▶︎ 守屋麗奈
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整いすぎなくらい整った顔。
栗色の綺麗で柔らかそうな髪の毛。
独特な言い回しと、あざとさに紛れる本当の姿。
今日も、麗奈先生が好きだ。
「そう、ここは〜、そうそう!出来たじゃん〜!」
"ありがとうございますっ"
誰に対しても平等に優しくて、それで居て簡単に頭とかを撫でてしまうから生徒の間じゃリアコ製造機なんて言われている。科学の理佐先生と生徒人気はどっこいどっこいだし。
まぁよく見る光景にいくら嫉妬していても無駄だなと思った私はその分先生にアタックすることにしていた。だから今も部活に向かって歩いていた廊下から見えたその光景を無くすように声を掛ける。
『麗奈先生ー』
守屋「ん?hkr、どうしたのー。」
『部活やる気出ないんだけど、助けて。』
教室と廊下の窓枠越しに先生を独り占めする。
先程頭を撫でられていた子はまだ余韻に浸っているのか、ぼーっとしたまま。
守屋「ふふ、頑張って?」
『んー、頑張る、先生も無理しない程度に頑張れー。』
ほんの少しマウントを取るような気持ちで麗奈先生の頭を優しく撫でた。そう、実際の所麗奈先生は甘やかすよりも甘やかされたい派なのだ。
『じゃ、またねー、』
守屋「ん、頑張れ〜!!!」
好きな人にされる応援ほど力の湧くものは無い。
勿論絶好調でシュートを決め、気分の良いまま自主練をしてから制服に着替えて体育館を後にした。
守屋「hkr?」
『…?あ、麗奈先生?』
守屋「こんな時間まで残ってたの?」
『ん、自主練してた。』
守屋「偉いね、でもほらもう暗いから、駅まで一緒に帰ろう。」
『麗奈先生と帰れるのー?』
守屋「ふふ、やだー?」
『んー?嬉しいですよ、凄く凄く。』
守屋「ほんとかな笑笑」
「まぁいいや、帰るよ!」
『はーい。』
麗奈先生に恋をしてから色々考えた末辿り着いた答えは全て素直に伝えるということ。
思ったことはすぐ伝えるようにしたし、変な意地を張ることがない分想像以上に早く麗奈先生とも仲良くなれた。
まぁそのせいで可愛いやら好きだと伝え過ぎてこの気持ちが本物だとは信じてくれなくなってしまったけど。
守屋「ん〜〜、寒い〜」
『先生、マフラーしてなかったけ?』
守屋「今日忘れてきちゃったんだよね〜、後悔後悔。」
『ん、これ、』
守屋「え、いや、hkrが寒くなっちゃうし、」
『麗奈先生に風邪ひかれたら困るから。ね?』
守屋「…ありがとう、」
私のマフラーを巻いて、ほんの少し恥ずかしそうに顔を埋めた先生はまるで私の彼女のようで、まだ付き合ってもいないのに婚姻届を出したくなってしまうほどだった。
『ほんっと可愛い。』
守屋「もー、なにー?笑」
『いや本当に、先生のこと好きだなぁって、』
守屋「またー、はいはい、ありがとね。」
『あー流したー。』
守屋「じゃあどうやって返して欲しいのー?笑」
『そりゃ一択でしょ。』
守屋「一択?」
『えっ…、私もhkrのこと好きだよ!的な。』
守屋「ふふ、真剣に聞いた私が馬鹿だったー」
『えーーー、私は真剣なのにー。』
守屋「…ひかるちゃんと付き合ってるくせに!笑」
『……え?』
守屋「え?」
『ちょっと待って、ひかると付き合ってるって何?どーゆうこと?』
守屋「え、ひかるちゃんとhkrって付き合ってるんじゃないの?」
『いやいやいやいやいやいやいや、ないから!』
『ただの幼馴染だし、それに、ひかる三組の田村さんと付き合ってるよ。』
守屋「えぇぇ、そう、だったの?」
『そうだよ笑笑』
『私がひかると付き合うとかないない。絶対ない。』
守屋「なーんだ、ずっと勘違いしてた。」
『ふふ、ね、良かった誤解とけて。』
守屋「…ん?てことは、hkrのこと諦めなくてもいいってこと?」
『…?』
守屋「今まではひかるちゃんと付き合ってるって思ってたから諦めるように頑張ってたけど、付き合ってないなら諦める必要ないよね?」
『え?』
守屋「私も、hkrが好きだよ。大好き。」
『え、嘘、まじ?』
守屋「ふふ、嘘なんかつかないよ。ずっと、hkrが好きだった。」
何度も思い描いてきた未来。
麗奈先生が、私の手を取り、そう言って笑っている。
守屋「わっ…、」
『好き。好きだよ、先生、付き合って。』
ぎゅぅぅっと強く抱き締めて、告白すれば、回してきた腕に更に力を込めて、はいっ、なんて可愛く返事してくれる。
『…やっと、振り向いてくれた。』
守屋「誤解してなかったらもっと早くhkrのモノになってたもん。」
『はぁ…、本当ひかるとは何も無いからね。』
守屋「うんっ、hkrは麗奈のだもんね?」
『ふふ、うん。麗奈の。』
守屋「っ…、急な呼び捨てずるい。」
『だって、先生じゃなくて彼女だもん。』
守屋「…ばか、」
顔を赤く染めた麗奈の手を取り、歩き出す。
これは、リアコ製造機を攻略した高校生のお話。
-fin-
栗色の綺麗で柔らかそうな髪の毛。
独特な言い回しと、あざとさに紛れる本当の姿。
今日も、麗奈先生が好きだ。
「そう、ここは〜、そうそう!出来たじゃん〜!」
"ありがとうございますっ"
誰に対しても平等に優しくて、それで居て簡単に頭とかを撫でてしまうから生徒の間じゃリアコ製造機なんて言われている。科学の理佐先生と生徒人気はどっこいどっこいだし。
まぁよく見る光景にいくら嫉妬していても無駄だなと思った私はその分先生にアタックすることにしていた。だから今も部活に向かって歩いていた廊下から見えたその光景を無くすように声を掛ける。
『麗奈先生ー』
守屋「ん?hkr、どうしたのー。」
『部活やる気出ないんだけど、助けて。』
教室と廊下の窓枠越しに先生を独り占めする。
先程頭を撫でられていた子はまだ余韻に浸っているのか、ぼーっとしたまま。
守屋「ふふ、頑張って?」
『んー、頑張る、先生も無理しない程度に頑張れー。』
ほんの少しマウントを取るような気持ちで麗奈先生の頭を優しく撫でた。そう、実際の所麗奈先生は甘やかすよりも甘やかされたい派なのだ。
『じゃ、またねー、』
守屋「ん、頑張れ〜!!!」
好きな人にされる応援ほど力の湧くものは無い。
勿論絶好調でシュートを決め、気分の良いまま自主練をしてから制服に着替えて体育館を後にした。
守屋「hkr?」
『…?あ、麗奈先生?』
守屋「こんな時間まで残ってたの?」
『ん、自主練してた。』
守屋「偉いね、でもほらもう暗いから、駅まで一緒に帰ろう。」
『麗奈先生と帰れるのー?』
守屋「ふふ、やだー?」
『んー?嬉しいですよ、凄く凄く。』
守屋「ほんとかな笑笑」
「まぁいいや、帰るよ!」
『はーい。』
麗奈先生に恋をしてから色々考えた末辿り着いた答えは全て素直に伝えるということ。
思ったことはすぐ伝えるようにしたし、変な意地を張ることがない分想像以上に早く麗奈先生とも仲良くなれた。
まぁそのせいで可愛いやら好きだと伝え過ぎてこの気持ちが本物だとは信じてくれなくなってしまったけど。
守屋「ん〜〜、寒い〜」
『先生、マフラーしてなかったけ?』
守屋「今日忘れてきちゃったんだよね〜、後悔後悔。」
『ん、これ、』
守屋「え、いや、hkrが寒くなっちゃうし、」
『麗奈先生に風邪ひかれたら困るから。ね?』
守屋「…ありがとう、」
私のマフラーを巻いて、ほんの少し恥ずかしそうに顔を埋めた先生はまるで私の彼女のようで、まだ付き合ってもいないのに婚姻届を出したくなってしまうほどだった。
『ほんっと可愛い。』
守屋「もー、なにー?笑」
『いや本当に、先生のこと好きだなぁって、』
守屋「またー、はいはい、ありがとね。」
『あー流したー。』
守屋「じゃあどうやって返して欲しいのー?笑」
『そりゃ一択でしょ。』
守屋「一択?」
『えっ…、私もhkrのこと好きだよ!的な。』
守屋「ふふ、真剣に聞いた私が馬鹿だったー」
『えーーー、私は真剣なのにー。』
守屋「…ひかるちゃんと付き合ってるくせに!笑」
『……え?』
守屋「え?」
『ちょっと待って、ひかると付き合ってるって何?どーゆうこと?』
守屋「え、ひかるちゃんとhkrって付き合ってるんじゃないの?」
『いやいやいやいやいやいやいや、ないから!』
『ただの幼馴染だし、それに、ひかる三組の田村さんと付き合ってるよ。』
守屋「えぇぇ、そう、だったの?」
『そうだよ笑笑』
『私がひかると付き合うとかないない。絶対ない。』
守屋「なーんだ、ずっと勘違いしてた。」
『ふふ、ね、良かった誤解とけて。』
守屋「…ん?てことは、hkrのこと諦めなくてもいいってこと?」
『…?』
守屋「今まではひかるちゃんと付き合ってるって思ってたから諦めるように頑張ってたけど、付き合ってないなら諦める必要ないよね?」
『え?』
守屋「私も、hkrが好きだよ。大好き。」
『え、嘘、まじ?』
守屋「ふふ、嘘なんかつかないよ。ずっと、hkrが好きだった。」
何度も思い描いてきた未来。
麗奈先生が、私の手を取り、そう言って笑っている。
守屋「わっ…、」
『好き。好きだよ、先生、付き合って。』
ぎゅぅぅっと強く抱き締めて、告白すれば、回してきた腕に更に力を込めて、はいっ、なんて可愛く返事してくれる。
『…やっと、振り向いてくれた。』
守屋「誤解してなかったらもっと早くhkrのモノになってたもん。」
『はぁ…、本当ひかるとは何も無いからね。』
守屋「うんっ、hkrは麗奈のだもんね?」
『ふふ、うん。麗奈の。』
守屋「っ…、急な呼び捨てずるい。」
『だって、先生じゃなくて彼女だもん。』
守屋「…ばか、」
顔を赤く染めた麗奈の手を取り、歩き出す。
これは、リアコ製造機を攻略した高校生のお話。
-fin-