とか、"
『無理。』
"え…っ、私の事、嫌いですか、?"
『保乃以外興味無い。用済んだなら帰って。』
あーーー、ほら、こうなるからーー。
泣きながら帰ってっちゃったよ。いや、良いんよ!保乃ちゃんに一途なのは凄くいいことなんよ。
「…はぁ、もっと優しくできんの?」
『…好きな人以外に優しく必要ある?』
「んー、けど私にだって優しいやん?」
『ひかるは友達として好きだから。』
「さっきの子達が友達になるって可能性も、」
『ない。』
『あーゆうの面倒臭い。私、保乃の事で頭いっぱいだから。』
「…はぁ、そうやんね、うん、もうよか、そのまま生きてって。」
田村「おはよ〜〜!」
『保乃!!!おはよう!』
田村「ん、おはよ。」
あーあー、席立っちゃって、見えないしっぽフリフリさせて、本当分かりやすいなぁ。
田村「ひぃちゃんもおはよ。」
「ん、おはよう。」
『今日遅かったね、なんかあった?』
田村「すぐそこでおばあちゃんに道教えててん、ふふ、お礼に林檎貰っちゃった。」
『っ…、朝から人助けしてる優しい保乃、可愛い、好き、大好き。』
田村「普通の事やから〜。」
hkrの犬攻撃をやんわりと交わしながら席に着いた保乃ちゃん。hkrはキラキラした目で保乃ちゃんを見続けていたかと思えば床にしゃがみこんで椅子に座る保乃ちゃんの手を取り、愛おしそうな表情で"好き"を呟いた。
"あー!mrtさーん!!"
『…、なに?』
"いやーさー、私の友達がmrtさんのこと気になってるらしくて、連絡先とか交換出来…"
『無理。私好きな人居るから。』
"付き合ってる人"じゃなくて"好きな人"っていう辺りも愛溢れてるなぁ。
"あ、ごめんねーー、"
気まずそうな顔で戻っていった2人組。
ドア付近でボソボソと何かを呟いている。
"mrtさんの好きな人って田村さん?"
"あーー、そんな感じするねー"
"ちょっと愛嬌がいいだけじゃんね"
"それな"
あ、これはまずい。本当にまずいやつだ。
田村「hkr、あ…、間に合わんかった、」
「…ですよね、」
私と保乃ちゃんが手を伸ばした瞬間にはもう此処にhkrの姿はなく、その代わり異様な覇気を纏った後ろ姿がドアの方へ向かっていく。
『…うるさいんだけど。』
"っ…、"
"いや、私たちは別に、"
『保乃のこと何も知らないあんたらはさ、生きてる価値無いよ。』
あぁ、言い過ぎ言い過ぎ。
いや、分かるよ。保乃ちゃんの良さ知らない人は人生半分以上損してるなーって、でもでもでも、流石に言い過ぎ。ほら、涙流しちゃってるから!!
"ぐすっ…"
"ぅっ…"
田村「こら、hkr。そんなこと言ったら駄目やろ。ごめんな、2人とも。」
『なんで、だって本当のことじゃん。』
田村「どんな理由があろうと人を傷つけていい理由にはなりません。分かった?」
『…ん、分かった。』
田村「2人にごめんなさいは?」
『ごめん、なさい。』
「はぁ…、」
ここは幼稚園なの?あの子は幼稚園生で保乃ちゃんは先生なの?ねえ、なんなん?
田村「もーー、保乃のこと思って言ってくれるのは嬉しいけど次からはあんな言い方しちゃダメやで?」
『ん、気を付ける、保乃に迷惑かけてごめんね?』
田村「迷惑なんか掛かってへん、むしろ嬉しかったで、ありがとうな?」
『っ…、かわいい。保乃の笑顔が世界一。』
まぁなんやかんやでこの2人を愛しく思ってしまうのだから、面白いものだ。
「…幸せになるんだよ、2人とも。」
田村「ふふ、なに急に〜。」
『私が全力で幸せにするから大丈夫。』
『…結婚したら、私が田村になるのかな、それとも保乃がmrtになるの?え、mrt保乃?え、ふふ、かわいい。結婚しよっか。ね、結婚!』
田村「はいはい、わかったわかった。」
「ほら、ひぃちゃん移動教室の準備しよ。」
「ん、やね。」
『え、ねえ、結婚は??婚姻届はーー??』
-fin-
「あ、hkr、おはよう。」
『おはよ。保乃は?』
「保乃ちゃんはまだ来とらんよ。」
『ん、ありがと。』
緩々のネクタイに猫背でくせっ毛の短い髪、切れ長の綺麗な目に光はなく、目当ての人が居ないと分かれば直ぐにヘッドフォンをつけ直して自分の世界に入ってしまった。
"あ、いたいた!"
"朝から顔面まじ最強"
あー、話しかけん方が良かよ、皆が見てるのは保乃ちゃんといる時のhkrやろ?保乃ちゃんが居ない時のhkrは……。
"あ、あの!!"
『…、』
"あの!!"
『…。』
机にだらんと伸びた腕に顔を乗せ、いかにも迷惑です。って表情を浮かべたままのhkr。ほら、もう諦めて帰った方が自分のためだよ。。。
"え、っと、その、"
『はぁ…、何?』
あ、ヘッドフォン取った。てかまずい。めちゃくちゃ不機嫌だ。いや、いつもの感じといえばそうなんやけど、なんだかいつもより目が死んでる。
"っ…あ、あの、連絡先とか、"
『無理。』
"え…っ、私の事、嫌いですか、?"
『保乃以外興味無い。用済んだなら帰って。』
あーーー、ほら、こうなるからーー。
泣きながら帰ってっちゃったよ。いや、良いんよ!保乃ちゃんに一途なのは凄くいいことなんよ。
「…はぁ、もっと優しくできんの?」
『…好きな人以外に優しく必要ある?』
「んー、けど私にだって優しいやん?」
『ひかるは友達として好きだから。』
「さっきの子達が友達になるって可能性も、」
『ない。』
『あーゆうの面倒臭い。私、保乃の事で頭いっぱいだから。』
「…はぁ、そうやんね、うん、もうよか、そのまま生きてって。」
田村「おはよ〜〜!」
『保乃!!!おはよう!』
田村「ん、おはよ。」
あーあー、席立っちゃって、見えないしっぽフリフリさせて、本当分かりやすいなぁ。
田村「ひぃちゃんもおはよ。」
「ん、おはよう。」
『今日遅かったね、なんかあった?』
田村「すぐそこでおばあちゃんに道教えててん、ふふ、お礼に林檎貰っちゃった。」
『っ…、朝から人助けしてる優しい保乃、可愛い、好き、大好き。』
田村「普通の事やから〜。」
hkrの犬攻撃をやんわりと交わしながら席に着いた保乃ちゃん。hkrはキラキラした目で保乃ちゃんを見続けていたかと思えば床にしゃがみこんで椅子に座る保乃ちゃんの手を取り、愛おしそうな表情で"好き"を呟いた。
"あー!mrtさーん!!"
『…、なに?』
"いやーさー、私の友達がmrtさんのこと気になってるらしくて、連絡先とか交換出来…"
『無理。私好きな人居るから。』
"付き合ってる人"じゃなくて"好きな人"っていう辺りも愛溢れてるなぁ。
"あ、ごめんねーー、"
気まずそうな顔で戻っていった2人組。
ドア付近でボソボソと何かを呟いている。
"mrtさんの好きな人って田村さん?"
"あーー、そんな感じするねー"
"ちょっと愛嬌がいいだけじゃんね"
"それな"
あ、これはまずい。本当にまずいやつだ。
田村「hkr、あ…、間に合わんかった、」
「…ですよね、」
私と保乃ちゃんが手を伸ばした瞬間にはもう此処にhkrの姿はなく、その代わり異様な覇気を纏った後ろ姿がドアの方へ向かっていく。
『…うるさいんだけど。』
"っ…、"
"いや、私たちは別に、"
『保乃のこと何も知らないあんたらはさ、生きてる価値無いよ。』
あぁ、言い過ぎ言い過ぎ。
いや、分かるよ。保乃ちゃんの良さ知らない人は人生半分以上損してるなーって、でもでもでも、流石に言い過ぎ。ほら、涙流しちゃってるから!!
"ぐすっ…"
"ぅっ…"
田村「こら、hkr。そんなこと言ったら駄目やろ。ごめんな、2人とも。」
『なんで、だって本当のことじゃん。』
田村「どんな理由があろうと人を傷つけていい理由にはなりません。分かった?」
『…ん、分かった。』
田村「2人にごめんなさいは?」
『ごめん、なさい。』
「はぁ…、」
ここは幼稚園なの?あの子は幼稚園生で保乃ちゃんは先生なの?ねえ、なんなん?
田村「もーー、保乃のこと思って言ってくれるのは嬉しいけど次からはあんな言い方しちゃダメやで?」
『ん、気を付ける、保乃に迷惑かけてごめんね?』
田村「迷惑なんか掛かってへん、むしろ嬉しかったで、ありがとうな?」
『っ…、かわいい。保乃の笑顔が世界一。』
まぁなんやかんやでこの2人を愛しく思ってしまうのだから、面白いものだ。
「…幸せになるんだよ、2人とも。」
田村「ふふ、なに急に〜。」
『私が全力で幸せにするから大丈夫。』
『…結婚したら、私が田村になるのかな、それとも保乃がmrtになるの?え、mrt保乃?え、ふふ、かわいい。結婚しよっか。ね、結婚!』
田村「はいはい、わかったわかった。」
「ほら、ひぃちゃん移動教室の準備しよ。」
「ん、やね。」
『え、ねえ、結婚は??婚姻届はーー??』
-fin-