▶︎ 田村保乃
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「…あ、」
『あ…、』
朝、会社に行くため玄関を出れば隣のお家のドアも同時に開いて中からひょっこりと現れたのは制服を身に纏った幼馴染やった。
「ふふ、おはよう。」
『…おはよ。』
「眠そうやな、夜更かししたん?」
『んー、彼女の長電話に付き合わせれた。ふぁー、』
「そっか、程々にな。じゃあ、保乃行くわ。」
『駅まで送ってくよ。』
「何言うてんねん、学校遅れちゃうやろ?」
『久々に会えたし、もっと話したいもん。』
「…なら、でもなぁ…、んー、」
『ん、行くよ。』
「っ…、」
保乃の手を取り、そのまま駅の方へ歩き出したhkr。こんな所彼女に見られたらまずいんやない?なんて思うけれど、この幸せを自ら捨てることも、出来ないままやった。
『最近仕事忙しいの?』
「ん〜、まぁそれなりかなぁ、」
『そうなんだ。』
『あんまり無理しすぎないでね。』
保乃にそう笑いかけてくれるから。
優しい瞳で保乃を捕まえるから。
保乃はいつまで経ってもhkrから抜けれんまま。
超が着くほどの鈍感で、超がつくほど天然タラシなhkrは保乃だけやない、何人もの子をこうやって沼に落としてるんやろ?
保乃の方がhkrの周りにいる子よりも長く居たのに。hkrの隣に立ったのは背の小さな同じクラスの子。
「なぁ、hkr?」
『んー?』
「こんなとこ、彼女に見られたらまずいんちゃう?」
振り切ろう。
この気持ちも全部、無くしてしまおう。
hkrの返事に傷ついて、それでおしまい。
『…ごめん、でも、手離したくない。』
「っ…なんで、」
『分かんない。分かんないけど、保乃ちゃんと手繋いでたい。』
「何それ、」
そんなのズルいよ。
『駄目、かな。』
「…、駅まで、やから。」
『ふふ、うんっ。』
こうしてまたhkrの沼にハマって、抜けれなくなって行く。
『あ、そうそう、お母さんがまた家にご飯食べに来てーって言ってたよ。』
「近々顔出すなぁ、」
『ん、言っとく。』
『てか保乃ちゃんここ1年くらいずっと泊まり来てないじゃん。お泊まりしようよ。』
「お泊まりって、お家隣やん。」
『…そーだけどさー、保乃ちゃんとお泊まりしたい。』
「考えとくー。」
『うわ、それ頭に入れてない人の言葉じゃん。』
「ふふ、そんな事ないよ、」
くだらない話をしながら、駅へ向かっていれば後ろから聞き覚えのある声に話しかけられる
理佐「保乃ちゃん?」
「あ…、理佐さん!!」
『…?』
「会社の先輩、」
『あぁ!どうも、』
理佐「どうも〜、」
「ふふ、2人仲良いね。」
「え?あぁ、ふふ、」
理佐さんの視線が繋がれてる手に行って、思わず解いてしまった。
理佐「あ、そうそう、これこの前忘れてったやつ、」
「あ!すみません、ありがとうございますっ」
理佐「家に置いといても良かったんだけど、一応。」
「ふふ、ありがとうございます、」
この前の飲み会で、でろでろに酔っ払った保乃は1人で家に帰ることも出来ずそのまま理佐さんのお家に連れて帰ってもらった。
その時の忘れ物がまだあったらしい。
『…、あ、忘れ物した。』
「え?なに?」
『保乃ちゃん、取りに帰るの着いてきて。』
「はぁ!?いや、まぁ、余裕あるからええけど、」
『ん、行こ。』
「あ、じゃあ理佐さんまた後で!!」
理佐「ん、また後でね〜!」
理佐さんと離れ、反対の方向へ歩き出した保乃たち。解いてしまった手は再びhkrの手の中にあって、でもさっきよりももっと強く握られている。
「hkr?」
『あの人と付き合ってんの?』
「付き合ってないよ、この前の飲み会でお世話になっただけ。」
『お世話になったって、持ち帰られたってこと?』
「ちゃうよ、もうなんなん?hkrに関係ないやろ?」
『…、私の家には泊まり来ないくせに、あの人のところには行くんだなーと思っただけ。』
「っ…、hkrには、関係ない、」
『関係ないと思ってたよ。でも、さっきの人と保乃ちゃんが仲良さそうにしてんの見てたら意味わかんないくらい嫉妬した。』
「え?」
『あの人のものになって欲しくないって、思っちゃったんだよ、』
「っ…、自分は人のものになってる癖に、」
『保乃ちゃんのモノにしてよ、』
「…何、言ってんの?」
『彼女と別れるから、保乃ちゃんのモノにして。保乃ちゃんを、私のモノにしたくしてしょうがない。』
「っ…、」
言葉は強引で、保乃の願っていた告白じゃないのに、hkrの表情は辛そうで、でも綺麗で、愛おしくて、やっと向いたhkrの矢印に断るなんて選択肢は残っていなかった。
「ずっと、hkrが好きやった、ずっとずっと、保乃のモノにしたかった!」
『…、気づけなくてごめん、ずっと縛ってて、ごめん、彼女と別れたら、ちゃんと告白するから、もっと、保乃ちゃんの理想を叶えるから、待っててくれないかな。』
「もう待ちたない、今すぐ保乃のモノになって、」
『っ…、好きです、私と付き合って、保乃ちゃん。』
「遅すぎや、」
hkrに抱きついて、細い体にぎゅぅっと腕を回して、保乃の返事を待ってるhkrの唇を奪った。
『っ…、ん、』
「幸せにしてくれへんかったら、ほんまにどつき回すから。」
『…ふふ、うん、幸せにする。』
これは狡くて、子供な2人の話。
-fin-
リクエスト 高校生夢主×社会人保乃ちゃん。
クズな夢主に溺れる保乃ちゃん。
『あ…、』
朝、会社に行くため玄関を出れば隣のお家のドアも同時に開いて中からひょっこりと現れたのは制服を身に纏った幼馴染やった。
「ふふ、おはよう。」
『…おはよ。』
「眠そうやな、夜更かししたん?」
『んー、彼女の長電話に付き合わせれた。ふぁー、』
「そっか、程々にな。じゃあ、保乃行くわ。」
『駅まで送ってくよ。』
「何言うてんねん、学校遅れちゃうやろ?」
『久々に会えたし、もっと話したいもん。』
「…なら、でもなぁ…、んー、」
『ん、行くよ。』
「っ…、」
保乃の手を取り、そのまま駅の方へ歩き出したhkr。こんな所彼女に見られたらまずいんやない?なんて思うけれど、この幸せを自ら捨てることも、出来ないままやった。
『最近仕事忙しいの?』
「ん〜、まぁそれなりかなぁ、」
『そうなんだ。』
『あんまり無理しすぎないでね。』
保乃にそう笑いかけてくれるから。
優しい瞳で保乃を捕まえるから。
保乃はいつまで経ってもhkrから抜けれんまま。
超が着くほどの鈍感で、超がつくほど天然タラシなhkrは保乃だけやない、何人もの子をこうやって沼に落としてるんやろ?
保乃の方がhkrの周りにいる子よりも長く居たのに。hkrの隣に立ったのは背の小さな同じクラスの子。
「なぁ、hkr?」
『んー?』
「こんなとこ、彼女に見られたらまずいんちゃう?」
振り切ろう。
この気持ちも全部、無くしてしまおう。
hkrの返事に傷ついて、それでおしまい。
『…ごめん、でも、手離したくない。』
「っ…なんで、」
『分かんない。分かんないけど、保乃ちゃんと手繋いでたい。』
「何それ、」
そんなのズルいよ。
『駄目、かな。』
「…、駅まで、やから。」
『ふふ、うんっ。』
こうしてまたhkrの沼にハマって、抜けれなくなって行く。
『あ、そうそう、お母さんがまた家にご飯食べに来てーって言ってたよ。』
「近々顔出すなぁ、」
『ん、言っとく。』
『てか保乃ちゃんここ1年くらいずっと泊まり来てないじゃん。お泊まりしようよ。』
「お泊まりって、お家隣やん。」
『…そーだけどさー、保乃ちゃんとお泊まりしたい。』
「考えとくー。」
『うわ、それ頭に入れてない人の言葉じゃん。』
「ふふ、そんな事ないよ、」
くだらない話をしながら、駅へ向かっていれば後ろから聞き覚えのある声に話しかけられる
理佐「保乃ちゃん?」
「あ…、理佐さん!!」
『…?』
「会社の先輩、」
『あぁ!どうも、』
理佐「どうも〜、」
「ふふ、2人仲良いね。」
「え?あぁ、ふふ、」
理佐さんの視線が繋がれてる手に行って、思わず解いてしまった。
理佐「あ、そうそう、これこの前忘れてったやつ、」
「あ!すみません、ありがとうございますっ」
理佐「家に置いといても良かったんだけど、一応。」
「ふふ、ありがとうございます、」
この前の飲み会で、でろでろに酔っ払った保乃は1人で家に帰ることも出来ずそのまま理佐さんのお家に連れて帰ってもらった。
その時の忘れ物がまだあったらしい。
『…、あ、忘れ物した。』
「え?なに?」
『保乃ちゃん、取りに帰るの着いてきて。』
「はぁ!?いや、まぁ、余裕あるからええけど、」
『ん、行こ。』
「あ、じゃあ理佐さんまた後で!!」
理佐「ん、また後でね〜!」
理佐さんと離れ、反対の方向へ歩き出した保乃たち。解いてしまった手は再びhkrの手の中にあって、でもさっきよりももっと強く握られている。
「hkr?」
『あの人と付き合ってんの?』
「付き合ってないよ、この前の飲み会でお世話になっただけ。」
『お世話になったって、持ち帰られたってこと?』
「ちゃうよ、もうなんなん?hkrに関係ないやろ?」
『…、私の家には泊まり来ないくせに、あの人のところには行くんだなーと思っただけ。』
「っ…、hkrには、関係ない、」
『関係ないと思ってたよ。でも、さっきの人と保乃ちゃんが仲良さそうにしてんの見てたら意味わかんないくらい嫉妬した。』
「え?」
『あの人のものになって欲しくないって、思っちゃったんだよ、』
「っ…、自分は人のものになってる癖に、」
『保乃ちゃんのモノにしてよ、』
「…何、言ってんの?」
『彼女と別れるから、保乃ちゃんのモノにして。保乃ちゃんを、私のモノにしたくしてしょうがない。』
「っ…、」
言葉は強引で、保乃の願っていた告白じゃないのに、hkrの表情は辛そうで、でも綺麗で、愛おしくて、やっと向いたhkrの矢印に断るなんて選択肢は残っていなかった。
「ずっと、hkrが好きやった、ずっとずっと、保乃のモノにしたかった!」
『…、気づけなくてごめん、ずっと縛ってて、ごめん、彼女と別れたら、ちゃんと告白するから、もっと、保乃ちゃんの理想を叶えるから、待っててくれないかな。』
「もう待ちたない、今すぐ保乃のモノになって、」
『っ…、好きです、私と付き合って、保乃ちゃん。』
「遅すぎや、」
hkrに抱きついて、細い体にぎゅぅっと腕を回して、保乃の返事を待ってるhkrの唇を奪った。
『っ…、ん、』
「幸せにしてくれへんかったら、ほんまにどつき回すから。」
『…ふふ、うん、幸せにする。』
これは狡くて、子供な2人の話。
-fin-
リクエスト 高校生夢主×社会人保乃ちゃん。
クズな夢主に溺れる保乃ちゃん。