▶︎ 櫻坂46
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ブブッ ブルルルブルルル
「…もしもし?」
理佐「こば、鍵開けて。」
「下行くから待ってて。」
お怒りの理佐の声がスマホから聞こえてきて、先程の夢みたいな時間から一気に現実に戻される。
やっとhkrを手に入れたんだ、そう簡単に返すわけないじゃん。
「hkr、ちょっとコンビニ行ってくるね。」
『…ん、すぐ帰ってくる、?』
「ふふ、うん、すぐ帰ってくるよ。」
『いってらっしゃい、』
寝惚け半分のhkrの頭を撫で、しっかりと二重に鍵を閉めてからエントランスに向かった。
理佐「こば、hkr中にいるよね?上がらせて貰えないかな?」
言い方は優しいけれど、声には棘があって、理佐なりの優しさと、私への怒りがぐちゃぐちゃに混ざりあってるらしい。
「んー、ごめん、無理かなぁ。」
理佐「っ…、こばとは喧嘩したくない。だから、お願い、hkrと話をさせて。」
「そーゆう所なんじゃない?」
理佐「…何が?」
「そーやって、自分を理性で押さえつけて、いい子ちゃんになっちゃってさ。私だったらなりふり構わず好きな人の元へ向かっちゃうけどねー。」
理佐「っ…、私は、ただ、こばと喧嘩したくないだけで、」
「私に腹立ってんでしょ?何でそれ出さないの?なんでhkrにもっと執着しないわけ?ほんと意味わかんない。」
理佐「…、早くhkrの所に行かせて。」
一気に雰囲気が変わる。
きっとこれは理佐の奥の奥にあった、誰も見た事のない1面。執着、嫉妬、愛、色んな物が混ざりあって形となったソレは今にでも噛み付いてきそうだった。
「ふふ、無理。」
理佐「…ふぅ、」
「7年ずっーと、hkrだけを見てきて、hkrの味方であり続けた。理佐が他の子に可愛いって言ってる時hkrがどんな顔してたか知ってる?理佐が卒業したあとhkrが頼ってたのは恋人のあんたじゃなくて、ただのメンバーである私だよ。ねぇ、もうわかるでしょ?世代交代、だよ。」
理佐「っ…、ふざけないで。由依にhkrを渡すつもりは無い。hkrは私のhkrだから。」
「…さぁどうだろうね。案外私に揺らいでたりするんじゃない?」
理佐「どーゆう意味?」
プルルルル プルルルル
「ん、もしもし、hkr?」
『由依?何処にいるの、すぐ帰ってくるんじゃないの?』
「あー、ごめんね、ちょっとお客さんにあっちゃって、」
理佐「hkr!!!!」
『っ…理佐、?』
「今からスピーカーにするね。」
理佐「hkr、部屋から出てきて。話がしたい。私はhkrが好きだよ。」
『っ…ごめん、理佐とはもう会いたくない。』
理佐「っ…、誤解、なんだよ、友香とは何もない、っ、なにも、ないんだよ、」
エントランスで泣き崩れた理佐。
画面越しに動揺してるhkrの様子が伺えるけど、そんな様子に打ちひしがれて理佐に返してあげるほど私もヤワじゃない。
「ねぇ、hkr、私はさ7年間ずっと余所見せずhkrを見てきた。でも、hkrがもう一度理佐とやり直したいなら止めないよ。」
『っ…、』
「けど、理佐と幸せそうにしてるhkrを見るのは辛いから、理佐と付き合うなら、私はhkrと関係を切る。全部、サヨナラするよ。」
最悪の人間だと自分でも思う。
hkrの優しさに漬け込んで、その純な心を踏み荒らして、でも仕方ないじゃないか。
そうするしかないほど、私は彼女が欲しいんだ。
理佐から奪いたいんだよ。
理佐「っ…hkr、私を、選んでっ、」
『……、』
「hkr、部屋から出ておいで、エントランスにいる。直接話そう?」
彼女がどちらを選ぶのか、私のモノになるかならないか、分からないこの状況に酷く興奮した。
理佐「…っ、hkr、」
『…理佐、由依、』
「理佐とよりを戻したければ今此処で理佐と出ていって。もし、私を選んでくれるなら、この手を握って欲しい。」
hkrに伸びた二つの手。
21歳の女の子にしては重すぎる決断。
『理佐が、友香と何かあっても、無くても、もうどっちでもいいよ、』
理佐「…それって、」
理佐に近づいたhkr。
『どっちでもいいくらい、どうでもいい。』
理佐「っ…、hkr、?」
『あの場面を見た瞬間一気にどうでもよくなっちゃった。だから、ごめんね、私は理佐とはもう戻れない。』
理佐「待って、待ってよ、」
「hkr、」
『…私は、余所見しないで私だけを愛してくれる人がいい。だから、由依、お家に戻ろう?』
理佐「っ…行かないで、待って、お願い、話を聞いてっ、」
『バイバイ、理佐。』
「行こう、hkr。」
hkrの手を取り部屋に戻る。後ろで理佐の泣き叫ぶ声が聞こえるけど、振り返らずに進んだ。
ドアが開いて、hkrが泣き出した。
『ぐすっ、理佐、理佐ぁっ、』
「…大丈夫、大丈夫だよ、hkr。」
行為中、行為後、何度も私を選ぶように伝え続けた結果がこれだ。hkrの弱みに漬け込んだ最低な私をhkrは選ばざるをえなかった。
hkrは優しいから、優しすぎるから、私みたいな人間に汚される。
「これからはずっと、私がそばに居るから。」
『もう、離れないで、っ、私をひとりにしないでっ、?』
依存すればいいと思った。
私に依存して、どうしようも無くなればいいと。
そのための第1歩が今日だった。
大成功という形で終わった作戦の序章。
これから先も続いていく作戦に胸を躍らせながら苦しそうに私を求めるhkrを抱き続けた。
さぁ、ここからは第2章の始まりだよ。
狡くて、汚くて、最低、だけど、真っ直ぐな愛の物語。
貴女は何処まで耐えられますか?
-fin-
「…もしもし?」
理佐「こば、鍵開けて。」
「下行くから待ってて。」
お怒りの理佐の声がスマホから聞こえてきて、先程の夢みたいな時間から一気に現実に戻される。
やっとhkrを手に入れたんだ、そう簡単に返すわけないじゃん。
「hkr、ちょっとコンビニ行ってくるね。」
『…ん、すぐ帰ってくる、?』
「ふふ、うん、すぐ帰ってくるよ。」
『いってらっしゃい、』
寝惚け半分のhkrの頭を撫で、しっかりと二重に鍵を閉めてからエントランスに向かった。
理佐「こば、hkr中にいるよね?上がらせて貰えないかな?」
言い方は優しいけれど、声には棘があって、理佐なりの優しさと、私への怒りがぐちゃぐちゃに混ざりあってるらしい。
「んー、ごめん、無理かなぁ。」
理佐「っ…、こばとは喧嘩したくない。だから、お願い、hkrと話をさせて。」
「そーゆう所なんじゃない?」
理佐「…何が?」
「そーやって、自分を理性で押さえつけて、いい子ちゃんになっちゃってさ。私だったらなりふり構わず好きな人の元へ向かっちゃうけどねー。」
理佐「っ…、私は、ただ、こばと喧嘩したくないだけで、」
「私に腹立ってんでしょ?何でそれ出さないの?なんでhkrにもっと執着しないわけ?ほんと意味わかんない。」
理佐「…、早くhkrの所に行かせて。」
一気に雰囲気が変わる。
きっとこれは理佐の奥の奥にあった、誰も見た事のない1面。執着、嫉妬、愛、色んな物が混ざりあって形となったソレは今にでも噛み付いてきそうだった。
「ふふ、無理。」
理佐「…ふぅ、」
「7年ずっーと、hkrだけを見てきて、hkrの味方であり続けた。理佐が他の子に可愛いって言ってる時hkrがどんな顔してたか知ってる?理佐が卒業したあとhkrが頼ってたのは恋人のあんたじゃなくて、ただのメンバーである私だよ。ねぇ、もうわかるでしょ?世代交代、だよ。」
理佐「っ…、ふざけないで。由依にhkrを渡すつもりは無い。hkrは私のhkrだから。」
「…さぁどうだろうね。案外私に揺らいでたりするんじゃない?」
理佐「どーゆう意味?」
プルルルル プルルルル
「ん、もしもし、hkr?」
『由依?何処にいるの、すぐ帰ってくるんじゃないの?』
「あー、ごめんね、ちょっとお客さんにあっちゃって、」
理佐「hkr!!!!」
『っ…理佐、?』
「今からスピーカーにするね。」
理佐「hkr、部屋から出てきて。話がしたい。私はhkrが好きだよ。」
『っ…ごめん、理佐とはもう会いたくない。』
理佐「っ…、誤解、なんだよ、友香とは何もない、っ、なにも、ないんだよ、」
エントランスで泣き崩れた理佐。
画面越しに動揺してるhkrの様子が伺えるけど、そんな様子に打ちひしがれて理佐に返してあげるほど私もヤワじゃない。
「ねぇ、hkr、私はさ7年間ずっと余所見せずhkrを見てきた。でも、hkrがもう一度理佐とやり直したいなら止めないよ。」
『っ…、』
「けど、理佐と幸せそうにしてるhkrを見るのは辛いから、理佐と付き合うなら、私はhkrと関係を切る。全部、サヨナラするよ。」
最悪の人間だと自分でも思う。
hkrの優しさに漬け込んで、その純な心を踏み荒らして、でも仕方ないじゃないか。
そうするしかないほど、私は彼女が欲しいんだ。
理佐から奪いたいんだよ。
理佐「っ…hkr、私を、選んでっ、」
『……、』
「hkr、部屋から出ておいで、エントランスにいる。直接話そう?」
彼女がどちらを選ぶのか、私のモノになるかならないか、分からないこの状況に酷く興奮した。
理佐「…っ、hkr、」
『…理佐、由依、』
「理佐とよりを戻したければ今此処で理佐と出ていって。もし、私を選んでくれるなら、この手を握って欲しい。」
hkrに伸びた二つの手。
21歳の女の子にしては重すぎる決断。
『理佐が、友香と何かあっても、無くても、もうどっちでもいいよ、』
理佐「…それって、」
理佐に近づいたhkr。
『どっちでもいいくらい、どうでもいい。』
理佐「っ…、hkr、?」
『あの場面を見た瞬間一気にどうでもよくなっちゃった。だから、ごめんね、私は理佐とはもう戻れない。』
理佐「待って、待ってよ、」
「hkr、」
『…私は、余所見しないで私だけを愛してくれる人がいい。だから、由依、お家に戻ろう?』
理佐「っ…行かないで、待って、お願い、話を聞いてっ、」
『バイバイ、理佐。』
「行こう、hkr。」
hkrの手を取り部屋に戻る。後ろで理佐の泣き叫ぶ声が聞こえるけど、振り返らずに進んだ。
ドアが開いて、hkrが泣き出した。
『ぐすっ、理佐、理佐ぁっ、』
「…大丈夫、大丈夫だよ、hkr。」
行為中、行為後、何度も私を選ぶように伝え続けた結果がこれだ。hkrの弱みに漬け込んだ最低な私をhkrは選ばざるをえなかった。
hkrは優しいから、優しすぎるから、私みたいな人間に汚される。
「これからはずっと、私がそばに居るから。」
『もう、離れないで、っ、私をひとりにしないでっ、?』
依存すればいいと思った。
私に依存して、どうしようも無くなればいいと。
そのための第1歩が今日だった。
大成功という形で終わった作戦の序章。
これから先も続いていく作戦に胸を躍らせながら苦しそうに私を求めるhkrを抱き続けた。
さぁ、ここからは第2章の始まりだよ。
狡くて、汚くて、最低、だけど、真っ直ぐな愛の物語。
貴女は何処まで耐えられますか?
-fin-