▶︎ 田村保乃
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今、とてつもなく保乃ちゃんに会いたい。
会いたくて会いたくて仕方がない。
けど、福岡から帰ってきたばっかだし、明後日までオフとは言え、一般人の私には疲労具合とか分かったもんじゃない、迷惑になるだけかもしれない。
それでも、会いたくて仕方がない。
一般人とアイドル、それを超えて恋人となった私たち。今物凄く、貴女に会いたいよ。
ピコン
田村保乃:今何してる?
mrthkr:保乃ちゃんのこと考えてた。
田村保乃:なんやそれ笑
なぁ、会いたいって言ったら、迷惑?
『っ…、』
mrthkr:迷惑じゃない。会いたい。会いに行く。
田村保乃:お家で待ってるな。
スタンプを返すことすらしないで、スマホと鍵、それから財布だけを手に取って家を飛び出た。
バイクに股がって風を切る。
保乃ちゃんに会いたい、会える、嬉しい。
約2週間ぶりの恋人。
話したい事、沢山あるんだよ。
でも、まずは。
ガチャ
田村「待ってた……っ、」
『保乃ちゃんっ。』
合鍵でドアを開け、扉がしまった瞬間保乃ちゃんを抱き締めた。話すよりも先に、保乃ちゃんを感じたかった。
田村「ん、シャンプー変えた?保乃の好きな匂いや。」
『ん、変えた。』
久しぶりに会えた保乃ちゃんは2週間前よりもほんの少し痩せていて、ツアー期間の見なれた姿に心配が浮かぶ。
田村「元気やった?」
『ん、元気だよ。保乃ちゃんは?』
田村「…元気やったよ。」
あぁ、やっぱり、保乃ちゃんが前触れもなく、会いたいと告げてくる時は決まって弱っている時だった。
『そっか、』
田村「ココア入れといたで、一緒に飲も。」
『ん、飲も。』
私の手を引いたままソファーへ腰を下ろした保乃ちゃん。私も釣られて隣に腰を下ろせば、ココアを手に持つことも無く、コツンと肩に頭が置かれた。
"頑張ったね"そんな思いが伝わるように頭を撫でていれば鼻をすする音が聞こえて肩がほんのり湿って、胸がぎゅぅっと苦しくなる。
そんなに苦しくなってしまうのなら投げ出してしまえばいいじゃないか、なんて思ってしまうことある。けれどそれを言い出せないのは、やっぱりアイドルをしてる保乃ちゃんが好きで、頑張っている彼女を応援していたかったから。
田村「仲間が居なくなるのは、いつまで経っても慣れへん、」
『慣れる事じゃないよ、』
田村「…慣れへんと、ずっと辛いままで、」
『サヨナラ慣れしてる人なんて居ないし、保乃ちゃんにはそうなって欲しくないかな。』
田村「っ…、」
『それだけ寂しいって思える人達に出会ってるんだもん、サヨナラ慣れなんて、する必要ないよ。』
田村「…、hkrはいつも保乃の欲しい言葉をくれる、ありがとう、」
『んーん、』
『ココア、貰うね。』
田村「うんっ、」
先程よりも明るくなった表情に安心してココアを口に運ぶ。温くなってしまっていたけれどそれはそれは美味しくて、暖かった。
田村「hkr、」
『ん?』
田村「今日泊まってくやろ?」
『泊まってっていい?』
田村「うん、もっと一緒にいたい。」
『かわいい、』
『ツアーの話、聞かせて?』
田村「うんっ、あんな、リハの時にひぃちゃんがな……、」
メンバーの話をする時の保乃ちゃんはいつもキラキラしていて、それが可愛くて、本当にグループが大好きなんだな、なんて改めて実感する。
田村「…ん、もうこんな時間や、ごめん、保乃ばっか喋ってもうた、」
『んーん、保乃の話聞くの好き。』
『明日も沢山聞かせて。』
田村「うんっ、明日はまりなちゃんの話からしてあげるな。」
『ふふ、うん、たのしみ。』
『そろそろベッド行こっか。』
田村「ん、連れてって、」
『えー、ふふ、仕方ないなぁ。』
たまに現れる末っ子のような保乃ちゃん。
肩と膝の裏に手を通してそっと持ち上げた。
田村「保乃、プリンセスみたい?」
『んー?うん、凄く可愛い。』
田村「へへ、hkrは王子様やな。」
『だね、どんな悪い人達からも保乃ちゃんを守るよ。』
田村「守ってな?保乃の王子様〜。」
『はーい。よいしょ、』
田村「ありがとう。」
『いいえーー。』
ベッドに腰をかけ保乃ちゃんの柔らかい髪に手を通せば、擽ったそうに笑って、そんな姿にまた胸がキュンとした。
田村「会えない間寂しかった?」
『ん、すっごく寂しかった。』
『ずっと会いたかった。』
田村「保乃も。」
『んっ…、保乃ちゃん、』
強引に奪われた唇、珍しく積極的な保乃ちゃんに戸惑いながら肩に手を置く。
田村「しよ、hkr、」
『っ…、疲れてない?』
田村「大丈夫、hkrを感じたいの、」
そう火照った顔で言われてしまえばNoという選択肢はなくて勢いのまま肩を押した。
久々に迎えた甘い夜は、それはそれは愛に溢れたものだった。
目が覚めて隣に保乃ちゃんが居る、そんな幸せな朝を願って目を閉じる。
『保乃ちゃん、愛してるよ。』
田村「ん、保乃も、愛してる、」
-fin-
会いたくて会いたくて仕方がない。
けど、福岡から帰ってきたばっかだし、明後日までオフとは言え、一般人の私には疲労具合とか分かったもんじゃない、迷惑になるだけかもしれない。
それでも、会いたくて仕方がない。
一般人とアイドル、それを超えて恋人となった私たち。今物凄く、貴女に会いたいよ。
ピコン
田村保乃:今何してる?
mrthkr:保乃ちゃんのこと考えてた。
田村保乃:なんやそれ笑
なぁ、会いたいって言ったら、迷惑?
『っ…、』
mrthkr:迷惑じゃない。会いたい。会いに行く。
田村保乃:お家で待ってるな。
スタンプを返すことすらしないで、スマホと鍵、それから財布だけを手に取って家を飛び出た。
バイクに股がって風を切る。
保乃ちゃんに会いたい、会える、嬉しい。
約2週間ぶりの恋人。
話したい事、沢山あるんだよ。
でも、まずは。
ガチャ
田村「待ってた……っ、」
『保乃ちゃんっ。』
合鍵でドアを開け、扉がしまった瞬間保乃ちゃんを抱き締めた。話すよりも先に、保乃ちゃんを感じたかった。
田村「ん、シャンプー変えた?保乃の好きな匂いや。」
『ん、変えた。』
久しぶりに会えた保乃ちゃんは2週間前よりもほんの少し痩せていて、ツアー期間の見なれた姿に心配が浮かぶ。
田村「元気やった?」
『ん、元気だよ。保乃ちゃんは?』
田村「…元気やったよ。」
あぁ、やっぱり、保乃ちゃんが前触れもなく、会いたいと告げてくる時は決まって弱っている時だった。
『そっか、』
田村「ココア入れといたで、一緒に飲も。」
『ん、飲も。』
私の手を引いたままソファーへ腰を下ろした保乃ちゃん。私も釣られて隣に腰を下ろせば、ココアを手に持つことも無く、コツンと肩に頭が置かれた。
"頑張ったね"そんな思いが伝わるように頭を撫でていれば鼻をすする音が聞こえて肩がほんのり湿って、胸がぎゅぅっと苦しくなる。
そんなに苦しくなってしまうのなら投げ出してしまえばいいじゃないか、なんて思ってしまうことある。けれどそれを言い出せないのは、やっぱりアイドルをしてる保乃ちゃんが好きで、頑張っている彼女を応援していたかったから。
田村「仲間が居なくなるのは、いつまで経っても慣れへん、」
『慣れる事じゃないよ、』
田村「…慣れへんと、ずっと辛いままで、」
『サヨナラ慣れしてる人なんて居ないし、保乃ちゃんにはそうなって欲しくないかな。』
田村「っ…、」
『それだけ寂しいって思える人達に出会ってるんだもん、サヨナラ慣れなんて、する必要ないよ。』
田村「…、hkrはいつも保乃の欲しい言葉をくれる、ありがとう、」
『んーん、』
『ココア、貰うね。』
田村「うんっ、」
先程よりも明るくなった表情に安心してココアを口に運ぶ。温くなってしまっていたけれどそれはそれは美味しくて、暖かった。
田村「hkr、」
『ん?』
田村「今日泊まってくやろ?」
『泊まってっていい?』
田村「うん、もっと一緒にいたい。」
『かわいい、』
『ツアーの話、聞かせて?』
田村「うんっ、あんな、リハの時にひぃちゃんがな……、」
メンバーの話をする時の保乃ちゃんはいつもキラキラしていて、それが可愛くて、本当にグループが大好きなんだな、なんて改めて実感する。
田村「…ん、もうこんな時間や、ごめん、保乃ばっか喋ってもうた、」
『んーん、保乃の話聞くの好き。』
『明日も沢山聞かせて。』
田村「うんっ、明日はまりなちゃんの話からしてあげるな。」
『ふふ、うん、たのしみ。』
『そろそろベッド行こっか。』
田村「ん、連れてって、」
『えー、ふふ、仕方ないなぁ。』
たまに現れる末っ子のような保乃ちゃん。
肩と膝の裏に手を通してそっと持ち上げた。
田村「保乃、プリンセスみたい?」
『んー?うん、凄く可愛い。』
田村「へへ、hkrは王子様やな。」
『だね、どんな悪い人達からも保乃ちゃんを守るよ。』
田村「守ってな?保乃の王子様〜。」
『はーい。よいしょ、』
田村「ありがとう。」
『いいえーー。』
ベッドに腰をかけ保乃ちゃんの柔らかい髪に手を通せば、擽ったそうに笑って、そんな姿にまた胸がキュンとした。
田村「会えない間寂しかった?」
『ん、すっごく寂しかった。』
『ずっと会いたかった。』
田村「保乃も。」
『んっ…、保乃ちゃん、』
強引に奪われた唇、珍しく積極的な保乃ちゃんに戸惑いながら肩に手を置く。
田村「しよ、hkr、」
『っ…、疲れてない?』
田村「大丈夫、hkrを感じたいの、」
そう火照った顔で言われてしまえばNoという選択肢はなくて勢いのまま肩を押した。
久々に迎えた甘い夜は、それはそれは愛に溢れたものだった。
目が覚めて隣に保乃ちゃんが居る、そんな幸せな朝を願って目を閉じる。
『保乃ちゃん、愛してるよ。』
田村「ん、保乃も、愛してる、」
-fin-