▶︎ 櫻坂46
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中学一年生の頃、いじめを受けた。
理由なんか分からない、ただ一軍女子とやらの暇つぶしに選ばれた。
机が無くなっていたり、黒板一面に悪口が書かれていたり、お弁当を捨てられたり、機嫌が悪ければ暴力だって振るわれた。
そんな生活から逃げ出したかった。
気が付けば私は、坂道合同オーディションを受けていた。この生活から逃げ出すための、逃げ道として、オーディションを受けた。
受かってしまった。
こんな、汚れた理由で応募した私が受かってしまったんだ。それでも、嬉しかった。誰も私を知らない、新しい環境で暮らせることに。
山﨑「hkr、hkr、」
『…ん、?』
山﨑「ぼーっとしてるけど、大丈夫?」
『あぁ、うん、大丈夫。』
山﨑「ならええけど、なんかあったら言ってな?」
『ん、ありがとう。』
グループに入って4年、メンバーとの関係も家族のように深いものになった。それでも、悩みや、不安を口に出せるような距離感じゃなくて、何処かで壁を作ってしまっている自分が居るのも事実だった。
"1stから思ってたけど、なんでmrtセンター立ててんの?"
"hkrがアイドルになった理由って虐めが原因だったらしいよ"
"逃げ道に使うなよ。落ちた子が可愛想"
『っ…、』
ふと頭の中に流れ出したのは、MVのコメント欄に書かれた言葉達。
勿論応援してくれる声も沢山あった。
それでも、目がいくのはやっぱり鋭く尖った言葉たちだった。
"mrtセンターにするくらいなら、もっと才能あるメンバーを櫻エイトに入れるべき"
"ぶっちゃけ、hkr要らなくね、"
『っ…はぁっ、はぁっ、』 ガタッ
突然目の前が真っ暗になって、楽屋に居たはずなのに、皆いたはずなのに、私は一人ぼっちだった。
森田「hkr!!!!!」
小林「hkr…!」
『はぁはぁ…、嫌だっ、嫌だ、』
田村「hkr、大丈夫やで、大丈夫。保乃達がおる。」
山﨑「hkr、大丈夫。1人じゃないよ。」
ぎゅぅっと強く身体を抱きしめられる感覚が私を暗闇から救い出してくれた。
『はぁはぁ…、由依、さん、?』
小林「大丈夫?どこも打ってない?」
優しい瞳で、そう聞いてくれた由依さんに静かに頷いて、背中をゆっくりと撫でてくれる理佐さんのリズムに呼吸を合わせる。
『ふぅ…、はぁっ、』
田村「ん、上手やな、」
山﨑「…何があったん?」
『っ…、』
小林「hkr、少しでいい、私達を信じて欲しい。」
『信じてないわけじゃ…っ、』
自分の思ってることをなるべく伝えないようにしてたのは、頼らないようにしてたのは、
『信じてないからじゃないんです、私の言葉で、迷惑かけたくなかったから、』
理佐「お馬鹿。」
「迷惑なわけないでしょ。」
田村「そうやで?保乃達は、hkrの事迷惑なんて思ったことないし、これからも思わへん。」
森田「…だから、hkrのこと、もっと教えて欲しい。」
山﨑「知りたいんだよ、hkrのこと、思ってることが。」
『…、MVのコメント欄、見てて、それで、ちょっと、きつくなっちゃって、』
小林「…そっかそっか、辛かったね。」
理佐「1人でよく頑張りました。」
『っ…、』
小林「確かに、色んな声があって、それはどれも、人それぞれの想いだよ。でもね、どんな理由があろうと、hkrを傷付けていい理由にはならない、hkrが傷つく必要、無いんだよ。」
森田「応援してくれてる人がいる。それだけを見て、その人達だけを愛せば良い、愛をくれない人に愛を返す必要なんかないんだから。」
由依さんや、ひかるちゃんの言葉が、どんどん私の心を軽くして行く。
あぁ、もっと早く頼ってればよかった。
『…今までっ、頼らなくて、ごめん、なさい、』
山﨑「ふふ、いいんだよ、これから頼ってくれれば。」
田村「そうやで〜?これから沢山甘えてくれればチャラにしたるわ!」
『…ありがとう、理佐さんたちも、ありがとうございます、』
理佐「ん。全くうちの末っ子を泣かせるなんていい度胸してるね〜?」
小林「間違いない。顔が見えないからって調子乗って、やろうと思えば何だってやれるんだから。」
森田「由依さん、狂犬出てます、」
田村「でも、ほんま、許せへんなぁ、」
山﨑「…まぁさ、色んなことがあるけど、私たちはhkrの味方だから、それだけは忘れないでね。」
『っ…、ありがとう。』
私はこの日を境にもっと皆と距離を縮められるようになりました。
-fin-
リクエスト夢主は櫻坂46の2期生で過去のトラウマから人を頼ることができなくて同い年の天ちゃんにすら頼れなくていっぱいいっぱいになっちゃって自傷行為してしまってそれを理佐やゆいぽん、保乃や天ちゃんるんちゃんで助けてあげるのがみたいです。
理由なんか分からない、ただ一軍女子とやらの暇つぶしに選ばれた。
机が無くなっていたり、黒板一面に悪口が書かれていたり、お弁当を捨てられたり、機嫌が悪ければ暴力だって振るわれた。
そんな生活から逃げ出したかった。
気が付けば私は、坂道合同オーディションを受けていた。この生活から逃げ出すための、逃げ道として、オーディションを受けた。
受かってしまった。
こんな、汚れた理由で応募した私が受かってしまったんだ。それでも、嬉しかった。誰も私を知らない、新しい環境で暮らせることに。
山﨑「hkr、hkr、」
『…ん、?』
山﨑「ぼーっとしてるけど、大丈夫?」
『あぁ、うん、大丈夫。』
山﨑「ならええけど、なんかあったら言ってな?」
『ん、ありがとう。』
グループに入って4年、メンバーとの関係も家族のように深いものになった。それでも、悩みや、不安を口に出せるような距離感じゃなくて、何処かで壁を作ってしまっている自分が居るのも事実だった。
"1stから思ってたけど、なんでmrtセンター立ててんの?"
"hkrがアイドルになった理由って虐めが原因だったらしいよ"
"逃げ道に使うなよ。落ちた子が可愛想"
『っ…、』
ふと頭の中に流れ出したのは、MVのコメント欄に書かれた言葉達。
勿論応援してくれる声も沢山あった。
それでも、目がいくのはやっぱり鋭く尖った言葉たちだった。
"mrtセンターにするくらいなら、もっと才能あるメンバーを櫻エイトに入れるべき"
"ぶっちゃけ、hkr要らなくね、"
『っ…はぁっ、はぁっ、』 ガタッ
突然目の前が真っ暗になって、楽屋に居たはずなのに、皆いたはずなのに、私は一人ぼっちだった。
森田「hkr!!!!!」
小林「hkr…!」
『はぁはぁ…、嫌だっ、嫌だ、』
田村「hkr、大丈夫やで、大丈夫。保乃達がおる。」
山﨑「hkr、大丈夫。1人じゃないよ。」
ぎゅぅっと強く身体を抱きしめられる感覚が私を暗闇から救い出してくれた。
『はぁはぁ…、由依、さん、?』
小林「大丈夫?どこも打ってない?」
優しい瞳で、そう聞いてくれた由依さんに静かに頷いて、背中をゆっくりと撫でてくれる理佐さんのリズムに呼吸を合わせる。
『ふぅ…、はぁっ、』
田村「ん、上手やな、」
山﨑「…何があったん?」
『っ…、』
小林「hkr、少しでいい、私達を信じて欲しい。」
『信じてないわけじゃ…っ、』
自分の思ってることをなるべく伝えないようにしてたのは、頼らないようにしてたのは、
『信じてないからじゃないんです、私の言葉で、迷惑かけたくなかったから、』
理佐「お馬鹿。」
「迷惑なわけないでしょ。」
田村「そうやで?保乃達は、hkrの事迷惑なんて思ったことないし、これからも思わへん。」
森田「…だから、hkrのこと、もっと教えて欲しい。」
山﨑「知りたいんだよ、hkrのこと、思ってることが。」
『…、MVのコメント欄、見てて、それで、ちょっと、きつくなっちゃって、』
小林「…そっかそっか、辛かったね。」
理佐「1人でよく頑張りました。」
『っ…、』
小林「確かに、色んな声があって、それはどれも、人それぞれの想いだよ。でもね、どんな理由があろうと、hkrを傷付けていい理由にはならない、hkrが傷つく必要、無いんだよ。」
森田「応援してくれてる人がいる。それだけを見て、その人達だけを愛せば良い、愛をくれない人に愛を返す必要なんかないんだから。」
由依さんや、ひかるちゃんの言葉が、どんどん私の心を軽くして行く。
あぁ、もっと早く頼ってればよかった。
『…今までっ、頼らなくて、ごめん、なさい、』
山﨑「ふふ、いいんだよ、これから頼ってくれれば。」
田村「そうやで〜?これから沢山甘えてくれればチャラにしたるわ!」
『…ありがとう、理佐さんたちも、ありがとうございます、』
理佐「ん。全くうちの末っ子を泣かせるなんていい度胸してるね〜?」
小林「間違いない。顔が見えないからって調子乗って、やろうと思えば何だってやれるんだから。」
森田「由依さん、狂犬出てます、」
田村「でも、ほんま、許せへんなぁ、」
山﨑「…まぁさ、色んなことがあるけど、私たちはhkrの味方だから、それだけは忘れないでね。」
『っ…、ありがとう。』
私はこの日を境にもっと皆と距離を縮められるようになりました。
-fin-
リクエスト夢主は櫻坂46の2期生で過去のトラウマから人を頼ることができなくて同い年の天ちゃんにすら頼れなくていっぱいいっぱいになっちゃって自傷行為してしまってそれを理佐やゆいぽん、保乃や天ちゃんるんちゃんで助けてあげるのがみたいです。